implementation

Document 界面 implementation 属性 (DOM)

[4] DOM Documentimplementation 属性は、その文書に関連付けられた DOMImplementation オブジェクトを返します。

仕様書

取得器

[5] 取得器は、その文書に関連付けられた DOMImplementation オブジェクトを返さなければなりません >>3

設定器

[6] この属性読取専用です。

歴史

W3C DOM

[8] implementation 属性および DOMImplementation 界面DOM1 で導入されました。

[1] 属性 Document.implementation は、その文書オブジェクトを処理している DOM 実装 (の DOMImplementation オブジェクト) を返す >>7 とされていました。

[2] また DOM応用は複数の DOM 実装の DOM オブジェクトを使って構わない >>7 とされていました。

[9] DOM0 では Document は予め1つ存在するものでしたが、 Java 等の Webブラウザー以外も考慮した W3C DOM では DocumentDOM 実装によって作られ複数存在し得るものと考えられていたようです。 また複数の DOM 実装が混在することも DOM1 時点から考慮されていました (これは DOM3 で極まることになります)。 DOMImplementationシングルトンとして実装されることを想定していたのでしょう。

DOM4

[10] DOM4 においては DOMImplementationDocument ごとに存在するように改められました。従って複数 DOMImplementation オブジェクトから複数個 Document を作ったとしても、それらで DOMImplementation は共有せず、それぞれのために新たに作られることとなります。 (これは現実の Webブラウザーの挙動を仕様化したものと思われます。)

[11] XBL 2.0 ( ( 版)) <http://dev.w3.org/2006/xbl2/Overview.html#the-implementation-element>

[12] XML Binding Language (XBL) 2.0 ( ( 版)) <http://www.w3.org/TR/2007/CR-xbl-20070316/#the-implementation>

[13] XML Binding Language (XBL) 2.0 ( ( 版)) <http://www.w3.org/TR/2007/CR-xbl-20070316/#binding4>