coded character

符号化文字

[1] 符号化済文字 (ふごうかずみもじ) ((en)coded character) は、 符号化文字集合における (符号化された) 文字です。

仕様書

符号化

[12] 文字コード規格に文字を割り当てることを符号化 (ふごうか) (encode) といいます。

[13] 文字視点 (符号化済文字なること)、 または文字コード規格開発者視点 (符号化済文字すること) の用語でしょうか。 文字コード関連規格や、それに関係する文書でよく見かけます。

[14] 一般の技術者や、文字コード関連以外の多くの技術仕様では、 符号化文字 (やその他のもの) をバイト列として表現する変換・保存・送信のための操作のことを指して言うことが多いようですから、 意味にずれがあります。

符号化済文字

[8] 符号化済文字 (ふごうかずみもじ) (encoded character) (coded character) は、 抽象文字符号点の関連付け (写像) です。 >>35 D11 The Unicode Standard では、 特に断らない限り、 文字 (もじ) (character) とは符号化済文字です >>35

[9] 非公式には、 抽象文字割当済符号点を一緒にしたものと考えることもできます。 >>35 D11

[10] ISO/IEC 10646 ではむしろこちらが coded character の本義だったようです。 語義からもそちらが自然な解釈です。

[11] 1つの抽象文字が、複数種類の符号点符号点の列で表現し得ることがあります。 重複符号化

[15] 符号化済文字列符号化済文字の列とは少し意味が違います。 The Unicode Standard文字列とは符号化済文字列としているので、 文字文字列の意味にずれがあります。

割当済文字

[17] 抽象文字に割当済 (assigned to abstract character) 符号点は、 符号点型図形書式制御私用のいずれかです。 >>44

[7] 割当済文字は、ブロックに属します >>35 D10b ブロック

割当済符号点

[18] 指示済符号点 (designated code point) (割当済符号点 (assigned code point) ) は、 符号点型図形書式制御私用サロゲート非文字のいずれかです。 >>44

[16] 割当済符号点には割当済文字の他に、 サロゲート符号点非文字があります。

[19] 属さないUnicode符号点は、未割当符号点だけです。

歴史

[2]

符号化文字 (coded character)
符号化表現をもつ文字。 (JIS X 0221‐1:2001 4.8)

[3]

A character together with its coded representation. <ISOIEC10646>

[4] RFC 6365 - Terminology Used in Internationalization in the IETF ( 版) http://tools.ietf.org/html/rfc6365#page-6

[6] 特性 (UCD)

[5] 包摂規準