[6] HTTP/1.0 を規定する最新の仕様書は RFC 1945 (1996年) です。
[7] RFC 1945 から派生した HTTP/1.1 はその後何度も改訂されていますが、 HTTP/1.0 の仕様書は20年近く改訂されずに放置されています。
[8] HTTP/1.1 の仕様書で HTTP/1.1 における変更点に関わらない部分は HTTP/1.0
にも適用されると考えるべきです。 RFC 7230 における Host:
ヘッダーのように、 HTTP/1.1 の仕様書で HTTP/1.0
にも適用されることが明示されている規定もあります。
[12] HTTP/1.0 keep alive は RFC 2068 と RFC 7230 により規定されています。 (RFC 1945 には含まれていませんでした。)
[9] その他、 HTTP/1.1 の仕様書は HTTP/1.1 の実装が HTTP/1.0 メッセージを受信した場合の動作を規定しています。
[3] HTTP/0.9 にはプロトコルの版やヘッダー、状態符号のような概念がありませんでした。 要求と応答という概念や要求メソッドと要求URLは HTTP/0.9 から引き継がれていますが、それ以外のプロトコルとしての構文はほとんど別物となっています。
[4] 現在でも簡易的な HTTP の実装は HTTP/1.1 に対応していないことがあります。
[5] HTTP/1.1 には HTTP/1.0 送信者への対処方法が規定として含まれており、 すべての HTTP/1.1 受信者は HTTP/1.0 を処理できる必要があります。 この意味で、 HTTP/1.1 の実装はすべて HTTP/1.0 に対応していると言えます。
[18] Webブラウザーは Fetch Standard により事実上 HTTP/1.1 の実装を要求されています。 Webブラウザーが HTTP/1.0 要求を送信する場面はありません。