DeviceRotationRate

装置の方向 (Web)

仕様書

方向の記述

[32] 装置方向は、基準となる座標枠 (coordinate frame) から装置座標枠への変換として表します >>11

[23] 座標変換 (transformation) は、 基準となる座標枠 (coordinate frame) (X, Y, Z) から装置座標枠 (x, y, z) へと次の通り回転させるものです >>11

  1. [25] 装置座標枠を、基準となる座標枠に揃えます。
  2. [26] 装置座標枠z 軸を α ° 回転させます。
  3. [27] 装置座標枠x 軸を β ° 回転させます。
  4. [29] 装置座標枠y 軸を γ ° 回転させます。
  5. [30] 装置座標枠を返します。

[24] 回転は、右手系によります。すなわち、回転とは、 方向をみたとき時計回りとなる回転をいいます。 >>11

[28] ただし、 α [ 0, 360 ), β [ -180, 180 ), γ [ -90, 90 ) の範囲内とします。 >>11

[31] すなわち、この (α, β, γ) は Z-X'-Y"intrinsic Tait-Bryan angles です。 >>11

[33] 絶対は、基準となる座標枠地球座標枠かどうかとします >>11

[34] α, β, γ の値のいずれかまたはすべてが得られない場合は、 null とすることができます >>11

方向決定に用いる装置

[35] イベント型deviceorientation の場合、 αβγ絶対の決定 (>>32) は、加速度計ジャイロスコープだけを使った何らかの基準からの回転 (絶対 = ) とすることができます。 それが得られない場合や、より高い精度の値が得られる場合には、 地球座標枠からの回転 (絶対 = ) としても構いません。 >>11

[39] イベント型deviceorientationabsolute の場合、 磁力計も用いることができ、地球座標枠からの回転 (絶対 = ) としなければなりません>>36

IDL 属性

[19] DeviceRotationRate インターフェイスIDL属性DeviceRotationRateInit 辞書メンバーDeviceOrientationEvent インターフェイスIDL属性DeviceOrientationEventInit 辞書メンバーである alpha, beta, gamma は、 long? 型です。 IDL属性読み取り専用辞書メンバー既定値null です。 >>11

[20] DeviceOrientationEvent インターフェイスIDL属性DeviceOrientationEventInit 辞書メンバーである absolute は、 boolean 型です。 IDL属性読み取り専用辞書メンバー既定値です。 >>11

[2] これらは、それぞれαβγ絶対を表すために使われます。

[4] DeviceRotationRate インターフェイス >>3DeviceRotationRateInit 辞書 >>3 は、 方向の変化率の記述に用いられます。

[5] このインターフェイスは、文書環境晒されますが、 NoInterfaceObject です >>3

[6] このインターフェイス辞書は、メンバーとして alpha, beta, gamma を持ちます >>3

[7] このインターフェイスは、 rotationRate IDL属性で使われます。 装置の方向の変化率を °/s 単位で表します >>3

関連

[8] GeolocationCoordinatesheading は進行方向を表します。

歴史

[1] DeviceOrientation Event 参照。