DT

dt 要素 (HTML)

[1] dt 要素は、 名前と値の組のうちの名前の部分を表します。

仕様書

意味

[3] dt 要素は、 dl 要素によって表現される名前と値の群のリストの、 名前の部分を表現します >>11, >>8

dl 参照。

[4] 古い時代の HTML では、 dl 要素は「定義リスト」 と呼ばれていたことがあり、 dt 要素は定義する語を表すと理解されていました。 そのために、同じく定義する語を意味する dfn 要素との関係にもやや混乱がありました。

[21] 現在の HTML では、 dl 要素は定義に限らず様々な用途に使えることが極めて明確に規定されています。 dt 要素に定義する語を含めることは、もちろん可能ですが、 それを明示したい場合は dt 要素内で dfn 要素を使う必要があります >>11dt 要素に含まれているからといって、 それだけで内容が定義する語を表しているとは言えません。

タグ

[18] 開始タグは、必須です。

[19] 終了タグは、 次の dt 要素dd 要素開始タグがすぐに現れる場合、 省略できます >>11

属性

[2] 大域属性を使うことができます >>11

内容

[13] フロー内容を含めることができます >>11

[14] ただし、

... を子孫に含めることはできません >>11

文脈

[12] dl 要素子供として、 または dl 要素子供div 要素子供として使えます。

[10] dl 要素名前と値の群を表しますが、 dt 要素は名前を表します。 1つの dl 要素において、 同じ名前の複数の dt 要素があるべきではありません >>8

[22] dt 要素は、同じ名前と値の群の値を表す dd 要素よりも前に置く必要があります。

dl も参照。

要素インターフェイス

[20] dt 要素要素インターフェイスは、 HTMLElement インターフェイスです >>11

HTML もどき

[67] DTBook にもありました。

歴史

HTML4

[6] HTML 4 DTD の注釈 (参考) には definition term と説明があります。

[15] 内容は、 %inline; とされていました。 [5] dt の内容に入るのは dd とは違って行内要素だけなので注意してください。 (意味的には当然です。)

HTML5

[16] HTML5 では、実際の用法に即したものとするため、 内容モデルが大幅に緩和されました。 HTML4 時代は行内内容しか認められていませんでしたが、 HTML5 以後はフロー内容が認められるようになりました。

[17] ただし章節構造に関する要素は、 認められる必要性が無いとして、依然として禁止されたままです。

[7] IRC logs: freenode / #whatwg / 20130604 ( ( 版)) http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20130604#l-1372

[23] dt maps to term role / issue #78 (jasonkiss著, ) https://github.com/w3c/html-aam/commit/7f07e8a740f18164ad23dc8fd0dfb4acc07368f4

[24] DT element change to default role=term (ARIA Working Group Comment) · Issue #78 · w3c/html-aam () https://github.com/w3c/html-aam/issues/78

[25] updates to dl and dt (@jnurthen著, ) https://github.com/w3c/html-aria/commit/bdc9341a86a4b7e22db86e38888c530517f09b73

[26] DT should have a default mapping of term not listitem · Issue #114 · w3c/html-aria () https://github.com/w3c/html-aria/issues/114