[1] 相互運用性 (相互通信性とも) とは、プロトコルが実装間で互いに通信可能である、 文書を記述する言語の解釈が実装間で互いに共通しているといったように、 互換性があって相互にやり取りが可能であるという性質を言います。
[3] 相互運用可能という言い方もよくします。
[5] 相互運用性の向上は、標準化、すなわち仕様の開発の究極の目的です。
[6] が、しばしば忘れられて、仕様書の完成が目標になったり、 標準化団体の承認を受けたりすることが目標になったりします。 参加者の利害調整に失敗し、不完全な仕様書となることもあります。 (現実の実装ではなく) 他の仕様書との整合性が重視されてしまうこともあります。 そうした分野は、結局相互運用性の向上が成らず、 互換性の低い独自仕様の自称「標準準拠」製品が氾濫したり、 標準化団体の地位が低下して標準仕様の改良が止まったりして、 利用者が不利益を被ることになります。
[7] 相互運用性は、定性的な評価 (あるいは感覚的な評価) を受けることがほとんどです。品質検査の通過率などで数値化されることもありますが、 複雑な対象であるほど厳密な測定は難しいものです。
[8] 理想的には、仕様書の適合性に関する要件を満たす実装同士は、 相互運用可能であるはずです。
[2] Formalizing IETF Interoperability Reporting ( 版) http://larry.masinter.net/draft-ietf-newtrk-interop-reports-00.html
[4] 相互運用性 - Wikipedia () https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E4%BA%92%E9%81%8B%E7%94%A8%E6%80%A7