マナー講師マナー

マナー講師マナー

[1] 他人にマナーを講義するときのマナーをみなさんはご存知ですか?

受講料返しとは?

[2] 結婚祝い出産祝いには内祝いを、 香典には香典返しを返しますよね。 マナー講義の受講料にももちろんお返しが必要です!

[3] 講義を受けてくれて「ありがとう」の感謝の気持ちを込めて、 受講料の 3.9 倍が相場といわれていますが、 端数が出て小銭がじゃらじゃらすると相手に失礼になるので、 切りよく4倍を包んで渡すことが多いようです!

[4] 講義や講演会では終了後に1人1人に手渡しするのが正式ですが、 大人数では時間がかかるので、受講料の徴収のときに交換で渡しても問題ありません。 口座振替キャッシュレスでは感謝の気持ちが伝わりにくいので、 必ず現金で渡しましょう。

[5] 書籍のマナー本もマナー講義の一種なので、受講料返しをしなければ読者に失礼となります。 以前は読者カードを送ってきた読者に定価の3.9倍を返金していましたが、 最近は出版社の Webサイトで受け付けているケースが増えてきています。 サイン会で直接渡したり、 受講料返しのお渡し会を開催したりすることもあります。 書籍の場合、 購入時に直接お返しすることが難しいので、 どうしても読者に一手間かけさせてしまいます。 手間賃として数千円くらい多めに包んでおくと良いとされています。

講義動画に関するマナーとは?

[7] マナー講義は、その場で学んで終わりではありません。受講者の皆さんが何度でも復習できるように、講義を動画で残すのがマナーとされています。

最も望ましいのは「生配信」での提供です。もしそれが難しい場合でも、講義当日中に YouTube やニコニコ動画にアップロードして公開するのが良いでしょう。

[8] 公開の際には「限定公開」や「視聴制限」をかけるのはマナー違反です。学びは誰にでも開かれているべきものであり、広く分け隔てなく共有する姿勢が大切です。

[9] また、有料動画もおすすめできません。本来であれば、動画を視聴してくださった一人ひとりに直接お礼金を持参するのが丁寧なマナーです。そのため、無料公開こそが略式のお礼と考えるべきでしょう。

[10] 講師にとって動画公開は「自己アピール」ではなく「感謝の気持ちを形にする行為」です。ぜひ「誰でも見られる・無料で見られる」公開方法を心がけましょう。

メモ

[6] いかがでしたか?