パーザー

構文解析器

[2] 構文解析 (parser) とは、文字列オクテット列を、期待される構文に照らして解釈を試みる操作です。 構文解析を行うソフトウェア、あるいはソフトウェア部品や該当する機能のことを構文解析器 (parser) (パーサー / パーザー) といいます。

[3] 構文解析に含まれる範囲は、場合によって若干の揺れがあります。 字句解析は (広義の) 構文解析の段階の1つですが、 狭義の構文解析には含めないことがあります。 狭義の構文解析の結果を使って入力が言語一致するかどうかを判断したり、 オブジェクトを構築したりする操作は、構文解析に含めたり、 含めなかったりします。

[1] 狭義の構文解析の前後に行う操作は、構文解析対象によっては存在しなかったり、 複数段に分かれていたりします。

[4] 例えば単純な言語では独立した字句解析は存在しないかもしれません。

[5] 構文解析後の処理によっては構文解析の動作モードが異なるかもしれません。

[6] 例えば適合性検査器の一部としての構文解析器は、 通常の構文解析器よりも詳細なエラー報告のために、 通常より厳密な検査を行う (通常より低速な) 動作モードを使うかもしれません。