pragraph
は日本語の段落
と意味が違うだろ、だから p
要素型は段落ではなくパラグラフなんだ、段落っぽくなくてもパラグラフなら p
要素型を使え、というのがパラグラフ非段落説。p
要素型としてマーク付けするべきものである、という主張。div
を使う、という主張になる。パラグラフ非段落説論者は div
直下の PCDATA
を否定する立場にあることが多いので、このような主張とはしばしば対立する。[4] で、段落とパラグラフって実際何が違うんですかね? パラグラフ非段落論者の中にはパラグラフは節であって、 比較的小さな文章のまとまりのことを指すのだという主張がありますけど、 適当な国語辞典でも引いてみると、段落の説明に 「〜。節。」とか書いてあったりするわけです。
で、国語辞典だと
みたいに解説してあったりするわけです。
じゃあパラグラフ非段落論者的にはパラグラフは論説文で、 段落は物事の区切りなんですか? そんな馬鹿な。
[22]
br
で区切られるのが日本語の「段落」だという説もあったらしい。
[23] 思考実験としていろいろ考えてみるのは悪くないのですけど、 それが常識とも直感ともかけ離れてるとしたら、 やっぱり強く主張する前によくよく検討しておくべきですよね。 常識化しているってことは、みんなその常識に従って行動してるわけなんで、 それに沿った使われ方がされてる可能性が高い。 でも例外ケースばかり見てるとその常識が間違ってるんじゃ、 って疑っちゃうんだろう。 本当に常識が間違ってるんだとしたら、 十分な証拠を集めて慎重な行論により提示しないと。 それができてないものは珍説と言わざるをえない。
[21] HTMLにおける「段落」をめぐって, 矢野啓介 (YANO Keisuke), , http://www.asahi-net.or.jp/~wq6k-yn/para.html
[11] Re: 備忘録030901-30/趣味のWebデザイン | securecatの日記 | スラド, https://srad.jp/~securecat/journal/153507
[20] DDT's Room:Web Site Watch Dec-2001, , http://www.remus.dti.ne.jp/~ddt-miz/think/watch/200112.html
[12] Re: DDT's Room:Web Site Watch Sep-2003 | securecatの日記 | スラド, https://srad.jp/~securecat/journal/153620
[13] Re: Web系日記 : 2003年8月 | securecatの日記 | スラド, https://srad.jp/~securecat/journal/150279
[19] DDT's Room:Web Site Watch Sep-2003, , http://www.remus.dti.ne.jp/~ddt-miz/think/watch/200309.html
[9] DDT's Room:Web Site Watch Oct-2003, , http://www.remus.dti.ne.jp/~ddt-miz/think/watch/200310.html
[10] >>5 >>9 のれらの主張は匿名ブロック論とも関わっていた。
[14] HTML要素は口語には向いていないから文章を HTML に合わせて書き換えるべきみたいなこと言い出す人までいる始末。
[15] 文書の記述の手段としてマーク付け言語があって、 マーク付け言語のために文書を書き換えるというのは本末転倒。 個々のマーク付け言語の設計意図による守備範囲というのはあるし、 どんな媒体でも媒体の制約や性質が表現に影響を与えることは避けられないのだが、 HTML は割りと広い範囲をカバーできるように設計されていて、 現に幅広い用途で使われていたにも関わらず、 自分の脳内の「HTML のあるべき姿」に基づきそれに合わない文章を記述する HTML文書の存在を認めたくないという特異な主張が平然と行われていた (しかも HTML に詳しい人達の専門的な議論みたいな見られ方をしていた) のがこの時代。
[16]
日本のそういう人達のコミュニティーは日本に閉じていて、
英語圏の議論とは基本的に連動しておらず、
日本語の段落は云々、だから英語のパラグラフとは違い、
よって HTML の p
とも違う、
というような主張がなされるのだが (その3つの関係性をどう置くかは論者によって違う)、
実は必ずしも日本社会ないし日本語の特異な事情というわけではないようなんよね。
そのことは
XHTML2 や HTML5
が段落をどう扱おうとしたかからも確かめられる。
だけと当時の日本の人達はそこまで把握しないで自分達の脳内の「段落」論をやってる。
(日本語では云々と言ってる人達も日本語学なりなんなりの研究成果等ではなく脳内定義で語っている。)
[17] しかもWebページは従来の文章とは違う (従来の文章に「トップページに戻る」は出て来ない) のに、従来の文章の「段落」論で HTML のあり方を規定しようとしているから、 現実と照らし合わせた時矛盾しか出てこんのよね。 日本語の段落は云々、はいいとして、それとは違う Webページにでてくるこういう構成要素は段落とは違うこれこれだから、 HTML ではこれこれを記述するのが難しく、こういう新機能が求められる、 という方向に進めばもっと建設的だった。 それが出てこなかったのはこの人達のコミュニティーがあまり Webブラウザー開発やWeb標準化と接点を持っていない (皆無ではないんだが) という辺境性と、 どうせ新機能追加を提案しても仕様ができるまで何年かかるかわからない、 出来た所で IE が実装してそうにない、 というこの時代の閉塞感から来てるんだろう。
[7] Web Applications 1.0 r6887 Add a big example to <p> to help authors who want to use logical paragraphs rather than structural ones. ( ( 版)) http://html5.org/tools/web-apps-tracker?from=6886&to=6887
[8] [whatwg] Interpretation issue: can <section> be used for "extended paragraphs"? ( 版) http://lists.whatwg.org/pipermail/whatwg-whatwg.org/2012-January/034337.html
p
やnl
だったり、 microformats だったり、 HTML5 の新しい内容モデルやnav
なりmenu
なりなんだよな。 出発点は同じような所にあっても、口だけの人の集まりか手を動かす人がいるかで結果が違ってくるというのが教訓なのか?