一方,12960000=360×36000と考えれば,1年を360日とした場合の36000年を指すことになるが,これはいわゆる〈プラトン大年magnus Platonicus annus〉(プラトン年Platonic yearまたは単に大年great yearともいう)に一致する。〈プラトン大年〉とは,現在では一般に,春分点が歳差によって黄道を一周するのに要する時間(約26000年)とされているが,古くは,地球をめぐる8天体(太陽と7惑星)が元の位置に戻るのに要する時間をいい,36000は〈完全数〉の名で呼ばれることもあって宇宙の更新が行われる聖なる周期と考えられていた。
古代ギリシアの哲学者プラトンは歴史とは循環するものと考え、その周期を36 000年と試算した。これは「プラトン的転回 (Platonic Revolution)」または「プラトン年 (Platonic Year)」と呼ばれる
天文学的現象の例では、歳差運動によって春分点が移動して一周する約28 000年に対しグレート・イヤー (great year) という名称が与えられている
プラトンは『テアイテトス』にて歴史が循環する期間を36,000年と試算し、これは「プラトン年 (Platonic Year) 」または「プラトン的転回 (Platonic Revolution)」と呼ばれる。
[5] 暦 - Uyopedia, http://uyopedia.a.freewiki.in/index.php/%E6%9A%A6%E5%88%B6#.E3.82.B0.E3.83.AC.E3.83.BC.E3.83.88.E3.83.BB.E3.82.A4.E3.83.A4.E3.83.BC.EF.BC.88.E5.A4.A7.E6.AD.B3.EF.BC.89
北極星の移動周期(歳差運動だが、春分点が黄道を一周する周期と同一現象)である2万5868年については、グレートイヤー (great year)という(これを12分したものがいわゆる「〇〇座の時代」)。
またこのグレートイヤー(2万5868年周期)を「プラトン年」とよびこれを12等分したものを「プラトン月」とも称するがオカルト業界の慣例的な表現であって正しくない。歳差を発見したのは前二世紀のヒッパルコスでありプラトンが生存していた時代のギリシアでは歳差は知られていなかった。正しくはプラトンが言っていたのは3万6000年周期である(後述)。