[4] は「より」の平仮名 (合略仮名) です.

[1] 海外で見た合字について - 日本中近世史史料講読で可をとろう () https://japanesehistorybasedonarchives.hatenablog.com/entry/2017/11/23/190331

20年前の1997年、香港への旅行がブームになった。

さてわたしも例に漏れず、行ってみた。啓徳空港(カイタック空港)が唯一の玄関口だった。

入国審査場で列に並びながら、ふと目に入った日本語の案内板を見つけたがなんと「より」の合字が使用されていたのだ。このソフトでは機種依存文字として登録されている「ゟ」である。

[2] u309f の変更履歴 - GlyphWiki () https://glyphwiki.org/wiki/u309f?action=history

[3] p.268 で使っているフォントの「ゟ」は縦画起筆の押さえなし、 横画右の撥ねなし (右下下がりの押さえ)。 左下の折返しよりも右下の丸まりの下半円が下側に出ている。

[5] 拾萬字鏡さんはTwitterを使っています: 「ゟ(より)の文字は16世紀ごろから使われているみたい。早期の例(画像は『稲富流砲術秘伝授書』(1609年写))を見ると交ざっていたり字形に「より」の原形がはっきり見えたりしてエモい文字なのよ‥ https://t.co/Dix8egHXxy」 / Twitter, , https://twitter.com/JUMANJIKYO/status/1682686200677818373

[6] 潤さんはTwitterを使っています: 「気になって「ゟ」の使用例を手持ちの資料で調べてみたら、古田織部・木下長嘯子(Fig.1)、沢庵宗彭・江月宗玩(Fig.2)の書状では「ゟ」に近い形で書かれ、伊達政宗(Fig.3)は変わった形の「ゟ」を書いていた。常高院と松花堂昭乗の書状(Fig.4)では「よ・り」を繋げたような書き方。いずれも17世紀前半の筆 https://t.co/y6aPy4oJxX」 / Twitter, , https://twitter.com/extudes/status/1682730352589287426