[1] はてなランドは、 株式会社はてなが運営していた SNS サービスでした。
[2] 小中学生を主要な対象ユーザーとしていましたが、 全年齢が利用できました。 ただし出会い系のような不適切な利用を防ぐための制限が一部存在していました。
[10] デスクトップブラウザーやスマートフォンブラウザーのほか、 DSiブラウザーやインターネットブラウザー (ニンテンドー3DS) で快適に利用できるとされていました。 うごメモユーザーの利用しやすい端末として想定されていたとみられます。
[3] コミュニティーごとに投稿できるとともに、 自身のウォールに投稿しともだちの投稿とともに表示できるタイムラインが存在する、 はてなハイクのような多重構造になっていました。
[13] はてなハイクで人気だった「お絵かき」機能も実装されていました。
[5] プロフィールはMyはてな (後のはてなプロフィール) やうごメモはてなと連動していたほか、 学校・学年の登録など独自の項目もありました。
[8] ハッピィ (アバター) は先行していたはてなココでも利用できたほか、 Myはてな (後のはてなプロフィール) やはてなハイクにも表示されました。
[6] タイムラインやともだちは先行していたはてなココや後のはてなOne とも共通していました。
[7] メール・通知機能はうごメモはてな (うごレター) やはてなココなどと共通していました。
[4] はてなランドはサービス開始後まもなく休止し、そのまま閉鎖されました。 閉鎖の理由は保護者が安心して子供に利用させられる別サービスを開発するためと説明されました。
[11] 後継サービスとして明言はされていないようですが、 株式会社はてなの SNS サービスとして に はてなOneが、 任天堂運営、株式会社はてな開発の SNS サービスとして に Miiverse がサービス開始されました。 前者は一部サービス構成が類似しておりデータも引き継がれていました。 後者はサービス構成が非常によく似ていましたがデータは共用していませんでした。
[14] サービス開始直後、若年層向け SNS ということで子供の保護が不十分ではないかとの批判が はてなブックマークや 2ch で話題になりました。 年齢によってともだちになれる、なれないなど未成年者の保護のためらしき制約があることも報告されていましたが、 未成年者に出会えるサイトで危険なのではないかと強く非難する人達もいました。
[15] 株式会社はてなははてなランドの時点で約2年間うごメモはてなを運営しており、 多くの小中学生が利用していました。 うごメモには通報や閲覧制限の機能や啓蒙コンテンツなどが整備され、 コミュニティーとして正常に運営されていたようにみえました。 それ以後も含めたうごメモはてなの歴史上、 あるいははてなランド自体について、 ユーザー間のトラブルに関する報道は見当たりません。 しかし批判的な人達は株式会社はてなの運営実績を鑑みなかったようです。
[16] 従いまして、何らかの事件により閉鎖に追い込まれたとするよりは、 子供にとって危険な可能性があるとする批判的世論に耐えられなかったと解釈するのが適切と考えられます。 であるからこそ後続の Miiverse は任天堂との共同事業 (下請け?) として信頼を得ようとしたのでしょう。