text/css媒体型

MIME 型 text/css

[1] text/css は、CSSMIME型です。

引数

[6] charset引数があります >>4charset 引数は必須ではありません >>4。明記されていませんが text/* の共通の charset 引数の定義によるものと思われます。

[7] この引数の値を使って復号する処理は CSS Syntax Module Level 3 ( 版) http://dev.w3.org/csswg/css-syntax/#input-byte-stream で規定されています。 charset 名は Encoding Standard により解釈されます。

[8] CSS の構文が US-ASCII であり、 charsetUS-ASCII超集合であればよいと >>4 には記述されています。ここでいう「超集合」が何かは不明瞭ですが、 ISO-8859-1 のような US-ASCII の単純な拡張の他、 Shift_JIS のように ASCII 領域が US-ASCII と異なるもの、 ISO-2022-JP のように ASCII 領域が別の意味に解釈される場合もあるもの、 UTF-16 のように8ビット符号ですらないものなど様々な charset が現実には用いられています。 >>7 では Encoding Standard を参照しています。
[9] >>6 の推測 (MIMEcharset の定義の援用) と >>7Encoding Standard に基づく解釈は、厳密には異なります。現実の Web の世界での解釈に近いのは >>7 です。

実装

[3] 実世界では CSS スタイル・シートであっても text/css と正しく札付けされていないことがあります。 Gecko無奇癖モードでは text/css とされていないスタイル・シートは無視しますが、 そのように仕様変更がなされた時以来、 Gecko でだけ正しくレンダリングされない現象が多発しています。 これは HTTP における媒体型の仕組みの失敗を象徴する事例の1つです。

拡張子

[10] 拡張子としては .css が用いられます。 >>4

Macintosh ファイル型

[11] Macintoshファイル型としては css (4文字目は SPACE) が用いられます。 >>4

[12] 実際には TEXT が用いられることが多かったのではないでしょうか。

関連

[2]text/css」は CSS を表すインターネット媒体型 (MIME型) ですが、 CSS媒体照会で使われる「媒体型」とは関係がありません。

歴史

[102] draft-ietf-html-style-00, https://datatracker.ietf.org/doc/html/draft-ietf-html-style-00

[103] draft-ietf-html-style-01, https://datatracker.ietf.org/doc/html/draft-ietf-html-style-01

[19] >>102 の例文だと application/css になっているのが >>103 だと text/css になっている。

[13] Fold request type into destination (annevk著, ) https://github.com/whatwg/fetch/commit/d7052e2b6d24d04caa2cea8ef664923ecdb1e35c

[14] Improve <style> and <script> processing and conformance (domenic著, ) https://github.com/whatwg/html/commit/9c612ac8641b5174849a2d3cb924fe662a8d3a09

[15] 788096 - CSS should be restricted to reasonable MIME types in quirks mode. - chromium - Monorail () https://bugs.chromium.org/p/chromium/issues/detail?id=788096