multipart/encrypted媒体型

MIME型 multipart/encrypted

MIME を使って暗号化メッセージを送るための形式です。 RFC 1847 urn:ietf:rfc:1847 で定義されてます。 なお、 RFC 1847 では multipart/signed媒体型も定義されてます。 暗号化までしなくても、署名だけで十分な場合は、そっちを使います。

応用

媒体型パラメーター

boundarymime.boundary必須多部分境界 [MIME] (See multipart/*媒体型)
protocolmime.type "/" mime.subtype必須暗号化媒体型 [RFC1847]

protocol

多部分本文

最初の部分は、制御情報を入れます。ここの媒体型が、 protocol パラメーターと一致しなければなりません。

2番目の部分は、暗号化された実際のデータで、必ず application/octet-stream でなければなりません。

作成 (暗号化)

1. 暗号化する MIME 本文・頭を用意する。本文は正規形でね。

2. MIME 本文・頭を暗号化処理に渡す。

3. 暗号化処理は制御情報と暗号化データを返す。

3.5. 戻って来たデータを元に、 multipart/encrypted 本文を構成する。

復元 (解読)

1. 最初の部分の制御情報と2番目の部分の暗号化データを用意する。

2. 解読処理に2つの部分を渡す。

2.5. 解読処理は解読結果を返す。

3. 処理を続行。

メモ

[1] 2.2.9.1.3.1.1 HTTP Headers ( 版) https://msdn.microsoft.com/en-us/library/dd304495.aspx

[2] RFC 7681 - Email Exchange of Secondary School Transcripts ( 版) https://tools.ietf.org/html/rfc7681

[3] RFC 4450: Getting Rid of the Cruft: Report from an Experiment in Identifying and Reclassifying Obsolete Standards Documents, , https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc4450.html#appendix-A