仕様書

構文

[12] implements 文は、次のような定義です >>10。

A implements B;

[13] これは、 A を実装するオブジェクトが B も実装しなければならないことを表します >>10。

制約

[16] 両辺が表すものはインターフェイスでなければなりません。 ただしコールバックインターフェイスであってはなりません。 >>10

[15] 両辺のインターフェイスは異なるものでなければなりません。 一方が他方を継承していてはなりません。 >>10

[14] implements 文は推移的に適用されます >>10。

[17] implements 文を有向グラフの辺としたとき、 循環してはなりません >>10。

interface B {};
interface C {};
interface D : C {};
B implements D;
C implements B;

[21] ただし左辺が補助的インターフェイスであるような implements は勧められていません (discouraged) >>10。 (推移的に適用されるような implements を書くべきではありません。)

[24] implements によって生じるメンバーの制約については、 派生的インターフェイス群を参照してください。

補助的インターフェイス

[19] あるオブジェクトが実装するインターフェイスのうち、 implements 文の右辺に指定されているものや、 その継承インターフェイスのことを、 補助的インターフェイス (supplemental interface) といいます >>10。

[20] すなわち、 interface の : で表されるような本筋の継承関係ではなく、 implements によって追加で実装するよう指定されているインターフェイス群のことを補助的インターフェイスと呼んでいます。

[23] 派生的インターフェイス群と似ていますが、補助的インターフェイスの方がより多くのインターフェイスが該当します。 継承インターフェイスの implements は補助的インターフェイスになりますが、 派生的インターフェイス群にはなりません。

歴史