[5] selector()
という独自の素片識別子構文
>>4 を規定しています。
follows the same, “functional” syntax as used, for example, by the XPointer Framework [xptr-framework]
... と説明されており >>4、 XPointer を参照していますが、 XPointer scheme であるとは述べていません。またその『「関数型」構文』も例示だけで実質的な規定が何もないという、 いくら W3C WG Note とはいえ事実上実装不能な杜撰な仕様書です。
[6] 実際に採用する MIME型がなければ使えない >>4 とMIME型と素片識別子の原則に即した注記をしつつも、 他の WG Note では明らかに HTML文書らしき URL で本構文を使った例文が示されています >>3。しかし HTML の素片識別子構文として正式に採用されることを目指した動きは今のところなさそうです。
[8] 同じく W3C で標準化され CSS や DOM で使われている Selectors は、 CssSelector という名称で本項の「Selector」の一構成機能となっています。 なぜ後発の本機能が敢えて衝突する名称を採用したのかは不明です。
[9] Locators for Web Publications () <https://w3c.github.io/publ-loc/>
[10] Selectors and States () <https://www.w3.org/TR/selectors-states/>