転校生マオ

転校生マオ

[1] 天才てれびくん内で1994年 (2年目) 1学期の木曜日 (『T.T.K. Drama Special』枠) に放送されていたホラー系のドラマ。

ミカのクラスに転校生のマオがやってきた。しかしマオは不思議な力の持ち主で、 彼の周りで次々と不思議な出来事が巻き起こる・・・という話。

[2] 他の天てれ内アニメ・ドラマと同様に、本放送と総集編があって、 本放送はスタジオトークの後の18:05くらいからスタート。 総集編は本放送2回分で1回の放送で、オープニング・エンディングを含めて25分です。 オープニングとエンディングはタイムマシーンで行こうYou You You で、オープニングの映像は本放送・総集編ともに時は二十一世紀〜 → てれび戦士ですが、エンディングの映像は、総集編は専用の物 (出演者の顔の静止画が何枚か。) でした。

[3] 特殊能力の効果を除いて、すべて実写で、撮影も実際の小学校で行われています。

[9] とノベライズされていたようですけど、現在入手できないようですね。

粗筋

[4] 粗筋を書いておきます。当然ながらネタばれです。 もう再放送もないでしょうし、 DVD 化も絶望的ですが。。。

<http://members.jcom.home.ne.jp/erim/ttk.html> にある回は省略しています。ちなみにこのサイトは 『転校生マオ』の詳しい内容に触れた、 現時点でおそらく唯一のサイトでしょう。

第1話『転校生』

第2話『予感』

第3話『事故』

前回までの粗筋:

不思議な転校生マオを呼び出したケンタ達は、気が付くと体育館で倒れていた。 翌日、何者かによって学校の兎が殺された。犯人の疑いをかけられるケンタ達。 そしてその夜、トオルとヨシオに迫る黒い影。 急ブレーキの音と共に転がったバッシュは、 そして、ヨシオの命は。

ヨシオは交通事故で入院する。兎殺害疑惑が原因で自作を図ったという噂を聞いた先生は、 ケンタとトオルに必死に釈明する。

先生
先生は君達の事を疑ったことは一度もない。わかったな!
トオル
なんだよ転々態度変えちゃってぇ。
ケンタ
大人は汚ぇよ。
ケンタ
あーあ。絶対先生なんかになりたくないなあ。
トオル
大丈夫、絶対なれないから。

しかしその後トオルはミカにまで兎事件で疑われていることを知って衝撃を受けます。

ヨシオは病室 (205号室) でトオルに、3人と同じバッシュの人に突き飛ばされたことを教える。 トオルは同じ頃ケンタに会っている。犯人はケンタなのか。

第4話『疑惑』

トオルは夜道で何者かに遭遇し驚く。翌朝、ケンタに対するトオルの態度は豹変、 そして、ケンタが花壇事件の犯人であると先生に伝えるのであった。 ちらつくマオの姿。

ヨシオはケンタに突き飛ばされたことを伝え、バッシュから犯人を捜すことを依頼する。 ケンタがヨシオに花壇事件の嫌疑を告げると、ヨシオはその犯人を見たかもしれないと言う。 しかし、その会話はマオに聞かれていた。

第5話『仮面』

前回までの粗筋:

ヨシオを突き飛ばした謎の犯人は、赤いバスケット・シューズを履いていた。 湧き上がる疑惑。やはり犯人はケンタなのか。一方、何者かに襲われたトオル。 その背後で見え隠れするマオの影。だが、花壇事件の真犯人を目撃していたものがいた。 ヨシオの見た犯人とは。

ケンタと分かれたヨシオは、マオに気づく。病院内を逃げ回った末、 屋上でマオが地上を歩くのを目撃する。安心して振り返ると、 なんと、マオはそこにいて、襲われたのだった。

ミカ
はい、これ。
レナ
クッキー。
ミカ
レナちゃん何でもわかっちゃうからつまんないよー。
レナ
やだなミカちゃん、クッキーのにおいがしたからだよ。
ミカ
なーんだ、また霊感かと思った。
レナ
ありがとう。

レナはミカに、マオが力を持っていることを教える。 その時、マオがレナの前に現れる。

レナ
ミカちゃんには手出しさせないわ。
マオ
あいにく、結城ミカはマオくんのお気に入りでね。

翌朝(?)、ケンタは、トオルとヨシオに、 マオらしき男が隣の駅の前の靴屋で3人組と同じバッシュを買ったことを知らせたが、 2人はケンタが犯人だという。

ミカとマオは遊園地でデート。帰りにミカはクッキーを渡して走り去るが、 マオは豹変、クッキーを踏みつける。

トオルとヨシオはマオと共に暗黒の世界に行き、洗脳される。 (おそらく洗脳の第2段階。) アキラはその現場を目撃する。

第6話「追求」

ケンタとマリモは放課後マオを尾行するが、ケンタは公園の噴水で幻覚(?)を見せられ、 マリモはマンションの屋上から植木鉢を落とされたところをレナに助けられる。 レナは、ミカ, マリモ, ケンタ, アキラを集めてマオの話をするが、 ミカは信じられないでいる。

夜の踏切。金属バットを持ったマオが現れる。逃げるミカ。 小部屋に追詰められ、マオが近寄ってきた。

第7話「消失」

マオの金属バットがミカを襲う・・・のは夢だった。

トオルとヨシオを誘き出すレナ。レナは2人からマオのことを聞き出そうとする。 ところがそれは罠だったのだ。レナ (とその周辺) は切取られてマオに闇の世界へ送られてしまう。

マオ
これで邪魔者はいなくなった。さあ、ゲームを始めようか。

アキラは、マオ達3人が兎小屋を襲うからと、ケンタを連れて学校に行く。 2人は逃げるマオ達を追うが、アキラがケンタの足をかけて転ばす。 そこに先生がやって来て、ケンタは兎殺し (未遂) の犯人にされてしまう。

夜道でミカはマオに出会う。マオはミカを車道に突き飛ばそうとするが、 もう一人のマオが必死に止める。

ケンタは、トオルとヨシオに仲間にいれるように土下座して頼み、 何でも言うことを聞くと約束する。2人のランドセルを持って下校するケンタ。 その時突然前を歩いていたマオが苦しみだして、もう一人のマオが現れた。

第8話「救出」

第9話「逆転」

第10話「覚醒」

第11話「反撃」

トオルとヨシオは元の意識が戻る。

ミカとレナは、マオの過去を調べる。

マオは、親友のユウマに、引越すことを告げ、大切にしていた人形を渡すが、 マオと同じ小学校に行けると信じていたユウマは人形を海に投捨てた。 怒ったマオはユウマと取組合いになり、ユウマを突落とす。 マオは、怖くなって逃げてしまう。

ケンタ, アキラ, マリモはマオに遭遇。マオはトオルとヨシオを呼ぶ。 ところが、トオルとヨシオはマオを取押さえる。5人はマオを目隠しし、 倉庫に閉込める。

レナは鳩にユウマの現状を調べさせる。それを「優しい方のマオ」 に伝えようとするレナとミカ。そこに、マオ捕獲の知らせが。

アキラの悲鳴。マオは倉庫から逃走。一同はマオを探しに行くが、 アキラは倉庫に閉込められており、レナの前に現れたアキラは実はマオであった。

第12話「終焉」

放送

[5] >>2 の通り、週1回の本放送 (12分程度) が全12回と、夏休みに総集編 (25分) 全6回がありました。

本放送:

1994年4月7日(木)第1話「転校生」
1994年4月14日(木)第2話「予感」
1994年4月21日(木)第3話「事故」
1994年4月28日(木)第4話「疑惑」
1994年5月12日(木)第5話「仮面」
1994年5月19日(木)第6話「追求」
1994年5月26日(木)第7話「消失」
1994年6月2日(木)第8話「救出」
1994年6月16日(木)第9話「逆転」
1994年6月23日(木)第10話「覚醒」
1994年6月30日(木)第11話「反撃」
1994年7月7日(木)第12話「終焉」

総集編:

1994年7月27日(水)第1話・第2話
1994年7月28日(木)第3話・第4話
1994年8月1日(月)第5話・第6話
1994年8月2日(火)第7話・第8話
1994年8月3日(水)第9話・第10話
1994年8月4日(木)第11話・第12話

オープニング

まず最初に「T.T.K. DRAMA SPECIAL」というロゴが入る (総集編ではその前にてんてれのオープニング (「時は21世紀〜」と 『タイムマシンで行こう』、映像は1994年度版))。 続いて前回の粗筋 (総集編ではカットされていることがある)、 その後『転校生マオ』のロゴ。 (総集編では以上は省略され、本編 A の直後に本編 B がすぐ始まる。)

エンディング

本放送では本編の後、てんてれのアイキャッチの後、てんてれ後半へ。

総集編は本編2回分の後、エンディング。 エンディング曲はてんてれのエンディング曲、『YOU YOU YOU』。 映像は、最終回以外は、てんてれ本放送時と同じ水色の万華鏡的模様の背景に、 視聴者からのイラストの紹介 (1回3点) と第1話からの静止画4点 + 出演者・スタッフ一覧。 最後にてんてれのロゴ (本放送と同じ) で終わり。

総集編最終回は、白黒二色の背景と登場人物のアップに出演者・スタッフ一覧。

登場人物・スタッフ

木崎麻生 (マオ) (新井健)
3年1組への転校生。いつも同じ服・短パンを着ている。 小学校入学前は離島に住んでいた。不思議な力 (青色) の持ち主。
結城ミカ (清水真実)
三つ編×2の女の子。準主役らしいが、 話の進行は概ねミカ視点だ。マオにほのかに恋心を抱く。
真行寺レナ (小野智子)
神社の女の子。ミカの友達 (同い年か)。 特別な力 (マオとは異なる種類で、赤色) の持ち主で、 鳥や魚と会話できる。気味が悪いと評判らしい。 いつも制服 (ミカ達とは別の学校。) だが、一回だけ私服で登場。
長谷川マリモ (金沢明蘭)
ミカの親友。どこからか色々な情報を聞き出してくるが、 信用度はいまいちらしい。家は蕎麦屋で、放課後は手伝いをしている。 おばちゃんも駅前で蕎麦屋を営んでいるが、 自分の家の方が美味いと自負している。3人組とは仲がよろしくない (とはいっても喧嘩するほど〜的な関係)。
大場ケンタ (雨宮章郎)
太った餓鬼大将型で、3 (+ 1) 人組のリーダー。 ミカに恋心を抱いている。家は靴屋で、発売前のバッシュを取寄せて3人組で履いている。 マリモには「 (ブタ) ケン」と呼ばれている。
井上由雄 (ヨシオ) (柴田綾太)
ケンタ達3人組のうちの一人。 夜遅くまで塾に通っている。
柳沢トオル (杉山丈二)
ケンタ達3人組のうちの一人。夜遅くまで塾 (ヨシオと同じ。) に通っている。
山崎アキラ (立沢貴明)
3人組と行動を共にすることも少なくないようだが、 やや距離を置いている。自転車に乗っている場面が多い。
先生 (便辺弁)
3年1組の担任。3人組に手を焼き過ぎて、 事あるごとに3人組を疑う癖がついているようだ。しばしば登場するが、 顔は一度も晒していない。
校長 (翠敏夫)
かなりの愛煙家と見える。 2回だけ登場しているが、どちらも顔は晒していない。
木崎麻生 (マオ) (幼年時代) (吉田征也)
海に山に元気に遊ぶ少年 (推測)。 もうすぐ小学生になるのだが、親がサラリーマンで転勤がたまにあるようだ。
ユウマ (立沢真明)
マオと同年齢で、もうすぐ小学生 (当時)。 マオと一緒に小学校に行く約束をしていた。
3年1組 (劇団いろは)
3年1組の児童に限らずエキストラは皆劇団いろはの人か。 背景以外で話に関わることはほとんどない。
ナレーション (千葉繁)
前回の粗筋を読上げる。
声 (大友龍三郎)
闇の世界の意思。マオ達に指令を出している。
脚本 (渡邊シゲル, 佐藤菜穂子)
CG (田中秀幸)
闇の世界の怪しげな背景。
撮影協力 (新田小学校)
話の中では「南海浜第五新星小学校」。 ドラマに丁度良い川がすぐそばを流れていて、登下校シーンでよく登場する。

メモ

[6] ミカってミカンかと思ってました。。。

転校生マオ