東ヌサ・トゥンガラ州(インドネシア語:Nusa Tenggara Timur, 略:NTT)は、インドネシアの州で、西ティモールを含む小スンダ列島の東側部分である。州都はクパンで西ティモールにある。州はおよそ550にも及ぶ島々で構成されており、フローレス島、スンバ島、ティモール島の西側半分である西ティモール の3つの大きな島がある。ちなみにティモール島の東側半分は東ティモールとして独立している。そのほかの島々は、アドナラ島、アロール島、エンデ島、コモド島、ルムバダ島、ムニポ島、リンカ島、 ロテ島 (インドネシア最南端の島)、 サヴ島、スマウ島、 ソロール島などがある。
宗教[編集]
キリスト教徒が90%以上の州である。また、同州はマルク諸島やイリアン・ジャヤのマルク諸島・アンボンの宗教紛争(英語版)を逃れてきたキリスト教徒の難民の避難先となっている。
経済[編集]
州の経済指標はインドネシアの平均よりも低く、インフレ率は年率15%と高い。失業率は30%である。(2003/04 ユネスコUNESCO資料)
教育[編集]
識字率は22-24%で、中等教育の就学率は39%である。これはインドネシア平均の80.49に比べ極端に低い。(2003/04 ユネスコUNESCO資料)
衛生[編集]
安全な水、公衆衛生、衛生施設の不足から、子どもの栄養失調率(32%)並びに幼児死亡率(1000人中71人)ともインドネシアの中で最も高い州のひとつである。 (2003/04 ユネスコUNESCO資料)
行政区分[編集]
東ヌサ・トゥンガラ州は20県、1都市に分けられている。
県[編集]
県-(県都)
西スンバ県(英語版) – (ワイカブバック(英語版))
東スンバ県(英語版) – (ワインガプ: Waingapu)
中部スンバ県(英語版) - (ワイバクル(英語版))
南西スンバ県(英語版) - (Tambolaka)
マンガライ県(英語版) – (ルトゥン(英語版))
シッカ県(英語版) – (マウメレ: Maumere)
ンガダ県(英語版) – (バジャワ(英語版))
エンデ県 – (エンデ)
東フローレス県(英語版) – (ララントゥカ: Larantuka)
クパン県(英語版)
中南部ティモール県(英語版) –(ソウ(インドネシア語版))
中北部ティモール県(英語版) – (クフ