[1] 青函トンネルの竜飛海底駅
41.2572222222222 140.348055555556
竜飛海底駅(たっぴかいていえき)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜にある北海道旅客鉄道(JR北海道)海峡線(津軽海峡線)の駅である。青函トンネル内の海底部の区間に設けられている。 本項では青函トンネル記念館青函トンネル竜飛斜坑線の体験坑道駅(たいけんこうどうえき)についても述べる。
概要[編集]津軽海峡の海底下約100mの地中を穿って設けられたトンネルで、全長は53.85 kmである。これは1988年(昭和63年)の開業以来、交通機関用のトンネルとして世界一の長さ[3]を保っているが、全長57.091kmの鉄道トンネルとして建設中のスイスのゴッタルドベーストンネルが開業(本坑は2010年10月15日に貫通している)すると、世界一の座は失うことになる[4]。また、全長が約53.9kmであることからゾーン539の愛称がある。なお、青函ずい道と表記されていたこともある[5]ほか、トンネル出入口の扁額には青函隧道と表記されている。青函トンネルの木古内駅方には、非常に短いシェルターで覆われたコモナイ川橋梁、さらに長さ約1.2kmの第1湯の里トンネルが続き青函トンネルに一体化しており、これらを含めたトンネル状構造物の総延長は約55kmになる。青函トンネルを含む区間は海峡線となっており、北海道函館市 - 青森県青森市間を結ぶ津軽海峡線の一部だが、新幹線規格で建設されており、将来北海道新幹線も通る予定になっている。長大なトンネル内の安全設備として、列車火災事故などに対処するため、青函トンネル途中(海岸直下から僅かに海底寄り)に消防用設備や脱出路を設けた定点という施設が2箇所設置された。これは1972年(昭和47年)に国鉄北陸本線の北陸トンネル内で発生した列車火災事故を教訓にしたものである。なお、開業初日には3か所の火災検知器が誤作動を起こし、快速海峡などが最大39分遅れるトラブルも発生している。また、開業後はこの定点をトンネル施設の見学ルートとしても利用する事になり、吉岡海底駅(地図)と竜飛海底駅(地図)と命名された。この2つの駅は、見学を行う一部の列車の乗客に限り乗降できる特殊な駅であるが、吉岡海底駅は2006年8月に長期休止となっているほか、竜飛海底駅も2013年11月から休止となる予定である。また、2014年春には駅としては廃止する方針をJR北海道が示している(それ以降は「定点」となる。)。トンネルの最深地点には青色と緑色の蛍光灯による目印がある。また、青函トンネルは通信の大動脈でもある。青函トンネルの中には開通当時の日本テレコム(現:ソフトバンクテレコム)が光ファイバーケーブルを敷設しており、北海道と本州を結ぶ電信・電話の重要な管路となってい
概要[編集]
津軽海峡の海底下約100mの地中を穿って設けられたトンネルで、全長は53.85 kmである。これは1988年(昭和63年)の開業以来、交通機関用のトンネルとして世界一の長さ[3]を保っているが、全長57.091kmの鉄道トンネルとして建設中のスイスのゴッタルドベーストンネルが開業(本坑は2010年10月15日に貫通している)すると、世界一の座は失うことになる[4]。また、全長が約53.9kmであることからゾーン539の愛称がある。なお、青函ずい道と表記されていたこともある[5]ほか、トンネル出入口の扁額には青函隧道と表記されている。
青函トンネルの木古内駅方には、非常に短いシェルターで覆われたコモナイ川橋梁、さらに長さ約1.2kmの第1湯の里トンネルが続き青函トンネルに一体化しており、これらを含めたトンネル状構造物の総延長は約55kmになる。
青函トンネルを含む区間は海峡線となっており、北海道函館市 - 青森県青森市間を結ぶ津軽海峡線の一部だが、新幹線規格で建設されており、将来北海道新幹線も通る予定になっている。
長大なトンネル内の安全設備として、列車火災事故などに対処するため、青函トンネル途中(海岸直下から僅かに海底寄り)に消防用設備や脱出路を設けた定点という施設が2箇所設置された。これは1972年(昭和47年)に国鉄北陸本線の北陸トンネル内で発生した列車火災事故を教訓にしたものである。なお、開業初日には3か所の火災検知器が誤作動を起こし、快速海峡などが最大39分遅れるトラブルも発生している。また、開業後はこの定点をトンネル施設の見学ルートとしても利用する事になり、吉岡海底駅(地図)と竜飛海底駅(地図)と命名された。この2つの駅は、見学を行う一部の列車の乗客に限り乗降できる特殊な駅であるが、吉岡海底駅は2006年8月に長期休止となっているほか、竜飛海底駅も2013年11月から休止となる予定である。また、2014年春には駅としては廃止する方針をJR北海道が示している(それ以降は「定点」となる。)。トンネルの最深地点には青色と緑色の蛍光灯による目印がある。
また、青函トンネルは通信の大動脈でもある。青函トンネルの中には開通当時の日本テレコム(現:ソフトバンクテレコム)が光ファイバーケーブルを敷設しており、北海道と本州を結ぶ電信・電話の重要な管路となってい
青函トンネルにある世界で初めての海底駅の「竜飛海底駅」が北海道新幹線の工事に伴い、ことし11月で事実上廃止されることになりました。 これで国内にある鉄道の海底駅はすべて姿を消すことになります。青森県の竜飛崎の海面下134メートルにある「竜飛海底駅」は、25年前の昭和63年に、青函トンネルの開通に合わせて、北海道側の吉岡海底駅と共に開業した世界で初めての海底駅です。 JR北海道によりますと、平成27年度末の北海道新幹線の開業に向けてトンネルの改修が必要になるため、見学者向けに続けてきた下り3本、上り1本の特急列車の停車をことし11月10日で取りやめる方針を固めたということです。 トンネル内にあった写真パネルや掘削装置などの展示物はすべて撤去し、その後、一般の見学者を受け入れる予定は無いとしていて、竜飛海底駅は事実上、廃止されることになります。 JR北海道によりますと、竜飛海底駅を利用して青函トンネルを見学した人は、平成10年度はおよそ1万4000人でしたが、昨年度はおよそ4300人でした。 北海道側の吉岡海底駅は、新幹線の工事に伴って平成18年8月以降休止が続いていて、国内にある鉄道の海底駅はこれですべて姿を消すことになります。
青函トンネルにある世界で初めての海底駅の「竜飛海底駅」が北海道新幹線の工事に伴い、ことし11月で事実上廃止されることになりました。 これで国内にある鉄道の海底駅はすべて姿を消すことになります。
青森県の竜飛崎の海面下134メートルにある「竜飛海底駅」は、25年前の昭和63年に、青函トンネルの開通に合わせて、北海道側の吉岡海底駅と共に開業した世界で初めての海底駅です。 JR北海道によりますと、平成27年度末の北海道新幹線の開業に向けてトンネルの改修が必要になるため、見学者向けに続けてきた下り3本、上り1本の特急列車の停車をことし11月10日で取りやめる方針を固めたということです。 トンネル内にあった写真パネルや掘削装置などの展示物はすべて撤去し、その後、一般の見学者を受け入れる予定は無いとしていて、竜飛海底駅は事実上、廃止されることになります。 JR北海道によりますと、竜飛海底駅を利用して青函トンネルを見学した人は、平成10年度はおよそ1万4000人でしたが、昨年度はおよそ4300人でした。 北海道側の吉岡海底駅は、新幹線の工事に伴って平成18年8月以降休止が続いていて、国内にある鉄道の海底駅はこれですべて姿を消すことになります。
北海道と青森県を結ぶ青函トンネルを走っていた特急電車の車両から煙が上がり乗客120人余りが地上に避難したトラブルで、JR北海道は国土交通省の立ち会いの下、原因の究明に向けた本格的な調査を進めています。JR北海道は4日、トラブルを起こした車両を函館市内の施設に移し、国土交通省北海道運輸局の立ち会いの下で本格的な調査を始めました。 車両は平成14年に製造され、3日の運転前の点検では異常は見つからなかったということですが、これまでの調査で、モーターの回転数を制御する装置に何らかの不具合が起きて、モーターにつながる配線に電流が流れすぎ、配線を覆っていた膜が焦げたとみられるということです。 JR北海道は、5日以降もこの装置を中心に調べて、詳しい原因の究明を進めることにしています。総延長53.85キロの営業しているトンネルとしては世界で最も長い青函トンネルで、函館から新青森に向けて走行していた特急「スーパー白鳥」が緊急に停止したのは、3日の午後5時15分ごろ、青函トンネルの青森側の出口の12キロほど手前でした。 列車から降りた運転士が消火に当たっている間に、乗客124人は煙が出た先頭から2両目から後方の車両へと誘導されたといいます。 そして、車掌らの判断で地上へ避難することが決まり、午後5時37分に乗客は車両を降り始めました。 乗客が目指したのは、列車が停車した場所から後方に1.2キロほど戻るかつての竜飛海底駅でした。 駅の近くにある「避難所」と呼ばれる退避場所を通ってからケーブルカーに乗ると、地上に出ることができるからです。 乗客の全員が列車の外に出たのが午後5時50分、乗客は地上に向かって集団でレールの上を歩き始めました。 そして、途中で線路から離れ、平行して走るより安全な「連絡誘導路」を通りました。 「避難所」には休憩用のベンチもあり、途中で休憩しながらケーブルカーのある場所まで合わせて2.4キロを歩きました。 乗客を乗せた最初のケーブルカーが地上に向けて出発したのは、午後7時35分。避難開始からすでに2時間ほどが経過していました。 しかし、ケーブルカーの定員は僅か20人で、地上と往復するのに20分ほどかかるため、乗客のほとんどは地下で長時間待つことになりました。 結局、乗客124人のすべてが地上に出たのが午後10時59分、避難開始から5時間以上かかりました。 JR北
北海道と青森県を結ぶ青函トンネルを走っていた特急電車の車両から煙が上がり乗客120人余りが地上に避難したトラブルで、JR北海道は国土交通省の立ち会いの下、原因の究明に向けた本格的な調査を進めています。
JR北海道は4日、トラブルを起こした車両を函館市内の施設に移し、国土交通省北海道運輸局の立ち会いの下で本格的な調査を始めました。 車両は平成14年に製造され、3日の運転前の点検では異常は見つからなかったということですが、これまでの調査で、モーターの回転数を制御する装置に何らかの不具合が起きて、モーターにつながる配線に電流が流れすぎ、配線を覆っていた膜が焦げたとみられるということです。 JR北海道は、5日以降もこの装置を中心に調べて、詳しい原因の究明を進めることにしています。
総延長53.85キロの営業しているトンネルとしては世界で最も長い青函トンネルで、函館から新青森に向けて走行していた特急「スーパー白鳥」が緊急に停止したのは、3日の午後5時15分ごろ、青函トンネルの青森側の出口の12キロほど手前でした。 列車から降りた運転士が消火に当たっている間に、乗客124人は煙が出た先頭から2両目から後方の車両へと誘導されたといいます。 そして、車掌らの判断で地上へ避難することが決まり、午後5時37分に乗客は車両を降り始めました。 乗客が目指したのは、列車が停車した場所から後方に1.2キロほど戻るかつての竜飛海底駅でした。 駅の近くにある「避難所」と呼ばれる退避場所を通ってからケーブルカーに乗ると、地上に出ることができるからです。 乗客の全員が列車の外に出たのが午後5時50分、乗客は地上に向かって集団でレールの上を歩き始めました。 そして、途中で線路から離れ、平行して走るより安全な「連絡誘導路」を通りました。 「避難所」には休憩用のベンチもあり、途中で休憩しながらケーブルカーのある場所まで合わせて2.4キロを歩きました。 乗客を乗せた最初のケーブルカーが地上に向けて出発したのは、午後7時35分。避難開始からすでに2時間ほどが経過していました。 しかし、ケーブルカーの定員は僅か20人で、地上と往復するのに20分ほどかかるため、乗客のほとんどは地下で長時間待つことになりました。 結局、乗客124人のすべてが地上に出たのが午後10時59分、避難開始から5時間以上かかりました。 JR北
[8] この記事はSuikaWiki Worldで2013-08-02T01:16:16Zに作成されました。 2015-04-04T10:05:38Zに最終更新されました。 https://world.suikawiki.org/spots/22776855933321909