プロビンスのラオス語は,クェーン(Khoueng)であり,中国語の「県」が語源であるとされ
ていることから,この地方行政区分について,日本語訳を「県」とするものが多い。
また,「省」とする訳もあるが,これは,中央政府の省(Ministry)と混同を招く。
一方,特別市のラオス語は,カンペン・ナコーンKampheng nakhonであるが,英語訳を
Municipalityとするものもあれば,日本の県にあたるPrefectureとするものもある。
そこで,混乱を避けるため,ラオス語のクェーン(Khoueng)にあたる地方行政区分は,その
英語訳が,すべてProvinceで統一されているため,そのまま「プロビンス」とし,ラオス語のカン
ペン・ナコーン(Kampheng nakhon)にあたる地方行政区分には,「特別市」の訳語を当てること
とした。