国道418号とは 、 福井県 大野市 を起点とし、 長野県 飯田市 を終点とする 一般国道 である。
現在は立派な代替道路が整備され廃道となっている八百津から恵那へと抜ける”黒瀬街道”は路面が荒れ果てており、その荒廃ぶりから一部 酷道 マニアからは ”キングオブ 酷道 ” と呼ばれ親しまれている。
日本三大 酷道 の一つとも…
国道として限りなく不名誉に近い称号を与えられ、有名心霊スポット”二股隧道”を有し、数多の物好きを楽しませてきたこの 区間 は 近い将来 ダム湖 に沈み、その役目を終えます。
消え行くこの道を自分の脚で見納めようと ロードバイク で走ってきました。
自宅から2時間程で丸山ダムへ到着、ここから潮南の分岐点まで ヒルクライム
恵那方面との分岐を右に曲がり、今度は山を下っていきます。
序盤はこんな感じ。美しいですね
さらに下って行くと廃道然とした路面が現れます。
舗装は剥がれ、砂利と落ち葉が散乱し放題のつづら折れの道、斜度は10%を軽く超えている…
しかもめちゃくちゃ長い
落車しなかったのが奇跡とも思える道に写真を撮る余裕などありませんでした。
何度も引き返そうと思いましたが登れる気がまったくしなかったので 下るしかなかったんです。
一部 区間 では砂利に流されるまま滑り降りてました。
わざわざ潮南まで登ってから下って旧道入りしたのはこの坂を登れる訳がないからです
どう考えても ロードバイク で通行する道ではありません。
憔悴しきった頃に旧国道に辿り着きました。
恵那側は巨大落石によって道を阻まれ、終着点の笠置ダムではフェンスによって通行阻止される為、写真右側の丸山ダム方面へ進みます。
舗装などありません
ぬかるみ、落ち葉に無数の石
小さな洗い越しまで
洗い越しとは、川に橋を架けずに道路と川が平面交差している構造のことである。
こちらは自然にできたものですが…
さて 酷道 走行の不安点として荒れ果てた路面によるパンクがあります
ただでさえ砂利道の中で、なかなか鋭利な石が上を向いているので路面を良く読んで慎重に進んでいきます
どう考えても ロードバイク で走る道ではありません
ボントレガーのタイヤ、R2は耐えられるのか
タイヤへの負担を減らす為、常に腰を浮かせて膝を軽く曲げ、人間サスペンションを駆使して進みます
自然に還りつつある景色と共に愛車を撮影し