[3]
梵舜本は、「永戌」年間書写本の天正六年 (一五七八) 転写本 (天 理二本・梵舜本で確認できる) を天正十八年に転写したものである。
(
5 ) 山田孝雄『平家物語考』 (勉誠社、一九六八󠄂年。初版、国語調査委員会、一九一一 (明治四十四) 年)、六七頁。(
7 ) 山下宏明『平家物語研究序説』 (明治書院、一九七二年)。(
10 ) 「永戌」不審。山田孝雄氏は、「第一巻の末の『小春』の上の文字は『亥戌』の如くにも『永戌』の如くにも見 ゆるれども、恐らくは『庚戌』ならむ。さる時は恐らくは天文十九年なるべく、それらはその原本の奥書をその まゝに写せるものたるべきは明なり」とする (注5 、山田前掲書七一頁) が、文字は「永戌」としか読めない。 山下宏明氏は、「永戌」は永正十一年もしくは永禄五年であろうかとする (永正十一 (一五一四) 年の年号は甲 戌、永禄五 (一五六二) 年の年号は壬戌=稿者注)。
[1] 「永戌」でぐぐると、 「嘉永戌申」こと嘉永元年か 「嘉永戌」こと嘉永3年がたくさん出てきます。 , , 。
[4] 黒田家寄贈資料, , http://suzuka-bunka.jp/wp-content/uploads/2020/12/4f9270cfa56dcd08f66e07756dc73ef4.pdf#page=16
240 今人千題発句集 春, 241 今人千題発句集 夏, 242 今人千題発句集 秋, 243 今人千題発句集 冬 の4つの版本が、 「永戌夏6月序」 とされ、 に比定されているようです。
[2] 江戸東京博物館「北条氏綱の経典」: 風なうらみそ~小田原北条見聞録, 2012年4月28日 (土), http://maricopolo.cocolog-nifty.com/blog/2012/04/post-0414.html
巻頭に大永8年(大永戌子)の日付&氏綱公のサイン&印&花押。巻末には鎌倉極楽寺の蔵書の印がありました。
奥書は、 ~斯一蔵真詮為 先婦養珠院宗栄 荘厳報土 大永戌子孟秋日 平氏綱~