朝鮮語新綴字法

朝鮮語新綴字法

[1] 조선어 신 철자법 - 위키문헌 (, ) https://ko.wikisource.org/wiki/%EC%A1%B0%EC%84%A0%EC%96%B4_%EC%8B%A0_%EC%B2%A0%EC%9E%90%EB%B2%95?uselang=ja

[2] 朝鮮語新綴字法 - Wikipedia (, ) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E8%AA%9E%E6%96%B0%E7%B6%B4%E5%AD%97%E6%B3%95

[4] 《総説》北朝鮮における言語政策と活字文化の概括|北朝鮮|アジア・マップ Vol.03|アジア・日本研究所|立命館大学, https://www.ritsumei.ac.jp/research/aji/asia_map_vol03/north_korea/country01/

朝鮮語文研究会は、1948年1月15日に完璧な形態主義表記法を目指し、「6字子母説」、すなわち「朝鮮語新綴り法」を制定し公布した。これは、新しい子母6字の導入を含むキム・ドゥボン(金枓奉、1889~1958?)が提唱した内容である。この「朝鮮語新綴り法」の序文によれば、まず漢字を廃止し、そして朝鮮語の縦書き音節文字をローマ字のように子音字と母音字に分解して横書きすることを前提としていた。これは文字改革を予見する観点から出発したものであった。

しかし、この「新しい正書法」は、実際には公文書や教科書などでは実施されず、廃れてしまった。その理由は、「文盲退治」が既存の文字体系と表記法に基づいて進められていた当時の国の状況があり、そこにこの「新しい正書法」を突然導入することは、言語政策の一貫性および効率性を妨げることになってしまうから受け入れられなかったのである。また、「新しい正書法」の最大の難題は、文字を再構築し、さらには言語を変更しようとした点にあった。文字の本来の役割からすれば、言語生活の実態を忠実に反映することに重きがあるのだろう。