[3] 方言は、言語の細かなバリエーションです。
[4] 元々は自然言語のバリエーションを指していましたが、
プログラミング言語やマーク付け言語などの実装差を指すこともあります。
[1] 文化庁 | 国語施策・日本語教育 | 国語施策 | 消滅の危機にある方言・言語
( ( 版))
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/kokugo_sisaku/kikigengo/
[2]
よく○○弁 (関西弁, 東北弁, 九州弁...) などと言うと、
その地域ではみんな同じ言葉を喋っているような錯覚を
起こすことああるらしいですが、もちろんそんなことはありません。
関西弁といっても大阪弁と神戸弁は違います。
また、たとえば富山弁と金沢弁のように、「違う方言」の中の
共通な部分を驚く人もいるみたいですが、何々弁という名前が
後付であって、言葉(語彙)はそういう枠に捉われずに移動します
から、実は当然なことです。
日本語で共通語とか標準語とか呼ばれることばは、明治時代に
東京山手方言を元に作られたらしいです。それ以降、そのことばとは
違うものはすべて方言と見なされるようになります。
それから、専門的な言葉 (例えば病気の名前とか。) だと、
学会とかで標準化されたものが標準語扱いされて、
残りは方言だとか俗語だとかということにされてしまいます。
専門的な議論はともかく、日常的にはもとの言葉を使い続けて
いいはずですが、妙な規範意識のようなものが働くみたいです。
[5] 関連: 日本語
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Xユーザーの坂井美日(鹿児島大学)さん: 「状況は深刻。あるスタートアップ系セミナーのAI活用アイディア出しに、 「方言ダサいから標準語に矯正するアプリ」 という提案が無邪気に出されたという話を聞いた。 ゾッとした。 こんな残酷な案が、さも良案かのように出てしまう社会なのかと。 教育を、言語学者の発信を、本気で見直さねばならない」 / X, , https://x.com/MikaSakai_0923/status/1818086930921517389
- [7]
Xユーザーのyhkondoさん: 「@MikaSakai_0923 そうですね。教育は言語学者の仕事ではない、と言っていたら、マナー講師や、そういう「無邪気な」善意の人によって、どんどんおかしな方向に行ってしまう可能性があります。」 / X, , https://x.com/yhkondo/status/1818126204240843193
- [8]
Xユーザーの坂井美日(鹿児島大学)さん: 「@yhkondo はい、元を辿れば(当時国語学者に悪意は無かったとはいえ)標準語教育の礎をつくり、それが標準語励行から方言撲滅へ激化した流れをコントロールできなかった、私達国語学者も問題の一端を担っていると考えます。いろんな考えや立場はあれ、間違いを是正するのも私達の当然の責任ではないかと思います」 / X, , https://x.com/MikaSakai_0923/status/1818143409984737399
- [9]
Xユーザーのyhkondoさん: 「@MikaSakai_0923 確かに、(過去の)国語学者たちが、(善意で)標準語励行に力を尽くしたという側面は確かですね。そういう「責務」の視点はあまり気にしていなかったので、なるほどと思いました。」 / X, , https://x.com/yhkondo/status/1818144280625725931
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Xユーザーの坂井美日(鹿児島大学)さん: 「@yhkondo 近現代の時代の流れとはいえ、日本の標準語教育が「方言を消して標準語に統一」という同化・矯正に向かったことは残念でした。「方言も標準語も」という多言語主義になるべきところを… 既に方言が消滅の危機に瀕するなか、ようやく多様性時代になり、もう今がラストチャンスだと思います。頑張ります」 / X, , https://x.com/MikaSakai_0923/status/1818149387597709767
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Xユーザーのyhkondoさん: 「@MikaSakai_0923 今でも、劣った言語にコストをかけるのは無駄、などと発言する人がいるのがわかったので、言語研究の知見による積極的な広報活動は非常に重要ですね。」 / X, , https://x.com/yhkondo/status/1818150897664573581