クロアチアは、アドリア海のイタリアとの中間線よりクロアチア側に、排他的経済水域を設定することを計画している。2008年1月には、クロアチアはアドリア海の中間線以東を「漁業・環境保護水域」であると宣言し、実質的に排他的経済水域とした。しかしながら、スロベニアはこの決定に反発した。スロベニアはこの当時欧州連合の議長国でもあり、クロアチアの欧州連合加盟プロセスの進展への遅れも懸念された。そのため同年3月には、クロアチア側がこの水域の欧州連合加盟国への適用を凍結することが決定された。
[2] 関連: 領海