ここムルガブはキルギスとの時差は無いと言う。
歩き方にも、ユン君が持っているロンプラにもタジキスタンの日本との時差は-4時間(キルギスより1時間早い)となっている。国内で時差が違うなんてことは一言も書いていない。全員のスマホもキルギスより1時間早い時間に変更されていた。(GPS機能があるスマホは国が変わると勝手に時刻を合わせてくれる)
国内で時差があるのは別に珍しいことでは無いけれど、タジキスタンにおいてはそんな情報は聞いたこともなかった。
これが所謂?「パミール時間」?
「自治州だし、この辺りだけで勝手に言ってるんじゃ・・・?」
「ドゥシャンベ(首都)までの間、一体どこで時間が変わるやろ?」
「ドゥシャンベで聞いて、そんなん知らんって言われたら面白いな」
などと謎の時差について物議を醸す。
後日ネットで調べたけど公式な時差はやはり国内全土で同じだった。う~ん、やはり自治州なだけあって「俺達は違う国だぞ!」という意識が強いのか?
この「パミール時間」はこの後行くイシコシムにて通常時差に戻りました・・・。
国境の町、レーガルへは30分足らずで着いた。ここからはドゥシャンベまでマルシュルートカがあるので安心である。乗り場の近くで降ろしてくれたので、マルシュルートカはすぐに見つかった。ドゥシャンベまでは4ソーモニだった。
午後1時半にマルシュルートカは出発した。すぐに大きなアルミニウム精錬工場が見えた。この町の有名な施設の1つである。
そのあと、のんびりと田園風景の中を走り続け、午後2時30分にドゥシャンベのマルシュルートカ乗り場へ着いた。
ここから町の中へは、トロリーバスを利用する。0.55ソーモニ、10円強である。そして、ホテルのあたりのバス停に着いた。最初のホテルは高かったので、もう一つのホテルへ行った。値段は30ドルくらいだったので、ここにチェックインをした。
部屋に入って時刻を見ると午後4時前だった。(時差が1時間あるといわれていたので、午後5時前かと思ったが時差はなかった。)