[7] Web 安全色あるいはNetscape 色パレットは、 00年代初頭までWeb上で用いても「安全」だと考えられていた色の集合です。 GIF 画像や HTML 中の色の指定で用いる色の表示についての制約でしたが、 より多くの色を表示可能な装置が普及した現在では意識されることは無くなっています。
[8] 諸文献によると1994年に Netscape 社が発表したとされていますが、 現在その「発表」は見つかっていません。
[9] >>4 によると1995年時点では Netscape 社のサイトの Technical Support の文書としてそのような色 216色のリストが存在したようです。
[10] Netscape の実装上の制約に由来する216色であり、 NCSA Mosaic は実装方法が異なっていたことから、 Netscape 社が最初に採用したことは確かそうです。当時は Netscape Navigator のシェアが圧倒的だったこともあり、 Netscape の色パレットの問題と呼ばれていたようです。
[11] >>3 は1996年に書かれた解説で、おそらく詳細に説明した Web 上の文書としては最古のものです。
[12] IE も同じ216色を採用し (単純な方法で決まる色の集合なので、追随したのか必然的に同じになったのかは不明)、 1997年にはリストと簡単な解説 >>5 が Microsoft のサイトに掲載された >>6 ようです。
[13] この後の IE のシェアの拡大もあってか、99年頃には Web-safe colors などと呼ばれるようになっていきます。
[15] The 256 colors of Netscape ( ()) <http://www.ecaa.ntu.edu.tw/weifang/HtmlTutor/color/Netscape.coolors.html>