MNG

MNG

[10] MNG は、GIF にかわる PNG のようにアニメーションGIF に取ってかわろうとし、失敗した動画 (アニメーション) 画像形式でした。

代替

[18] APNG が使われています。

識別子

媒体型

[1] 媒体型では、次の4つの名前が使われています。

  1. image/mng
  2. image/x-mng
  3. video/mng
  4. video/x-mng

[IANAREG] にはまだ MNG の媒体型名は登録されていません。 登録されるまでは video/x-mng を使い、登録後は video/mng を使うのがお勧め。

拡張子

[2] 拡張子.mng にするのが普通です。

実装

[3] Mozilla 1.3b では、

では表示できますが、

では表示できません (サーバーの送る媒体型名を色々変えても駄目でした)。 HTML 側に拡張子も媒体型も無いので object 要素では表示に使う viewer を決め兼ねるのかもしれませんが、 HTTP で正しい値を送っているのに表示できないのは限りなく不具合に近いと思います。 (HTTP 的には意味を持たない拡張子で動作が変わるのに。)

ちなみに画像の URI で (単独で) 表示させれば拡張子無しでも表示できます。

[4] >>3 と同じ環境で、参考までに実験してみました。 >>3 の2つ目の例で、 type 属性の値を不正な値に変えると、表示されなくなります。 次に、 type 属性を削除し (>>3 1つ目の例)、拡張子を変な値に変えると、表示されなくなりました。

HTTP で送る媒体型を不正な値に変えても、この動作は変わりませんでした。 但し、その URI を単独で表示させようとした場合は、保存しますか? 画面が出ました。

以上から、 object 要素での MNG の表示の可否の現在の実装は、サーバー側設定に依存せずに HTML における記述 (拡張子を含む。) により決定されるようです。

[9] Bug 195280 – Removal of MNG/JNG support ( 版) https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=195280

[8] Bug 18574 – restore support for MNG animation format and JNG image format (2007-02-10 13:31:29 +09:00 版) https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=18574

[19] Vodafone/Softbankガラケーも実装していたようです。

歴史

[6] PNG と共に開発され合わせて GIF を置き換えることを想定したようですが、 PNG と違って広く実装されることはありませんでした。

[7] ほとんど実装されなかったためほとんど使われず、最終的に Mozilla (Gecko) から削除されたことにより、とどめを刺されました。

関連

[11] MNG とセットの画像形式JNG があります。 JNGMNG で利用されている技術を用いた静止画の形式です。

[12] 後に PNG をベースにしたアニメーションのための動画形式として APNG が登場し、 Gecko などで実装されています。

メモ

[13] MNG (Multiple-image Network Graphics) Home Page ( ( 版)) http://www.libpng.org/pub/mng/

[14] MNG-LC 1.0 ( ( 版)) http://www.libpng.org/pub/mng/spec/mng-lc.html

[15] MNG-VLC 1.0 ( ( 版)) http://www.libpng.org/pub/mng/spec/mng-vlc.html

[16] MNG 1.0 ( ( 版)) http://www.libpng.org/pub/mng/spec/mng-1.0-20010209-pdg.html

[17] Modern animation formats, namely MNG - Google グループ ( ( 版)) https://groups.google.com/a/chromium.org/forum/#!topic/chromium-dev/0eL52wJPQhw/discussion

[20] W3C Journal, , https://web.archive.org/web/19990501191515/http://w3journal.com/5/s3.randers.html