本項は歴史的事項を説明しています。本項の内容の一部または全部は、現在の状況とは異なるかもしれません。
(なお本項の内容の一部または全部は、互換性または歴史的連続性のために現在も有効な場合もあります。しかし新たに利用することは避けるべきです。)
[1] CCSID の値 () https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/ja/ssw_ibm_i_72/db2/rbafzsidvals.htm
CCSID=1399とはCCSID=5035にNEC選定文字をプラスしたコード体系と考えてよい。
CCSID 1399はCCSID 5035のDBCS部分が拡張されたもので、JIS第三・第四水準文字も取り扱える文字コードとなる。CCSID 1399のSBCS部分はCCSID 5035のSBCS部分と同一だ。
V5R4 で1399 という新しいCCSID がサポートされるようになりました。
IBM のホームページにある解説記事にも「従来の日本語言語コード(2924)に加えて新しいUNICODE(CCSID 1399)ベースの日本語コードがサポートされます」とあるのですが、あくまで"ベース"であり、実際のところ 1399 という CCSID はあくまで EBCDIC であって、Unicode に収録された日本語部分を抜き出してEBCDIC のコードを振ったもの、というものになります。
JIS2000年改訂で、4,344文字が追加されました。この部分をJIS第3水準、第4水準と呼ぶことがあります。その結果、文字数は11,223文字と急増しています。この文字数に対応するWindowsはWindowsVista以降、EBCDICでは、CCSID1399バージョン1となります。
JIS2004年改訂では、168文字の字形変更と10文字の追加がありましたが、これを反映したCCSID1399がバージョン2となります。
その他にも、使用可能な外字の数にも違いがあります。CCSID930/939では、最高4,370文字の外字を定義して使用できるのに対して、CCSID1399では、最高6,205文字となっています。
都市伝説として CCSID 1399 は Unicode であるとの誤解がありますが CCSID 1399 は決して
Unicode ではありません。
Unicode では漢字は3バイト表現であり3バイトでひとつの漢字を表しますが、1399 では
EBCDIC であるので漢字はあくまで2バイト表現です。同じであるはずがありません。
CCSID 1399 は CCSID 5035 + NEC選定漢字 を加えただけです。
新元号の合字はUNICODEとEBCDIC(CCSID 1399)に用意される予定です。
新元号の合字には UNICODE の U+32FF が割り振られます。
対応するEBCDICとして CCSID 1399 に x'E860' として割り振られる予定です。
[8] () http://www.magicsoftware.co.jp/service/support/manual/v10/Guide10_Systemi.pdf#page=1399