本日、私のツイッターのTLを「東京駅地下に謎の巨大空洞 地下トンネルの一部か」というネタが流れている。
なんでも、「空洞が確認されたのはJR東京駅のすぐ北側の国道1号線の真下にあたる付近で、NHKの番組「ブラタモリ」の取材中に偶然、見つかったものです。空洞は幅6メートル、高さおよそ5メートルの穴が2本並んでトンネルのようにおよそ50メートルにわたって掘られています。
この付近の地下を管理している東京メトロによりますと、昭和40年ごろに、当時計画のあった地下自動車道路の一部として掘られたとみられますが、一度も使われたことはなく詳しい資料も残されていないということです。」
ということだが、「交通技術」1966(昭和41)年3月号に「脚光あびる営団地下鉄5号線」という報文を吉沢慶蔵・帝都高速度交通営団建設本部工事第1課長(当時)が執筆している。
そこに、件の「地下自動車道路」らしき図面が掲載されているようだ。
該当部分を拡大してみる。
東京オリンピックにあわせて日比谷に作るはずだった下記地下道が営団地下鉄日比谷線との調整不調につきできなかったことの代替路線なのだろうか?(画像は 「5年の学習」1958年5月号 から引用)
以前、書いた「東銀座「幻の地下街」を作った経緯が(ほぼ)分かった」
http://kakuyodo.cocolog-nifty.com/blog/2015/02/post-3bf6.html もあわせて読んでいただけますと幸いです。
---------------------------------------------------------
(追記)
「 パンフレットで読み解く 東京メトロ 建設と開業の歴史 」 東京地下鉄株式会社・編著 実業之日本社・刊 に東西線建設パンフレットがカラーで掲載されており、上記道路も載っています。
---------------------------------------------------------
(追記 その2)
ニュースの中身がブラタモリの予告と微妙に違うのだな。。。ニュースの方が敢て「謎」感を煽っている感じがする。どっちがニュースなのか分からん。。。