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本州と四国を結ぶ瀬戸大橋線
本四備讃線について 本四公団鉄道課長 羽場良和 JREA 1982/8より
本州と四国を結ぶ道路橋は徳島県の大鳴門橋、香川県の瀬戸大橋、愛媛県の瀬戸内しまなみ海道の3つがあるが、そのうち瀬戸大橋のみ鉄道橋が併設されている。昭和最後の63年4月10日瀬戸大橋線が開通した。
○調査ルートの概要
瀬戸大橋線は昭和36年の鉄道建設審議会の建議に基づいて海上部は道路鉄道併用橋として調査を進めることになり、
B 宇野−高松
C 日比−大崎鼻
D 児島−坂出
の3ルートを比較路線として行なってきた。
その間、昭和37年土木学会に技術的検討を委託し、昭和42年架橋計画の技術的検討を中心とした報告書が答申された。
その結果B・Cルートは、Dルートに比較して技術的に非常に困難で、明らかに工事費も高くなることが判明し、瀬戸大橋線のルートはDルートの児島−坂出に決定した。
また昭和45年5月に成立した全国新幹線網の基本計画12路線の中には、本四連絡橋に関係する四国新幹線(大阪−大分)と四国横断新幹線(岡山−高知)の2路線が計画されており、児島−坂出は在来線と新幹線も同時に通すことで路線計画を進めて来た。
昭和48年9月の鉄建審においてDルートには瀬戸大橋線と同時に新幹線も併設することが建議されている。
○路線計画上の方針
路線を決定するにあたり基本的に次のことを考慮して選定した。
�@ 路線選定は海峡部橋梁(道路・鉄道併用橋)の位置を確定の上、既設線に連絡するものとした。やむを得ない区間(海峡部取付部、停車場予定地)等を除き、市街地を出来るだけ避けることとした。
�A 計画に適用した鉄道規格は用線規格で複線構造とした。
ただし先に述べたように、全国新幹線網の計画により瀬戸大橋線の海峡部には、新幹線規格複線を併せて載荷出来るように複々線構造とし、陸上部も用地取得上新幹線を併設しうるよう選定した。
(現在新幹線の建設の見通しがないため用地は取得していない)
�B 列車の最高速度は新幹線250km/h、在来線120km/hとして曲線を選