[5] 和ジラは、2002年から2003年にかけてもじら組が開発・公開していた Mozilla Suite ベースの Webブラウザーです。
和ジラ(Wazilla)とは、Mozilla.orgからリリースされているMozilla(洋ジラ)をベースにしたもじら組の独自ビルドです。Bugzilla-jpにおいてパッチが提出されているにもかかわらず、Bugzilla-orgにおいてレビューが進まずに放置されているバグに対処しています。Bugzilla-jpに提出されたパッチに対する一般ユーザーからのフィードバックを得ることが目的です。
[1] (2002-06-17 に <IW:SuikaNews:"suika.software"> に書いた記事) 和ジラ 1.0 (based on Mozilla 1.0) の Win32 Binary がでたので、もらってきました。
Mozilla 1.0。確かに以前の版より起動が早くなってるのが分かります。 (あくまで比較でです。そいでもまだ遅いです。でも、機器の性能の差が あるのでほんとは比較できないんだけど、 Netscape Navigator 2.x とか 3.x 辺りの起動の遅さには追いついた(笑)かもしれぬ。)
Site Navigation Bar が削られたのはいたいですね。 あれは (たとえ役に立たなくても) いい感じでしたから。
Property っていう、選択要素の属性が表示できる機能。 表の summary とか、引用元 URI とか、そういう画面には 表示されていない属性が表示できる奴。前の版では上手く 動いてなかったりしてたけど、まともになってしかも機能 アップしてました。 (IE の同名の機能の数万倍の情報が 得られます:-)
IE を前提にしている Web page (legacy HTML markup とか、へたれ CSS とか。) が表示でなんかいやらしくなる こともあって、いやですね。相変わらず書体関係が何となく 今一だなーと。 (その辺は業界(どこ)一般に鬼門とされてますから、 仕方無いですが。)
和ジラ。右上のモジラの絵の部分が、「も」の絵になってて いい感じ。
日本語訳は相変わらず (そこいらに転がっている、各種 翻訳ソフトウェア (例: M$ 製品) と比較して)。 たとえば片仮名語の頻度が高いとか。それから、業界(どこ) の定訳みたいなのとは違った訳を採用してるとか。 (翻訳者が業界(どこ)に詳しいとは限らないので、 仕方無い面もありますが、なんとかして欲しいところ。)
主たる感想は以上。
[2] まだまだ常用 UA には遠いねぇ・・・。 Mozilla に還る日はいつになることやら。