2015年06月27日 08時10分00秒
かつて香港に存在した世界有数の巨大スラム街「九龍城」での生活を描いた「Life Inside The Kowloon Walled City」
無計画に建てられた高層ビルが密集し、近寄りがたい独特の雰囲気を放っていた香港の「 九龍城 」はどの政府の統治も届かない文字どおりの無法地帯となっており、犯罪者や売春宿、麻薬の売人などが集まる「魔の巣窟」と呼ばれたり、多くの映画作品やゲームの舞台となったことで世界的によく知られる世界でも有数のスラム地域でした。
外から見ると犯罪都市のように見えた九龍城ですが、実際の姿は多くの子どもやお年寄りまでもが暮らす生活の場となっていたことは意外と知られていないもの。そんな九龍城での人々の生活をまとめたインフォグラフィックが「 Life Inside The Kowloon Walled City 」です。
Kowloon Walled City: Life in the City of Darkness | South China Morning Post
http://www.scmp.com/news/hong-kong/article/1191748/kowloon-walled-city-life-city-darkness
Infographic: Life Inside The Kowloon Walled City | ArchDaily
http://www.archdaily.com/361831/infographic-life-inside-the-kowloon-walled-city/
「九龍城」と一般的に呼ばれる 九龍城砦 (きゅうりゅう・クーロンじょうさい)は120×210メートルという狭いエリアに500を超えるビルが密集し、一時期は5万人にもなる住人が生活を送っていたスラム街でした。
By 準建築人手札網站 Forgemind ArchiMedia
そのイメージとは裏腹に、多くの住民はごく普通の生活を送っていたと言われています。実際に「犯罪の巣窟」という側面がなかったわけではありませんが、その多くは映画やドラマなどによって描かれたものだったとも言われています。
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