三泗

三泗

[1] 広報よっかいち 広聴のコーナー, , https://www.city.yokkaichi.mie.jp/koho/200309/1st/city_listen.htm

ご質問 「三泗」(さんし)という言葉の語源と、その言葉の意味する範囲を教えてください。

お答え 「三泗」は三重郡の「三」と泗水の「泗」を合わせたもので、一般的に三重郡と四日市市を意味します。

泗水は郡山藩士、城戸賢の詩集「東帰稿刪(トウキコウサン)」(享和3年・1803年)の中に四日市での見聞を記した「泗水行」という一篇があり、これが語源とされるという説があります。

また、北町の建福寺境内の井戸をはじめ、当時の四日市(宿場町周辺)にあった4カ所の井戸を泗水と呼んだことも起源の1つに挙げられます。泗水の井戸は、建福寺のものだけが現存し、市指定記念物に指定されています。

いつごろから「三泗」という言葉が使われ始めたかは不明ですが、おそらく明治に入ってからではないかとされています。

なお、「泗水」は、もともと中国の孔子が山東省で塾を開いた地名を指し、それにあやかって美称または別称されたものです。

(教育委員会文化課 TEL54-8240)

[2] 来泗