メイル・リストの名前と記事番号

メイル・リストの名前と記事番号

メイル・リストの名前が取れる(可能性のある)領域

  1. List-ID:領域 (この領域を使用するべき)
  2. X-ML-Name: 領域
  3. ML-Name: 領域
  4. X-MailingList-Name: 領域
  5. X-Mailing-List-Name: 領域
  6. Mailing-List: 領域 (名前以外の情報が含まれることも。)
  7. X-Sequence: 領域 (番号と一緒に書かれていることもある。「名前 FWS 1*DIGIT」)
  8. Subject:領域 (出来れば使用するべきではない)

名前はメイル送信アドレスと同じだったり、 ALPHA / DIGIT / "-" / "_" あたりだけで構成されていることが多いけど、それ以外の文字、例えば WSP が 含まれていることも少なくないし、 Subject: にある時は短めだけど、 他のだったら長いこともある。

List-ID: があれば、そこから取るのが一番確実。 ML 管理者は可能なら この領域を使いましょう。 List-ID: なら、機械処理用の ID (長くなりがち なのが欠点かも。でも Message-ID と大差ないでしょ。) と、 人間利用者に提示するための名前と両方入れられる。

メイル・リストでの記事番号が取れる(可能性のある)領域

  1. X-Mail-Count: 領域
  2. X-ML-Count: 領域
  3. Mail-Count: 領域
  4. X-MailingList-ID: 領域
  5. X-Article-No: 領域
  6. X-ML-Counter: 領域
  7. X-ML-ID: 領域
  8. X-ML-Sequence: 領域
  9. X-Serial-No: 領域
  10. X-SeqNo: 領域
  11. X-Sequence: 領域 (名前と一緒に書いてあることもある)
  12. Subject:領域 (出来れば使用するべきではない)

確認されてるだけでもかなりバリエーションが。でも歴史的なもの (と推定されるもの) がほとんどで、古い記事を扱わないなら、 X-Mail-Count: と X-ML-Count: (と Subject:) でほとんど用は足りるだろうと。

Sequence 系の名前のは、メイル記事番号という意味を明確に表してなくて、 他の目的 (例えば、 HTTP CGI script の自動生成メイルの 整理番号とか。) と衝突しそうで怖い。

List-ID: が標準化された名前とは違って、番号は標準化されてないし、 目立った標準化の動きもなさげ。てことで乱立はまだ続きそう。

Subject: からメイル・リストの名前と記事番号を取る

形式:

括弧: [], ()

区切り: ":" / "," / SP

確認されているだけでこれだけ変種があります。主流は [名前:番号] でしょう。次によく見かけるのは [名前 SP 番号] かな。

括弧でも特に [] は、 [ANN] とか [FYI] みたいに一般的に使われますから、 区切りが無いと識別は困難。数字だけだと名前なのか番号なのか判別不能。 (番号だけを入れるのってあまり見ませんけど、そういう実装があるみたい。)

頭を簡単に見れない低レベル UA が蔓延してる現状からすると Subject: にも ML 情報を入れるのは親切なこともありましょうけど、 あくまで補助的手段であって、これらの情報は独立した頭領域に入れるべきです。

See also