Range:
ヘッダーにおける範囲の指定[6] Range:
ヘッダーにおけるバイト範囲の値は、
範囲単位の後に =
と範囲のリスト
(#
) を記述して指定します >>3。
[7] 範囲は、先頭の位置と末尾の位置で指定するか、先頭の位置のみで指定するか、 長さのみで指定するかのいずれかの方法で記述します >>3。
[8] 位置や長さは1文字以上のASCII数字の列で十進数として表します >>3。
[9] 位置の指定は、バイト列の先頭を 0 とした時の位置 (offset) として解釈します。指定された先頭または最後のバイトも、範囲に含まれます。 >>3
[13] 最後のバイトが指定されていない場合や、実際のデータの最後のバイトより後を指している時は、 残りすべてを表します。 >>3
[12] 先頭と最後が明記されていて、先頭より最後のバイトの方が小さな値の範囲は、 非妥当です >>3。
[23] 先頭がデータの長さより大きな値であっても非妥当とはならないようですが、 データのどの部分も表しません。
[10] bytes=0-499
は、先頭500バイトを表します >>3。
[11] bytes=500-999
は、その後に続く500バイトを表します >>3。
[15] 長さによる範囲の指定は、データの最後から指定された数のバイトを表します。 実際のデータの長さより大きい時は、全体を表します。 >>3
[16] 長さが10000のデータに対して bytes=-500
は
bytes=9500-9999
や bytes=9500-
と同じ意味になります >>3。
[17] 範囲のリストは、それぞれの範囲によって表されるバイト列のリストを表しています。 各範囲は重複していることもあります。
[18] bytes=0-0,-1
は先頭バイトと末尾バイトを表しています >>3。
[19] bytes=500-600,601-999
や
bytes=500-700,601-999
は、
bytes=500-999
と同じ範囲を表していますが冗長です >>3。
[21] 範囲のリストにおいて、範囲の先頭の位置がデータの長さより小さな値か、 長さが0でないものが最低1つでもあれば、これは満足可能です。 そうでなければ満足不能です。 >>3
Content-Range:
ヘッダーでの範囲の指定[28] Content-Range:
ヘッダーにおける範囲の値は、
範囲単位と SP
の後に、範囲を1つ指定したものです。
>>27
[29] 範囲は、先頭の位置、-
、最後の位置、/
、全体の長さの順に指定します。
ただし、 /
の前後どちらか一方は *
とすることができます。 >>27
[30] 位置や長さは、1文字以上のASCII数字によって表します >>27。 これは十進数として解釈されます。
[36] 206
応答では、先頭と最後の位置を指定する構文を使わなければなりません。
[33] 先頭の位置と最後の位置は、全体の先頭を 0 とした時のオフセット値で、 それぞれの位置のバイトをも含みます。
[34] 先頭の位置より最後の位置の方が小さい場合、非妥当です >>27。
[37] 鯖は、バイト範囲の要求に対して 416
応答を返す場合、
前半が *
の構文を使った Content-Range:
ヘッダーを送信するべきです >>27。
*/*
[44] RFC 723x は認めていませんが、 Google BigQuery は
Content-Range: bytes */*
という指定を認めています >>45。
[42] 汎用の Webブラウザーや HTTP鯖は bytes
による範囲要求に (少なくても静的ページに関しては) 対応しているのが普通です。
[43] ダウンロードに特化した利用者エージェントも bytes
単位の範囲要求によりダウンロードの途中からの継続に対応しているのが普通です。
[24] 鯖は、 Accept-Ranges: bytes
によってバイト範囲に対応していることを明示できます。
[1] HTTP では他の単位が使われてるのって見たことないですね。
[46] draft-luotonen-http-url-byterange-01 - Byte Ranges With HTTP URLs ( 版) <https://tools.ietf.org/html/draft-luotonen-http-url-byterange-01>
[47] IRC logs: freenode / #whatwg / 20150403 ( 版) <http://krijnhoetmer.nl/irc-logs/whatwg/20150403>