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[5] [DFN[[RUBY[黄帝紀元][こうていきげん]]]]は、
[[神話]]において[[漢民族]]の祖とされる[[黄帝]]を[[基準][元期]]とする[[紀年法]]です。
いくつかの流儀があります。

[11] [[辛亥革命]]の頃に革命派によって採用され、
正式建国に至る前の[[中華民国軍政府]]が公用したものが最も有名ですが、
現在も[[漢民族]]や[[道教]]の[[紀年法]]として使われることがあります。

* 呼称

[70] 
[[黃帝紀元]]
[SRC[>>69, >>78]]
([[POJ]]: [DFN[Hông-tè kì-goân]] [SRC[>>72]])
が最も一般的な
(普及度においても、バリエーションのカバー度合いにおいても、
最も広範囲に通用する)
呼び方です。

[784] 
なお[[黄]]と[[紀]]は[[旧字体]]・[[新字体]]のどちらで書かれることもあります。
[[帝]]も1画目の[[字形]]差があり得ます。

[56] 
[DFN[黄紀]]と略される [SRC[>>1]]、
と説明されることがありますが、実は案外見かけません。
自然用例で[[元号名]]として実用した事例も未発見です。

[419] 
[DFN[黄帝曆]]とも呼ばれる [SRC[>>78]]、
と説明されることがありますが、一部の解説記事等に見られるだけで、
実用例にはほとんどありません。
この分野で普通[[黄帝暦]]というと古代の6暦の1つの方 ([SEE[ [[四分暦]] ]]) を指します。

[94] 
[TIME[y~1724]] は[DFN[黄帝生年紀年]]とも呼ばれます。 [SRC[>>10, >>8]]
[[元号名]]は[[黄帝降生]]とされることもあります。

[95] 
[TIME[y~1736]] は[DFN[黄帝甲子紀年]]とも呼ばれます。 [SRC[>>10, >>8]]

[96] 
[TIME[y~510]] は[DFN[黄帝開国即位紀年]] [SRC[>>10, >>8]]
とも呼ばれます。

[418] 以上3つの呼び方は、解説記事の一覧表や実装などで区別のために使われることがありますが、
実用例ではあまり見かけません。

[96] 
[TIME[y~510]] は[DFN[中国開国紀元]] [SRC[>>13]]
とも呼ばれます。
[[元号名]]は[DFN[開国紀元]], [DFN[黄帝]], [DFN[中元]]とされることもあります。

[844] 
[TIME[y~1736]] や [TIME[y~510]] は[[元号名]]を[DFN[开元]]とされることもあります。

[853] 
[TIME[y~1736]] は[[元号名]]を[DFN[黄帝纪元开元]],
[DFN[黄帝开元]]とされることもあります。

[334] 
[TIME[y~1736]] 
は[DFN[軒轅紀年]]
[SRC[>>69, >>78]]
([[POJ]]: [DFN[Hian-oân kì-lîân]] [SRC[>>72]])
とも呼ばれています。
[[軒轅]]は[[黄帝]]の名前です。
[[中文]]版[CITE[维基百科]]は特に限定せずに示しているのですが [SRC[>>78]]、
実用例を見ると
[TIME[y~1736]] 
でのみ使われている呼称です。
[[中文]]の[[元号名]]は[DFN[轩辕纪年]]ですが、
省略されて[DFN[轩辕]]となることがあります。
[[英文]]では
[DFN[Huang Di]],
[DFN[XuanYuan]],
[DFN[X.Y]],
[DFN[[SMALLCAPS[XY]]]]
と表記されてきましたが、近年は単に
[DFN[XY]]
と書くようです。

[815] 
これらの他に、[[道暦]], [[粥曆]]系の呼称 (>>540, >>695) があります。

[413] 
[[English]] 版 [CITE[Wikipedia]] は
「Yellow Emperor (Huángdì) year」
と呼んでいます。また
[TIME[y~510]]
を指して
「the Yellow Emperor Calendar (黃帝紀元, 黃帝曆 or 軒轅紀年)」 
「Tau Calendar (道曆)」
「Huángdì year」
と呼んでいます。
[SRC[>>367]]
呼称が一定しないのは、
説明的に英訳しただけで、
一般的な名称となっていないのでしょうか。

[414] 
[[中文]]版[CITE[维基百科]]には[[黄帝紀年]]の
「直譯」が
Yellow Emperor Calendar / Anno Imperatoris Flavi とあり、
AIF 
という略号が使われています。
[SRC[>>78]]
「直訳」というからには逐語訳で、根拠があるものではないということでしょうか。
[[ウェブ検索]]では[[ウィキペディア]]関連以外の用例を発見できません。

;; 
[415] 
なお「前2697年+AD=AIF」とされていますが [SRC[>>78]]、
この式はどういう意味なのかよくわかりません。
[TIME[y~1736]] でしょうか、 [TIME[y~510]] でしょうか。
記事内には [TIME[y~510]] の説明しかありません。
(ただし[[農暦]]正月前は [TIME[y~1736]] 相当になるという説明はあります。
がそれをこの式が表しているようにも思えません。)

[53] 
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は、
[RUBY[黄帝紀元][こうていきげん]]を[[紀元]]、
[RUBY[黄帝紀年][こうていきねん]]をそれに基づく[[紀年法]]と区別すると解説しています。
[SRC[>>1]]
実際上は必ずしもそう厳密に区別できるものでなく、
2つの表現は混用されています。
[SEE[ [[紀元]] ]]
どちらかというと[[日本語]]では「紀元」の語の方が通りがよく、
[[中文]]では「紀年」と呼ばれる傾向があります。

[258] 
[[黄帝紀''年'']]は[[黄帝紀''元'']]と[[中国開国紀元]]に大別されるとするものもあります
[SRC[>>13]]
が、用語法としてわかりにくいと言わざるを得ません。

[74] 
[[蘭語]]版[CITE[Wikipedia]]は
[DFN[Chinese jaartelling]]
(支那の時代)
という説明的な訳語で[[黄帝紀元]]を呼んでいます。
[SRC[>>73]]
[[中文]]版[CITE[维基百科]]にも、
[[中元]]が[[黄帝纪年法]]すなわち[DFN[中華曆]]の略称だとする記述があります。
[SRC[>>17]]
出典の記載はなくどこで使われている呼称なのかは不明です。

[REFS[
- [1] [CITE@ja[[[黄帝紀元]] - Wikipedia]]
([TIME[2015-07-26 14:54:51 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E5%B8%9D%E7%B4%80%E5%85%83>
-- [61] 
引用:
[CITE[中国近代史词典]],
[[陈旭麓]], [[方詩銘]], [[魏建猷]],
[TIME[1982]]
--- [62] 
「附録「辛亥革命期間所用黄帝紀年対照表」等」
-
[69] 
[CITE@lzh[[[黃帝紀元]] - [[維基大典]]]], [TIME[2023-02-14T12:25:35.000Z]], [TIME[2023-02-28T12:28:53.574Z]] <https://zh-classical.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%83%E5%B8%9D%E7%B4%80%E5%85%83>
-
[72] 
[CITE@nan[[[Hông-tè kì-goân]] – Wikipedia]], [TIME[2023-02-14T12:25:37.000Z]], [TIME[2023-02-28T12:34:47.578Z]] <https://zh-min-nan.wikipedia.org/wiki/H%C3%B4ng-t%C3%A8_k%C3%AC-go%C3%A2n>
-
[73] 
[CITE@nl[[[Chinese jaartelling]] - Wikipedia]], [TIME[2023-02-14T12:25:38.000Z]], [TIME[2023-02-28T12:46:17.381Z]] <https://nl.wikipedia.org/wiki/Chinese_jaartelling>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[17] [CITE@zh[[[中元]] - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2021-04-24T01:44:11.000Z]], [TIME[2021-05-08T01:51:43.920Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%85%83>
]FIGCAPTION]

>中元也是黄帝纪年法(即中華曆)的簡稱。 
]FIG]

]REFS]

* 変種

[77] 
いくつかの[[変種]]があります。

[FIG(table)[
:n: 整理番号
:+: 黄帝紀元 = 西暦 + [VAR[○]]
:0: 0年
:1: 1年
:note: 参考

:n:[812] [TIME[y~3799]]
:0:[TIME[西暦-2997年 (紀元前2998年) 癸亥[WEAK[[LINES[59[SUB[0]]][60[SUB[1]]]]]]][year:-2997]]
:1:[TIME[西暦-2996年 (紀元前2997年) 甲子[WEAK[[LINES[0[SUB[0]]][1[SUB[1]]]]]]][year:-2996]]
:+:[N[2997]]

:n:[817] [TIME[y~3797]]
:0:[TIME[西暦-2993年 (紀元前2994年) 丁卯[WEAK[[LINES[3[SUB[0]]][4[SUB[1]]]]]]][year:-2993]]
:1:[TIME[西暦-2992年 (紀元前2993年) 戊辰[WEAK[[LINES[4[SUB[0]]][5[SUB[1]]]]]]][year:-2992]]
:+:[N[2993]]

:n:[801] [TIME[y~1724]]
:0:[TIME[西暦-2711年 (紀元前2712年) 己酉[WEAK[[LINES[45[SUB[0]]][46[SUB[1]]]]]]][year:-2711]]
:1:[TIME[西暦-2710年 (紀元前2711年) 庚戌[WEAK[[LINES[46[SUB[0]]][47[SUB[1]]]]]]][year:-2710]]
:+:[N[2711]]

:n:[816] [TIME[y~3798]]
:0:[TIME[西暦-2699年 (紀元前2700年) 辛酉[WEAK[[LINES[57[SUB[0]]][58[SUB[1]]]]]]][year:-2699]]
:1:[TIME[西暦-2698年 (紀元前2699年) 壬戌[WEAK[[LINES[58[SUB[0]]][59[SUB[1]]]]]]][year:-2698]]
:+:[N[2699]]

:n:[803] [TIME[y~510]]
:0:[TIME[西暦-2698年 (紀元前2699年) 壬戌[WEAK[[LINES[58[SUB[0]]][59[SUB[1]]]]]]][year:-2698]]
:1:[TIME[西暦-2697年 (紀元前2698年) 癸亥[WEAK[[LINES[59[SUB[0]]][60[SUB[1]]]]]]][year:-2697]]
:+:[N[2698]]

:n:[804] [TIME[y~1736]]
:0:[TIME[西暦-2697年 (紀元前2698年) 癸亥[WEAK[[LINES[59[SUB[0]]][60[SUB[1]]]]]]][year:-2697]]
:1:[TIME[西暦-2696年 (紀元前2697年) 甲子[WEAK[[LINES[0[SUB[0]]][1[SUB[1]]]]]]][year:-2696]]
:+:[N[2697]]

:n:[805] [TIME[y~3796]]
:0:[TIME[西暦-2637年 (紀元前2638年) 癸亥[WEAK[[LINES[59[SUB[0]]][60[SUB[1]]]]]]][year:-2637]]
:1:[TIME[西暦-2636年 (紀元前2637年) 甲子[WEAK[[LINES[0[SUB[0]]][1[SUB[1]]]]]]][year:-2636]]
:+:[N[2637]]

:n:[811] [TIME[y~3800]]
:0:[TIME[西暦-2492年 (紀元前2493年) 戊子[WEAK[[LINES[24[SUB[0]]][25[SUB[1]]]]]]][year:-2492]]
:1:[TIME[西暦-2491年 (紀元前2492年) 己丑[WEAK[[LINES[25[SUB[0]]][26[SUB[1]]]]]]][year:-2491]]
:+:[N[2492]]

:n:[802] [TIME[y~1723]]
:0:[TIME[西暦-2491年 (紀元前2492年) 己丑[WEAK[[LINES[25[SUB[0]]][26[SUB[1]]]]]]][year:-2491]]
:1:[TIME[西暦-2490年 (紀元前2491年) 庚寅[WEAK[[LINES[26[SUB[0]]][27[SUB[1]]]]]]][year:-2490]]
:+:[N[2491]]

]FIG]

[761] 
以上、[[紀年法]]として確実に存在すると思われるものが9種類あり、
その他に当記事に用例等を示す通り、
何らかの誤りの可能性が強いものや情報が不足しているものがいくつかあります。

[763] 
これら各説の違いは、
[[黃帝]]の生涯のどのタイミングを採るかの違いや[[黃帝]]の時代を現実の時間軸上のいつに比定するかの違いによるほか、
1,2年程度のズレは何らかの誤解から生じた可能性もあります。

[764] 
[[黃帝]]の時代をいつに定めるかには古来諸説があり、
[[紀年法]]として存在することが確認されていない説もあります。
(解説記事等にはそれも「[[紀元]]」の一説として掲載していることがあるので要注意です。)

[765] 
なお現代の[[漢民族]]や[[道教]]信者は民族・宗教の開祖としての[[黃帝]]を信仰するのみならず、
史実としてもその存在を信じていることがあるようです。

[766] 
[[中国]]以外の研究者は一般的には[[黃帝]]を[[神話]]上の存在と考えています。
[[中国人]]でも、[[黃帝]]は虚構で年代を決定できるはずがなく、
[[黃帝紀元]]には意味がないと考える人もいます。

;; [767] 
信仰上の実在性は外野が口を出す問題ではありませんし、
たとえ実在しない、史実と違うとしてもそれを[[紀年法]]として使うことには支障はないのですが
[SEE[ [[キリスト紀元]], [[皇紀]] ]]、
有力な一説に定まらないのは[[紀年法]]として不都合といえます。

[762] 
解説記事、辞典類等はそのうちのいずれか、多くても3つ、4つくらいしか紹介していないことが多いです。

[271] 
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は
[CITE[黄帝魂]],
[CITE[江蘇]],
[CITE[民報]]
の3種
([TIME[y~1724]],
[TIME[y~1723]],
[TIME[y~510]])
を示していますが、
これは
[CITE[中国近代史詞典]]
の表に基づく [SRC[>>62, >>13]]
ようです。

[365] 
[[中文]]版[CITE[维基百科]]は
[CITE[民報]],
[CITE[黄帝魂]],
[CITE[江蘇]],
[CITE[中國皇帝黄帝纪元]]
の4種
([TIME[y~510]],
[TIME[y~1724]],
[TIME[y~1723]],
[TIME[y~3799]])
を挙げ、
[CITE[民報]]
を強調しています。
[SRC[>>78]]
[CITE[民報]]
型を選ぶのは現用されているためでしょうか。
いずれも[TIME[公元1903年][1903]]から[TIME[公元1911年][1911]]の年数が示されていますが、
[CITE[民報]]
型だけは現在の年数も示されています。

[76] 
[[蘭語]]版[CITE[Wikipedia]]は、
[[元年]]を西暦紀元前2698年 ([TIME[y~510]])、
西暦紀元前2697年 ([TIME[y~1736]])、
西暦紀元前2637年 ([TIME[y~3796]]) の3説とし、
西暦2000/2001年を
4637年 ([TIME[y~3796]] / -)、
4697年 ([TIME[y~1736]] / -)、
4698年 ([TIME[y~510]] / [TIME[y~1736]]) であるとしました。
[SRC[>>73]]
(「/」で併記した意味は説明がなく、前段と後段で順序が入れ替わっているのも謎でわかりにくい書き方です。)

[104] 
[[English]] 版 [CITE[Wikipedia]] にも同趣旨の解説があり
[SRC[>>14]]、おそらく同じ出典に由来するものでしょうが、
そちらでは[TIME[西暦2000年][2000]]しかなく、
順序の入れ替わりもありません。
どちらが原型なのかは検討を要します。

[HISTORY[

[367] 
[[English]]
版
[CITE[Wikipedia]]
の
[CSECTION@en[Chinese calendar]]
記事は[[支那]]における[[暦]]関係全般を雑然と扱う記事ですが、
[[黄帝紀年]]も扱っています。
[SRC[>>366]]

-
[368] 
連続的な[[紀年法]]の一覧表に
「Yellow Emperor (Huángdì) year」
([[中文]]: 「黄帝紀年」)
として
[TIME[y~1736]],
[TIME[y~510]]
の2説が示されています。
17世紀の学説に由来すると説明されています。
[SRC[>>366]]
-
[369] 
清末期の説明として、
--
[370] 
「Jiangsu province」 ([[江蘇省]]) が [TIME[y~1724]] を使い、
「[I[Ming Pao]] (明報)」 ([TIME[公元1959年][1959]]創刊の香港の新聞) が [TIME[y~510]]
を使ったとされます。
[SRC[>>366]]
説明がめちゃくちゃです。
--
[371] 
[[劉師培]]が
「the Yellow Emperor Calendar (黃帝紀元, 黃帝曆 or 軒轅紀年)」
[TIME[y~1724]]
を作った、
しかし20世紀に至る前に之が使われたとする証拠はない、
[SRC[>>366]]
とされています。
-
[372] 
[[道教]]はその後 
「Yellow Emperor Calendar」
を採用して
「Tau Calendar (道曆)」と名付けたと説明されています。
[SRC[>>366]]
出典は不明です。
-
[373] 
[TIME[1912-01-02]]の[[孫文]]の[[改暦]][[改元]]で
「14 Shíyīyuè 4609 Huángdì year」
(黄帝4609年11月14日)
が
「1 January」になったとし、
[[サンフランシスコ]]の[[中華街]]など多くの[[華僑]]社会がその変更を採用 (adopt)
した、
と説明しています。
[SRC[>>366]]
--
[374] 
ところがその出典には[[孫文]]らが[[黄帝紀年]]の一種を使ったことと、
それが[[サンフランシスコ]]の[[華僑]]等に採用されたことは書かれていますが、
[TIME[1912-01-02]]の[[改暦]][[改元]]については何も書いていません。
--
[375] 
[TIME[1912-01-02]]の[[改暦]][[改元]]とは[[農暦]]から[[公暦]]への[[改暦]]と、
[[黄帝紀元]]の一種から[[民国紀元]]への[[改元]]です。
[[English]] 版 [CITE[Wikipedia]] の記述はそのままでは成り立ち得ません。
--
[376] 
ここまで酷いともはや些事ですが、
「Shíyīyuè」
とは十一月のことです。
[[欧米月名]]のノリで[[月名]]だけ原語表記にしてみたのでしょうか。
欧米語と違って年月日すべて番号なのですから、
[[月名]]だけこのように表記するのは意味がありません。
執筆者の理解度が透けて見えます。

[378] 
[[English]] 版 [CITE[Wikipedia]] のこうした記述およびその過去の版は、
執筆当時の英語圏で得られた資料の少なさのためやむを得ない部分も大きいにせよ、
多大な混乱を招いているようです。
当該記事の Talk ページも、当記事の雑多な内容の全般にわたって言及があるものの、
その中でも特に[[黄帝紀元]]に関係する記述が多いようです
[SRC[>>377]]。
混乱の大きさとともに関心の高さもうかがえます。

]HISTORY]

[REFS[

-
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[10] [CITE@ja[コラム1997_7-8]]
([TIME[2006-06-13 23:44:36 +09:00]] 版)
<http://www.shuiren.org/chuugoku/koramu/ko970708.htm>
]FIGCAPTION]

> 黄帝紀年	(紀元元年 前2491)
> 黄帝生年紀年	(紀元元年 前2711)
> 黄帝甲子紀年	(紀元元年 前2697)
> 黄帝開国即位紀年	(紀元元年 前2698)

]FIG]
-- [81] 移転確認 [TIME[2023-03-01T11:49:25.700Z]]
-- [92] [CITE@ja[コラム1997_7-8]], [TIME[2006-06-13T14:44:36.000Z]], [TIME[2023-03-01T09:10:21.020Z]] <https://www.shuiren.org/chuugoku/koramu/ko970708.htm#%E8%BF%91%E4%BB%A3%E5%8F%B2%E3%81%AE%E5%90%84%E7%A8%AE%E7%B4%80%E5%B9%B4>
-- [91] 順に
[TIME[y~1723]], [TIME[y~1724]], [TIME[y~1736]], [TIME[y~510]]
-
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[9] [CITE[More]]
([TIME[2016-03-26 17:25:28 +09:00]] 版)
<http://www.hosi.org/cgi-bin/more.cgi?2426357>
]FIGCAPTION]

> 黄帝生年紀年      4642   1 15  劉師培
> 黄帝開国即位紀年  4629   1 15  宋教仁
> 黄帝甲子紀年      4628   1 15  黄節
> 黄帝紀年          4422   1 15  『浙江潮』『江蘇』

]FIG]
-- [90] サーバーエラーで表示不能 [TIME[2023-03-01T11:47:10.000Z]]
-- [93] 令和元年時点で既にエラー
-
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[

- [8] [CITE@ja[今は西暦2010年ですが他の暦は何年ですか? なにかの暦が2670年くらい... - Yahoo!知恵袋]]
([TIME[2016-03-26 17:19:46 +09:00]] 版)
<http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1435224014>
-- [88] 
[[historia(n)1582]],
2010/1/13 22:41(編集あり)

]FIGCAPTION]

>●日付がグレゴリオ暦と同じ太陽暦
>[SNIP[]]
> [中国]黄帝生年紀年……………4721年
> [中国]黄帝開国即位紀年………4708年
> [中国]黄帝甲子紀年……………4707年
> [中国]黄帝紀年…………………4501年
>[SNIP[]]

]FIG]
-- [89] 
順に [TIME[y~1724]], [TIME[y~510]], [TIME[y~1736]], [TIME[y~1723]]
-
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[12] [CITE[Chinese (and other) calendar support, intercalary months, year cycles - CLDR - Unicode Common Locale Data Repository]]
([TIME[2018-03-06 16:25:53 +09:00]])
<http://cldr.unicode.org/development/development-process/design-proposals/chinese-calendar-support>
]FIGCAPTION]

> There are at least two standard conventions for the epoch of the Chinese calendar  — i.e. when was year 1 of era 1. Both are associated with the legendary emperor Huangdi 黃帝, hence the "Huangdi era" 黃帝紀元. The most common convention is to use the beginning of Huangdi's reign, commonly specified as 2697 BCE; a somewhat less common convention (and the one used by ICU) is to use the year when he supposedly invented the Chinese calendar,  2637 BCE. Since the latter is 60 years later, the stem-branch names associated with years do not change, but the cycle number is different.

]FIG]
-- [50] 移転確認 [TIME[2023-03-01T13:04:56.300Z]]
-- [97] 
[CITE@ja[Unicode [[CLDR]] - Chinese (and other) calendar support, intercalary months, year cycles]], 
[[Peter Edberg]],
2011-11-20 through 2011-11-30, more 2012-01-10,
[TIME[2023-03-01T13:04:38.000Z]] <https://cldr.unicode.org/development/development-process/design-proposals/chinese-and-other-calendar-support-intercalary-months-year-cycles#h.arqidohu593u_l>
-- [98] 
順に
[TIME[y~1736]],
[TIME[y~3796]]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[14] [CITE@en[Calendar era - Wikipedia]], [TIME[2020-09-09T17:10:40.000Z]], [TIME[2020-09-13T07:07:13.263Z]] <https://en.wikipedia.org/wiki/Calendar_era#Political>
]FIGCAPTION]

>
China traditionally reckoned by the regnal year of its emperors, see Chinese era name. Most Chinese do not assign numbers to the years of the Chinese calendar, but the few who do, like expatriate Chinese, use a continuous count of years from the reign of the legendary Yellow Emperor, using 2698 BC as year 1. Western writers begin this count at either 2637 BC or 2697 BC (see Chinese calendar). Thus, the Chinese years 4637, 4697, or 4698 began in early 2000.
]FIG]

- 
[366] 
[CITE@en[[[Chinese calendar]] - Wikipedia]], [TIME[2023-03-14T04:16:16.000Z]], [TIME[2023-03-14T09:43:58.493Z]] <https://en.wikipedia.org/wiki/Chinese_calendar#Continuous_numbering>
--
[377] 
[CITE@en[Talk:Chinese calendar - [[Wikipedia]]]], [TIME[2023-03-14T04:23:39.000Z]], [TIME[2023-03-14T12:34:18.314Z]] <https://en.wikipedia.org/wiki/Talk:Chinese_calendar>

]REFS]

* 暦法

[769] 
[[黃帝紀元]]各種の[[年]]は、[[グレゴリオ暦]]の[[月日]]と併用されることも、
[[農暦]]の[[月日]]と併用されることもあります。
[[グレゴリオ暦]]の[[月日]]と明記しているものもある [SRC[>>88]]
ものの少数派で、多くの[[日時表示]]は明示していないので要注意です。

[99] 
現代においては特に説明無く[[グレゴリオ暦]]の[[月日]]と併用されることが多いですが、
逆に現代でも[[農暦]]の[[月日]]と併用するものもあります
[SRC[>>97]]。

[100] 
過去の用法も、
[TIME[1912-01-01]]の[[中華民国]]の成立・[[グレゴリオ改暦]]より前は[[農暦]]のことが多いですが、
それ以前でも[[グレゴリオ暦]]の場合があります。

[101] 
[[黃帝紀元]]の[[日付]]を使ったものに対する解説等が、
[[暦法]]への注意を怠り[[グレゴリオ暦]]と誤解している場合があるので、
論文等であっても読者に[[暦法]]に関して注意を促していないものは、
ただちに信用しないほうが安全です。

[105] 
[[欧米]]の文献等では[[黃帝紀元]]が[[農暦]]と深く結合して解説されていることがよくあります。
[[農暦]]において[[支那]]では[[年番号]]を使わないが、
[[華僑]]が[[黄帝紀年]]と併用することがあるとする解説
[SRC[>>14]] があり、一部の欧米の[[農暦]]の実装で[[黄帝紀年]]が基準となっている 
(>>52, >>102) ことと関係していそうです。

[770] 
詳しくは各時代、各分野の項を参照。

[REFS[
- [212] 
[CITE@ja-JP[總合歴史年表 : [[日本]]・[[世界]]]], [[日地出版株式会社編集部]], [TIME[1951]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T14:00:41.287Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1383920/1/12> (要登録)
]REFS]

* 発祥

[55] 
[[黃帝紀元]]の発祥については、

- [771] 
[[宋]]の時代とする説
[SRC[>>19 #page=12 (竹内1994), >>212, >>292]]
- [213] 
[[清]]末の頃とする説
[SRC[>>1]]

があります。

[303] 
現在知られている用例で確実に遡れるのは[[清]]末までで、
後述の通り、[[清の元号]]を嫌った革命派によって新たに作られました。
それまでなかった慣習を創出したという意味では、
[[清]]末に作られたというのは間違ってはいません。

[71] 
一方で、
[[黃帝紀元]]はそれ以前から[[道教]]で使われており、
古籍に散見される [SRC[>>69]] とする説もあります。
[[道教]]方面では[[宋]]の頃から[[黃帝紀元]]に基づく[[道暦]]が使われているとされています
(>>545)。

[772] 
ただ[[道教]]方面でも、
[[清]]末期よりも前に[[黃帝紀元]]の[[年表示]]の形で明確に利用した事例は提示されておらず、
現段階ではその実態は不明と言わざるを得ません。

[REFS[

-
[292] [CITE@ja[桃園穂鳥さんはTwitterを使っています: 「元号と干支紀年法が盛んであったが、紀元に相当するものとしては1911年、黎元洪が革命政府を樹立したときに黄帝の即位年から数える「黄帝紀元」を採用したことがあり、これは宋代以来の著述にみられることがある。中華民国設立以降は「キリスト紀元」が用いられている。日本では『日本書紀』の神武」 / [[Twitter]]]], [TIME[午後5:28 · 2013年11月7日][2013-11-07T08:28:22.000Z]], [TIME[2023-03-08T06:54:13.000Z]] <https://twitter.com/cawaU/status/398366301300613120>

]REFS]

* 清末

[253] 
[[清末][清末民初の日時]]には[[黄帝]]に基づく[[紀年法]]がいくつも提案され、
実用され、競合していました。
[SRC[>>13]]
主に後述の3種類の[[黃帝紀元]]があり、
その他にもいくつかの流儀がありました。

[305] 
[CITE[中国史叙論]],
[[梁啓超]],
[TIME[1901]]
が近代の最初の言及とされます。
[SRC[>>19 #page=12 (竹内1994)]]

[255] 
[[黄帝紀元]]は[TIME[西暦1903年][1903]]に[[革命派]]の刊行物で使われ始めたとされます。
[SRC[>>254]]

[REFS[
- [13] [CITE[雑誌の黄帝紀年[BR[]]――旧暦新暦問題]],
[[樽本照雄]],
[TIME[2016-07-17 19:40:14 +09:00]]
<http://shinmatsu.main.jp/k7101.html>
-- [270] 
[CITE[2dan.pdf]], [TIME[2017-09-04T23:23:00.000Z]], [TIME[2023-03-03T11:04:35.010Z]] <http://shinmatsu.main.jp/2dan.pdf#page=387>
-- [254] 
引用:
[CITE[中国近代史詞典]],
[TIME[1982-10]]
--
[15] [CITE[お知らせ]]
([TIME[2016-07-17T10:38:56.000Z]], [TIME[2020-09-13T11:48:41.694Z]])
<http://shinmatsu.main.jp/jm15.html>
--
[16] 
[CITE[《新編増補清末民初小説目録》所録傳奇雜劇補述]]
([TIME[2016-07-17T10:40:12.000Z]], [TIME[2020-09-13T11:50:05.854Z]])
<http://shinmatsu.main.jp/k6902.html>
-- 
[252] 
[CITE[qmbook14.pdf]], [TIME[2022-09-04T06:02:00.000Z]], [TIME[2023-03-03T11:48:36.447Z]] <http://shinmatsu.main.jp/qmbook14.pdf>

]REFS]

[888] 
[TIME[2024-08-05T09:51:41.500Z]]
<https://soka.repo.nii.ac.jp/record/36965/files/soudaichugokuronsyu0_15_3.pdf>

[889] 
[CITE@ja[32_33.pdf]], [TIME[2024-08-05T09:52:09.000Z]] <https://www.jstage.jst.go.jp/article/asiakyouikushi/32/0/32_33/_pdf/-char/ja>

-*-*-

[281] 
[[黄帝紀元]]や同時期の[[孔子紀元]]等の[[紀年法]]がこの時代に持て囃されたのは、
[[欧米]]の[[キリスト紀元]]や[[日本]]の[[皇紀]]との接触から来ているとされます。

[280] 
[[黃帝紀元]]の[[雜誌]]における利用例は[[日本]]が多い [SRC[>>270]]
といいます。
当時の[[日本]]には清国人の留学生等が多く滞在し、
反清活動の重要拠点となっていました [SRC[>>46]]。
かつ清国官憲の目が届きにくく好きな[[紀年法]]が使いやすかったということなのでしょう。

[773] 
在日[[清国人]]留学生の活動は[[日本政府]]にとっても必ずしも好ましいものではなく、
活動を停止されたり、出版を禁止されたりしたこともあるようですが、
[[黃帝紀元]]を使った出版物を[[日本]]で制作・販売したり、
所持したりすることをもって不興を買ったという記録は見当たりません。

[REFS[
-
[46] [CITE@ja-JP[[[國學院雜誌]] = The Journal of Kokugakuin University 12(1)(135)]], [[國學院大學]], [TIME[1906-01]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:11:41.137Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/3364779/1/51> (要登録)

]REFS]

** [CITE[黄帝魂]]型

[7] 
[[劉師培]]ら革命派は、排滿革命を目指し、
[[漢民族]]の始祖とされる[[黄帝]]を崇拝しました。
[[満州族]]の君主の[[元号]]紀年や礼教文化を軸とする[[孔子紀年]]には反対し、
種族を軸とする[[黄帝紀年]]を採用しました。
[SRC[>>4 #page=9]]

[57] 
[TIME[清光緒29(1903)年閏5月17日 (グレゴリオ暦7月11日)][1903-07-11]] [SRC[>>22]]、
[[劉師培]]は
[CITE[黄帝紀年論]]
で[[元号]]や[[孔子紀年]]に反対し、
[[黄帝]]の生誕年に基づき[TIME[西暦1903年][1903]]を黄帝紀元4614年としました。
[SRC[>>1]]
[TIME[y~1724]]

[63] 
[[劉師培]]ら[[革命派]]の雜誌[CITE[黄帝魂]]がこの方式を採用しました。 [SRC[>>62, >>233]]
[CITE[黄帝紀年論]]
も
[CITE[黄帝魂]]
に収録されました。

[781] 
[[劉師培]]の提案した
[TIME[y~1724]]
が[[清]]末の[[黄帝紀元]]のはじまりとされます。

[278] 
[[元号名]]は[[黄帝紀年]]や[[黄帝降生]]が使われました。

[777] [[日付]]は[[農暦]]でした。 [SRC[>>13]]

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [234] 
[CITE(.label)[黄帝魂]],
黄帝子孫之多数人
「[DATA(.text)[黄帝紀元四千六百十四年十二月六日]]」
--
[277] 
[CITE(.label)[黄帝紀年説]]
「[DATA(.text)[黄帝降生四千六百十四年閏五月十七日書]]」
[SRC[>>13]]

]ITEMS]

[779] 
いつまで使われたのか書いたものが見当たらず、よくわかりません。

[66] 
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は
4614年
([TIME[西暦1903年][1903]])
から
4622年
([TIME[西暦1911年][1911]])
までを表に掲載しています。
[SRC[>>1]]

[793] 
誕生に起算することや[[元号名]]の[[黄帝降生]]は、
[[キリスト紀元]]や[[孔子紀元]]の影響を受けたものなのでしょう。

[794] 
[[元号名]]に「紀元」と入れるのも東洋の伝統ではありませんが、
[[キリスト紀元]]や[[孔子紀元]] (や[[神武天皇即位紀元]]) に倣ったものなのでしょう。

[HISTORY[

[608] 
[TIME[公元2010年][2010]]の[[中華人民共和国]]の解説記事で、

>[SNIP[]]
依辛亥志士刘师培先生的倡议,以黄帝生辰来追溯黄帝纪元,则今年西元2010年就是黄帝纪元四千八百二十八年了。

とするものがあります
[SRC[>>606]]。
しかしこの数え方は[[刘师培]]のものと一致しません。何からの計算の誤りでしょうか。
なおこの記事の末尾に記事の日付が[[黄帝紀元]]等で書かれていますが、
そこは他の数え方を使っています。

]HISTORY]

[REFS[
-
[233] 
[CITE@ja-JP[[[清末民初の孔教運動]] : 康有為の政教観を中心に]], [[肖啓明]], [TIME[1999]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T06:34:17.537Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/3189817/1/52> (要登録)
- [4] 
[CITE@ja[中国のナショナリズム形成 : 日清戦争後の移り変わりと[[辛亥革命]]]], [[區 建英]], [TIME[2009-03-30]], [TIME[2010-12-15]], [TIME[2023-02-28T09:47:30.000Z]] <https://nuis.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=13&block_id=21&item_id=2585&item_no=1>
-[411] [CITE[Wayback Machine]], [TIME[2023-03-16T13:36:27.000Z]] <https://web.archive.org/web/20200801082232/https://www2.ihp.sinica.edu.tw/file/1097kaBVwNb.pdf>
-- [412] #page=9 [CITE[黄帝紀年論]]の英訳

]REFS]

** [CITE[江蘇]]型

[64] 
雜誌
[CITE[江蘇]]
は[TIME[西暦1903年][1903]]を4394年とする方式を採用しました。
[SRC[>>62]]
その他いくつかの雜誌等が本方式を採用しました。
[TIME[y~1723]]

[268] 
[[日本国]][[東京]]で[TIME[西暦1903年][1903]]に発行された[[雜誌]]
[CITE[江蘇]]
は、
最初は[[光緒]]を使用していました (「光緒二十九年」 [SRC[>>22, >>778]]) が、
第3期より[[黄帝紀元]]を使いました [SRC[>>13, >>778]]。
[[月日]]は[[農暦]]でした。
[SRC[>>13]]

;; [269] 
「黄帝紀元あるいは紀元」を使い始めた [SRC[>>13]]
とする説明もありますが、
ここでいう「紀元」とは何?
「[L[[SNIP[]]清末雑誌の刊年表記は、光緒宣統のほかに、中国開国紀[BR[]]元と黄帝紀元 [WEAK(smaller)[(または紀元)]] などが使われていることが理解できる[SNIP[]]]]」
[SRC[>>270]]
と書かれているので、消去法で[[西暦]]のこと?

[782] 
[CITE[江蘇]]
が代表例とされますが、
本方式は
[CITE[江蘇]]
が発祥なのでしょうか?

[823] 
[CITE[黄帝紀年説]]が閏5月、
[CITE[江蘇]]第3期が5月だとすると、
[CITE[江蘇]]の方が古いことになりますが、
これはどういうことなのでしょう。

[274] 
[CITE[国民日日報]]
が採用していました。
[SRC[>>13]]

[307] 
[CITE[浙江潮]] [SRC[>>22]] が採用していました [SRC[>>9]]。

[279] 
[[元号名]]は[[黄帝紀元]]が使われました。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-
[530] 
[DATA(.label)[[CITE[江蘇]] 第三期]]
「[DATA(.text)[黃帝紀元四千三百九十四年五月廿八日]]」
[SRC[>>40]]
- [235] 
[CITE(.label)[江蘇]]
「[DATA(.text)[黄帝紀元四千三百九十四年閏五月一日]]」
[SRC[>>13]]
-
[FIG(quote)[ [240] [SRC[>>239]]

>
[LEFT[
25『漢聲』[湖北学生界第七八月号合冊](黄帝紀元 4394 年 6 月朔日)<雑俎>[奴痛]「記薛女士」
]LEFT]

]FIG]

]ITEMS]

[780] 
いつまで使われたのか書いたものが見当たらず、よくわかりません。

[67] 
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は
4394年
([TIME[西暦1903年][1903]])
から
4402年
([TIME[西暦1911年][1911]])
までを表に掲載しています。
[SRC[>>1]]

[REFS[

- [239] 
[CITE@ja-JP[清末の小悪党とフェミニズム : 呉趼人の小説の意義]], [[松田, 郁子]], [TIME[2016]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T06:47:27.278Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/10216508/1/2>
2 #page=188
-
[22] [CITE@ja[【17-18】日本留学生と清末民初の「華夏西来」学説 | [[SciencePortal China]]]], 
[[安琪]],
2017年10月23日,
[[国立研究開発法人 科学技術振興機構 中国総合研究・さくらサイエンスセンター]], [TIME[2020-03-13T01:25:51.000Z]], [TIME[2022-05-25T07:50:57.549Z]] <https://spc.jst.go.jp/experiences/change/change_1718.html>
-
[778] 
[TIME[2023-03-19T12:41:31.100Z]]
<https://kansai-u.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=19359&item_no=1&attribute_id=19&file_no=1>
#page=7

]REFS]

** [CITE[醒獅]]型

[275] 
[[日本国]][[東京]]で[TIME[西暦1905年][1905]]に発行された雜誌
[CITE[[[醒獅]] 第1期]] 
は、
黄帝紀元4397年としていました。
[TIME[y~1723]]
とは1年のずれがあります。
[SRC[>>13]]
[TIME[y~3800]]

[792] 
[[日付]]は[[農暦]]です。 [SRC[>>13]]

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [276] 
[CITE(.label)[[[醒獅]] 第1期]],
[TIME(.published)[1905-09-29]],
[DATA(.addr)[[[日本国]][[東京府]][[東京市]]]]
「[DATA(.text)[黄帝紀元四千三百九十七年九月一日]]」
[SRC[>>13]]

]ITEMS]

[791] 
現時点で他の用例は未発見です。何らかの誤りによるのか、それとも異説なのかは不明です。

** [CITE[民報]]型

[257] 
[TIME[西暦1905年][1905]]を黄帝紀元4603年としたもの
[SRC[>>254]]
[TIME[y~510]]
は、
[[清]]末に最も広く使われた[[黄帝紀元]]です。

[273] 
[[元号名]]を[[中国開国紀元]]または[[開国紀元]]とするものと、
[[黄帝紀元]]とするものがありました。
この2つを区別して呼ぶ文献と、
特に断り無く前者も[[黄帝紀元]]と呼ぶ文献があるので要注意です。

[783] 
[[中国開国紀元]]または[[開国紀元]]は早い時期に使われました。
やがて[[黄帝紀元]]に統一されていきました。

[68] 
[[日本語]]版[CITE[ウィキペディア]]は
4603年
([TIME[西暦1905年][1905]])
から
4609年
([TIME[西暦1911年][1911]])
までを表に掲載しています。
[SRC[>>1]]

*** [CITE[民報]]型の発祥

[256] 
[[宋教仁]]は、
[[満州族]]を始めとする外部勢力を排除する意志を、
[[清の元号]]のかわりに[[黄帝紀元]]を使うことで表現したとされます。
[SRC[>>216]]

[58] 
[[宋教仁]]は、
[[黄帝]]の[[即位]]年の癸亥年に基づき[TIME[西暦1904年][1904]]を黄帝紀元4602年としました。
[SRC[>>1]]
[TIME[y~510]]

[65] 
[[宋教仁]]はまず日記で[TIME[西暦1905年][1905]]を
「四千六百零三年」として使い始めました。
[SRC[>>216]]
[TIME[y~510]]

;; [218] >>58 と >>65 のどちらが真の初出なのか。

[219] 
[[宋教仁]]は更に[[上海]]の
[CITE[国粋学報]]
との間で考察を進めました。
各省の留学生の刊行物も[[黄帝紀年]]を採用しました。
[SRC[>>216]]

[217] 
[[中国同盟会]]の機関誌
[CITE[民報]]
等、[[革命派]]の雑誌がこれを採用しました。
[SRC[>>1]]
[[中国同盟会]]は、[[中華民国]]の成立まで、黄帝紀元を使いました。
[SRC[>>4 #page=10]]

[289] 
[TIME[西暦1905年][1905]]発行の[[宋教仁]]らによる[[雜誌]]で
[CITE[民報]]
の前身である
[CITE[弐拾世紀之支那]]
は、
奥付に[[開国紀元]]として[[黃帝紀元]]を使いました。
(>>288)
同誌所収[[宋教仁]]
[CITE[漢族侵略史]]
は、

>
計自漢族開国元年癸亥自今年乙巳、都凡四千六百零三年

などとしてその数値を説明していました。
[SRC[>>283]]

;; [298] なお同誌の誌名および同記事本文中で
「[V[弐拾世紀]]」
「[V[二十世紀]]」
と[[キリスト紀元]]の[[世紀]]を使っている点には注意されます。
[SRC[>>19 #page=2]]

[264] 
[[日本国]][[東京]]で創刊された[[雜誌]]
[CITE[民報]]
は、
[TIME[1905-11-26]]の創刊号から[[中国開国紀元]], [[西暦]], [[明治]], [[光緒]]を併記し、
[[グレゴリオ暦]]を使いました。
[SRC[>>13]]

[259] 
[[日本国]][[東京]]で創刊された[[雜誌]]
[CITE[復報]]
は、
創刊号から第7期まで[[農暦]]、
第8期から[[グレゴリオ暦]]を使いました。
[SRC[>>13]]

[262] 
なおその第11期は4605年にもかかわらず「四千六百四年」と誤っていました。
[SRC[>>13]]
第8期から既に正しく4605年となっていたのに第11期だけ誤ったのはどうしたことでしょう。

[266] 
[[日本国]][[東京]]で創刊された[[雜誌]]
[CITE[漢幟]]
は、
[TIME[1907-01-25]]の創刊号から[[中国開国紀元]], [[西暦]], [[明治]], [[光緒]]を併記し、
[[グレゴリオ暦]]を使いました。
[SRC[>>13]]

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [288] 
[DATA(.label)[[CITE[弐拾世紀之支那]] 1号]],
[TIME(.published)[1905-06]]
--
[23] 
[[奥付]]
「[DATA(.text)[開国紀元四千六百零三年四月廿日印刷]]」
[SRC[>>283]]
--
[297] 
[[奥付]]発行日
「[DATA(.text)[[V[開国紀元四千六百零三年五月初一日]]]]」
[SRC[>>19 #page=1]]
-- [290] [[暦法]]不詳
- [225] 
[DATA(.label)[[CITE[民報]] 奥付]]
「[DATA(.text)[[V[中国開国紀元四千六百零三年]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>224]]
-- [236] 
[CITE(.label)[民報]]
「[DATA(.text)[[L[中国開国紀元四千六百〇三年]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>233]]
-
[284] 
[DATA(.label)[漢文本[CITE[華夷変態]]]],
[[林春勝]]・[[林信篤]]原著,
[[小林叟発]]編,
[DATA(.addr)[[[日本国]][[東京府]][[東京市]]]]
--
[285] 
[DATA(.label)[奥付]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝󠄃紀元四千六百零四年二月廿八󠄂日印刷]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>283]]
--
[286] 
[DATA(.label)[奥付]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝󠄃紀元四千六百零四年三月 一 日發行]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>283]]
--- [287] 
[TIME(.value)[1906-03-01]]? [[暦法]]不明
-
[263] 
[DATA(.label)[[CITE[復報]] 第2期]]
「[DATA(.text)[中国開国紀元四千六百四年閏四月二十五日]]」
[SRC[>>13]]
-
[828] 
[CITE(.label)[孫逸僊]],
[[黄中黄]]中文訳,
[DATA(.addr)[[[日本国]][東京府]][[東京市]]]]
--
[829] 
[DATA(.label)[奥付]]
「[DATA(.text)[中国開国紀元四千六百零四年]]」
「[DATA(.text)[西暦千九百零六年]]」
「[DATA(.text)[明治三十九年]]」
[SRC[>>827]]
-
[260] 
[DATA(.label)[[CITE[復報]] 第7期]],
[TIME(.published)[1906-12-15]]
「[DATA(.text)[中国開国紀元四千六百四年十月三十日]]」
[SRC[>>13]]
-
[261] 
[DATA(.label)[[CITE[復報]] 第8期]],
[TIME(.published)[1907-01-30]]
「[DATA(.text)[中国開国紀元四千六百五年一月三十日]]」
[SRC[>>13]]
-
[265] 
[DATA(.label)[[CITE[漢幟]] 創刊号]],
[TIME(.published)[1907-01-25]],
[DATA(.addr)[[[日本国]][[東京府]]]]
「[DATA(.text)[中国開国紀元四千六百零五年陽暦一月二十五日]]」
[SRC[>>13]]

]ITEMS]

[REFS[
-
[215] 
[CITE@ja-JP[[[多摩芸術学園紀要]] 6]], [[多摩芸術学園]], [TIME[1980-12]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T05:20:35.847Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2250895/1/17> (要登録)
--
[216] 
[CITE[宋教仁研究ノ-ト-1-]],
[[樋泉克夫]]
-
[827] 
[CITE@ja-JP[中国革命と宮崎滔天]], [[陳鵬仁]], [TIME[1997]], [TIME[2023-03-13T10:18:48.000Z]], [TIME[2023-03-21T05:30:36.242Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/3140861/1/85> (要登録)
-
[18] 
[CITE[[L[明清交替期の東アジア海域と華人海商[BR[]]―『華夷変態』を中心として―]]]],
[[[L[郭陽]]]],
[TIME[2021-06-24T12:15:52.000Z]] 
-- [282] 
[CSECTION[[L[第八章 清末留学生と漢文本『華夷変態』の刊行]]]]
---
[FIG(quote)[ 
[FIGCAPTION[
[283] 
<https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/opac_download_md/1485055/lit0184.pdf#page=201>
]FIGCAPTION]

#page=204

>
[LEFT[
[SNIP[]]同盟会の創始者の一人である宋教仁の日記[SUP[(45)]]にも、[BR[]]
秀光社に関する記述が少なくない。

それによれば、まず1905(開国紀元4603・明治38)年1月2[BR[]]
日の条に、宋教仁らによる雑誌の創刊の計画が初めて記され[BR[]]
ている[SUP[(46)]]。[SNIP[]]

]LEFT]

#page=215

>
[LEFT[
(37) 宋教仁「漢族侵略史」(『弐拾世紀之支那』1号、1905年6月)42頁には、「且黄帝君[BR[]]
主、非教主可例。故不如用其即位之年為紀元、為漢族開国一大紀念也。計自漢族開国元年[BR[]]
癸亥自今年乙巳、都凡四千六百零三年」とある。『民報』の前身である同誌の奥付にも、[BR[]]
「開国紀元四千六百零三年四月廿日印刷」とあり、「開国紀元」はつまり「黄帝開国紀元」[BR[]]
であることを示している。

(38) 前掲註(35)、竹内論文によれば、黄帝紀年の元年については、①西暦BC2711年、②[BR[]]
BC2491年、③BC2698年、④BC2700年、⑤BC2748年などの説があった。黄帝紀元4604年は、[BR[]]
西暦では、①では1893年、②では2113年、③では1906年、④では1904年、⑤では1856年と[BR[]]
なる。このうち②と⑤は問題外であり、日清戦争以前の①とも考えがたい。また④説の[BR[]]
見は1909年であり、黄帝紀年4604年=1904年にはまだ提唱されていない。
]LEFT]

]FIG]
---
[79] 
[TIME[2014-09]],
[TIME[2023-03-01T08:55:54.200Z]]
<https://spc.jst.go.jp/cad/literatures/download/12426>
#page=4
---- [313] 同内容の単体の論文

]REFS]

*** 辛亥革命の黄帝紀元

[785] 
[[辛亥革命]]では、
武装蜂起し[[清]]から独立を宣言した各省の勢力が[[中華民国]]を称し、
[[黄帝紀元]] [TIME[y~510]]
を公式な[[紀年法]]として採用しました。

[59] 
[TIME[清宣統3(1911)年][1911]]、
[[辛亥革命]]において設立された[[中華民国湖北軍政府]]は[[宣統]]から[[黄帝紀元]]に[[改元]]し、
[TIME[西暦1911年][1911]]を黄帝紀元4609年としました。
[SRC[>>1, >>2, >>3]]

[110] 
[TIME[1911-10-13]]、
[[中華民国軍政府]]鄲軍督[[黎元洪]]は、
[[漢口]]在留各国領事に軍政府成立を通知しました。
その通知書の[[日付]]が[[黄帝紀元]]でした (>>111)。
[SRC[>>109]]

[128] 
[TIME[1911-11-04]]の在上海[[日本国]]総領事[[有吉明]]からの[[電報]]によると、
蜂起勢力は[[中華民国軍政府]]と称し、
[DFN[黃帝紀󠄄元曆]]を用いたとのことです。
[[黄帝紀元]]を使った文書を配布していたのでしょう。

[132] 
黄帝紀元4609年10月13日、
[[黄帝紀元]]を使った仮憲法が発布されました (>>150)
[SRC[>>131, >>149]]。

[364] 
[[中華民国軍政府]]の公報でも[[黄帝紀元]]が使われました。
[SRC[>>363]]

[82] 
[[黄帝紀元]]の採用は[[武昌蜂起]]のあった10月10日からとされていますが、
[[農暦]]なのか[[グレゴリオ暦]]なのか混乱があります。
[SRC[>>3]]
ただしくは[[グレゴリオ暦]]の[TIME[1911-10-10]]のようです。

[152] 
当事者である革命軍は[[農暦]]を使っていたようです。

[112] 
>>110, >>132 の場合、[[日付]]は[[農暦]]のようです。

[157] 
>>156 は12月とありますが、これはいつなのでしょうか。
農暦12月は、公式には中華民国元年1月 (グレゴリオ暦) になっていたはずです。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-
[182] 
[CITE(.label)[革命軍佈告全国文]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀󠄄元四千六百零九年八󠄂月  日]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>181, >>320, >>44]]
- [111] 
[DATA(.label)[照会 (の和訳), [[黎元洪]]]],
[DATA(.addr)[[[漢口]]]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀󠄄元四千六百九年八󠄂月二十一日]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>109, >>113, >>130]]
-
[143] 
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀󠄄元四千六百零九年九月五日]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>142]]
-
[144] 
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀󠄄元四千六百〇九年九月六日]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>142]]
- [135] 
[DATA(.label)[布告 (の和訳), [[胡漢民]]]],
[DATA(.addr)[[[広東]]]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀󠄄元四千六百零九年九月二十日]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>133]]
-
[205] 
[DATA(.label)[革命軍の檄文]]
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀元四千六百零四年歲次󠄄丙午十月吉日[SNIP[]]]]]]」
[SRC[>>204]]
- [151] 
[DATA(.label)[仮憲法 (の和訳)]]
--
[150] 
「[DATA(.text)[[SNIP[]][V[黃帝紀󠄄元四千六百九年十月十三日]][SNIP[]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>149]]
-
[145] 
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀󠄄元四千六百零九年十月初八󠄂日]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>142 /58]]
-
[156] 
[DATA(.label)[[CITE[軍用軍票通󠄃用章程]] (の和訳)]],
[DATA(.addr)[[[四川省]]]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀󠄄元四千六百有九年十二月]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>155]]
-
[180] 
[DATA(.label)[[CITE[宣言]] (の和訳)]],
[[顧仁宜]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀󠄄元四千六百九年十二月]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>179]]
-
[249] 
[DATA(.label)[上海駐在領事宛通牒 (の[[和訳]])]],
革命軍政府,
[TIME[1911-11-04]]発電,
[TIME[1911-11-05]]付[[新聞]]所収
「[DATA(.text)[[V[[RUBY[黃][こう]][RUBY[帝][てい]][RUBY[紀󠄄][き]][RUBY[元][げん]]四千六百九[RUBY[年][ねん]]九[RUBY[月][ぐわつ]]]]]]」
[SRC[>>241 /25]]
-
[247] 
[DATA(.label)[革命党宣言書 (の[[和訳]])]],
[DATA(.addr)[[[上海]]]]発電、
[TIME[1911-11-05]][[日本国]][[長崎県]][[佐世保]]受電、
[TIME[1911-11-06]]付[[新聞]]所収
--
[248] 
... についての説明文
「[V[[SNIP[]][RUBY[紀][き]][RUBY[元][げん]]四千六百九[RUBY[年][ねん]][RUBY[第][だい]]九[BR[]][RUBY[月][ぐわつ]]十三[RUBY[日][にち]]の[RUBY[日][ひ]][RUBY[附][づけ]][SNIP[]]]]」
[SRC[>>241 /24]]
-
[242] 
[DATA(.label)[軍事公債募集章程 (の和訳)]],
[TIME[1911-11-06]][[日本国]][[長崎県]][[長崎市]]受電、
[TIME[1911-11-07]]付[[新聞]]所収
--
[243] 
[DATA(.label)[償還期]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀󠄄元四千六百十一年]]]]」
[SRC[>>241 /22]]
--
[244] 
[DATA(.label)[償還期]]
「[DATA(.text)[[V[四千六百十四年]]]]」
[SRC[>>241 /22]]
--
[245] 
[DATA(.label)[償還期]]
「[DATA(.text)[[V[四千六百十七年]]]]」
[SRC[>>241 /22]]
--
[246] 
[DATA(.label)[償還期]]
「[DATA(.text)[[V[四千六百十九年]]]]」
[SRC[>>241 /22]]
-
[620] 
[DATA(.label)[赋税票]]
--
[621] 
「[DATA(.text)[[V[黄帝四千六百  年  月  日]]]]」 ([[楷書]] 印刷物)
---
[622] 
「[DATA(.text)[[V[令九  十二  十七]]]]」 ([[草書]] [[手書き]])
[SRC[>>619]]
-
[500] 
[CITE(.label)[[R[中華民國中央軍政府軍用小票]]]]
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀元四千六百零九年  月  日]]]]」 ([[楷書体]])
[SRC[>>497]]
-
[501] 
[DATA(.label)[中華民国中央軍政府大都督黎諭通知]]
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀元四千六百零九年  月  日示]]]]」 ([[楷書体]])
[SRC[>>497]]

]ITEMS]

[134] 
在広東日本国総領事館によると、
清国から独立した広東省の都督の黃帝紀元4609年9月20日の布告で[[黃帝紀元]]が使われていました (>>135)。
また布告されたのは断髪令でしたが、その前半は[[黃帝紀元]]によりその正当性を述べていました。すなわち:
[SRC[>>133]]

- [136] 開祖黃帝が[[甲子]]を作り紀元を定めて今に至る
- [137] 異民族が国を乱してもこの紀元は続いてきた
- [138] 滿洲朝廷が明末甲申年3月19日から今まで我々の甲子を奪い国を奪って支配してきた
- [139] [[殷]]以来[[天子]]が国を独占し奪い合ってきたので紀元年号「粉として断つ」
- [140] これが軍政府、共和政府建設の志であり、
黃帝紀元でもって国制が全時代と違うことを表すのである

[141] 
[[黃帝]]と[[黃帝紀元]]が[[漢民族]]の民族主義の象徴として担ぎ上げられたことがよく表れています。
これはほとんど[[プロパガンダ]]というべき建国神話です。
[[黃帝]]が[[干支]]を作ったとする伝承はともかく、
[[黃帝]]が[[黃帝紀元]]を作ったというのは史実どころか伝承ですらありません。
[[漢民族]]や[[漢土]]が異民族に支配されていたのも[[清]]時代だけではありませんし、
[[清の元号]]や[[干支年]]を使うほど「漢化」された[[清]]国が、
[[紀年法]]についてそれ以前の歴代[[中華王朝]]と違うことは全くありません。

[HISTORY[

[REFS[
-[294] [CITE@ja[[[内藤陽介]]さんはTwitterを使っています: 「@riekohayakawa @cbp60570 前例は辛亥革命と中華民国暦のことですか?中華民国暦に関しては、辛亥革命後は、いったん、清朝の元号を廃して黄帝紀元に戻したうえで、1912年1月2日、臨時大總統改暦改元通で前日(1月1日=黄紀4609年11月13日)を民国元年元日とするという形式をとっています。」 / Twitter]], [TIME[午前5:14 · 2020年9月10日][2020-09-09T20:14:16.000Z]], [TIME[2023-03-08T06:58:01.000Z]] <https://twitter.com/naito_yosuke/status/1303788836992868352>
]REFS]

[295] >>294 このツイートは他の説 ([[皇紀]]の話) を[[デマ]]だと否定する流れの派生。
しかしこのツイートの根拠・出典は説明されていない。
「黄帝紀元に戻」すとはどういう意味かよくわからない。
[[清の元号]]の前は[[黄帝紀元]]が使われていたかのような言い草だが、
そのような事実は確認できないし、そうだというなら根拠を示すべき。
[[デマ]]を非難する者が対抗のため[[デマ]]を流すとはどうしたことか。

;; [296] >>141 の[[プロパガンダ]]と関係ある?

[760] 
また、
「黄紀」
という表記も[[ウェブ検索]]でほとんどが日本語の解説記事で、
実用された根拠もありません。

]HISTORY]

[314] 
[TIME[明治44(1911)年11月][1911-11]]の[[日本]]の書籍に、
革命軍の参謀の1人に聞いたとの説明が掲載されています。
どこで誰に尋ねたのか不明ですが、それによると

- [315] 以前は[[孔子紀元]]を使っていたが、数年前に廃止して[[黃帝紀元]]に切り替えた
- [316] [[黃帝]]を[[漢民族]]の祖とする説は[[日本]]の研究者らも自グループの権威[[章太炎]]もみな一致していて疑いの余地はない

のだといいます。
[SRC[>>51]]

;; [317] [[章太炎]]については[[清末民初の日時]]参照。

[786] 
当時[[日本]]には[[紀年法]]についていろいろな説が伝わっていたようです。
何らかの根拠を持つものなのか、デマなのか謎なものもあります。
(>>115)

[REFS[

-
[363] 
[CITE@zh[File:ROC Gazette by Hubei Military Government 19111015.jpg - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2023-03-14T08:29:09.000Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/File:ROC_Gazette_by_Hubei_Military_Government_19111015.jpg>
-
[113] 
[CITE@ja-JP[[[東邦協会々報]] (200)(239)]], [[東邦協会]], [TIME[1911-10]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:33:10.844Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1573909/1/28> (要登録)
- 
[109] 
[CITE@ja-JP[[[東洋時報]] (157)]], [[東洋協會]], [TIME[1911-10]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:23:59.307Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/11187540/1/46> (要登録)
-
[114] 
[CITE@ja-JP[[[東西事報]] (6)]], [[東西事報社]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:36:17.294Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1573629/1/36> (要登録)
-
[116] 
[CITE@ja-JP[[[社会政策]] 第1年(11月號)(8)]], [[社会政策社]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:40:52.436Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1479594/1/57> (要登録)
-
[130] 
[CITE@ja-JP[[[國際法雜誌]] 10(3)]], [[國際法學會事務所]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:06:34.332Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1388739/1/37> (要登録)
-
[51] 
[CITE@ja-JP[現代支那四百余州風雲児]], [[覆面浪人 (増本義敏)]], [TIME[1911-11-23]],
[TIME[2023-01-17T10:48:16.000Z]], [TIME[2023-02-22T11:48:41.142Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/777064/1/101>
-
[131] 
[CITE@ja-JP[[[東洋時報]] (159)]], [[東洋協會]], [TIME[1911-12]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:08:01.912Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/11187542/1/46> (要登録)
-
[133] 
[CITE@ja-JP[[[貿易通報]] (12月號)(55)]], [[大阪商業会議所]], [TIME[1911-12]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:13:06.832Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1592644/1/18> (要登録)
-
[142] 
[CITE@ja-JP[孤帆双蹄]], [[東亜同文書院第九期生]], [TIME[1912]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:35:49.616Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1915549/1/269> (要登録)
- [149] 
[CITE@ja-JP[[[國際法雜誌]] 10(5)]], [[國際法學會事務所]], [TIME[1912-01]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:50:35.864Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1388741/1/42> (要登録)
-
[155] 
[CITE@ja-JP[[[中部支那経済調査]] 上巻]], [[東則正]], [TIME[1915]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T09:38:34.897Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1884796/1/93> (要登録)
-
[181] 
[CITE@ja-JP[文検受験用漢文白文訓読復文作文支那時文研究要訣]], [[吉波彦作]], [TIME[大正14][1925]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T12:29:05.875Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/937707/1/240>
-
[204] 
[CITE@ja-JP[中華民国革命秘笈]], [[萱野長知]], [TIME[1940]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:35:08.475Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1917972/1/202>
-
[179] 
[CITE@ja-JP[支那争乱渦中の人]], [[早川巳之利 編著]], [TIME[1927]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T12:25:48.157Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1878922/1/28> (要登録)
-
[44] [CITE@ja-JP[支那時文講義]], [[青柳篤恒 講述]], [TIME['''['''18--''']'''][1800]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:09:18.270Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1228960/1/24> (要登録)
-
[241] 
[CITE@ja-JP[[[孫文研究]] = News letter of Association for Sun Yat-sen Studies : 会報 (22)]], [[孫文研究会]], [TIME[1997-07]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T07:00:24.121Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/7968396/1/22> (要登録)
- [3] [CITE[黄紀(黄帝紀元)について]],
[[たかゆ]],
03.01.23,
[TIME[2016-03-13 00:17:00 +09:00]] 版
<http://web.archive.org/web/20040619101704/http://www001.upp.so-net.ne.jp/seza/era_koutei.html>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[2] [CITE@ja[[[辛亥革命]] - Wikipedia]]
([TIME[2016-02-02 13:25:16 +09:00]] 版)
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%BE%9B%E4%BA%A5%E9%9D%A9%E5%91%BD>
]FIGCAPTION]

> 11日午前、武昌全域が決起軍の支配下に置かれ、夜には謀略処が設置された。謀略処により中華民国軍政府鄂軍都督府(中華民国湖北軍政府)の成立が宣言され、同時に軍政府の檄文と『安民布告』が発表され、国号を中華民国と改め、清朝の年号である宣統を廃止して黄帝紀元の採用を発表、宣統3年を黄帝紀元4609年とした。
]FIG]

-
[27] [CITE[今年是公元2017年,但你知道是黄帝纪年多少年吗?_网易订阅]], [[网易]], 
2017-10-24 17:14:35,
[TIME[2022-09-20T14:44:53.000Z]] <https://www.163.com/dy/article/D1HEV9I90523E74C.html>
-- [497] 
[CITE[(JPEG 画像, 381 × 550 px) — 表示倍率 (96%)]], [TIME[2020-05-22T10:04:03.000Z]], [TIME[2023-03-17T13:58:34.143Z]] <https://nimg.ws.126.net/?url=http%3A%2F%2Fdingyue.ws.126.net%2F95YSjYuxXuwjjvJFLD1thSZC5Vnq9hmEpXEGJBDogwcSp1508836464919compressflag.jpg&thumbnail=660x2147483647&quality=80&type=jpg>
- 
[503] [CITE[[[黄帝纪年]]_百度百科]], [TIME[2023-03-17T14:22:48.000Z]] <https://baike.baidu.com/item/%E9%BB%84%E5%B8%9D%E7%BA%AA%E5%B9%B4/3152927>
-
[504] 
[CITE[共和国改元构想_[[纪年]]]], 
2019-01-07 11:42,
[TIME[2023-03-17T14:26:37.000Z]] <https://www.sohu.com/a/287365658_209372>
-
[619] 
[CITE@zh-CN[[[辛亥革命]]后,中国差点使用的“黄帝纪年”是个什么纪年法?_腾讯新闻]],
[LINES[2021][04/09][18:11]],
[TIME[2023-03-18T11:57:22.000Z]] <https://new.qq.com/rain/a/20210409A0AZXR00>

]REFS]

[183] [CITE@ja-JP[日支 2(6)(13)]], [[日支問題研究會]], [TIME[1929-06]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T12:33:53.593Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1490164/1/29> (要登録)

-*-*-

[192] 
[[辛亥革命]]に先立つ[TIME[1911-04-27]]の[[黄花崗起義]]と呼ばれる蜂起失敗事件の死者は[[黄花崗七十二烈士]]と通称されますが、
その墓には[[清の元号]]をきらって
「黃帝紀元四千〇九年」
と掘ったものもあるそうです。
[SRC[>>193]]

[194] これは4609年の誤植でしょうか。
[[汪兆銘]]による墓碑では4609年になっているようです (>>198)。

[195] そのようなもの''も''あるということは、そうでないもの、
[[清の元号]]によったものもあるのでしょうか。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-[197] 
[CITE[[V[黃花󠄄崗七十二人墓碣]]]], [[汪兆銘]]
--
[198] 
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀元四千六百有九年、辛亥夏四月、[SNIP[]]]]]]」
[SRC[>>196]]

]ITEMS]

[REFS[
- [193] 
[CITE@ja-JP[伽羅山荘随筆]], [[入沢達吉]], [TIME[昭和14][1939]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:16:37.726Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1123340/1/125> (要登録)
- [196] 
[CITE@ja-JP[中華民国革命秘笈]], [[萱野長知]], [TIME[昭15][1940]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:20:26.423Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1686649/1/114> (要登録)

]REFS]

-*-*-

[531] 
[TIME[西暦1911年][1911]]の蜂起のうち[[貴州軍政府]]について、

>[SNIP[]]
1911年武昌起義後,貴州響應,所釋出《貴州軍政府檄文》,末署“大漢黃帝紀元四千六百五十九年”。中華民國政府建立後,認為黃帝紀年不甚適合,最後採用民國紀年。[WEAK[(陳旭麓:《清末革命黨人的紀年》,第111-115頁。)]]

とする[[論文]]があります。 [SRC[>>40]]

[532] 
該当する [CITE[貴州軍政府檄文]] は[[ウェブ検索]]では発見できませんが、

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[535] 
[CITE[近代史資料 - Google ブックス]], 
[TIME[1956]],
[TIME[2023-03-18T06:40:47.000Z]] <https://books.google.co.jp/books?id=yzk3AAAAIAAJ&q=%22%E8%B2%B4%E5%B7%9E%E8%BB%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%22+%22%E9%BB%84%E5%B8%9D%E7%B4%80%E5%85%83%22>
]FIGCAPTION]

>貴州軍政府都督揚盡誠,副都督赵德全,樞密院院長張百麟,行政总理周培艺,大汉黄帝紀元四千六百零九年九月十四日。」派往各县屬接收的人,都能圓滿达成任务。只有黎平府,在接收人員未到以前,当地自治分社周培桥、張德榮招集四多团兵,意欲入城独立。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[533] 
[CITE[中華民國開國五十周年文獻 - 中華民國開國五十年文獻編纂委員會 - Google ブックス]],
[TIME[1961]],
[TIME[2023-03-18T06:38:38.000Z]] <https://books.google.co.jp/books?id=8tu_79nZFegC&q=%22%E8%B2%B4%E5%B7%9E%E8%BB%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%22+%22%E9%BB%84%E5%B8%9D%E7%B4%80%E5%85%83%22>
]FIGCAPTION]

>貴州軍政府為微知光復貴州公訂約法事: (二)貴州軍政府撤知公訂約法文黔軍於黄帝紀元四千六百零九年九月十四日宣告獨立,已派初等參贊袁來鄂連絡,以備來援北征。都督府楊。寒。(九月十四日) (錄自陳春生「辛亥貴州光復紀」稿本) ( 1 )貴州獨立致郭軍政府電 ...

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[534] 
[CITE[辛亥革命資料彙輯 - Google ブックス]], 
[TIME[1980]],
[TIME[2023-03-18T06:39:56.000Z]] <https://books.google.co.jp/books?id=ljobAQAAMAAJ&q=%22%E8%B2%B4%E5%B7%9E%E8%BB%8D%E6%94%BF%E5%BA%9C%22+%22%E9%BB%84%E5%B8%9D%E7%B4%80%E5%85%83%22>
]FIGCAPTION]

>貴州軍政府都督楊盡誠、副都督赵德全,稱密院院長張百麟,行政总理周培艺,大汉黄帝紀元四千六百零九年九月十四日。」派往各县屬接收的人,都能圓滿达成任务。只有黎平府,在接收人員未到以前,当地自治分社周培析、張德警招集四多团兵,意欲入城独立。

]FIG]

と、

- [536] 「大汉黄帝紀元四千六百零九年九月十四日」
- [537] 「黄帝紀元四千六百零九年九月十四日」

と称した文書があるようですから、4659年とするのは4609年の誤引用が疑われます。

-*-*-

[49] 
当時[[黃帝紀元]]を題した[[暦書]]も発行されたようです。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [322] 
[CITE(.label .text)[中華黄帝紀元歳次壬子時憲書]]
[SRC[>>45, >>326, >>321]]
--
[323] 
[CITE[zhong hua huang di ji yuan sui ci ren zi shi xian shu]]
[SRC[>>321]]
--
[324] 
[CITE[チュウカ コウテイ キゲン サイジ ジンシ ジケンショ]]
[SRC[>>321]]
--
[325] 
[DATA(.label)[[[題簽]]の書名]]
[CITE(.text)[黄帝紀元四千六百十年選吉便民通書]]
[SRC[>>321]]

]ITEMS]

[327] 
「選吉便民通書」と題していますから、当時一般で使われていた民間の[[暦書]]でしょうか。
「時憲書」ともありますが、当然[[清国]]政府の公式発行の[[暦書]]
[CITE[時憲書]]
ではなく一般名詞化した[[農暦]] ([[時憲暦]]) を意味したものでしょう。

[328] 
黄帝紀元4610年壬子は[TIME[西暦1912年][1912]]。
[[日本]][[国立大学法人東北大学]]の書誌も
[宣統3 (1911)]
発行と推定しています
[SRC[>>321]]。

[329] 
「中華黄帝紀元歳次壬子」
とあるのは[[国名]]、[[元号名]]「黃帝紀元」、[[干支年]]の[[組み合わせ][元号名干支年表記]]です。
前年以前も[[清の元号]]で同様に記載していたのでしょうか。

[330] 
本書は[[東北大学]]が所蔵しています。
昭和37年時点で目録に掲載されています [SRC[>>45]]。
昭和40年には東北大学附属図書館で開催された展覧会に出品されました [SRC[>>326]]。
現在も[[東北大学]]で保管されているようです [SRC[>>321]]。

[REFS[

-
[45] [CITE@ja-JP[東北大学の天文暦書]], [[東北大学]], 
[V[昭和三十七年六月]],
[TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:10:57.660Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1879396/1/97> (要登録)
-
[326] 
[CITE[(展観目録第58号)]], [TIME[2010-12-16T08:09:10.000Z]], [TIME[2023-03-13T09:34:11.551Z]] <https://www.library.tohoku.ac.jp/collection/exhibit/sp/rec/sp-058.html>
-
[321] 
[CITE@ja[東北大学オンライン目録]], [TIME[2023-03-13T09:32:23.000Z]] <https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT22153106&opkey=B167869932431292&start=1&totalnum=2&listnum=0&place=&list_disp=20&list_sort=6&cmode=0&chk_st=0&check=00>

]REFS]

-*-*-

[147] 
革命軍に直接は関係しない一般の用例もあります。

[267] 
[[清国]][[重慶]]で[TIME[西暦1903年][1903]]から[TIME[西暦1912年][1912]]に
287号発行された[[雜誌]]
[CITE[広益叢報]]
は、
[[光緒]],
[[宣統]]を使っていましたが、
[TIME[1911-10-31]]の第278号 (第9年第23冊)
から[[黄帝紀元]]の四千六百九年としました。
[[日付]]は[[農暦]]でした。
[SRC[>>13]]

[272] 
[CITE[東莞旬報]]
は[[黄帝紀元]]と[[農暦]]を使いました。
[SRC[>>13]]

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [148] [CITE(.label)[孤棲悶]]
「[DATA(.text)[[V[黄帝紀元四千六百九年孟夏]]]]」 ([[隷書]])
[SRC[>>146]]
-
[166] 
「[DATA(.text)[[V[[SNIP[]]黃帝󠄃紀󠄄元四千六百九[BR[]]年春三月󠄃]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>165]]
-
[173] 
[DATA(.label)[学校建物正面の大きな額面]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝󠄃紀󠄄[BR[]]元四千六百零九年[SNIP[]]]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>172]]
- 
[FIG(quote)[ [238] [SRC[>>237]]

>
[LEFT[
彙録4には、つぎのようにある。
>[彙④3386]小説 渾沌国 『民国[BR[]]
報』第1号 1911年11月21日(黄帝紀[BR[]]
元四千六百九年辛亥十月初一日)
]LEFT]
]FIG]

]ITEMS]

[REFS[
- [146] 
[CITE@ja-JP[[[泉南指譜]]重編 3編]], [[林鴻]], [TIME[民国元][1912]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:45:44.879Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1912031/1/32> (要登録)
-
[165] 
[CITE@ja-JP[[[秋碧吟廬詩鈔]] 巻3]], [[久保得二]], [TIME[1917.8][1917]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:08:18.992Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1885619/1/24> (要登録)
- [172] 
[CITE@ja-JP[支那海より印度洋へ]], [[染井螳螂]], [TIME[大正12][1923]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:29:43.497Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/921313/1/13>
- [237] 
[CITE@ja-JP[清末小説から]], [[清末小説研究会]], [TIME[2014-04-01]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T06:42:17.361Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/11167881/1/1>

]REFS]

*** 中華民国への改元

[60] 
[[孫文]]は黄帝紀元4609年11月13日を中華民国元年1月1日 ([TIME[1912-01-01]])
に[[改元]]すると通達しました。
[SRC[>>1]]
[[清国]]の[[宣統帝]]の退位により[[禅譲]]され正統政府となった[[中華民国]]の建国がこの日とされるようになり、
以後現在に至るまで[[中華民国]]では[[建国紀元]]である[[民国紀元]]を使っています。
[SEE[ [[民国紀元]] ]]

[787] 
[[黄帝紀元]]が廃された理由について、
現在の定説によれば、
帝王である[[黄帝]]に基づく[[紀年法]]は民主共和の精神にそぐわないと考えられたためだといいます。
[SRC[>>1]]

[163] 
[[日本]]の大正時代の論文では、
[[黃帝]]は[[漢民族]]の祖に過ぎず、満蒙回蔵の4族をも統括するには不適切とされたのだ、
と説明されています。
[SRC[>>162, >>164, >>206]]
[[辛亥革命]]へ至る流れのはじめは[[漢民族]]による排満革命運動でしたが、
やがて[[清]]朝の版図人民を[[漢民族]]中心の政府が統治する形態が目指されるようになって、
周辺諸民族をも包摂する理論体系 ([[五族共和]]) が求められ、
[[改元]]もその一環とするものです。

[208] 
[[孫文]]と親交のあった[[緒方二三]]は、
その記憶が確かなら[TIME[1911-12-22]] 
[WEAK[(とわざわざ断っているので何日かずれているかもしれません。)]]、
[[香港]]から[[上海]]へ向かう船上で[[孫文]]から[[書]]を受け取りました。
[SRC[>>207]]

[209] 
[[孫文]]によると、
[[上海]]の幹部内では[[年号]]を[[西暦]]、
[[黄帝紀元]]、
[[孔子紀元]]、
○○元年のいずれにするか、未だ決していませんでした。
[SRC[>>207]]

[210] 
[[孫文]]が[[緒方二三]]に問うたところ、
[[西暦]]も[[孔子紀元]]も不可、
[[黄帝紀元]]も考えものだと答えました。
[SRC[>>207]]

[211] 
[[孫文]]は結局「[V[淸之亡年[BR[]]十二月何日]]」と書きました。
[[緒方二三]]は当意即妙、なかなか面白かったと振り返っています。
[SRC[>>207]]
これは[[大事紀年]]とでもいうべきものでしょうか。

[228] 
[TIME[1911-12-27]]、
各省代表会があり、
[[黄興]]は

- [229] [[太陽暦]]への[[改暦][グレゴリオ改暦]]
- [230] [[黄帝紀元]]から[[中華民国紀元]]への[[改元]]

を提議しましたが、なんなく決議されたとされます
[SRC[>>227]]。

[788] 
これらの記録が正しいとすると、[[民国紀元]]は5日も満たないうちに決まったことになります。
([[孫文]]の知らないところで動いていた可能性もありますが。)
「なんなく」決まったということは、[[黄帝紀元]]がよろしからざるという認識は共有されていた
(そして根回しが済んでいた) ということでしょうか。

[HISTORY[

[232] 
20世紀末に[[中華人民共和国]]政府系雜誌に掲載された[[日本語]]記事
([[著者]]は[[中華人民共和国]]人と思われる記者)
は、
[[孫文]]が[[黄帝紀元]] [TIME[y~510]]
を策定、施行しようと企てたものの、
歴史学界の意見が一致しないため押しきれなかったと断言しています。
[SRC[>>231]]
その根拠は示されていません。

[508] 
[TIME[公元2011年][2011]]、
[[中華人民共和国]]の研究者[[张新斌]]は[[黄帝紀元]]についての論文で、

>辛亥革命之后,孙中山就任临时大总统的第二天(1912年1月2日),通令各省的电文中云:“中华民国改用阳历,以黄帝纪年四千六百九年十一月十三日为中华民国元旦。”因此,黄帝纪年在辛亥革命之初达到高潮。在共和政府成立之际,明确阳历革命酝酿过程中,最为畅行的是“黄帝纪年”.

と書きました
[SRC[>>29]]。
[[孫文]]の[[改暦]][[改元]]布告の頃が[[黄帝纪年]]の絶頂期であると書いていて、
文意にやや不明瞭なところもあるものの、
清末期の[[革命派]]が私用していた[[黄帝纪年]]が遂に政府の代表者が採用するまでに至ったことをもって大出世だと言っているように読めます。
この[[张新斌]]の論文以外でも、そのようなことが書かれたウェブページはまま見られます。

[509] 
実際には当該布告は[[中華民国軍政府]]の公用紀年法だった[[黄帝紀元]]から正式発足した[[中華民国]]の新しい公用紀年法である[[民国紀元]]への[[改元]]、
[[黄帝紀元]]の廃止を発表したものなのですから、
このような解釈は疑問と言わざるを得ません。

]HISTORY]

[REFS[

-
[162] 
[CITE@ja-JP[[[国家学会雑誌]] = The journal of the Association of Political and Social Sciences 30(12)(358)]], [[東京大学大学院法学政治学研究科]], [TIME[1916-12-01]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:02:34.234Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/10219228/1/26> (要登録)
- 
[164] 
[CITE@ja-JP[支那革命小史]], [[吉野作造]], [TIME[大正6][1917]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:05:08.139Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/956718/1/40>
-
[206] 
[CITE@ja-JP[世界の動向と東亜問題]], [[善隣協会, 善隣高等商業学校 共編]], [TIME[昭和16][1941]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:38:55.099Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1273606/1/166> (要登録)
-
[207] 
[CITE@ja-JP[対支回顧録 下巻 続]], [[対支功労者伝記編纂会]], [TIME[昭和16][1941]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:46:06.721Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1269986/1/172> (要登録)
-
[227] 
[CITE@ja-JP[[[立命館史学]] = Ritsumeikan journal of history (2)]], [[立命館史学会]], [TIME[1981-03]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T05:48:27.931Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/7953466/1/31> (要登録)
- [231] 
[CITE@ja-JP[[[北京週報]] 35(16)(1732);1997・4・22]], [[北京週報社, 中国国際図書貿易総公司]], [TIME[1997-04]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T06:04:07.130Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2203603/1/9> (要登録)

]REFS]

*** 辛亥革命と黄帝紀元、日本人の理解

[115] 
武装蜂起の報とともに
「黃帝紀元」
は即座に[[日本]]にも伝わりました。
[SRC[>>113, >>109, >>114, >>116, >>47, >>48]]

[122] 
[[漢土]]ではいろいろな発明も何でも[[黃帝]]の功績にし [SRC[>>114, >>117 /59]]、
[[漢民族]]を黃族、[[支那史]]を黃史と称する [SRC[>>160]] こともあり、
告示の紙も黄色である [SRC[>>241 /34]]
というような風潮も伝えられていました。

;; [178] 
かかる思想は[[王夫之]]の[CITE[黃書]]の影響によるものだとされます。
[SRC[>>177]]

[124] 
[[黄帝紀元]]に「黃」と入っているので、
[[西洋]]の神経過敏の人は黄禍の記憶を新たにするのではと懸念する[[日本人]]もいました。
[SRC[>>117 /14]]
[[黄禍論]] (欧米の黄色人種差別思想) の歴史は長いですが、
ここでは[[北清事変]]頃のものを指すのでしょうか。

[123] 
年数の算出理由も[[日本]]側で独自に推定したり、
当事者の文献から調査したりされています。
[SRC[>>42, >>43]]
その年数も怪しいものだ、と指摘されつつも、
[[キリスト紀元]]だってずれているしどこもそんなものだとフォローされています。
[SRC[>>114, >>129]]

[161] 
大正5年の解説書では、
[[皇紀]]や[[西暦]]に影響されたもので、
しかし[[孔子紀元]]の2500年では自尊心が満足されず [SRC[>>160, >>169, >>174]]、
[[黃帝紀元]]に惹かれた者が多かったのだと分析しています。
[SRC[>>160]]

[168] 
別の説では、[[孔子紀元]]では[[儒教]]を信じる[[漢民族]]以外の異民族への配慮で[[孔子紀元]]ではなく[[黃帝紀元]]を採用したのだとされています。
[SRC[>>167, >>169, >>174]]
(しかし同じ書籍で同時に革命の排満的漢民族主義と[[黃帝紀年]]の関係も指摘していて
[SRC[>>169 /22]]、この解釈には矛盾も感じられます。)

[250] 
[TIME[1911-10-29]]の[[日本]]の新聞記事では[[国号]]は
「[V[[RUBY[中][ちう]][RUBY[華][くわ]][RUBY[共][けう]][RUBY[和][わ]][RUBY[民][みん]][RUBY[國][こく]]]]」、
[[年号]]は
「[V[[RUBY[黃][こう]][RUBY[帝󠄃][てい]][RUBY[紀][き]][RUBY[元][げん]]四千六百[RUBY[零][れい]][BR[]]九[RUBY[年][ねん]]]]」
([[明朝体]])
としていました。
[SRC[>>241 /38]]

[118] 
革命当時の[[日本]]の雑誌記事で、

- [119] 「黃」が[[国号]]
- [120] [[年号]]を定めて、湖北漢朝第一年と号し、文書には黃帝紀元四千六百九年と記す
- [121] [[清国]]の制朔を奉じない

と書いたものがありました. [SRC[>>117]]
矛盾が含まれるようにも思われますが、どれだけ根拠があって書いていたのでしょう。

[126] 
[[国号]]を湖北漢朝とし[[黃帝紀元]]を採用したとする雑誌記事は他にもありました
[SRC[>>125]]。

[154] 
大正3年になると、

>
[VRL[
[SNIP[]][RUBY[年][ねん]][RUBY[號][がう]]を[RUBY[黃][くわう]][RUBY[帝][てい]][RUBY[紀][き]][RUBY[元][げん]]四六〇九[RUBY[年][ねん]][RUBY[或][あるひ]]は[RUBY[漢][かん]][RUBY[朝󠄃][てう]][RUBY[光][くわう]][RUBY[復][ふく]][BR[]]
[RUBY[第][だい]]一[RUBY[年][ねん]]と[RUBY[號][がう]]し、[SNIP[]]

]VRL]

とする解説書が出ています。
[SRC[>>153]]

[159] 
大正4年には同じような内容で、しかし
「[V[漢朝興復第一年]]」
と書いた解説書もあります。
[SRC[>>158]]

[171] 
大正時代の解説書は、
革命軍が当初から[[中華民国]]と称したのではなかったらしいことについて、
[[黃帝紀元]]を使い国号を湖北漢朝や黃国と称したと日本で報じられたことが、
事実だったのではないかとし、
革命時の文書で中華民国と書かれたものは後から書き改められたのだろうと述べています。
[SRC[>>170]]
(ただし個別具体的な検討は行っていません。)
この見解はその後も踏襲している研究者がいます
[SRC[>>214]]。

[251] 
これらの国号や紀年に関する情報はどこまでが正確なものなのでしょうね?
混乱の中で、いろいろな立場の人が混じっていたでしょうし、
方針がころころと変わった可能性もありますから、
革命軍の全体であれ一部であれ史実としてあったことなのか、
伝言ゲームで生じた虚構なのか、
判断は難しそうにも思われます。

[220] 
[[日本]]では[[辛亥革命]]前後に発表されたこれら解説等が再版、引用などの形でたびたび世に出続けていたことが、
[[国立国会図書館]]の蔵書の検索から確認できます。
多くは[[辛亥革命]]当時の經緯や思想の紹介の中で紀年に触れたものや、
世界各国の紀年法の紹介の中でこれに触れたようなもの、
ないし中国古代史の解説でついでに (おおむね否定的に) 触れたものでした。

[221] 
本項で挙げたようなものを除けば、それ以上の新しい見解や紀元諸説の詳細な分析のようなものは出てこなかったようです。
[[昭和時代]]中期になると、
[[辛亥革命]]から時間が経過したことや[[中華人民共和国]]が成立したこと、
あるいは日本が満支から締め出されたことによるものか、
せいぜい簡単に一言触れる程度になっていきます
(が逆に言えばその程度の言及はコンスタントに続いています)。

[222] 
昭和50年代頃になると、時間経過により歴史学的な研究対象と意識されるようになったのか、
辛亥革命史や文学史の論文で言及されるようになります。以後21世紀にわたって、
[[紀年法]]と思想の関係や、同時代の諸[[紀年法]]の関係性などに考察が進められました。
[SRC[>>223, >>224, >>226, >>13, >>302, >>306, >>19, >>21, >>20]]

[REFS[

- [117] 
[CITE@ja-JP[[[大国民]] (11月號)(41)]], [[大国民社]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:44:00.345Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1568648/1/28> (要登録)
- [125] 
[CITE@ja-JP[[[東洋時報]] (158)]], [[東洋協會]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:56:27.990Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/11187541/1/10> (要登録)
-- [127] 
[CITE@ja-JP[[[東洋時報]] (158)]], [[東洋協會]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T07:59:19.644Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/11187541/1/44> (要登録)
- [129] 
[CITE@ja-JP[[[時事評論]] 6(11)]], [[時事評論社]], [TIME[1911-11]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:05:37.367Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1896162/1/19> (要登録)
-
[42] [CITE@ja-JP[[[東亜研究]] 2(1)]], [[東亜学術研究会]], [TIME[0000]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:07:21.194Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1486819/1/37> (要登録)
--[319] 別記事:
/24
-
[43] [CITE@ja-JP[[[東亜研究]] 2(2)]], [[東亜学術研究会]], [TIME[0000]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:08:36.138Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1486820/1/37> (要登録)
-- [320] 別記事:
/38
-
[47] [CITE@ja-JP[最近清国動乱史]], [[加藤正雄]], [TIME[1911]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:12:29.191Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/994011/1/64>
-
[48] [CITE@ja-JP[清国暴動ノ朝鮮貿易経済ニ及ホス影響]], [[朝鮮総督府度支部]], [TIME['''['''1911''']'''][1911]], [TIME[2022-12-28T09:26:51.000Z]], [TIME[2022-12-30T10:13:14.475Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/993857/1/61>
- [153] 
[CITE@ja-JP[新支那]], [[伊達源一郎]], [TIME[大正3][1914]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T08:57:48.517Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/948948/1/48>
- [158] 
[CITE@ja-JP[[[時局叢書]] 第6編 (欧羅巴と東洋)]], [[高桑駒吉]], [TIME[大正4][1915]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T09:52:11.355Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/953081/1/221>
- [160] 
[CITE@ja-JP[極東の民族]], [[吉野作造]], [TIME[大正5][1916]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T09:56:47.912Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/948961/1/36>
- [167] 
[CITE@ja-JP[[[東亜の光]] 16(9)]], [[東亜協会]], [TIME[1921-09]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:15:29.953Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1591580/1/22> (要登録)
- [169] 
[CITE@ja-JP[最近支那の政治及文化]], [[中村久四郎]], [TIME[1922]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:19:02.900Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1878342/1/128> (要登録)
- [170] 
[CITE@ja-JP[支那革命史]], [[吉野作造, 加藤繁 共著]], [TIME[大正11][1922]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:25:01.026Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/965790/1/102>
- [174] 
[CITE@ja-JP[財団法人明治聖徳記念学会紀要 第16巻]], [[財団法人明治聖徳記念学会]], [TIME[大正10-12][1923]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:32:05.261Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/976276/1/73> (要登録)
- [177] 
[CITE@ja-JP[東洋史論叢 : 白鳥博士還暦記念]], [[池内宏]], [TIME[大正14][1925]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T12:22:20.101Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2387749/1/269> (要登録)
- [214] 
[CITE@ja-JP[中国現代政治史]], [[池田誠]], [TIME[1962]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T14:05:55.513Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/2978904/1/72> (要登録)
- [223] 
[CITE@ja-JP[東京大学教養学部人文科学科紀要 (55)]], [[東京大学教養学部]], [TIME[1972-05]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T05:40:49.668Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1753670/1/69> (要登録)
- 
[224] 
[CITE@ja-JP[[[中国文学論集]] = Studies in Chinese literature (4)]], [[九州大学中国文学会]], [TIME[1974-05]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T05:42:10.522Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/4416381/1/71> (要登録)
-
[226] 
[CITE@ja-JP[[[月刊世界政経]] 3(12)]], [[世界政治経済研究所]], [TIME[1974-12]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-03T05:45:55.498Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1399892/1/141> (要登録)
-
[302] 
[CITE[[V[民初紀年考]]]],
[[[V[竹内弘行]]]],
[TIME[1989-06-15]], 
[TIME[2023-03-08T09:49:59.000Z]] <https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/61000/cks_007_021.pdf>
-
[306] 
[CITE[jor049_3_577.pdf]], [TIME[2021-09-06T09:37:33.000Z]], [TIME[2023-03-09T08:49:48.215Z]] <https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/154336/1/jor049_3_577.pdf#page=8>
-[19] 
[CITE[[V[中国近代と「二十世紀」[BR[]]⸺中国人の時間意識 (三) ⸺]]]],
[[[V[遊佐徹]]]],
[TIME[2020-09-14T03:02:13.000Z]], [TIME[2021-08-30T09:16:45.756Z]] <https://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/53863/20160528123545957362/jfl_032_(109)_(122).pdf>
--
[80] [CITE[20151204111346.pdf - jfl_032_(109)_(122).pdf]], [TIME[2021-12-14T04:32:37.000Z]], [TIME[2023-03-01T09:09:01.985Z]] <http://escholarship.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/5/53863/20160528123545957362/jfl_032_(109)_(122).pdf>
--
[299] 
引用:
[CITE[清末革命党人的紀年]], [[陳旭麓]]
---
[300] 
[CITE[歴史教学問題]], [TIME[1959]] 所収
--- 
[301] 
[CITE[近代史思弁録]]
([CITE[近代史思辨录]]),
[TIME[1984]]
所収
--
[304] 
引用:
[CITE[中国近代的暦法之争]]
([CITE[中国近代的历法之争]]),
[[張志明]]
-
[21] [CITE[soudaichugokuronsyu0_15_3.pdf]], [TIME[2022-05-25T07:50:31.000Z]] <https://soka.repo.nii.ac.jp/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=36965&item_no=1&attribute_id=15&file_no=1&page_id=13&block_id=68>
#page=5
-
[20] 
[TIME[2022-05-25T07:49:10.00Z]]
<https://nagoya.repo.nii.ac.jp/?action=repository_uri&item_id=23744&file_id=17&file_no=3>
#page=52

]REFS]

** 清末、その他

[107] 
[TIME[明治36(1903)年][1903]]に[[日本]]で発行された[[年表]]に、
[V[支那黃帝󠄃紀󠄄元(卽󠄂位六十一年甲子)元年]]が[[日本紀元前]]1989年、
[[西暦紀元前]]2650年とあります。
[SRC[>>106]]

[108] 
[[日本紀元]] ([[皇紀]]) と[[西暦]]の差が661年で、1年間違っています。
しかも甲子年とありますが、
[[皇紀前]]1989年すなわち[TIME[西暦-2648年][-2648]]は壬子年、
[TIME[西暦-2649年][-2649]]は辛亥年で一致しません。
どちらかといえば[[皇紀]]が同じ子年で意図に近いのでしょうか。

[789] 
同書本体年表 [SRC[>>106 /20]]
には[[黃帝]]の治世の始まりが
「[V[日本紀元前二千〇二十九年壬申]]」 ([[明朝体]])
すなわち[TIME[西曆-2688年][-2688]]とあって ([[即位紀年]]では無し)、
これまた別の説になっています。

[790] 
本書は本段落執筆時点で[[日本]]の[[国立国会図書館デジタル]]の検索で発見できる
「黃帝󠄃紀󠄄元」
の初見です。
[[清国人]]による
「黃帝󠄃紀󠄄元」
の発明の同年、わずか数ヶ月後の出版なのは、偶然でしょうか。
それともその情報が伝わってのことなのでしょうか。
[[清国人]]の用法を知ってのことだとすると、
年数が一致しないのはどのような理由によるのでしょうか。

[REFS[

-
[106] 
[CITE@ja-JP[世界大年表]], [[歴史研究会]], [TIME[明36.10][1903]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T06:16:26.359Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/768390/1/5>

]REFS]

-*-*-

[200] 
[TIME[明治38(1905)年][1905]]に[[中国同盟会]]の設立の準備中だった第1次ベルギー会議で[[孫文]]らが作成した誓文の日付が、
「[V[黃帝紀元前四千六百八󠄂十四年]]」
だったとされます。
[SRC[>>199, >>203]]

[201] 「紀元前」は「紀元」の誤植でしょうか。

[202] 
[[元年]]は[TIME[西曆-2778年 (紀元前2779年) [LINES(smaller)[壬][寅]]]]に当たります。
この数え方は他のどれとも一致しません。
また、[[日本]]の昭和時代の同系統の文章2本に[[日本語訳]]が掲載されているだけです。
実在した数え方なのか、何らかの誤りなのかよくわかりません。

[REFS[
- [199] 
[CITE@ja-JP[支那近世政党史]], [[佐藤俊三]], [TIME[1940]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:27:45.515Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1269952/1/51> (要登録)
-
[203] 
[CITE@ja-JP[支那政党史]], [[楊幼炯, 森山喬 訳]], [TIME[昭15][1940]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:31:14.017Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1047304/1/18> (要登録)

]REFS]

* 近代中国大陸

[309] 
公用されなくなったというだけで、[[中華民国]]成立後もしばらくは[[黃帝紀元]]は使われ続けていたようです。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [310] 
[DATA(.label)[[[胡真莞瀹]]識]]
「[DATA(.text)[[V[[LINES[黃帝󠄃紀󠄄元四千六百二十五年歲次󠄄丁卯][中華民國十六年十月]]]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>291]]
-- [311] [TIME(.value)[西暦1927年丁卯10月][1927-10]]
-- [312] [TIME[y~510]]

]ITEMS]

[630] 
[RUBYB[[[张之铭][[TIME[1872]]-[TIME[1947]]]]は[[年表]]で、
[[黄帝紀元]] [TIME[y~1736]] を使いました。
[SRC[>>628]]

[795] 
近代[[中華民国]]で発行された新聞には、[[民国紀元]] ([[グレゴリオ暦]]) 
と[[黃帝紀元]] ([[農暦]])
を併記したものがありました。
[TIME[y~510]]
[SRC[>>775, >>774, >>776]]

[REFS[

-[775] 
[CITE[ViewScan Premium PDF ouput - gm19160901.pdf]], [TIME[2020-03-15T02:52:27.000Z]], [TIME[2023-03-19T12:18:35.536Z]] <https://digitalgems.nus.edu.sg/shared/colls/gmrb/files/gm19160901.pdf>
-[774] 
[CITE[ViewScan Premium PDF ouput - gm19160929.pdf]], [TIME[2020-03-15T03:11:05.000Z]], [TIME[2023-03-19T12:17:35.601Z]] <https://digitalgems.nus.edu.sg/shared/colls/gmrb/files/gm19160929.pdf>
- [776] [CITE[ViewScan Premium PDF ouput - gm19170929.pdf]], [TIME[2020-03-16T00:03:00.000Z]], [TIME[2023-03-19T12:19:23.700Z]] <https://digitalgems.nus.edu.sg/shared/colls/gmrb/files/gm19170929.pdf>
-
[291] [CITE@ja[hakidameniさんはTwitterを使っています: 「私が不勉強なだけで、驚く人は少ないのだろうけれど、黄帝紀元が使われているのは初めて見ました。 https://t.co/zabNzWTBeN」 / [[Twitter]]]], [TIME[午前6:41 · 2019年11月6日][2019-11-05T21:41:48.000Z]], [TIME[2023-03-08T06:49:21.000Z]] <https://twitter.com/doronokawa/status/1191833013161562112/photo/1>
-
[628] 
[CITE[近代藏书家张之铭的表谱学实践]], 
[[王细荣]],
发布时间:2016-09-21,
[TIME[2023-03-18T12:57:21.000Z]] <https://wjk.usst.edu.cn/2020/0204/c9889a213978/page.htm>
--
[629] 
[CITE[Microsoft Word - 3.王细荣.doc - bd2f820a-ffe3-4a12-8fed-6ef86a810a44.pdf]], [TIME[2020-02-04T15:11:54.000Z]], [TIME[2023-03-18T12:58:17.029Z]] <https://wjk.usst.edu.cn/_upload/article/files/3d/ea/9c7814f8490cb59190c13a6767b3/bd2f820a-ffe3-4a12-8fed-6ef86a810a44.pdf>

]REFS]

-*-*-

[796] 
[[道教]]では[[黄帝]]を開祖として崇めており、
この時期も[[道暦]]と称して[[黄帝紀元]]を使っています
(>>545)。

-*-*-

[187] 
[[張鳴]]は、
[[中華民国]]建国後の在り方に不満を抱いて政治工作を続け、
[[中国復興党]]を結成して親日政策を目指しました。
その半生を紹介した[[昭和時代]]初期の[[日本語]]の書籍は、
[[西暦]]や[[民国紀元]]を使い、
ときに[[日本の元号]]を併記していました。
[SRC[>>186]]

[190] 
同書最後の[[中国復興党]]の章では[[昭和]]と[[黃帝紀元]]が使われました。
ここだけ敢えて[[黃帝紀元]]なのは、
[[中国復興党]]の採用した[[紀年法]]だったのでしょうか?

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [188] 
[CITE(.label)@ja-JP[中国現代史と張鳴君]]
--
[189] 
「[DATA(.text)[[V[昭和十四年、黃帝紀元四千六百三十六年。]]]]」
[SRC[>>186]]
--
[191] [TIME[y~1736]]

]ITEMS]

[REFS[
- [186] 
[CITE@ja-JP[中国現代史と張鳴君]], [[玉江恒平]], [TIME[昭14][1939]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T13:01:22.537Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1686660/1/193> (要登録)
]REFS]

-*-*-

[331] 
[TIME[越南啓定9(1924)年][1924]]に[[阮伯卓]]が著した
[CITE[皇越甲子年表]]
は、
[[越南]]の初代である[[鴻龐氏]]の壬戌年を、
西暦紀元前2879年であるとし、[V[中國黄帝[LINES(smaller)[甲子][元年]]]]の前に183年だと述べています。
[[中華王朝]]の歴史における起点の[[甲子]]年から更に3周遡った先の壬戌年だと算定理由が述べられています。
[SRC[>>831, >>318]]

[332] 
甲子年による[[黃帝紀元]]
([TIME[y~1736]])
だと言っていますが、
[TIME[西曆-2696年甲子][-2696]]を[[元期]]とすると壬戌年は-181年、
[[紀元前形式]]なら182年なので、1年ずれています。
起点の甲子年も合わせて183年という意味でしょうか。

[REFS[

-
[831] 
[CITE[hoang-viet-giap-ty-nien-bieu.pdf]], [TIME[2023-04-02T11:46:39.000Z]] <http://tusachtiengviet.com/images/file/40OKvNjp1AgQAFpJ/hoang-viet-giap-ty-nien-bieu.pdf#page=24>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[318] [CITE@zh[[[涇陽王]] - 维基百科,自由的百科全书]]
([TIME[2023-02-25T08:35:27.000Z]], [TIME[2023-03-11T08:42:17.808Z]])
<https://zh.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%87%E9%99%BD%E7%8E%8B>
]FIGCAPTION]

> 阮伯卓《皇越甲子年表》凡例:一,謹按我越鴻龎氏起於壬戌年(西曆紀元前二千八百七十九年),是在中國黃帝(甲子元年)之前一百八十三年。

]FIG]

]REFS]

* 華僑および欧米

[797] 
[[清末]]から[[中華民国]]初期の頃に、
[[黄帝紀元]]は[[南洋]]や[[欧米]]の[[華僑]]にも広まったといわれています。

[75] 
欧米の文献では、
[[黄帝紀元]]は現在では ([[中国大陸]]で) ほとんど用いられないものの、
[[華僑]]の一部では
([[農暦]]と共に)
使われることがある、
と説明されています。
[SRC[>>73, >>14]]

[83] 
[[台湾]]で[[黄紀]] [TIME[y~510]]
使われたことがあるとする説があります [SRC[>>3]]
が詳細不明です。
[[道教]]では現在でも[[台湾]]で使われており (ただし [TIME[y~510]] ではない)、
それとの混同かもしれません。

-*-*-

[41] 
[[蘭領東印度]] (現在の[[インドネシア]]) の[[華人]]は20世紀頃、
いろいろな[[紀年法]]を使っていました。
[[辛亥革命]]前後の時期には[[黄帝紀元]]の用例もみられます。
[SRC[>>40]]

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [526] 
[DATA(.label)[[DATA(.addr)[[[西スマトラ]] [[Badang]]]] 華人墓地 [[歐門林]]墓]]
「[DATA(.text)[黃帝紀元4610]]」
[SRC[>>40 (《彙編》1: 411)]]
-- [527] [TIME(.value)[西暦1912年][1912]]
[TIME[y~510]]
- 
[538] 
[DATA(.label)[[[ジャワ]] [[Purbolinggo]]墓地 [[塗勞潔]]墓]]
「[DATA(.text)[黃帝四千六百一拾年壬子]]」
[SRC[>>40 (2.2: 544)]]
-- [539] [TIME(.value)[西暦1912年壬子][1912]]
[TIME[y~510]]
- [528] 
[DATA(.label)[[DATA(.addr)[[[カリマンタン島]]西部 [[Pontianak]]]] 關帝廟 門聯]]
「[DATA(.text)[黃帝紀元四七二六年戊午孟春]]」
[SRC[>>40 (《彙編》3: 51)]]

]ITEMS]

[529] 
>>528
の戊午年は[TIME[西暦1858年][1858]],
[TIME[西暦1918年][1918]],
[TIME[西暦1978年][1978]]ですが、
どれも合いません。
>>40 は[TIME[西暦1918年][1918]]と推測しています。

[176] 
[[大正時代]]の[[蘭領東印度]]における[[支那]]人の[[祝日]]についての説明で、
黃帝紀󠄄元4559年、4560年と書いたものがあります。
これがどの年か明記されていないのですが、
[[イスラム暦]]の[[祝日]]の説明には1341年、1342年とあります。
[SRC[>>175]]
この[[イスラム暦]]は[TIME[西暦1923年][1923]]に当たります。
[[黃帝紀元]]も同年なのでしょうから、
[TIME[y~3796]]
ということになります。

[REFS[

-
[40] [CITE@zh-TW[[[劉永華]]:18世紀以來荷屬東印度華人的紀年、認同與多元時間_人類學之滇 - 微文庫]], 
2018-11-08 12:51:45,
[TIME[2022-09-21T03:58:27.000Z]] <https://www.gushiciku.cn/dc_tw/109465737>
-
[175] 
[CITE@ja-JP[蘭領東印度事情]], [[外務省通商局]], [TIME[1924]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T10:40:05.244Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1879375/1/141>

]REFS]

-*-*-

[396] 
欧米では[[干支年]]との組み合わせで[[黄帝紀元]]の[[元期]]が使われることがあります
(>>384)。

[390] 
[[90年代]]からあった老舗の英語による[[中国]]情報サイト
[CITE[China the Beautiful]]
は、
[TIME[西暦2001年][2001]]から新年ページに[[黄帝紀元]]を

>This is Year 4698.

のように書いています。 [SRC[>>389]]

;; [391] このサイトの運営者らは欧米在住で、
その多くは[[中国人名]]らしき名を称しています。
移住して長い[[華僑]]か短期的な滞在者か、
あるいは欧米人が[[中国人名]]を名乗っているだけなのかは不明です。

[392] 
同ページは
4698年 [TIME[y~1736]]
説を採っていますが、
4638年 [TIME[y~3796]]
説もあり得る (plasible) としています。
4699年 [TIME[y~510]],
4399年は間違いに違いない
(almost certainly wrong) としています。
根拠は不明です。
[SRC[>>389]]

[394] 
翌年以後異説は省かれ第1説のみになっていますが、
かわりに他サイトの解説 [SRC[>>393]]
が参照されています。

[395] 
そのサイトは、
[TIME[西暦2012年][2012]]を
「the 4709th Chinese year」
としています。
[TIME[y~1736]]
そして4710年とするウェブサイトがあり [TIME[y~510]]、
その理由はおそらく (possible answer)
[[黄帝]]の就任式が
December 23rd, 2698 B.C. 
頃の[[冬至]]であり、
その
2698 B.C.
の8日間を含めて数えたことになるのだといいます。
[SRC[>>393]]
出典は書かれていないのですが、著者の推定でしょうか?

[410] 
[TIME[西暦2010年][2010]]の[[米国]][[サンフランシスコ]]の中華街の[[支那新年]]行事の告知には、

>
[LEFT[
[BOX(center)[
[B[February 6 – February 28, 2010 Lunar Year 4708]]
]BOX]
]LEFT]

>
[LEFT[
[U[[B[SAN FRANCISCO]]]]: Leap into [I[The Year Of The Tiger]] on February 14[SUP[th]], Lunar Year 4708.
]LEFT]

とあります。
[SRC[>>409]]
[TIME[y~510]]

[399] 
21世紀初頭の英語圏でよく参照されていた、
[[National University of Singapore]]
の
[[Helmer Aslaksen]]
の
[[Webサイト]]は、
次のように説明していました。
[SRC[>>397, >>398]]

- [400] 支那人は連続して年を数えず、皇帝即位ごとに数え始めていたが、
年代学の研究者はいる。
-- [401] 一説、[[黄帝]]が[[暦]]を発明したのが治世61年で 2637 BCE
-- [402] 他の者は、[[黄帝]]の治世元年の 2697 BCE から数え始める
- [403] よって[TIME[西暦2000年][2000]]は 4637年か4697年
[TIME[y~3796]], [TIME[y~1736]]
- [404] 
支那人学者で使う者が稀にあったのを除けば[[イエズス会]]宣教師ばかりが使っていた。
利用者ほとんどは、線形で連続した年の数え方がなくとも「文明化」
された社会は実現可能と信じたくない西洋人だった。
- [405] [[元期]]を 2698 BCE とする人もいる。
[TIME[y~510]]
-- [406] 
開始を0年としたのか。
-- [407] 
あるいは[[黄帝]]が 2698 BCE [[冬至]]に年を始めたと考えたのか。
--
[408] 
[[孫文]]ほか革命派が使い、
[[華僑]]社会で採用された。
例えば[[サンフランシスコ]]の中華街でたまに (少なくても[[支那正月]]の頃には)
使われている。

[379] 
[TIME[西暦2010年][2010]]に開発された
[[Archetypes Calendar]]
は[[農暦]]を強く意識して設計されていますが、
その[[紀年法]]は、
[[黄帝紀元]]
[TIME[y~510]]
に相当するものです。

[807] 
[TIME[西暦2023年][2023]]の[[米国]][[ニューヨーク市]]の[[支那新年]]イベントは
「4721 Year of the Water Rabbit」
[SRC[>>806]]
としています。
[TIME[y~510]]

[REFS[
- [389] 
[CITE[Chinese New Year - 2001 is Year of Snake]], [[Ming L. Pei]], [TIME[2023-03-16T11:13:37.000Z]], [TIME[2001-08-14T12:55:04.705Z]] <https://web.archive.org/web/20010814124952/http://www.chinapage.com/newyear.html>
-
[409] 
[CITE[Wayback Machine]], [TIME[2023-03-16T13:17:11.000Z]] <https://web.archive.org/web/20100215051727/http://www.chineseparade.com/pdf/2010_tiger_press_release.pdf>
-
[393] 
[CITE[2012 Chinese New Year, 2012 Chinese Horoscope, 2012 Chinese Astrology, Year of the Dragon]], [TIME[2023-03-16T11:20:17.000Z]], [TIME[2012-07-17T01:34:58.698Z]] <https://web.archive.org/web/20120717013425/http://www.chinesefortunecalendar.com/2012.htm>
-
[397] 
[CITE@en[The Mathematics of the Chinese Calendar]], [[Helmer Aslaksen]], [TIME[2023-03-16T12:47:17.000Z]], [TIME[2012-07-02T20:12:07.223Z]] <https://web.archive.org/web/20120702200955/http://www.math.nus.edu.sg/aslaksen/calendar/chinese.shtml#year>
--
[398] 
[CITE[Wayback Machine]], [TIME[2023-03-16T12:47:34.000Z]] <https://web.archive.org/web/20140407135742/http://www.math.nus.edu.sg/aslaksen/calendar/cal.pdf>
#page=37
-
[806] 
[CITE@en-US[NYC - Chinese Lunar New Year Events - 4721 Year of the Water Rabbit - New York City - New Yorkled Magazine]], [TIME[2023-03-16T03:28:14.000Z]], [TIME[2023-03-20T08:01:12.504Z]] <https://newyorkled.com/nyc-chinese-lunar-new-year-events-new-york-city/>

]REFS]

[808] [CITE@en-US[2023 SBCC Chinese New Year Celebration Dinner — South Bay Chinese Club - 南灣華人會]], [TIME[2023-03-20T08:04:56.000Z]] <http://www.southbaychineseclub.org/events/2023/2/10/2023-sbcc-chinese-new-year-celebration-dinner>

>SBCC will be celebrating the Year of the Rabbit, Lunar Year 4721, on Friday, February 10, 2023 at the Pearl Bay Restaurant in Fremont.  [SNIP[]]

>Place:  Pearl Bay Restaurant
>            43635 Boscell Road, Fremont, CA

[TIME[y~510]]

[809] 
[CITE@en-gb[2018 Year of the Dog]], [[Helen-Editor]], [TIME[2023-03-20T08:06:31.000Z]], [TIME[2023-03-20T08:08:34.106Z]] <https://www.international-excellence.com/china/99-2006-year-of-the-dog>

>According to the Chinese Zodiac and Lunar Calendar, on February 16, 2018 (Chinese calendar year 4722) we entered the Year of the Earth Dog.[SNIP[]]

他に例なく、何らかの誤りか?

* 現代中華人民共和国

[308] 
[[黃帝紀元]]の公用を[[中華民国]]が取りやめてから久しいですが、
現在でも[[中華人民共和国]]では[[黃帝紀元]]を採用するべきという提案が続いています。
[SRC[>>293]]
たまに[[日本語]]媒体でも紹介されています
[SRC[>>6, >>293]]。
提案する人がいるという以上の動きが出てこないので、
賛同者はそこまで多くはなさそうです。
しかしたびたび話題になる程度に熱心な人が一定数はいると考えられます。
[SEE[ [[中華人民共和国の改暦提案]] ]]

[810] 
公用を求める動きとは別に、[[道教]]等で現に私的に使っている人達もいます
(>>545, >>695)。

[333] 
[[中文]]版
[CITE[维基百科]]
の
[CSECTION[黄帝纪元]]
記事は[[辛亥革命]]前後の用法を基調としつつも、
[[道暦]]としての用法も多少混ぜて説明しています
[SRC[>>78]]。

[353] 
[TIME[公元2011年][2011]]の[[中華人民共和国]]の研究者の論文によると、
それまでの100年ほどのうち[[黄帝紀元]]が注目されたのは[[辛亥革命]]と[[1980年]]代から[[21世紀]]初頭の2回でした。
そしてかつては[[清]]を含む外国勢力による圧迫、弱体化から生まれたものだったのが、
今は中国の国力の発展によって文化的な特徴を押し出そうという機運が高まっているのだといいます。
それゆえ、将来的には中国の規則が国際標準となる可能性があるとし、
[[黄帝紀元]]を代表とする中国式の紀年を国家が採用したり、
中国と西洋の紀年を併用したりすることも考え得るのだと説きます。
[SRC[>>29]]

[824] 
確かに[[黄帝紀元]]の公用を主張する人々は、
[[中華人民共和国]]が[[公元]]のみを使い、
国・民族の独自の[[紀年法]]がないことを揃って問題視しています。
[[清]]末の人々も[[キリスト紀元]]や[[皇紀]]に触発されていました。
[[黄帝紀元]]にせよ、
他の[[孔子紀元]]や[[中華人民共和国建国紀元]]や[[農暦]]の提案にしても、
[[西洋]]等他国とは違う優れた文化と長い歴史を誇る[[中華民族]]が、
[[キリスト教]]の[[紀年法]]を借用せざるを得ない現状に負い目を感じずにいられないようです。

[825] 
視野の狭い国粋主義、民族主義の復古思想と嘲笑するのは簡単ですが、
長く続いた伝統文化を捨てることは、アイデンティティーの拠り所を失うことであり、
一連の革命で多くの大切なものをなくしてしまったということなのでしょう。

[614] 
[TIME[1995-01-02]]の[CITE[光明日报]]は、
[[袁晓园]]が歴史学会に対して[[黄帝纪年]]を中国纪元とするよう提案したと掲載しました。
[SRC[>>606, >>628]]

[615] 
[TIME[公元2011年][2011]]の記事によると、
[[黄帝]]の故地とされる[[中華人民共和国]][[河南省]]新郑は[[黄帝纪年]]を「自制」
して、国内外の人がこぞって複製している (纷至抄录)
とのことです。
[SRC[>>606]]
意味をよく取りかねますが、
[[黄帝]]を記念した何かがあるということでしょうか。

[616] 
同じく[TIME[公元2011年][2011]]の記事によると、
[[广州]]の某社が中英文对照纪年表を発行しているとのことです。
[SRC[>>606]]
明言されていませんが、文脈からして、[[中国]]側に[[黄帝紀元]]を使っているということでしょうか。

[877] 
実のところ現在の[[中華人民共和国]]で、
[[カレンダー]]の記述や[[祝日]] (特に[[春節]]) の催事等の表記として[[黄帝紀元]]
[TIME[y~1736]] (たまに [TIME[y~510]])
が使われるのは、
そう珍しいことでもありません。

[388] 
>>387
の[TIME[公元2013年][2013]]カレンダーは、
農暦の「[L[4710]]」年と書かれてあります。
[TIME[y~1736]]

[872] 
[[中华龙历]]の[[年]]は [TIME[y~1736]] です。

[876] 
>>875
の[[農暦]]の年号は [TIME[y~510]]。 ([[黄帝紀元]]とは明記せずに使っている。)

[874] 
>>873
の写真は[V[黄帝四七二一年]]の具注暦。
西暦2013年なので [TIME[y~510]]。
[[農暦]]数字の最後の公用紀年法なので黄帝紀元を使ったと注意書きがある。

[REFS[

-
[875] 
[CITE[公历今年'''['''农历己丑(牛)年''']'''节日,节气及黄道十二宫时刻表-民俗文化-百科资料]], [TIME[2023-04-29T05:21:27.000Z]] <https://www.gdjyw.com/gw/mswh1/Doc/0903/13231054.htm>
-
[606] 
[CITE@zh[略说黄帝纪元 - [[知乎]]]], 
发布于 2020-09-12 09:00,
[TIME[2023-03-18T11:10:14.000Z]] <https://zhuanlan.zhihu.com/p/237066658>
--
[FIG(quote)[ [607] 
[PRE[
                   福州 陈 宇 作于汤池

黄帝纪元四千七百零八年庚寅年夏历六月廿二日

大成至圣先师孔子纪元二千五百六十一年

辛亥革命一百年

中华人民共和国六十年

西历2010年8月2日星期一
]PRE]
]FIG]
-
[29] [CITE[__&&[&&__[[张新斌]]__&&]&&__百余年来“黄帝纪年”倡行的两次高潮及意义 · 中国民俗学网-中国民俗学会 · 主办 ·]], 
文章来源:中国社会科学报在线 2011年06月02日,
2011-09-21,
[TIME[2022-09-20T14:47:53.000Z]] <https://www.chinafolklore.org/web/index.php?NewsID=9256>
--
[506] 
[CITE[__&&[&&__[[张新斌]]__&&]&&__百余年来“黄帝纪年”倡行的两次高潮及意义 · 中国民俗学网-中国民俗学会 · 主办 ·]], [TIME[2023-03-18T02:15:28.000Z]] <https://www.chinafolklore.org/web/index.php?Page=2&NewsID=9256>
--
[507] 
この記事の掲載されているサイトは各ページに
「2023年3月18日 星期六【兔】癸卯年 二月廿七」
のように表示日を書いています。
- [387] 
[CITE@zh[2013 中国农历日历表 - [[百度文库]]]], [TIME[2023-03-16T10:58:39.000Z]] <https://wenku.baidu.com/view/721a97e44afe04a1b071de5a?aggId=721a97e44afe04a1b071de5a&fr=catalogMain_>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[293] 
[CITE@ja[黄帝の主な文化的貢献と黄帝紀元 | 中国伝統文化百景 | [[大紀元]] エポックタイムズ]], 
2016/03/10,
[TIME[2023-03-08T06:56:00.000Z]] <https://www.epochtimes.jp/2016/02/25313.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter>
]FIGCAPTION]

>清代末期に革命派の提案により、黄帝が即位した年(前2697)を紀元とする「黄帝紀元」を中国の紀年法として実施したが、孫文が中華民国臨時大総統に就任すると、黄帝紀元4609年11月13日(1912年1月1日)を中華民国元年元旦とすると通達し、黄帝紀元の使用は停止された。現在も中国で黄帝紀元を回復し、黄帝紀年をもって中国の紀年法を作る提案が年々ある。
>(文・孫樹林)

]FIG]

-
[869] 
[CITE@zh-Hans[乌克兰媒体对春节的报道:中国人不庆祝2021,而庆祝4718年?_哔哩哔哩_[[bilibili]]]], [[玛莎CN]], 
2021-02-17 18:14:52,
[TIME[2023-04-28T12:07:10.000Z]] <https://www.bilibili.com/video/av844172993/>
-
[78] [CITE@zh[[[黄帝纪元]] - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2023-02-21T15:29:37.000Z]], [TIME[2023-02-28T13:12:16.522Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E5%B8%9D%E7%BA%AA%E5%85%83>
-
[873] 
[CITE@zh[现在还有在对农历进行研究调整吗? - 知乎]], [TIME[2023-04-28T14:59:15.000Z]] <https://www.zhihu.com/question/538456010>

]REFS]

** 国学の中元

[335] 
[[21世紀]]の[[中華人民共和国]]では中華文化を対象とする[[国学]]と呼ばれる分野が流行していますが、
しばしば[[黃帝紀元]]
[TIME[y~510]]
が使われています。

[337] 
[[中元]]と呼ばれ、[[公元]] ([[西元]]) と併記されることが多いです。
併記は[[公元]]を主とすることが多く、
題字や日付で[[中元]]を使っていてもその他は[[公元]]のこともよくあります。

-*-*-

[352] 
[TIME[公元2007年2月][2007-02]]に[[清华大学]]中国管理研究中心副主任の[[许文胜]]を代表とし
[SRC[>>27, >>503, >>504]]、
[[黄卫东]]、
[[宫春涛]]、
[[张宝祥]]、
[[李娜]]、
[[张劲东]]、
[[黄晓雷]]、
[[朱钧]]、
[[陈峰]]、
[[戴艳芳]]、
[[秦鸿亮]]らが参画する[[新易国学]]の団体が[[黄帝纪年]]
([[元号名スロット]]: [[中元]])
を提唱し、それ以来利用しているそうです。
[SRC[>>345]]

[617] 
また[TIME[2007-01-30]]に[[清华大学]]特聘教授[[许文胜]]が
[CITE[中华纪年应恢复“黄帝纪年”]]
を発表し、
[[荣松]]と[[孙虹钢]]がそれに続いたのだといいます。
[SRC[>>606]]

[87] 
[TIME[2007-02-03]]時点で[TIME[1月][2007-01]]末に大学教授らがインターネットで提唱した
[SRC[>>6, >>86]] と報じられていますから、
1月30日に発表し2月に話題になっていた、
最初の提案者が[[许文胜]]で他の者がそれに続いた、
ということなのでしょう。

[355] 
[[仏暦]], [[日本の元号]], [[イスラム暦]]等各国がそれぞれの[[紀年法]]を持つ中で、
[[中国]]が[[公元]]だけで独自の[[紀年法]]を持たないことが問題視されているようです。
[[黄帝纪年]]を採用することは、
[[中華民族]]の祖である[[黄帝]]に起算することと共に、
[[辛亥革命]]の指導者らが採用したことにその正統性が求められています。
[SRC[>>345]]

[618] 
[CITE[浙江日报]] [TIME[2007-03-05]]の
[CITE[“黄帝纪元”从何谈起?]]
で[[刘宗迪]]はこの提案に対して「瘴气」である、
理屈が通らないなどと激しく非難しました。
[SRC[>>606]]
その他、国際協調にそぐわない、ナショナリズムだなどと反対する意見も多かったようです。
[SRC[>>606, >>6]]

[REFS[

-
[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[6] [CITE[[[Yahoo!ニュース]] - 時事通信 - 西暦ではなく「黄帝紀年」を=ネットで提唱、反論も−中国]] ([TIME[2007-02-03 19:58:26 +09:00]] 版) <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070203-00000071-jij-int>
]FIGCAPTION]

> 西暦ではなく「黄帝紀年」を=ネットで提唱、反論も−中国
> 2月3日15時1分配信 時事通信
> 【北京3日時事】「各民族には固有の紀元がある。中国は西暦ではなく黄帝紀元を用いるべし」−。中国の大学教授らが1月末、中華民族の祖とされる伝説上の帝王、黄帝の誕生年を起点とする「黄帝紀年」をインターネット上で提唱した。大国化に伴って高まる中華ナショナリズムの発露と言えるが、「奇をてらった考え」とする批判も出ている。 
> 最終更新:2月3日15時1分
時事通信

]FIG]
-- [84] [[名無しさん]] [WEAK[2007-02-03 10:59:35 +00:00]]
-- [85] 消滅確認 [TIME[2023-03-01T11:35:15.00Z]]
- [86] 
[CITE@ja[[[黄帝紀元]] - Living, Loving, Thinking, Again]], 
[[sumita-m]],
[LINES[2007][02-06]],
[TIME[2023-03-01T11:34:45.000Z]] <https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20070206/1170730731>

]REFS]

-*-*-

[356] 
[[中元]]と[[公元]]は併記されることが多く、
どちらが先のこともありますが、
[[中元]]を先にするとが多いようです。
併記される[[公元]]は[[元号名]]なしが多いですが、
[[西元]]と表記されることが多い ([[公元]]とはあまり表記されない) ようです。

[357] [[中元]]のみの単記のこともあります。
その場合でも[[元号名]]を省略することはあまりないようです
(が探しにくいバイアスがかかっているかもしれません)。

[358] 
[[年]]だけで[[月日]]が記載されない場面で使われることが多いですが、
[[年月日]]表記もないこともありません。

[354] 
[[黄帝纪年]]は甲子年11月13日 = 西元前2697年1月1日に始まるとされ、
[[農暦]]ではなく[[グレゴリオ暦]]の[[年始]]と[[月日]]で使われています。
[SRC[>>345]]

[359] 
提唱した国学団体がイベントで使ったり、産学の支持者集めをして利用を推奨したりしているようです。
[SRC[>>345]]

[360] 
また国外の政治家の中国人向け年始挨拶や国外メディアの支那正月イベント報道などで[[黃帝紀年]]が
「4706」
「year 4705」
のように表記されたという「実績」があるそうです。
[SRC[>>345]]

;; [361] 
「海外でも報道されている」は[[中華人民共和国]]でも宣伝に使えるのですね。
「各国首脳も応援している」は新興宗教の宣伝でおなじみ。

[REFS[

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[

[336] 
[CITE@zh-cn[2013年,中元47... - @智慧果向晴的微博 - [[微博]]]], 
[[智慧果向晴]],
13-8-9 10:42,
[TIME[2023-03-13T12:52:00.000Z]] <https://weibo.com/1619299594/A3UtkEPPD>

]FIGCAPTION]

>2013年,中元4711年,#国学与趋势#年中高峰论坛趋势下的选择与应对之道。日坛宾馆,200多企业老总,论坛即将开始。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[342] 
[CITE[2015年《国学与趋势》总裁高峰论坛在京收官_[[凤凰文化]]]], 
2015年02月03日 10:30,
[TIME[2023-03-13T12:14:13.000Z]], [TIME[2023-03-13T13:03:51.015Z]] <http://culture.ifeng.com/a/20150203/43087454_0.shtml>
]FIGCAPTION]

>新易太和创办的《国学与趋势》总裁高峰论坛,于2015年1月17-18日在北京首都机场朗豪酒店隆重举行!这是新易太和自2011年创办《国学与趋势》总裁高峰论坛,连续四年应用易经模型,对来年趋势进行分析和发布。来自全国各地500多名企业家参加了本次盛会,共同聆听了新易太和针对西元2015年度(曁中元4713年)整个趋势的分析。

写真: 会場。ステージ背景には「[L[中元4713年]]」「[L[2015]]」。

]FIG]

- [345] 
[CITE[[[黄帝纪年]],你只有知道才能不被文化殖民]], [[新易国学]], 
2016-01-25 20:40,
[TIME[2023-03-13T12:24:12.000Z]], [TIME[2023-03-13T13:13:56.512Z]] <https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=Mzg2NzE3NTQyMA==&mid=2247491346&idx=1&sn=d6fa30de4d472ab48dc93627ff0e46da&chksm=cebec181f9c9489701b55c9aec5baee03c02bafac0ccd48b06afa56d889c8132678a77a45589&scene=21>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[338] 
[CITE@zh-cn[#国学与趋势# 【能... - @新易咨询官微的微博 - [[微博]]]], 
[[新易咨询官微]],
17-1-7 20:34,
[TIME[2023-03-13T12:54:57.000Z]] <https://weibo.com/2126111195/EpKrzFRD4>

]FIGCAPTION]

>#国学与趋势# 【能量围巾,祝您吉祥】新易太和为来参加晚上许文胜老师《能量色彩的衣裳之道》的朋友们准备了中元4715年(公元2017年)能量围巾!!!不要羡慕了~~[污]能量围巾是论坛首发版哦!网上买不到[嘘]猛戳链接:网页链接看看许老师讲“衣裳”
[污]顺便问一下,真的木有了吗?小编也想要一条[污]

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[340] 
[CITE@zh-cn[#行维密码# #趋势... - @新易国学的微博 - [[微博]]]], 
[[新易国学]],
22-2-11 12:28,
[TIME[2023-03-13T13:01:53.000Z]] <https://weibo.com/2606575243/LeXnNyj1E>
]FIGCAPTION]

>中元4720年(西元2022年)个人行维策略正式发布!已经获知自身行维密码的小伙伴们可以对号入座,了解一下今年趋势对个人有哪些影响和建议。另外,想了解行维密码的小伙伴可以私信联系哦![来]

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[339] 
[CITE@zh-cn[独阳不生,孤阴不长!... - @第几个灵魂的微博 - [[微博]]]], 
[[第几个灵魂]],
2022年10月11日 23:23,
[TIME[2023-03-13T12:58:37.000Z]] <https://weibo.com/2842166394/M9S23FR48>
]FIGCAPTION]

>独阳不生,孤阴不长!中元历4719年!

映像: 国际易学联合会 (国際易学連合会) 名誉会長の演説。中元や[[太陰太陽暦]]の話をしている。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[344] 
[CITE[【[[趋势大赏]]】中元4721年《文化与趋势》论坛即将震撼发布]], [[新易国学]], 
2022-11-23 14:09,
[TIME[2023-03-13T12:23:55.000Z]], [TIME[2023-03-13T13:09:40.744Z]] <https://mp.weixin.qq.com/s/EB8FrCNUAGvgHYj49FfuMg>
]FIGCAPTION]

(本文はほぼほぼ[[公元]])

下方に貼られている動画サムネイル:

>
[VRLBOX[
中元四七二〇年 (西元[L[2022]])
]VRLBOX]

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[341] 
[CITE@zh-cn[#趋势# #经济# ... - @新易国学的微博 - [[微博]]]], 
[[新易国学]],
22-11-23 14:48,
[TIME[2023-03-13T13:02:53.000Z]] <https://weibo.com/2606575243/MglE8lWol>
]FIGCAPTION]

>
2023年将有怎样的趋势发生,会对人们产生怎样的影响?中元4721年《文化与趋势》论坛即将揭晓答案!
>具体日程安排点击链接了解:【趋势大赏】中元4721年《文化与趋势》论坛即将震撼发布

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[343] 
[CITE[【[[新易国学]]】中元4721年(西元2023年)趋势破译正式发布]], [[新易国学]],
2023-01-08 12:57,
[TIME[2023-03-13T12:23:49.000Z]], [TIME[2023-03-13T13:06:05.795Z]] <https://mp.weixin.qq.com/s?__biz=Mzg2NzE3NTQyMA==&mid=2247602757&idx=1&sn=4a7224148de361a80232a16f861a5cc1>
]FIGCAPTION]

>2021年12月,文胜导师带领团队共同发布了2022年趋势破译。2022年年初至今,趋势预见中的大事件接二连三被印证:两岸统一窗口连现、冬奥会坚韧举办、俄乌冲突提前预警、军事演习频繁、扶桑合众国通胀加剧尽显颓势、欧洲局势动荡不休、群体性聚集风险陡增、人民币国际地位攀升、石油价格高涨、制造业萎靡不振、中医药行业迎来绝佳发展、量子研究有新突破、诺贝尔物理和化学奖提前指定、戎邪的广泛传播……
>[SNIP[]]
>中元4721年(西元2023年),干支纪年法“癸卯”年。这一年,世界将会怎样?各行各业和我们每个人又将何去何从?

写真:
イベント発表風景。プレゼン画面に
「[L[中元4720年(2022)]]」。

]FIG]

]REFS]

-
[870] 
[CITE[律历百思:黄帝历需要的是复兴并非复古]], 
[[序山律历研习社]],
2021-05-09 15:54,
[TIME[2023-04-28T12:10:58.000Z]] <https://baijiahao.baidu.com/s?id=1699266544010982600&wfr=spider&for=pc>

** 轩辕纪年

[432] 
[[轩辕纪年]]
[TIME[y~1736]]
は、
[RUBYB[[[廖凯原]] (Leo KoGuan)][[TIME[1955]]-]]
が提唱し利用している[[紀年法]]です。

[433] 
[[廖凯原]]は[[インドネシア]]系[[米国]]籍[[華僑]]商人です
[SRC[>>32, >>434]]。
[[中華人民共和国]]のいくつもの有名大学に多額を寄付し、
役員や名誉職を得て、
教壇にも立っています。
しかしその評判はよくないようで、
[[中文]]版[CITE[维基百科]]には、
その著述を理解できる人がほとんどいない (但少有人能读懂这些文字的含义)
と書かれ、[[疑似科学]]者 (偽科學學家)
のタグを付けられるなど、
散々の言われようです。
[SRC[>>434]]

;; [510] 設定が過剰ですがw、[[漢民族]]の祖先を持ち[[近世]]頃に[[インドネシア]]に居住するようになった家系の者が[[米国]]に移住した1世か2世か3世くらいで、
[[米国]]の国籍を保持したまま[[中華人民共和国]]で活動しているということでしょうか。

[435] 
[[轩辕]] ([[黄帝]]) の夢の実現を自身の使命とする [SRC[>>434]]
[[廖凯原]]は、
[[ウェブサイト]]や講演などで[[轩辕纪年]]を使っています。
[[公元]]が併記されることが多いですが、
単記のこともあります。逆に[[公元]]だけの記述もたまにあります。

[REFS[
-
[32] [CITE@zh-CN[[[廖凯原]] - 收集,记录,整理民间科学家及其理论 | [[民科维基]]]], [TIME[2021-08-01T10:43:01.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:49:20.307Z]] <http://www.minkewiki.org/w/%E5%BB%96%E5%87%AF%E5%8E%9F>
]REFS]

-*-*-

[437] 
現在発見されている最古の用例は、
「[L[June 23, 2012[BR[]]2012年6月23日]]」
の講演資料で、

>[L[The Yellow Emperor Operating System 2.0 (4709 – Infinity)]]

と題したものです。
[SRC[>>436]]

[438] 
4709年が[TIME[西暦2012年][2012]]だとすると、
[TIME[y~1736]] に当たります。
ここでは[[バージョン番号]]のようなものとして使っているのでしょうか。
([[OS]] と題していますが、発表内容は独自の世界観の[[宇宙論]]のようなもので、
独創的で難解でよくわかりません。)
資料内にはその説明は特にありません。実際の利用開始は更に遡るかもしれません。

[440] 
[TIME[2012-12-05]]の講演資料は、[[日付]]が

>Beijing Dec. 5th, 2012 in the year of Huang Di's 4709

となっています。
[SRC[>>439]]
これが現時点で知られている明確に[[紀年法]]として使われた最古の用例です。

[441] 
[[元号名]]の [[Huang Di]] は[[黄帝]]の[[音写]]です。
なお本文で Yellow Emperor ([[黄帝]]) が云々という話をしていますが、
[[紀年法]]については特に何も説明がありません。
[[元号名]]で[[音訳]]、本文文中では[[意訳]]している理由もよくわかりません。

[443] 
[TIME[2013-04-07]]の講演資料は

>The Xuan Yuan Operating System 2.0[BR[]] (4708 Y.E – Infinity)

と題しており、[[日付]]が

>April 7, 4710 Y.E (2013)

とあります。
[SRC[>>442]]

[444] 
前年のものと [[OS]] の名前が変わっています。 
Xuan Yuan は[[轩辕]]の[[音写]]なので意味はほぼ同じです。
その代わり括弧の数値が
4708 Y.E
に変わっていて、 Y.E は Yellow Emperor の略でしょうから、
こちらに Yellow Emperor 要素が残っています。
年號であることを明らかにするためでしょうが、年数が減っているのは謎です。

[445] 
日付も [[Y.E]] に[[公元]]の併記となっています。
本文中でもこの方式が使われているのですが、
[[Y.E]] と[[公元]]の併記、
[[Y.E]] の単記、
[[公元]]・[[公元]]の [[B.C]]
が混在しています。
書き分けの意図は感じられずよくわかりません。
なお、当年だけでなく過去の日付も [[Y.E]] で表した箇所があります。

[446] 
[[北京大学]]の[[ウェブサイト]]には[TIME[2013-10-10]]からの[[中国法律史学会]]で[[廖凯原]]教授が発表した旨の報告記事があります。
その題名は

> 北京大学法学院廖凯原法治与礼治研究中心主任廖凯原教授参加中国法律史学会2013年会

とイベント名が[[公元]]になっています。一方本文には

> 轩辕纪年4710年(公元2013年)10月10日、11日,中国法律史学会轩辕纪年4710年(公元2013年)学术年会暨“中华传统法智慧与移植法制本土化改良”国际学术研讨会于杭州召开。[SNIP[]]

とあります。本文中の[[日付]]が[[轩辕纪年]]と[[公元]]の[[日付]]になっているだけでなく、
本文中の大会名も同形式になっています。
[SRC[>>24]]

[447] 
[[ウェブ検索]]による限り、
さすがに[[中国法律史学会]]の大会名を[[轩辕纪年]]とするほどの影響力は持っていなかったと思われます。
この記事も[[廖凯原]]かその周囲のスタッフが書いたために[[轩辕纪年]]表記になったのでしょう。

[448] 
この記事によると、[[廖凯原]]は発表において、

>廖凯原教授演讲时提出两项重要建议来推动黄帝思想的研究:
>    其一,为了突出中国历史的传承并与国际接轨,将轩辕纪年插置入现行公历纪年,制订此纪年法来表述日期。例如,在表示公元2013年10月10日时,可以采用“轩辕纪年4710年(公元2013年)10月10日”这样的表述方法,即我们仍然使用公历纪年,但把轩辕纪元加在其中,以此来纪念我们伟大祖先轩辕黄帝及同辈祖先在4710年前(轩辕黄帝元年)以其爱民之心缔造中华文化共同体的丰功伟绩。
>[SNIP[]]

と[[轩辕纪年]]の利用を提案したようです。 [SRC[>>24]]

[449] 
その発表資料は、題名が

>
[LEFT[
[BOX(center)[
[B[Xuan Yuan's Anti-entropic Operating System 2.0 (4708X.Y - Eternity)]]

[B[轩辕反熵运行体系 2.0 (轩辕纪年 4708–永远)]]
]BOX]
]LEFT]

となっています。 [SRC[>>25]] 
前の発表とくらべて少し名称がアレンジされているのと、
[[中文]]名称が加わっています。
英語の[[元号名]]は [[X.Y]] と[[音訳]]の省略に変わっています。
[[中文]]はその部分を[[轩辕纪年]]と省略せずに書いています。

[450] 
そしてイベント名は

>
[LEFT[
China Institute of Legal History 4710X.Y Annual Academic Conference

中国法律史学会轩辕 4710 年年会
]LEFT]

となんと[[轩辕纪年]]の単記です [SRC[>>25]]
が、ここでは[[元号名]]が[DFN[轩辕]]と省略されています。
[[日付]]は

>
[LEFT[
Hangzhou, Oct.10th, 4710X.Y (2013)

杭州,轩辕纪年 4710 年(公元 2013 年)年 10 月 10 日
]LEFT]

と[[公元]]との併記です [SRC[>>25]] が、「年」を入れすぎているのがおちゃめ。

[451] 
本文は [[English]] と[[中文]]の併記です。
「1X.Y」「轩辕元年」
や
「4710X.Y」「轩辕 4710 年」
のように書かれています。
[SRC[>>25]]

[452] 
そして
「October 10th, 4710X.Y (2013)」
「轩辕纪年 4710 年(公元 2013 年)10 月 10 日」
のように[[轩辕纪年]]と[[グレゴリオ暦]]の[[年月日]]を組み合わせることで、
支那史の連続性と国際協調が共に示されるのだとしています。
[SRC[>>25]]

[456] 
同じ[[北京大学]]のウェブサイトの別の記事では
「2014年9月13-14日」
と[[公元]]だけあって、
[[轩辕纪年]]は出てきません。
(「轩辕元年(4711年前)」は出てきますが。)
[SRC[>>453]]
執筆者が変わったのでしょうか。
[[廖凯原]]の発表資料の[[日付]]表記は以前とほぼ同じですが、
細かな表記の違いがあります。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [457] 
[CITE(.label)[[L[黄帝范例[SUP[1]]:轩辕反熵运行体系 2.0]]]],
[[[L[廖凯原]]]]
「[DATA(.text)[[L[轩辕纪年 4711(2014),9 月 13 日]]]]」
[SRC[>>454]]
-
[458] 
[CITE(.label)[[L[The Yellow Emperor Hypothesis[SUP[1]]:[BR[]] Xuan Yuan Anti-entropic Operating System]]]],
[[[L[Prof. Leo KoGuan]]]]
「[DATA(.text)[[L[September 13[SUP[th]], 4711 X.Y. (2014)]]]]」
[SRC[>>455]]

]ITEMS]

[485] 
[TIME[公元2015年][2015]]には、[[廖凯原]]の

>
[LEFT[
[BOX(center)[
轩辕召唤[BR[]]《轩辕4712中华共识》拟稿
]BOX]
]LEFT]

>
[LEFT[
[BOX(center)[
Xuan Yuan Calling[BR[]] A Draft for Chinese Consensus 4712[SMALLCAPS[XY]]
]BOX]
]LEFT]

と題した

>
[LEFT[
[BOX(center)[
中国法律史学会轩辕4712年年会

轩辕4712年8月15日
]BOX]
]LEFT]

>
[LEFT[
[BOX(center)[
China Institute of Legal History 4712[SMALLCAPS[XY]] Annual Academic Conference

August 15[SUP[th]], 4712[SMALLCAPS[XY]]
]BOX]
]LEFT]

の発表資料があります。
[SRC[>>484]]

[486] 題名だけでなく本文でも同じ表記で、[[中文]]の[[元号名]]は
「轩辕」だけになっています。
[[英文]]だと[[スモールキャピタル]]で [CODE[.][FULL STOP]] なし、
[[空白]]なしの [SMALLCAPS[XY]] 表記になっています。
これは[[西暦]]の [SMALLCAPS[AD]], [SMALLCAPS[BC]]
と同じ表記になっていますが、 [SMALLCAPS[AD]] は一部を除き省略されています。

[516] 
1ヶ月前の轩辕纪年4712年7月4日付の同題の発表資料も同じ形式です。
[SRC[>>514, >>515]]

[35] 
その他この時期の[[廖凯原]]の発表資料には[[轩辕纪年]]がよく使われていますが、
表記揺れもままあります。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [505] 
[CITE(.label)[[L[中国梦就是轩辕大同]]]],
[[[L[廖凯原]]]]
「[DATA(.text)[[L[济南,轩辕纪年 4711(公元 2014)年 5 月 20 日]]]]」
[SRC[>>28]]
-
[521] 
[CITE(.label .text)[[L[Breaking ground ceremony for KoGuan Building 10-10-4712[SMALLCAPS[XY]]]]]],
[L[Prof. [[Leo KoGuan]]]]
--
[522] 
「[DATA(.text)[[L[On this auspicious day October 10, 4712[SMALLCAPS[XY]], [SNIP[]]]]]]」
[SRC[>>36]]

]ITEMS]

[487] 
これより後の時期の用例を見ると
「轩辕纪年」「轩辕」
はどちらもあり、
[[スモールキャピタル]]でない[[大文字]]の
「XY」
が使われるようになっています。

[REFS[
- [436] 
[CITE@en-US[The Yellow Emperor Operating System 2.0 (4709 – Infinity) | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on June 23, 2012,
[TIME[2023-03-17T08:23:27.000Z]] <http://www.leokoguanfoundation.org/?p=265>
- [439] 
[CITE@en-US[Speech at TianmingRen Fellowship Awarding Ceremony | Leo KoGuan Foundation]], 
By Prof. [[Leo KoGuan]],
Posted on December 5, 2012,
[TIME[2023-03-17T08:30:51.000Z]] <https://www.leokoguanfoundation.org/?p=270>
-
[442] 
[CITE@en-US[The Xuan Yuan Operating System 2.0 (4708 Y.E – Infinity) | Leo KoGuan Foundation]], 
Prof. [[Leo KoGuan]],
April 7, 4710 Y.E (2013),
Posted on April 7, 2013,
[TIME[2023-03-17T08:39:18.000Z]] <https://www.leokoguanfoundation.org/?p=274>
- [24] [CITE[北京大学法学院]], [TIME[2017-10-27T01:24:30.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:37:41.270Z]] <https://www.law.pku.edu.cn/xwzx/xwdt/3031.htm>
-- [25] [CITE[The Xuan Yuan's Anti-entropic Operating System 2.0 (4708X.Y - Eternity) - 20131030161619429085.pdf]], [TIME[2017-10-27T01:24:13.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:38:01.975Z]] <https://www.law.pku.edu.cn/docs/2013-10/20131030161619429085.pdf>
-
[28] [CITE[中国梦,是为轩辕之大同 - B32571897FE0E8A5A318094749E_B8234E8E_1E324A.pdf]], 
[TIME[2016-10-09T06:01:16.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:47:22.472Z]] <https://www.view.sdu.edu.cn/__local/7/41/A1/B32571897FE0E8A5A318094749E_B8234E8E_1E324A.pdf?e=.pdf>

- [453] 
[CITE[北京大学法学院]], [TIME[2017-10-27T01:24:37.000Z]], [TIME[2023-03-17T09:34:36.532Z]] <https://www.law.pku.edu.cn/xwzx/jj/11847.htm>
-- [454] 
[CITE[Microsoft Word - 著作权-9.22-黄帝范例_轩辕反熵运行体系2.0.docx - 20140924093243915439.pdf]], [TIME[2017-10-27T01:24:12.000Z]], [TIME[2023-03-17T09:34:59.177Z]] <https://www.law.pku.edu.cn/docs/2014-09/20140924093243915439.pdf>
-- [455] 
[CITE[Microsoft Word - 09.22-The Yellow Emperor Hypothesis-Xuan Yuan Anti-entropic Operating System 2.0.docx - 20140924093219807311.pdf]], [TIME[2017-10-27T01:24:11.000Z]], [TIME[2023-03-17T09:35:06.402Z]] <https://www.law.pku.edu.cn/docs/2014-09/20140924093219807311.pdf>
-
[38] [CITE[廖凯原教授在首届中华司法研究高峰论坛上向最高院作重要发言-[[清华大学]]法学院]], 
发布时间: 2015-07-16,
[TIME[2022-03-31T00:52:20.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:56:48.727Z]] <https://www.law.tsinghua.edu.cn/info/1133/2957.htm>
--
[514] 
[CITE[Microsoft Word - 06.24-BJ-Xuan Yuan Calling.docx - 52806DD16E0B82B796598D4BE14_F40D9E02_129995.pdf]], [TIME[2021-01-13T01:54:09.000Z]], [TIME[2023-03-18T03:17:17.152Z]] <https://www.law.tsinghua.edu.cn/__local/D/8F/D3/52806DD16E0B82B796598D4BE14_F40D9E02_129995.pdf?e=.pdf>
--
[515] [CITE[Microsoft Word - 06.24-北京-轩辕召唤.docx - 7AEAA7A78EF7BB7A7FA2E9C0E6F_BBFC2FD5_124BBB.pdf]], [TIME[2021-01-13T01:54:09.000Z]], [TIME[2023-03-18T03:17:27.529Z]] <https://www.law.tsinghua.edu.cn/__local/A/95/FE/7AEAA7A78EF7BB7A7FA2E9C0E6F_BBFC2FD5_124BBB.pdf?e=.pdf>
-
[26] [CITE[名誉校董廖凯原教授出席首届中华司法研究高峰论坛并作重要发言-北大教育基金会]], 
更新时间:2015-07-17,
[TIME[2022-01-05T01:44:46.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:41:36.541Z]] <https://www.pkuef.org/old/info/1173/4316.htm>
--
[484] 
[CITE[[L[轩辕召唤[BR[]]《轩辕4712中华共识》拟稿]]]],
[[[L[廖凯原]]]],
[L[轩辕4712年8月15日]],
[TIME[2017-10-27T01:24:00.000Z]], [TIME[2023-03-17T12:53:23.670Z]] <https://www.law.pku.edu.cn/docs/2015-08/20150827112606046046.pdf>
--
[499] [CITE[Microsoft Word - 06.24-北京-轩辕召唤.docx - 7AEAA7A78EF7BB7A7FA2E9C0E6F_BBFC2FD5_124BBB.pdf]], [TIME[2019-12-18T11:46:06.000Z]], [TIME[2023-03-17T13:46:52.072Z]] <https://www.pkuef.org/__local/A/95/FE/7AEAA7A78EF7BB7A7FA2E9C0E6F_BBFC2FD5_124BBB.pdf?e=.pdf>
--
[498] [CITE[Microsoft Word - 06.24-BJ-Xuan Yuan Calling.docx - 52806DD16E0B82B796598D4BE14_F40D9E02_129995.pdf]], [TIME[2019-12-18T11:33:55.000Z]], [TIME[2023-03-17T13:46:40.120Z]] <https://www.pkuef.org/__local/D/8F/D3/52806DD16E0B82B796598D4BE14_F40D9E02_129995.pdf?e=.pdf>
-
[36] [CITE@en-US[Speech at the breaking ground ceremony for KoGuan Building 10-10-4712XY | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on October 10, 2015,
[TIME[2022-09-20T14:53:45.000Z]] <http://www.leokoguanfoundation.org/?p=417>
-
[488] 
[CITE[139BC107E030AD09DD14FC3B025948AA.pdf]], [TIME[2015-12-09T02:50:16.000Z]], [TIME[2023-03-17T13:06:19.817Z]] <http://www.iolaw.org.cn/images/upload/2015/12/139BC107E030AD09DD14FC3B025948AA.pdf>

]REFS]

-*-*-

[346] 
[TIME[公元2015年3月][2015-03]]に全国政协委员
[WEAK[([[中華人民共和国]]の行政会議体[[中国人民政治協商会議全国委員会]]の委員)]]
で[[北京中医药大学国学院]]院長の[RUBYB[[[张其成]]][[TIME[1959]]-]]は、
[[軒轅紀年]]採用を提案しました。
[SRC[>>30]]

[347] 
また同じく[TIME[公元2015年][2015]]に全国政协委员で[[中华全国律师协会]]
[WEAK[([[弁護士]]の業界団体)]]
会長の[[王俊峰]]は、
[[二十四節気]]の重要性を訴え、
[[公暦]]にかえて[[農暦]]を採用すること、
[[憲法]]を改正して[[公暦]]年月日と共にまたはかわりに[[農暦]]年月日を使うことを提案しました。
[SRC[>>30]]

[348] 
この2つは同時期の提案でどちらも[[暦]]関係のもののためかひとまとめにされていますが
[SRC[>>30, >>350]]、
独立した別個のものと思われます。

[349] 
[[中国人民政治協商会議]]は (少なくても建前上は)
[[中華人民共和国]]の国家運営に関わる重要な会議で、
[[中華人民共和国]]の建国当初には[[公元]]採用を決定した機関でもあります。
従ってこうした提案が持ち込まれるのに相応の機関ではあるのでしょう。
この会議に提案することがどの程度の重さを持つのかはよくわかりませんが
(あと、委員が提案したと報じられるのは会議に正式に提出したということでいいのかもよくわかりませんが)、
その後の余論の反応の少なさと現状を見れば、
国家的な意思決定にはほとんど寄与していない段階までしか達していないようです。

[461] 
[[张其成]]は[[国学者]]で、[[漢方医学]]や[[中国哲学]]の方面の学術や政治で一定の影響力を持った人物だそうです
[SRC[>>460]]。
[TIME[公元2014年][2014]]末に[[清华大学]]法学院凯原中国法治与义理研究中心の研究員となりました。
[SRC[>>459]]

[362] 
なお先行する[[中元]]の団体とは同じ「国学」でも宗派が違うのか、
メンバーも被っていません。
こちらが[TIME[公元2015年3月][2015-03]]に提案したのに対する反応なのか、
[TIME[公元2016年1月][2016-01]]に[[中元]]の紹介記事を出していますが 
[SRC[>>345]]、
「政协委员が政协会に提出した」
と書くだけでどこの誰の仕事かも触れず
[WEAK[([[軒轅紀年]]とも書かずに[[黄帝紀年]]で統一)]]、
自分達のグループは[TIME[公元2007年2月][2007-02]]から普及活動を続けてきたのだ、
と古参マウントしています。

[462] 
この提案にも触れた[[廖凯原]]についての当時のウェブ掲載記事は、
[[廖凯原]]の独創的な講義に戸惑う学生の声などとともに、
[[北京大学]]や[[清华大学]]のウェブサイトに
「轩辕4712年」
と書かれていることを紹介しています [SRC[>>459]]。
明言こそしていないものの、
この[[軒轅紀年]]の記載が[[廖凯原]]を訝しげに感じる要素の1つとなっているようです。

;; [463] こんな感じだと[[中元]]の人達も仲間ですとは言いにくいでしょうな。

[489] 
[TIME[2015-03-05]]に[[儒教]]系[[媒体]]
[CITE[儒家网]]
に[[张其成]]の記事が掲載されていて、
それが提案文そのものと思われます。
この記事は

>
[PRE[
时间:孔子二五六六年岁次乙未年正月十三日戊寅

耶稣2015年3月3日
]PRE]

付ですが、この[[孔子紀年]]と[[耶蘇紀年]]は
[CITE[儒家网]]
の定型で編集部が入れたものです。
文末に
「4712XY(2015AD)3月3日」
とあり、こちらは[[著者]]によるものでしょうか。
提案は次のようなものでした。
[SRC[>>37]]

- [490] 各国には自国の[[紀年法]]がある。
- [491] [[公元]]は[[中華民族]]の伝統ではない。
- [492] 轩辕(XY)纪年:
[TIME[公元1912年][1912]]が「轩辕4609年」。
[TIME[公元2015年][2015]]が「轩辕纪年4712年」「4712XY」。
[TIME[y~1736]]
- [493] 
歴史の連続性と国際協調を示すため[[グレゴリオ暦]]の[[月日]]はそのまま、
例えば「轩辕纪年4712XY(2015AD,即公元2015年)3月3日」。
- [495] 
轩辕前纪年(BXY)表示:
例えば[[轩辕]]の誕生は「20BXY(2717BC)」。
-- [627] ないし、「轩辕前20年」 [SRC[>>626]]

;; [494] 
[[公元]]を完全に置き換えることを提言しているのか、
併記することを提言しているのか、
今次提案やこれ以後の提案の各文、各例示で少しずつニュアンスが違っていて、
正確な意図はよくわからないところがあります。

[496] 
[DFN[轩辕前纪年]] ([DFN[BXY]]) は他にほとんど言及・用例がなく、
この後の提案では消えています。
[[紀元前形式]]で1XYの前が1BXYになるようです。

[475] 
[TIME[轩辕4713(2016)年3月8日][2016-03-08]]、
[[张其成]]は前年とは少し志向を変えて、
[[黄帝]]関係の記念日である中华父亲节母亲节の設立を全国政协会に提案しました。
[SRC[>>471, >>472, >>473, >>477]]

;; [476] 
父亲节母亲节は[[廖凯原]]や[[张其成]]だけの提唱するものでもなく、
これより前や後にも他のグループらしき人々が提唱したとの報道がみられます。

[478] 
[TIME[轩辕4714(2017)年][2017]]、
[[张其成]]と[[廖凯原]]は
[CITE[关于将轩辕黄帝塑造为中华民族精神标识的提案]]
[CITE[Proposal on Establishing XuanYuan Huangdi as the Chinese Nation’s Spiritual Symbol]]
を[[全国政协会]]に提出しました。
今回の提案はより広く[[中華民族]]の精神的象徴として[[黄帝]]を定めることを求め、
そのうちの一項として中华父亲节、母亲节や、
轩辕黄帝纪年 XuanYuan Huangdi Era の「復元」 (恢复 Restore)
を求めていました。
[SRC[>>477]]

[479] 
提案内容は、歴史の連続性と国際協調を示すため[[グレゴリオ暦]]の[[月日]]に
轩辕纪年(XY)
XuanYuan era (XY) 
を組み合わせて
「轩辕4714年(公元2017年)3月3日」
「XuanYuan 4714 (2017 AD) March 3[SUP[rd]]」
とするというものです。
[SRC[>>477]]
[TIME[y~1736]]

[483] 
[TIME[轩辕4715(2018)年][2018]]、
[[张其成]]と[[廖凯原]]は
[CITE[关于确立轩辕黄帝为中华民族精神标识的建议]]
[CITE[Proposal on Establishing XuanYuan Huangdi as the Chinese Nation’s Spiritual Symbol]]
を[[全国政协会]]に提出しました。
前年と同趣旨のようですが、しかし今回は[[轩辕纪年]]の提案が含まれていません。
[SRC[>>482]]
それを紹介するウェブページ記事には相変わらず
「轩辕4714年」「4714XY」
とあるのですが、国家政策としての提案はペンディングとしたのでしょうか。

[511] 
なお
[CITE[百度百科]]
は[CSECTION[轩辕历]]という項で[[轩辕纪年]]やその提議を紹介しています。
[SRC[>>31]]
この[[轩辕历]]という表記は[CITE[百度百科]]かそれと同系統のサイトの用例ばかりで、
[[张其成]]・[[廖凯原]]サイドの利用はほとんどありません。

[513] 
例外として、
[[张其成]]が[[院长]]である[[北京中医药大学]]国学院の[[ウェブサイト]]が
[CITE[凤凰网]]
に報道されましたと引く形で記事の題名に使っている例が1つ確認できるだけです。
[SRC[>>512]]

[REFS[

-
[37] [CITE[【[[张其成]]】设立轩辕纪年(XY)的理由与建议 - 儒家网]], 
[[张其成]],
发布时间:2015-03-05 18:13:59,
[TIME[2022-09-20T14:30:30.000Z]] <https://www.rujiazg.com/article/4886>
--
[502] 
>>27, >>503 にも同文あり
-
[626] 
[CITE[政协委员[[张其成]]:建议使用轩辕历,今年是轩辕4712年_安徽频道_凤凰网]], 
2015年03月13日 11:10,
[TIME[2023-03-17T14:38:38.000Z]], [TIME[2023-03-18T12:35:55.210Z]] <http://ah.ifeng.com/news/wangluo/detail_2015_03/13/3654940_0.shtml>
-
[30] [CITE[政协委员建议中国改用轩辕纪年|轩辕纪年|公元纪年_[[新浪新闻]]]], 
2015年03月13日16:40,
[TIME[2022-09-20T14:48:21.000Z]] <http://news.sina.com.cn/c/2015-03-13/164031604162.shtml>
-
[512] 
[CITE[凤凰网报道张其成委员建议使用轩辕历_[[国学院]]]], 
2015-03-18,
[TIME[2022-08-05T11:19:07.000Z]], [TIME[2023-03-18T02:56:35.604Z]] <https://gxy.bucm.edu.cn/xwdt/22976.htm>
-
[459] 
[CITE@zh-CN[《北大清华复旦交大的节操值多少钱》里富商廖凯原到底是谁?_文化课_澎湃新闻-The Paper]], 
2015-09-17 07:50,
[TIME[2023-03-17T09:56:24.000Z]], [TIME[2020-04-13T10:56:49.569Z]] <https://web.archive.org/web/20200413090430/https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1375984>
-
[471] 
[CITE[【声音】张其成:设立中华父亲节母亲节_大公资讯_[[大公网]]]], 
2016-03-07 10:30:09,
[TIME[2023-03-17T12:17:52.000Z]] <http://news.takungpao.com/mainland/focus/2016-03/3289516_wap.html>
-
[472] 
[CITE@zh-CN[恢复轩辕纪年 设立中华父亲节母亲节_家庭医生在线]], 
2016/3/11 13:40:31,
[TIME[2023-03-17T12:21:05.000Z]] <https://m.familydoctor.cn/201603/953893.html>
-
[473] 
[CITE[【两会“雷”声】恢复轩辕纪年 设立中华父亲节母亲节|老小孩讲述]], 
发表于2016年03月13号,
[TIME[2023-03-17T12:21:29.000Z]] <http://www.oldkids.cn/blog/view.php?bid=1025104>
--[474] 「轩辕4713年3月8日  张其成 廖凯原」
-
[477] 
[CITE@en-US[KoGuan Center: Proposals in 4714XY (2017) Two Sessions | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on March 16, 2017,
[TIME[2023-03-17T12:27:57.000Z]] <https://www.leokoguanfoundation.org/?p=560>
--
[480] 
[CITE[上海交通大学凯原法学院]], [TIME[2023-03-17T12:40:09.000Z]] <https://old.law.sjtu.edu.cn/Detail18766.aspx>
---
[481] 
[CSECTION[凯原中心:全国政协会议“关于将轩辕黄帝塑造为中华民族精神标识的提案”及全国人大会议“关于设立中华父亲节和母亲节的建议”]],
2017-03-20
-
[482] 
[CITE@en-US[KoGuan Center: CPPCC proposal on Establishing XuanYuan as Chinese Nation’s Spiritual Symbol 凯原中心:全国政协会议“关于将轩辕黄帝塑造为中华民族精神标识的建议” | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on March 15, 2018,
[TIME[2023-03-17T12:44:24.000Z]] <https://www.leokoguanfoundation.org/?p=655>
-
[460] 
[CITE@zh[[[张其成]] - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2023-03-03T08:02:56.000Z]], [TIME[2023-03-17T09:57:05.010Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A0%E5%85%B6%E6%88%90>
-
[350] 
[CITE@zh-CN[“复兴农历”不止“改元”|律历时评 - [[小学作文]]]], 
Posted on 2023年3月8日,
[TIME[2023-03-14T07:48:53.000Z]] <https://www.ruqxhv.com/3332.html>
--
[351] 「车前 农历4720年(西元2023年)二月初笔」
-
[434] 
[CITE@zh[[[廖凯原]] - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2023-03-03T08:01:56.000Z]], [TIME[2023-03-17T08:13:35.958Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%BB%96%E5%87%AF%E5%8E%9F>
-[31] [CITE[轩辕历_[[百度百科]]]], [TIME[2022-09-20T14:48:59.000Z]] <https://baike.baidu.com/item/%E8%BD%A9%E8%BE%95%E5%8E%86/1509765>

]REFS]

-*-*-

[465] 
[TIME[公元2017年7月][2017-07]]に[[清华大学]]法学院凯原中国法治与义理研究中心が論文集
[CITE[黄帝思想与中华引擎]]
を出版しました。
[SRC[>>466]]

[467] 
[[廖凯原]]と[[张其成]]による
[CITE[关于设立轩辕纪年(XY)的建议]]
は、
世界各国が自国の[[紀年法]]を持つことや[[中華民族]]が[[黄帝]]以来の長い歴史を持つことを踏まえて、
「轩辕纪年(XY)」
を提案する内容のようです。
[SRC[>>464]]

[469] 
[RUBYB[[[张少瑜]]][[TIME[1952]]-]]の
[CITE[廖凯原道治思想述评]]
は、
[[廖凯原]]の
「轩辕4712年,即公元2015年8月15日的中国法律史学会年会」
の発表などから[[廖凯原]]の
「道治思想」
を解説する内容のようです。
[SRC[>>468]]
[[张少瑜]]は[[北京大学]]出身、
[[中国社会科学院]]研究生院法学系教授で、
古代支那軍事法についての論著があるようです。

[470] その他にも[[轩辕纪年]]についてまたは[[轩辕纪年]]を使った[[論文]]もあるかもしれません。

[REFS[

- [466] 
[CITE@en-us[[[Amazon.co.jp]]: 清华大学法学院凯原中国法治与义理研究中心论文集·黄帝思想与中华引擎1:轩辕黄帝研究(第3卷)》 : 廖凯原 张少瑜: Japanese Books]], [TIME[2023-03-17T11:18:06.000Z]] <https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/7520108090/wakaba1-22/>
- [464] 
[CITE@en[关于设立轩辕纪年(XY)的建议 [[廖凯原]] [[张其成]] 黄帝思想 法制史 轩辕法治 【简介_在线阅读】 电子书_先晓书院]], [TIME[2023-03-17T11:15:26.000Z]] <https://xianxiao.ssap.com.cn/catalog/1486483.html>
- [468] 
[CITE@en[廖凯原道治思想述评 [[张少瑜]] 黄帝思想 法制史 轩辕法治 【简介_在线阅读】 电子书_先晓书院]], [TIME[2023-03-17T11:22:02.000Z]] <https://xianxiao.ssap.com.cn/catalog/1485987.html>

]REFS]

-*-*-

[39] 
その後も用例があり、[[廖凯原]] (とそのグループ?) は利用し続けているようです。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [517] 
[CITE(.label)@en-US[Happy Chinese New Year of the [DATA(.text)[Pig 4716XY! 轩辕4716年猪年]]快乐! | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on February 1, 2019
[SRC[>>33]]
-
[519] 
[CITE(.label .text)@en-US[Professor Leo KoGuan attended and gave a keynote speech at the China Institute of Legal History 4714XY(2017) Annual Academic Conference | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on November 15, 2017
--
[520] 
本文
「[DATA(.text)[[L[On September 9th-10th, 4714XY (2017), the China Institute of Legal History 2017[BR[]] Annual Academic Conference & the Symposium on “The Wisdom Of The Traditional[BR[]] Chinese Judiciary” was successfully held in Taiyuan, Shanxi. [SNIP[]]]]]]」
[SRC[>>34]]
-
[524] 
[CITE(.label .text)@en-US[恭祝大家轩辕4720年兔年大吉! | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on January 17, 2023
-- [525] 
本文
「[DATA(.text)[Happy Chinese New Year of the Rabbit 4720XY!]]」
[SRC[>>523]]

]ITEMS]

[518] それ以外の人々に広まっている様子は見られません。

[REFS[

-
[33] [CITE@en-US[Happy Chinese New Year of the Pig 4716XY! 轩辕4716年猪年快乐! | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on February 1, 2019,
[TIME[2022-09-20T14:50:40.000Z]] <http://www.leokoguanfoundation.org/?p=722>
-
[34] [CITE@en-US[Professor Leo KoGuan attended and gave a keynote speech at the China Institute of Legal History 4714XY(2017) Annual Academic Conference | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on November 15, 2017,
[TIME[2022-09-20T14:51:06.000Z]] <http://www.leokoguanfoundation.org/?p=634>
-
[523] 
[CITE@en-US[恭祝大家轩辕4720年兔年大吉! | Leo KoGuan Foundation]], 
Posted on January 17, 2023,
[TIME[2023-03-18T03:31:22.000Z]] <http://www.leokoguanfoundation.org/?p=906>

]REFS]

-*-*-

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[880] [CITE@ja[利用者:univerx - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2023-07-15T07:55:43.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/User:univerx>
]FIGCAPTION]

>
:生辰:
,朔朢曆	軒轅紀元	,4697秊庚辰*龍 九月建丙戌 十四日壬寅	,水曜日
,節气曆	軒轅紀元	,4697秊庚辰季秋(丙戌|大火)〇亖日壬寅	,水曜日
,Ἰησοῦς曆	,Ἰησοῦς紀元	2000秊10月11號	,水星期
:簡介:    熱衷漢字㴑源,酷㤅閱讀,執著探索宇宙、物質、生命、文朙
]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[881] 
[CITE@ja[利用者-会話:univerx - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2023-07-15T07:57:08.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/User-talk:univerx>
]FIGCAPTION]

>univerx 五三四九六·四七一六 己亥秊癸酉月壬子日丙午時初三刻末 木曜 西元2019秊9月12日 11:44
]FIG]

[882] 
どのような背景の人物か不明ながら、
「軒轅紀元」
や自己紹介の[[スピリチュアル]]傾向が示唆的。
[[簡体字]]でなく[[繁体字]]で書いているが、
>>880 からリンクされている[[Webサービス]]は[[中華人民共和国]]臭が強い。

[883] 
「4597秊」、
「四七一六」
は
[TIME[y~1736]]。

[884] 
「五三四九六」は未詳。

** 开元

[845] 
[[中華人民共和国]]では
[TIME[y~1736]] [SRC[>>854, >>846]]
や
[TIME[y~510]] [SRC[>>847, >>871]]
の[[元号名]]を[[开元]] (開元) とすることがしばしばあります。
特別にこれを推している集団は見当たりませんが、
民間で (もしかすると他の呼称より) 広く知られているようです。

[852] 
[TIME[y~1736]]
は[[黄帝纪元开元]] [SRC[>>848, >>850]],
[[黄帝开元]] [SRC[>>860]]
ともします。

[849] 
[[黄帝纪元]]は[[冬至]]を[[年始]]とする説を提示する人も居ます。 [SRC[>>848]]
根拠は不明。

[859] 
[[カレンダー]]には
「黄帝纪元[VAR[何]]年」
「开元[VAR[何]]年」
「[VAR[何]]」
などと書かれていることがあります
[SRC[>>857]]。

;;
[861] 
>>854
には[DFN[黄帝纪元前]][VAR[何]]年と[[紀元前方式]]も使われています。

[REFS[

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[854] 
[CITE@zh-cn[黄帝历元年 黄帝历详细资料大全-[[暗点博客]]]], [TIME[2023-04-27T14:07:28.000Z]] <http://blog.novelsee.com/archives/3209715>
]FIGCAPTION]

>[SNIP[]]黄帝即位据说是在公元前2698年,即位时20岁,据此推算黄帝出生于公元前2717年,相传历法元年始于黄帝登基之日起算起。黄帝纪年影响深远,农历、道教历法均始于黄帝纪年为元年,为中国传统历法开始之年,史称开元,至今是开元4716年比西方历法元年早2697年,用开元年份减去2697就是西元的年份,例如,今年是中国传统历法(农历)开元4716-2697=西元2019年。

>中文名:黄帝纪元(中国传统历法的开始纪年)外文名:kaiyuan别称:开元(农历开元)地位:中国传统历法 简介,纪元,

>黄帝纪元前15年,己酉年,黄帝杀蚩尤,王天下,黄帝开国,三月三泰山封禅(基督纪元前4392年)
>黄帝纪元元年,1月15日甲子年甲子月辛卯日,作《调历》(基督纪元前4377年)
>黄帝纪元3年,1月22日丙寅年己酉朔旦冬至,迎日推策(基督纪元前4375年)

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[848] 
[CITE@en[黄帝纪元/开元4718年的第53天【六九第8天】冬至日第53天 小谈心意六合拳十大形与中国彝族十月太阳历的关系 - [[简书]]]], 
[[道承唱古文]],
2021.02.11 14:28:39,
[TIME[2023-04-27T13:59:02.000Z]] <https://www.jianshu.com/p/46f2d2a0ea7c>
]FIGCAPTION]

>
今天是
>
公元/基督纪元2021年02月11日【周四】
>
公元/基督纪元2021年的第42天
>
黄帝纪元/开元4718年的第53天【六九第8天】冬至日第53天(黄帝纪元以冬至日为岁首)

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[851] 
[CITE@zh-cn[公元2021年,也就... - @眉山论剑陈平的微博 - [[微博]]]], 
[[眉山论剑陈平]],
21-2-11 17:56,
[TIME[2023-04-27T14:02:30.000Z]] <https://weibo.com/6616523296/K1s01DXZO>
]FIGCAPTION]

>公元2021年,也就是黄帝纪元开元4718年。[SNIP[]]

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[850] 
[CITE@zh-cn[微博]], 
[[观视频工作室]],
2021-2-11,
[TIME[2023-04-27T14:00:51.000Z]] <https://m.weibo.cn/status/K1tRpvN9j>
]FIGCAPTION]

>黄帝纪元开元4718年,祝我们有大的科学进步!

]FIG]

[FIG(quote)[ [846] >>503

>
开元4718年(西元2021年)

]FIG]

-
[857] 
[CITE[复兴黄帝纪年]], 
[[开元日历]],
2021-03-27 16:06,
[TIME[2023-04-27T14:16:19.000Z]] <https://mbd.baidu.com/newspage/data/landingsuper?context=%7B%22nid%22%3A%22news_9467175322797776872%22%7D&n_type=1&p_from=3>
-- [856] 
[CITE[复兴中华纪年黄帝纪年,推广普及黄帝纪年历,]], 
[[开元日历]],
2021-04-03 10:32,
[TIME[2023-04-27T14:15:33.000Z]] <https://mbd.baidu.com/newspage/data/landingsuper?context=%7B%22nid%22%3A%22news_10401548103939326761%22%7D&n_type=1&p_from=3>
--
[858] 
[CITE[黄帝纪年,黄帝纪年历]], 
[[开元日历]],
2021-04-10 16:59,
[TIME[2023-04-27T14:16:43.000Z]] <https://baijiahao.baidu.com/s?id=1696643253382765733&wfr=spider&for=pc>
-
[855] 
[CITE@zh[黄帝纪年4718年,清明悲祭辛亥烈士 - [[知乎]]]], 
编辑于 2021-04-04 23:12,
[TIME[2023-04-27T14:09:40.000Z]] <https://zhuanlan.zhihu.com/p/362283913>
-
[860] 
[CITE@zh-Hans[“明月傍云生”秋分夕月典礼 --黄帝开元4718年八月十三,辛丑年秋月祭_哔哩哔哩_bilibili]], [[bili_oneone1030]], 
2021-09-22 14:34:31,
[TIME[2023-04-28T01:09:52.000Z]] <https://www.bilibili.com/video/av890647816/>

]REFS]

[REFS[

- [847] [CITE@zh-Hans[开元4718年,公元2020年,新的一年要平平安安!快快乐乐!健健康康!新年快乐!武汉加油!天佑中华!_哔哩哔哩_[[bilibili]]]], [[LD李豆]], 
2020-01-24 19:40:08,
[TIME[2023-04-27T13:54:41.000Z]] <https://www.bilibili.com/video/av84860656/>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[871] 
[CITE[今年是中国的开元4718年]],
[[一一觉]],
2020-04-16,
[TIME[2023-04-28T12:09:31.000Z]], [TIME[2023-04-28T12:31:38.398Z]] <http://www.360doc.com/content/20/0416/20/48457409_906489049.shtml>
]FIGCAPTION]

>
一般人:今年是2020年。
>
日本人:令和2年。
>
以色列人:5780年。
>
伊斯兰教徒:回历1441年。
>
现在,作为中国人的你,可以回答:今年是开元4718年。

]FIG]

]REFS]

** 中国5000年

[54] 
[[中文]]版[CITE[维基百科]]は
「《中國皇帝黄帝纪元》等报刊[BR[]][WEAK(smaller)[以西元前2997年為元年]]」
なる方式を掲載しています。
この方式では[TIME[西暦1903年][1903]]が4900年、
[TIME[西暦1911年][1911]]が4908年になると表にはあります。
[SRC[>>78]]
[TIME[y~3799]]

[416] 
この
[CITE[中國皇帝黄帝纪元]]
がいつどこの誰が書いたものを指しているのか明記されておらず、
[[ウェブ検索]]でもそれらしきものが見つかりません。

[417] 
近年しばしば聞かれる「中国5000年」のような言い回しはこの数え方と関係がありそうです。
[TIME[西暦2003年][2003]]に5000年になったというような記述のあるサイトはちらほらあります。

[420] 
[[中文]]版[CITE[维基百科]]はまた類似の[[紀年法]]の一覧に、

>
六十甲子:紀年以黃帝紀元後建立天干地支為開始,來自約西元前2997年+,以黃帝紀元(格里曆前2997年)開始計算,其餘月份安排等與農曆相同。換算方法為格里曆年份+2997為干支年份,如2023年,則為干支2023+2997=5020年。[SUP[__&&[&&__7__&&]&&__]][SUP[__&&[&&__8__&&]&&__]]

と書いています。
[SRC[>>78]]

[421]

[TALK[
「六十甲子」は[[干支]]の項にリンクされています。
]TALK]

[TALK[ ???
ほな[[干支年]]かなあ。
]TALK]

[TALK[
[[黄帝紀元]] = 西暦紀元前2997年の[[干支]]創設後の[[年数]]と、
[[農暦]]の[[日付]]の組み合わせだと説明があります。
この年の数え方は [TIME[y~3799]] と同じものです。
]TALK]

[TALK[ ???
ほな[[干支年]]ちゃうなあ。
]TALK]

[TALK[

参考文献の7と8は[[道历]]、[[黄帝六十甲子纪年]]の説明で、
そこには[[干支]]の説明があります。
[SRC[>>599, >>605]]

]TALK]

[TALK[ ???
ほな[[干支年]]やん。
]TALK]

[TALK[

ところがどちらのウェブページも[[西暦年]] + 2697年とあります。
[TIME[y~1736]]

]TALK]

[TALK[ ???
ほな[[干支年]]ちゃうし、
[TIME[y~3799]] ともちゃうやん。

]TALK]

[422] 
[[中文]]版[CITE[维基百科]]は更にその次の項に
[CSECTION[轉換方法]]
なるものが掲載されていて、

>
西元紀年天干地支以年份換算的是減去分別在前2997年起即由為六十甲子紀年法。

とあります。そして60個の「年號」と[[西暦年]]と[[干支]]との対照表があります。
[SRC[>>78]]

[423] 
説明がこれだけなのでよくわかりませんが、
ここでもまた[TIME[西暦紀元前2997年甲子][-2996]]がスタートで、
「六十甲子紀年法」なるものになっています。
[[黄帝紀元]]の記事中にこれが出てくるのは謎なのですが、
これが
「六十甲子」
で
「黄帝六十甲子纪年」
なのでしょうか。

[424] 
表によると年號「1」が[[西元]]「前2996年」で[[干支]]「甲子」となっています。
正しくは[TIME[西暦紀元前2997年甲子][-2996]]なので、
1年ずれています。
あるいはここの「前」とは[[負符号]]の意味なのでしょうか。

[425] 
それにしても[[黄帝紀元]]の元年から60年間の年数と[[西暦年]]と[[干支年]]の対照表だけ示されても、
実際に換算したい年代と乖離しすぎていてほとんど役に立たない気がしますが、
この表は何のために掲載されているのでしょう。

[427] 
[[中文]]版[CITE[维基百科]]の[CSECTION[干支]]記事にも、
これと同様の記述があります。
こちらの記事には[CSECTION[干支纪年]]という章があって、
そこで通常の[[干支紀年法]]や[[西暦年]]との換算が説明されていますが、
それとは別に[CSECTION[歷史]]の章に、当該記述があります。
[SRC[>>426]]

[428] 
[CSECTION[起始]]
として、

>
天干地支之起始點為公元前2997年,與公元紀年換算後即為六十甲子紀年法。

とあります。 [SRC[>>426]]

[429] 
[[干支]]は西暦紀元前2997年が起点と説明されています。
これは歴史の項なので、[[黄帝]]が[[干支]]を作ったという伝承を書いているものでしょうか。
しかし後段は換算方法を書いているようで、謎です。

[430] 
そして >>420 と同様の表が掲載されています。ただしこちらは、
「黃帝紀元年號」が「元年」、「二年」、... と「六十一年」まであり、
「元年」は「前2997年」「癸亥」で、そこから次の「癸亥」年までの61年間の表になっています
[SRC[>>426]]。
[[干支年]]に基づくと、やはり「前」は負符号と解釈せざるを得ません。
しかしそうすると >>420 の表と「年號」の数値が一致しません。

[431] 
しかし「甲子」年から始まる「六十甲子」の表かと思いきや、こちらの表は
「癸亥」年から始まる61年間の表で、何を見るためのどう使う表なのかさっぱりです。

[REFS[
- [426] 
[CITE@zh[[[干支]] - [[维基百科]],自由的百科全书]], [TIME[2023-03-16T02:55:58.000Z]], [TIME[2023-03-17T07:27:28.255Z]] <https://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B2%E6%94%AF#%E6%AD%B7%E5%8F%B2>
]REFS]

-*-*-

- [862] [CITE@zh[要不要推行黄帝纪年? - 知乎]], [TIME[2023-04-28T11:52:57.000Z]] <https://www.zhihu.com/question/28899056>
--
[863] 
[[宝全]],
编辑于 2017-12-16 13:01
--
[865] 
[[季退思]],
编辑于 2019-05-17 03:48

[864] >>863 はたくさんの史料を引いて、

>
[B[黄帝元年,即为公元前4377年。2017丙申年年为黄帝纪年6351年。]][SNIP[]]

としています。
前段によれば[[元年]]は[TIME[西曆-4376年甲子][-4376]]。
後段によれば[[元年]]は[TIME[西曆-4333年丁未][-4333]]。

[866] >>865 は

>QED [B[BCE3837年为黄帝元年。]]
>[SNIP[]]
>(简写标记符号,写成HDE好HuangDi era 还是写成YEE好? Yellow Emperor era)
>
于是BCE[B[3837年为黄帝元年,]]1911年=黄帝5748年 ;2019年=黄帝5856年。这比4609和4717年顺眼多了。

としています。
[[元年]]は[TIME[西曆-3836年甲子][-3836]]。

[867] 
こうした[[紀年法]]を実用する人がいるのかは不明。

* 道暦

[540] 
[[漢民族]]の[[宗教]]の1つ[[道教]]では[DFN[道历]], [DFN[道曆]]
(どうれき [SRC[>>541]],
dao-li [SRC[>>541]])
と称して[[黄帝紀元]]を使うことがあります。
[[道暦]]という呼び方を使うことが多いですが、
説明では[[黄帝紀元]]・[[黄帝紀年]]という表現もでてきます。
(その場合でも[[元号名]]はあくまで[[道暦]]です。)

[644] 
[CITE[百度百科]]
には進化 ([[道教]]の? [[道暦]]の?) の過程で、

六十花甲历、华胥历、华历、伏羲女娲历、甲子历、黄帝历、黄历、夏历、农历、阴历、周历、中华历、中历

といった名前で呼ばれてきたとしています。 [SRC[>>643]]
が[[農暦]]の別称など[[道教]]と関係する[[暦]]の呼称をたくさん列挙しただけに見え、
信用できそうもありません。

[548] 
現代の[[中華人民共和国]],
[[中華人民共和国香港特別行政区]],
[[中華民国]],
[[マレーシア]],
[[シンガポール]] [SRC[>>642]]
で用例があります。
その他の地域でも利用されているかもしれませんが、未確認です。

[818] 
[[道教]]は伝統的に[[干支年]]を重視してきており、現在も[[干支年]]と[[農暦]]を使うことが多いようです。
[[公元]]や[[民国紀元]]も使われます。[[ウェブページ]]では[[公元]]がよく使われています。
[[道暦]]はここぞという節目のときなどに使うことが多いように見受けられます。

[REFS[
-
[643] 
[CITE[[[道历]]_[[百度百科]]]], [TIME[2023-03-18T13:34:40.000Z]] <https://baike.baidu.com/item/%E9%81%93%E5%8E%86/763216>
]REFS]

[879] [CITE[闲谈“纪年” -文章阅读网]], 
作者:[[东日碧叶]],
时间:17-04-23,
[TIME[2023-07-07T13:49:31.000Z]] <https://m.duwenzhang.com/index.php?action=article&id=371342>

> 道教纪年。道教专用之纪年。按我国夏历为准,用六十甲子来纪年。由黄帝纪元(豋基)(公元前2697年)为道历元年。而道教斋(zhāi)醮(jiào)道场,所用表奏文牒(dié)等,以“天运甲子之岁”,因对神明故不用道历纪年。
>[SNIP[]]
>  干支纪年。把十天干和十二地支,分别组合起来,每60年为一个周期,2014年为第79个甲子的第31年;自黄帝算起。公元2017年的干支纪年是“丁酉年,属鸡”。

** 老子系の道暦

[542] 
元々[[唐]]の時代に、
[[老子]]の生年とされる紀元前1301年を[[紀元]]とする[[道暦]]が作られたとされます。
[SRC[>>541]]

[557] 
この年は商武丁9年を比定したもののようです。
[SRC[>>556, >>555]]

;; [878] 関連: [[商武丁]]

[587] 
[[道暦]]の開始を老子降生年すなわち公元前1300年とするものもあります
[SRC[>>586, >>599, >>605, >>623, >>642]]。
概数なのか異説なのか不明ですが、
現代の[[道教]]ではこちらが主流説となっているようにも見えます。
(このような記述の件数は多く、[[中華人民共和国]]の[[道教]]系サイト多数にありますが、
ほぼ同文で、同系統と思われます。)

[543] 
このような説明は[[中文]]の[[ウェブサイト]]複数にあり、
[[日本]]の[[辞書]]にもありますが、
いつどこで誰が使っていてどの文献にあるのか、
というような具体的な情報がどこにも書かれていないのが謎です。

[544] 
今日のように[[日付表示]]に用いられるほど[[成熟][紀年法の成熟]]したものだったのか、
それとも開教から何年たったと数える程度に留まっていたのか。

[547] 
現在この方式を使った[[紀年]]の実例は見つけられませんが、
こうしたものは探しにくいので、
もしかすると[[道教]]のどこかの流派で細々と使われ続けているということはあるかもしれません。

[REFS[

- [541] [CITE@ja[[[道暦]]とは - コトバンク]], [[ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典]], [TIME[2022-09-21T06:10:30.000Z]] <https://kotobank.jp/word/%E9%81%93%E6%9A%A6-104444>
-
[605] 
[CITE[[[道历]](黄帝纪年)与起源_道家文化_道教之音_起源,纪年,黄帝,道历,]], 
2011-06-01,
[TIME[2023-03-18T11:04:14.000Z]], [TIME[2021-01-17T09:48:15.761Z]] <https://web.archive.org/web/20210116052812/http://www.daoisms.org/article/sort018/info-3262.html>
-
[599] 
[CITE[什么叫做道历_道教常识_道教之音_[[道历]],纪元]], 
2014-03-07,
[TIME[2023-03-18T10:59:58.000Z]], [TIME[2021-01-28T05:09:58.032Z]] <https://web.archive.org/web/20210127005409/http://www.daoisms.org/xuedao/changshi/info-11223.html>
--
[604] 
「[SNIP[]]推算之法,由黄帝纪元(公元前二六九七年)开始,例如(公元二0一四年)道历为四七年。[SNIP[]]」
とありますが、明らかに誤植で、同様の文言を持つウェブ上の他サイト記事から、
[[コピペ]]か何かの際の脱字とわかります。
-
[642] [CITE@zh-CN[[[道教]]信仰 – Singapore Taoist Federation]], [TIME[2023-03-18T13:30:52.000Z]] <https://www.taoistfederation.org.sg/taoist-beliefs-2/>

]REFS]

** 黄帝甲子紀年系の道暦

[545] 
その後、[[宋]]の時代より、[[黄帝]]が重視されるようになったため、
[[黄帝]]即位の紀元前2697年を[[元年]]とする方式になり、
現在に続くとされます。
[SRC[>>541, >>586]]
[TIME[y~1736]]

-*-*-

[610] 
[TIME[中華民国25(1936)年][1936]]の[[道教]]文献に、
[[黄帝紀元]]と[[民国紀元]]の併記例があります。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [611] 
[CITE(.label)[中华全国道教会缘起]], [[陈撄宁]]
「[DATA(.text)[黄帝纪元四千六百三十三年即中华民国二十有五年]]」
[SRC[>>609]]
-- [612] 
[TIME(.value)[中華民国25(1936)年][1936]]
[TIME[y~1736]]

]ITEMS]

[HISTORY[
[613] 
これを
「民国廿五年、西元1937年」
に相当すると書いたものがありますが [SRC[>>606]]、
[[西暦年]]が1年誤っています。
]HISTORY]

[185] 
[TIME[昭和14(1939)年][1939]]の書籍の満蒙の宗教の解説中、[[道教]]の章によると、
この年は[V[道󠄃曆黃帝紀元四千六百四十年]]でした。
[SRC[>>184]]

[694] 
序文の[V[昭和十四年]]だとすると、
[[元年]]は[TIME[西曆-2700年 (紀元前2701年) [LINES(smaller)[庚][申]]][-2700]]ですが、
この数え方は他に用例がなく、
違う年を表しているのかもしれません。
[TIME[y~3798]]
が近いでしょうか。

[REFS[

-
[609] 
[CITE@zh-cn[《[[中华全国道教会缘起]]》陈撄宁 - tokeep - 博客园]], [TIME[2023-03-18T11:21:47.000Z]] <https://www.cnblogs.com/myphoebe/articles/2128570.html>
-
[184] 
[CITE@ja-JP[満蒙の風俗習慣]], [[川瀬偲郎]], [TIME[昭14][1939]], [TIME[2023-02-28T11:11:26.000Z]], [TIME[2023-03-02T12:47:31.432Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1463723/1/169>

]REFS]

-*-*-

[546] 
[CITE[ブリタニカ国際大百科事典]]によると
[TIME[西暦 1980年][1980]]が道暦 4677年です。
[SRC[>>541]]
[TIME[y~1736]]
この説明が書かれたのが[TIME[西暦1980年][1980]]頃だったのでしょう。
その当時の[[日本]]に、[[道教]]ではそのようなものが使われるとの情報がもたらされていたということになります。

[551] 
[[道教]]関連の[[ウェブサイト]]では[[公元]]が使われることが多く、
[[干支年]]が使われることもありますが、
記事によっては[[道暦]]が使われることがあります。

[552] 
[[道暦]]は[[黄帝甲子紀年]]を使っていると説明されています。
[SRC[>>550]]

[822] 
[[干支年]]との併記も多いです。

[821] 
[[日付]]は[[農暦]]とするようです。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-
[657] 
[CITE(.label)[玄門讚星科]]
--
[658] 
題名下
「[DATA(.text)[[V[丁巳季秋]]]]」 ([[楷書]])
[SRC[>>655]]
--
[659] 
扇頁記
「[DATA(.text)[[V[天運丁巳季秋吉旦]]]]」 ([[楷書]])
[SRC[>>655]]
--- [662] [[天運]]
--
[660] 
[CSECTION(.label)[讚星真科跋]]
「[DATA(.text)[[V[道曆四六七四年丁巳冬節]]]]」 ([[行書]])
[SRC[>>655]]
--
[661] 
[TIME[西暦1977年丁巳][1977]]
- [549] 
[CITE(.label .text)[[L[道暦紀元[BR[]]  四七〇〇年]]]], 
[[[L[陳廖安]]]]
「[DATA(.text)[[L[道󠄃曆紀元四七○○年癸未歲前󠄁夕]]]]」
-- [553] 
癸未年は[TIME[西暦2003年][2003]]。
[TIME[y~1736]]
-- [554] 
前󠄁夕は前日。ここでは[[農暦]]正月の前日 ([[農暦]]西暦2002年の最終日)
の意味か。
-
[567] 
[CITE[癸未年的香港道教師]],
[[周和來]]
--
[568] 
本文
「[DATA(.text)[今年的香港道教節,我們感到[BR[]]額外的高興,因為既能慶祝 道祖聖[BR[]]誕,同時亦適值為道曆紀元四千七百[BR[]]年的齊整年份,真可謂雙喜臨門。[SNIP[]]]]」
-
[591] 
[DATA(.label)[[[カレンダー]]]]
-- [592] 
表紙中央
「[DATA(.text)[公元[BR[]]2010年]]」 ([[ゴシック体]])
[SRC[>>590]]
-- [593] 
表紙右上
「[DATA(.text)[[L[道历四七零七[BR[]]岁次庚寅]]]]」
(上[[ゴシック体]]、下[[隷書体]]風)
[SRC[>>590]]
-
[639] 
[CITE(.label)[保佛龍虎山天師宮盛慶主神聖壽\順利完成三合一儀制]],
Thursday, July 05, 2012
--
[640] 
本文
「[DATA(.text)[【保佛四日訊】保佛龍虎山天師宮,於2012年6月30日,舉行主神〝張府天師降魔護道天尊〞聖壽慶典,並順利完成三儀合一制度。[SNIP[]][BR[]]主席請奉北京白雲觀之天壇爐,所有成員持香排列在後,黃帝紀元道曆四千七百零九年歲次壬辰年五月十二〝朝拜天公天后〞迎神大典,正式開始。[SNIP[]]]]」
[SRC[>>638]]
--
[641] 
[[保佛]]は[[マレーシア]][[サバ州]] Beaufort District。
-
[571] 
[DATA(.label)[公元2012年11月奏上文]]
「[DATA(.text)[[L[道曆四七零[BR[]]九年天運壬辰十月初二日具。]]]]」
[SRC[>>570]]
--
[572] [[天運]]
--
[573] [TIME[y~1736]]
-
[574] 
[DATA(.label)[牒文]]
--
[575] 本文
「[DATA(.text)[[L[[SNIP[]][ASIS[太歲[BR[]]年]] 月 日 時建生[SNIP[]]]]]]」
[SRC[>>570 #page=4]]
--
[576] 
本文
「[DATA(.text)[[L[[SNIP[]]道曆四七零九年十月初二日[SNIP[]]]]]]」
[SRC[>>570 #page=5]]
--
[577] 
同じ文書で生年は[[干支年]]、文書日付は[[道暦]]年。
-
[579] 
[DATA(.label)[論文, [TIME[公元2015年][2015]]]]
--
[580] 
[[参考文献]]
「[DATA(.text)[[L[[SUP[10]] 《安龍奠土科儀》,見張金濤主編:《正一天師科書集》,道曆四七零三年(2006 年)編印。]]]]」
[SRC[>>578]]
---
[581] 
他の文献は[[道暦]]年でないので、原文献の表記を尊重したものと思われる
(ただし表記の細部までは不明)。
-[583] 
[DATA(.label)[論文, [TIME[公元2018年][2018]]]]
--
[584] 
[[参考文献]]
「[DATA(.text)[[L[道曆 4713(2016)年]]]]
[SRC[>>582]]
--
[585] 
[[参考文献]]
「[DATA(.text)[[L[道 曆 4713〔2016〕 年]]]]
[SRC[>>582]]
-
[635] 
[DATA(.label)[[[Facebook]] 投稿, [[五指山保福西王母總廟]]]],
2018年3月18日日曜日 9:10
--
[636] 
本文
「[DATA(.text)[民國一0七年三月十八日道曆四千七百十五年、農曆二月ㄧ日、[SNIP[]]]]」
[SRC[>>634]]
---[637] 
[[農暦]][[日付]]「ㄧ」は[[注音字母]]。
現代[[中華民国]]の[[台湾華語]]では常に横線。
[[漢数字]]「一」の誤入力か。
([[中華民国]]以外で使われる[[フォント]]では[[縦線]]で表示されることがある。
[SEE[ [[書字方向依存グリフ]] ]])
-
[596] 
[CITE(.label)@zh-CN[今日道历--[[中华百科]]]], 
2021-12-15 09:47:55
-- [597]
本文 
「[DATA(.text)[道暦:四七一八年]]」
[SRC[>>594]]
-
[602] 
[DATA(.label)[[[台湾]] [[玉井三清宮]] [[Facebook]] 投稿]],
[TIME(.published)[2021-12-14]]
--
[603] 
本文
「[DATA(.text)[吃湯圓 吃圓圓👄👄👄[BR[]]冬至 玉清元始大天尊萬壽🙏🙏🙏[BR[]]道曆4718年國曆12月19日,上午11點15分,提前為尊師 元始大天尊祝壽[BR[]]點燭🧨🧨🧨祝壽 植福疏文👀👀👀[BR[]]歡迎回宮 道祖聖號常念(福生無量天尊)]]」
[SRC[>>814]]
-
[600] 
[DATA(.label)[[[台湾]] [[玉井三清宮]] [[Facebook]] 投稿]],
[TIME(.published)[2022-03-16]]
--
[601] 
本文
「[DATA(.text)[道曆4719年,花月15日]]」
[SRC[>>813]]
--- [598] 花月: 3月
-
[632] 
[CITE(.label)[敬祭聖祖轩辕黄帝]],
3 April 2022 at 09:57
--
[FIG(quote .text)[ [633] [SRC[>>631]]
[PRE[
陕西省黄帝陵文化园区管理委员会各位大德,
         聖祖轩辕黄帝   炎黄子孙后裔,中华民族2022年清明节举行祭典前夕。谨庄严致上贺词:

中华文化创立者,聖祖轩辕黄帝。祝愿中华文化源远流长。今日我以老祖宗为傲,他日老祖宗以吾为荣。

帝王陈耀威 ---- 马来西亚
壬寅年三月初三日
道暦四千七百一十九年
公元二零二二年四月三日
]PRE]
]FIG]
-
[624] 
[CITE(.label)[每日道历]]
--
[FIG(quote .text)[ [625] [SRC[>>623]]

[BOX(set)[
[BOX(left)[
[VRLBOX[
星期五
]VRLBOX]
]BOX]

[BOX(right)[
[VRLBOX[
癸卯年
]VRLBOX]
]BOX]

[BOX(center)[
公历2023年03月

[B[17]]

[B[农历]] 二零二三 [B[农历]]二月廿六
]BOX]

]BOX]

[BOX(set)[
[BOX(left)[
[VRLBOX[
道历
]VRLBOX]
]BOX]

[BOX(right)[
道歷四七二零年,天運癸卯年,乙卯月,甲戌日。二月廿六日,申時。
]BOX]
]BOX]

]FIG]

]ITEMS]

[595] 
[[中華民国台湾]]の[[道教]]寺院の [[Facebook]] 投稿の用例 (>>602, >>601)。
ここは普段は[[民国紀元]] + [[國曆]] ([[グレゴリオ暦]]日付)、[[農曆]] (日付)
でたまに[[西暦]]も併記。
稀にこのように[[道曆]]が出てきます。

[REFS[

-
[655] [CITE@en[玄門讚星科...]], [TIME[2023-03-18T13:59:44.000Z]] <https://repository.lib.cuhk.edu.hk/en/item/cuhk-1559588#page/1/mode/2up>
--
[656] [CITE@en[玄門讚星科 | CUHK Digital Repository]], [TIME[2023-03-18T14:00:00.000Z]] <https://repository.lib.cuhk.edu.hk/en/islandora/object/cuhk%3A1559588/metadata>
- [550] [CITE[[L[道暦紀元[BR[]]  四七〇〇年]]]], 
[[[L[陳廖安]]]],
[TIME[2021-06-13T13:38:40.000Z]], [TIME[2021-06-26T03:17:23.285Z]] <http://www.daoist.org/BookSearch(test)/list012/333.pdf>
-
[569] 
[CITE[癸未年的香港道教師]],
[[周和來]], 
[TIME[2021-06-13T15:35:26.000Z]], [TIME[2021-06-26T03:45:58.513Z]] <http://www.daoist.org/booksearch(test)/list013/37-3.pdf>
-
[570] 
[TIME[2021-06-13T14:08:27.000Z]], [TIME[2021-06-26T03:47:39.850Z]] <http://www.daoist.org/booksearch(test)/list012/60-15-102.pdf#page=3>
-
[638] 
[CITE[保佛龍虎山天師宮盛慶主神聖壽\順利完成三合一儀制 | [[华侨日报]]]], 
出版日期: Thursday, July 05, 2012,
[TIME[2023-03-18T13:23:36.000Z]] <https://www.ocdn.com.my/news.cfm?NewsID=30114>
-
[588] 
[CITE@ja[カレンダーから世界を見る (学術資料講演会要旨)]], [[中牧 弘允]], [TIME[2012-04-01]], [TIME[2012-11-10]], [TIME[2022-09-21T06:19:23.000Z]] <https://kwansei.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=30&block_id=85&item_id=22806&item_no=1>
#page=12
-- [589] 移転確認 [TIME[2023-03-18T08:26:48.000Z]]
-- [590] 
[CITE@ja[カレンダーから世界を見る (学術資料講演会要旨)]], [[中牧 弘允]], [TIME[2012-04-01]], [TIME[2012-11-10]], [TIME[2023-03-18T08:25:43.000Z]] <https://kwansei.repo.nii.ac.jp/index.php?active_action=repository_view_main_item_detail&page_id=30&block_id=114&item_id=22806&item_no=1>
#page=12
-
[578] 
2015年,
[TIME[2021-06-13T14:14:49.000Z]], [TIME[2021-06-26T03:48:37.240Z]] <http://www.daoist.org/booksearch(test)/list012/64-8-66.pdf#page=16>
-
[582] 
2018年, [TIME[2021-06-13T14:31:42.000Z]], [TIME[2021-06-26T03:51:47.976Z]] <http://www.daoist.org/booksearch(test)/list012/75.pdf#page=80>
-
[634] 
[CITE@ja[五指山保福西王母總廟 - 民國一0七年三月十八日道曆四千七百十五年、農曆二月ㄧ日、欣逢五方福德正神聖誕、濟公禪師佛誕、... | [[Facebook]]]], 
2018年3月18日日曜日 9:10,
[[五指山保福西王母總廟]], [TIME[2018年3月18日日曜日 9:10][2018-03-18T16:10:51.000Z]], [TIME[2023-03-18T13:06:51.000Z]] <https://www.facebook.com/549850871882910/posts/840087782859216/>
-
[586] 
[CITE@zh-CN[道教的道历与轩辕黄帝纪年 – 游无穷]], [TIME[2022-09-20T14:40:21.000Z]], [TIME[2022-09-20T14:43:46.651Z]] <https://youwuqiong.top/161076.html>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[868] 
[CITE[道历4718年是哪年_[[百度知道]]]], 
[[便民生活圈]],
2021-11-20,
[TIME[2023-04-28T12:05:14.000Z]] <https://zhidao.baidu.com/question/2018567545633600148.html>
]FIGCAPTION]

>[B[道历4718年是2021年。]]
>
因公元前2697年为黄帝纪元开始,2697+2021等于道历4718年,所以道历4718年是2021年。

]FIG]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[594] [CITE@zh-CN[今日道历--[[中华百科]]]], 
2021-12-15 09:47:55,
[TIME[2021-12-31T04:13:48.000Z]], [TIME[2022-09-21T07:04:28.520Z]] <https://www.zhbaike.com/hxwh/huaxiadaojia/110081.html>
]FIGCAPTION]

>道暦:四七一八年
>
>
公历:2021年11月15日0时 星期一 
>
农历:阴历二〇二一年十月十一日0点 
]FIG]
- [814] [CITE@ja[[[玉井三清宮]] - 吃湯圓 吃圓圓👄👄👄 冬至 玉清元始大天尊萬壽🙏🙏🙏... | [[Facebook]]]], 
2021年12月14日火曜日 19:05,
[TIME[2022-09-21T07:10:21.000Z]] <https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid02yJcpz24hwsBM1B8dzbpggcatupbz4CGFCeV3sgCJELH3oreeiJZxc6pW2ZgXD1TWl&id=182676328502434&m_entstream_source=timeline&__tn__=-R>
- [813] [CITE@ja[[[玉井三清宮]] - 道曆4719年,花月15日 恭祝(太上老君)道德大天尊萬壽 頒發 道祖獎學金... | [[Facebook]]]], 
2022年3月16日水曜日 18:07,
[TIME[2022-09-21T07:10:03.000Z]] <https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=pfbid032bJHveC73GLcDEds9wAoMmdaqUYPSWXnNeTBSuebem1VX6rCuD3bj6nUvKWYhHE3l&id=182676328502434&m_entstream_source=timeline&__tn__=-R>
-
[631] 
[CITE@zh[留言讨论区]], [TIME[2023-03-18T13:04:38.000Z]] <http://www.chens.org.cn/posts.aspx>
-
[623] 
[CITE[每日[[道历]],2023年道教明戊日、暗戊日表]], [TIME[2023-03-18T12:08:02.000Z]] <https://daoli.djol.org/>

]REFS]

-*-*-

[819] 
現在の[[道教]]で主流のこの系統の[[道暦]]と、
[[清]]末の[[黄帝紀元]]との関係はよくわかりません。
[[道暦]]がそれ以前に遡るのかどうか不明で、
[[道暦]]が世俗化したということではなさそうです。
逆に[[清]]末の[[黄帝紀元]]が[[道教]]に取り込まれたとも考えられますが、
革命派の[[黄帝紀元]]の主流派と現在の[[道暦]]主流派は数え方が違っています。

[820] 
現在の[[中華人民共和国]]でしばしば発生する[[黄帝紀元]]の公用の運動と、
[[道教]]とは関わりが薄いようです。
[[道教]]系の団体や人物が公用を目指しているとする情報は見当たりませんし、
提案者らが[[道教]]に言及することもあまりありません。
同じ時代、同じ地域にありながら、
不思議なことに両者は[[黄帝]]という間接的なつながりしか持っていないようなのです。

** 香港の道暦

[692] 
[[英領香港]]では、少なくても[[第二次世界大戦]]後の一定の期間、
[TIME[y~3798]]
が[[道暦]]として使われていたようです。

[693] 
現在の[[中華人民共和国]][[香港特別行政区]]で使われ続けているかどうかは不明ですが、
[[中華民国台湾]]の[[香港]]系の[[道教]]宗派で今も使われることがあるようです。

-*-*-

[691] 
[[中華人民共和国]][[香港特別行政区]]の大学のウェブサイトで公開されている漢籍画像に、
[[道暦]]を使ったものがあります。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-
[647] 
[DATA(.label)[何展凌(無為子)手抄本 [CITE[玄門散花科]]]]
--
[648] 底頁記
「[DATA(.text)[[V[道暦四千六百六十八年󠄂歲次己酉年 孟夏]]]]」 ([[楷書]])
[SRC[>>645]]
--
[649] 
[TIME(.value)[西暦1969年己酉][1969]]
[TIME[y~3798]]
-
[652] 
[DATA(.label)[何展凌(無為子)手抄本 [CITE[玄門攝召科]]]]
--
[653] 底頁記
「[DATA(.text)[[V[道暦四千六百六十八年󠄂歲次己酉 孟夏]]]]」 ([[楷書]])
[SRC[>>645]]
--
[654] 
[TIME(.value)[西暦1969年己酉][1969]]
[TIME[y~3798]]

]ITEMS]

[REFS[
-
[645] 
[CITE@en[玄門散花科...]], [TIME[2023-03-18T13:49:55.000Z]] <https://repository.lib.cuhk.edu.hk/en/item/cuhk-941121#page/79/mode/2up>
--
[646] [CITE@en[玄門散花科 | CUHK Digital Repository]], [TIME[2023-03-18T13:50:19.000Z]] <https://repository.lib.cuhk.edu.hk/en/islandora/object/cuhk%3A941121/metadata>
-
[650] [CITE@en[玄門攝召科...]], [TIME[2023-03-18T13:56:36.000Z]] <https://repository.lib.cuhk.edu.hk/en/item/cuhk-941204#page/36/mode/2up>
--
[651] [CITE@en[玄門攝召科 | CUHK Digital Repository]], [TIME[2023-03-18T13:57:15.000Z]] <https://repository.lib.cuhk.edu.hk/en/islandora/object/cuhk%3A941204/metadata>

]REFS]

-*-*-

[671] 
[[Facebook]]
の[[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]]なる[[ページ][Facebookページ]]に、
[[道曆]]の投稿がいくつかあります。
[[プロフィール]]に

>鑪峰學院 台灣分院-- 老子觀 由香港道學南宗 陳子石宗師於民國59年(1970)所[ASIS[?]]

とあります。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-
[684] 
[CITE(.label)[神仙奇蹟]]
--
[685] 
[DATA(.label)[序文]], [[陳子石]]
「[DATA(.text)[道曆黄帝紀元四千六百五十三年。甲午春日[SNIP[]]]]」
[SRC[>>683]]
---
[686] 
[TIME(.value)[西暦1954年甲午][1954]]だとすると
[TIME[y~3798]]
-
[664] 
[DATA(.label)[[[Facebook]] 投稿]],
[[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]],
2021/05/22
--
[665] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[道曆黃帝紀元四千六百五十七年戊戌歲四月十四日紀念呂祖誕辰[SNIP[]]]]」
[SRC[>>663]]
---
[677] 
[TIME(.value)[西曆1958年戊戌][1958]]だとすると
[TIME[y~3798]]
- [673] 
[DATA(.label)[[[Facebook]] 投稿]],
[[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]],
2021年11月18日
-- [674] 
写真: 冊子表紙
「[V[道暦四千六百五十八年己亥春日]]」
[SRC[>>672]]
--- [675] 
[TIME[西暦1959年己亥][1959]] [SRC[>>676]]
[TIME[y~3798]]
-
[681] 
[CITE(.label)[金丹四百字合解]]
--
[682] 
[DATA(.label)[序文]],
[[陳子石]]
「[DATA(.text)[[V[道󠄃曆四千六百五十九年庚子重陽]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>680]]
-
[678] 
[DATA(.label)[山水画]],
[TIME[西暦1968年][1968]],
[DATA(.addr)[英領香港]]
--
[679] 
[[落款]]
「[V[[ASIS[黃帝紀元道暦四千六百□□□年][画像低解像度判読困難]]]]」
[SRC[>>666]]
-
[688] 
[DATA(.label)[[[Facebook]] 投稿]],
[[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]],
2021年2月10日
--
[689] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[道曆黃帝紀元四千六百六十九年[ASIS[庚戌歲次]] 元月初十日為春節聯歡慶燈大會恭祝[SNIP[]]]]」
[SRC[>>687]]
---
[690] 
[TIME[西曆1970年庚戌][1970]]なら
[TIME[y~3798]]
- [668] 
[DATA(.label)[[[Facebook]] 投稿]],
[[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]],
2022年5月16日
--
[669] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[道曆黃帝紀元四千七百二十一年五月十四日壬寅歲四月十四日[SNIP[]]]]」
[SRC[>>667]]
--- [670] 
[TIME(.value)[2022-05-14]]
[TIME[y~3798]]

]ITEMS]

[REFS[

-
[676] 
[CITE@zh-Hans[「南宗一脈」:陳子石創建的鑪峰學院 游子安博士... - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | [[Facebook]]]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2015年5月20日周三 17:28][2015-05-21T00:28:31.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:31:32.000Z]] <https://zh-cn.facebook.com/laoziguan/posts/656409747826774/>
-
[687] 
[CITE@zh-Hant[道曆黃帝紀元四千六百六十九年庚戌歲次 元月初十日為春節聯歡慶燈大會恭祝... - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | [[Facebook]]]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2021年2月10日 星期三下午10:34][2021-02-11T06:34:58.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:56:33.000Z]] <https://www.facebook.com/laoziguan/posts/2134296013371466/?locale=zh_TW>
- [663] 
[CITE@ja[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 - 道曆黃帝紀元四千六百五十七年戊戌歲四月十四日紀念呂祖誕辰 陳子石 宗師 夫造人實事。一陰一陽。誕仙幽深。時恍時惚,尙以性曉根深。凡骨可換。命知蒂固。仙軀能成。况復住世按生。以炁培炁。超塵解脫。攝靈化靈。豈眞訣之能明。非無稽之所悟。純陽我祖者。幸遇鍾離祖奇緣。密授龍虎金丹秘文。記其詩禱句云。「乞與貧儒換骨丹」。當日盧山鬱起。帶紫霞而成峯。瀑水高懸。接天河而不絕。雖山中採取之藥。鼎內烹煎之丹。現龍吟赴之雲。露虎嘯來之雨。因觸景而生情。秘文所喩於斯。由是啓其悟焉。其道則有已破體未破體之別。補給天然。不减科學之理。接栽簡易。豈比奇怪之難。且有詩示長安。劍言天遁。誕生永樂。樹稱林禽。學派源技。宗追斯遠。我祖師鍾離權祖。鍾離祖師李亞祖。李祖師太上道祖。大道之傅。始於太上。而盛於我祖。我祖初開南北二宗。繼傳東西二派。石也忝嗣天台道末。自己丑年。來至此島栖遁。已越十載。曾夢謁我祖師云。香鑪之峯。勢若蓬島。宜闢壇宇。可宣玄風。有識自愛生。有形終不滅。云從青城雲遊而來。言訖飄然而去。遂乃潛心宏道。致力著經。故號學院。名曰鑪峰。汪洋環繞。有類砥柱之流,峰巒孤聳。還似蓬萊之島。經解道德。豈並黃陸功高。圖註指玄。難似張白神妙。參同註批之契。本輯上陽。口義之篇。同符四註。法通靈寶。而乘分大小。大悟藥鏡。則炁判後先。遍訪知音之侶。誰肯力爲。心傅無字之經。那眞信篤。玄賞眞玄。法硏至法。闢林栽棗。掘地種梨。日遊龍宮。夜宿虎窟。嬰兒駕虎。雲外高歌。姹女乘龍。壇前成舞。是日筵開。樂叙同門之友。活時丹熟。培成入室之盟。街曰閣麟。上旗山而有路。城呼九龍。通新界於正軌。法在動解剛柔。道道道無巧妙。訣存陰陽造化。玄玄玄無多言。大藥萌芽。運用無巳。仙筵宴罷。知止何妨。何止韻美黃帝之金華。煆煉淮南之秋石。柳巷花街之煆覓。人要尋眞。玉爐金鼎之煉。水必求壬。果法護之誠。臻天仙之境而巳哉。乃爲歌曰。 祝祖誕。鼓樂試。舞雙劍。弄一丸。將笛吹。抱琴彈。 我祖誕仙一炁吸。悟却長生志早立。金樓同醉仙醪淸。 玉堂共唱大道情。陰盡陽生陰合陽。此訣普化起雷鳴。 祝祖壽。吿玄盟。 覺者回頭悟者明。刮骨尋髓煉金精。敬祖崇道何處尋。那個男兒是知音。 知音一遇願可償。換却凡軀入仙鄕。鑪峯今日祭祖時。宣讀吿文感神祇。 欲望吾祖度爾曹。何異鍾祖授金刀。體中分泌丹最眞。休問說者究何人。 呂祖誕辰紀念贊 相逢口口。普渡群迷。指玄通聖。百字刻碑。 靈丹精炁。泄盡天機。救人救世。萬古眞師。 青城頌 祖師以進士聲華。生逢聖代。卻封侯於絕域。不銳志於凌烟。而能敝屣功名。脫身塵俗。雲房巧遇。乞與換骨之丹。火洞修眞。竞成金花之果。江山可煮。收於一鐺之中,世界如花。深藏粒粟之小。黃房採寶。爰尋石室之經。大道能明。頓悟靑城之隱。是以句句通玄。聲聲唱道。西華有夢。煉鉛来於九天。橛土須知。調水火於金鼎。壺中自在。踏鸚鵡以重來。宇宙優遊。跨鳳麟而直上。佛號黄金。笑拈花於法界。仙名碧玉。飮眞酒於蓬菜。風雲際會。配天地以兩用。同類施功。化陰陽而四個。北海傾樽。日食黄龍之髓。瑤池召宴。時餐白虎之漿。慕北海之淸遊。淡洞庭而飛渡。弟子天涯訪道。末世硏經。結夙緣鑪峰之壇。寄色身於大亨之洞。夜讀上仙之指玄。日隨陳師之啓示。深慮知音無幾。獲法何從。遊化方方。登龍山以長嘯。去來渺渺。潛鯉海而微吟耳。茲以歲次戊戌。歷溯貞元。仲呂之月。十四良辰。欣逢華誕。倍景仙眞。用是紀念特刊。播玄音於海外。同門申慶。啓壽域於塵寰。畧供長生之酒。同醉岳陽。廣栽頃刻之花。高歌閬苑。且常面朝北斗。禮叩南山。望雲帶杳冥而來。希羽袖飄忽下降。從來顯聖。見乎歷朝。累現仙踪。遍於天下。大遣萬法之王。一担乾坤之力。同歸衆妙之門。永誰精神學院。是爲頌。 呂祖誕辰當中與大家研究道秘 黄明波 道學之事其體用十分深刻。實則貫通天地人之學。豈可根據世人一般孤修獨坐小術便爲該備。必依着古今已造就神仙過來人實論爲憑。察其理論言語中一一對照。事事若無談到孤修獨坐之小術者。則不足信仰太篤。免誤却時間。反爲有受了其害。自己總不覺悟起來。看此來說。古今來所謂道學者各有各之文字遺傳。更各有各傳徒淵源派遠一脈相傅。我們想硏究此種學識。當從源頭硏究。所看之書是否係眞本之經若不是眞本則不可看。果無師傅那得分辨眞與假之事。若無師時亦會搜尋大經大典之文方好硏究。如過去之大神仙幾多文字流傅。除上古羲黃老莊之外。尙有關尹子魏伯陽崔希範諸祖之經皆可硏究。又如鍾離呂祖劉海蟾諸祖之學亦要必讀。又如南宗五祖之書。北宗七眞之文。東西二派之言論等等。本本超邁前人亦値得揣摩。但所硏究者切不可信其旁門之註解。因為他所註之解之。離去眞正之事實好遠。十分牽强。不根據其陰陽兩大件而爲之講。所以不遇真宗之註解時。則可以讀其原文。縱不得詳而全其所講。到底其所獲悟一二。若不列爲仙統之流者。竟可廢之而不用硏究。傷其腦根矣。蓋呂祖純陽之著。世所罕聞。張祖紫陽之作。人所少悟。如呂祖之秘本。修身訣。三字訣。悟道詩。百字碑。百章句。行火候。惜道歌。秘訣歌。直指大丹歌。谷神歌。窰頭胚歌。敲爻歌。鼎器歌。採金歌。眞經歌。等等小品。無俟多註。老嫗能解。一讀也是了然豁悟。諸品亦出呂祖全書之中。可惜世好奉呂祖之輩。所學所參。總不見有人發泄其秘本之文字。由此可想普通人修養。徒崇呂祖之名。不有實意去硏究其秘。更執著某傅某爲眞論。總不追究其文字之來源。所以一代誤了 一代。個個抱著形相稱為無上之秘。詎知其秘尙在於文字。而不在於形相。吁。道之存形。髓奚安在。凡此諸義。値得好斯道者硏究。所觀敲爻歌之語曰。一夫一婦同天地。一男一女合乾坤。僕以此言明大道之首。實修行之要。節節皆有直言直傳。並詳之喩意。不與世人乩文兀坐凡術之流同一論也。又不觀江州望江亭自記尾段語曰。吾嘗謂世人奉吾眞。何若行吾行。旣行吾行。又行吾法。不必見吾。自成大道。不然。日與吾遊何益哉。讀此訓詞好早悟其道之眞相。安非在求乩文而可得。更非在於坐上而可明。若眞知其眞。則看其悟道詩中之語。便可明白一二。其語曰。緊把赤龍頭。猛將驪珠吸。吞歸臟腑中。奪得神仙力。此寥寥數字也是直寫其大道之真面目。果有如是之妙語可學。豈不信之乎。吾陳師有註指玄篇。闡述有圖。直言有解。可謂詳而參證之書。吾師專志愛道。手不釋卷。他之手抄眞本。歷數十年而寫作。縱全部附交我曹寫却數十年亦未必可以得畢其事。由此可見其人其行。寡嗜欲。惟以道學爲務。淡泊生涯。已無餘資。苦於鑄經。宏揚道學真宗。力爲著述。每註博議。必引證已做却神仙過來人爲實論。罕有其學。如上陽子濟一子。無能異者。嘗語世人曰。道學直說之傅。惟有濟一子。蓋亦以自喩也。余從游門下。稍知其志。自創鑪峰學院。克儉克勤。不畏艱巨。能著經百種之多。供諸同好。院址雖有其模範。到底必達到完成之舉。今聞鄭馮顏諸同道。願得成之。此亦爲道學史上之光榮。亦爲世人造就栽接生命之有所。前一次三月十五日道祖誕辰同人歡祝。舉杯高論。所言所語。一一是道之真訣。今憶其事猶然在耳。至今天四月十四日爲呂祖誕辰又來慶頌。此亦一番熱忱之舉。更爲同人切實力行達到栽接生命之目的。亦希望將這種學識廣播全世界亦切實造成生命之栽接。可謂在科學昌明當中做不到這一件破天荒之大事也。 上陳子石道師書 黄又聞寄自星洲 子石道師足下。昨由暹京返星洲。爲探訪謝道兄得見道師手筆。電訊報喜天外而來。乃誠得大道之有所問津者也。僕前閱道學之史。然古今聖真之說。僕初不能分辨正與邪。今所喜者內與外叶。果道不虛其言矣。僕生不辰。風雲遍野。無處可求。欲修無門。欲言無語。况又有方外同遊者。乃朝夕揣硏其山水之間。其求生命之眞情理者。皆疑爲坐中之事。究心臓與腎臟如何能令相交交感。而彼與此實作何解。非昭昭自明。亟亟剖白。則孰誰可以爲僕定指南之針哉。於僕年近半百。雖是天命要知。易理難學。欲離塵以求造詣極點。其可得乎。凡人皆欲自悟。必先得下手。纔不能越其軌。身不能造其仙。仙之所以遠僕妄爲也。與同好流浪十年。功且不達。道亦無成。玄旨深遠。人緣淺薄。不能遠囂塵之侶。意易心移。專專誠誠。願成斯樂。立志欲參道者。更欲探討知音之踪。苦爲尋求。知道可道。自欲速知下手之法。而欲速不達。反生悶悶。萬緖叢生。不知其由。思潮起止。所慮過甚。竟以至此。悲夫。世間安得眞理能將老者復少。而從死裏逃生哉。往往感覺光陰催人易老。世時益甚。大抵轉瞬幾十春秋。則所生體軀又何安在矣。為榮為辱也不足論。惶懼無已。自知忘却生身根源之罪。足下深悟竟何以而開愚蒙也。棲烟霞既久。染中無稽之毒。冒冒味昧。習以為常。忽悟尊刊必在雙修。細論陰陽。則汗流遍體。心君悸悸。反観一視。頓覺道往彼此。意緖古之聖眞多得道而匡世。修之於朝市。蓋有餘力。奚必煉於山林。隔絕陰陽之事然後乃成乎。家藏小籍。皆出玄門之著。一言橐籥。一言乾坤。聞之迷信家。則呼之一體。雖亦怛然驚詫。所聞海內言孤修爲道者。十之八九。一誤再誤。自料非策。尙復何時。豈可更不覺悟。言行畢生。總無一事令世人大笑哉。曾讀抱朴子自序曰。余所著子書之數。而別為此一部名曰内篇。凡二十卷。與外篇各起次第也。雖不足以藏名山石室。且欲緘之金匱。以示識者。不可與言者。不令見也。貴使來世好長生者以釋其惑。豈求信於不信者乎。嗟嗟。余好硏玄術以自稱道。抱爲自喜。用是惑於黑白。竟與木石何異。不復快意。今鑪峰興玄風。談性命。四方聞之皆欣欣然愉快。而僕與同好二三子。獨留滯異域。豈非緣之不遇也。然何時雲遊太平之頂。朝夕同歌。使鼎器粗備。庶先天者採取。送歸黄房。結成聖胎之願。雖未得忝列門牆。亦不辜負爲致虛極守靜篤之人矣。 | [[Facebook]]]], 
[[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]],
2021/05/22,
[TIME[2023-03-19T02:04:18.000Z]] <https://m.facebook.com/laoziguan/photos/a.499242156876868/2219707748163625/?type=3>
-
[683] 
[CITE@ja[神仙奇蹟 神仙奇蹟陳序... - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | [[Facebook]]]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2021年7月29日木曜日 16:49][2021-07-29T23:49:06.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:52:27.000Z]] <https://www.facebook.com/laoziguan/posts/pfbid0gCyxTQPuMYgw16Wr32oFpasJFEBJs5i2donPsPZ5855maFzQS28Qv9KhbKZ9Mtmxl?__cft__[0]=AZWhoINnDZzZz2EZOUBiac91lPLlw2ZRjxv0i8DCQ_iDDi_UIq-u53t4YR-ptgrQwMaC9vzRotJfi1FX7CX-JQt1zEH4u4jnJHy6-1p9AeAOTuwFBBdHg7gESNwMeT0qtuU-eQKqkPES4bXFILAqPkKeeK1ZZjIHaMKDVa86DXEylH77u-O1OL7vXAvxp_GV5JUGu8BcLfoTsB6tOvkpm89O&__tn__=%2CO%2CP-R>
-
[666] 
[CITE@ja[陳子石宗師於 1968年香港 快樂酒樓 寫巨製山水畫作。 - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | [[Facebook]]]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2021年11月14日日曜日 6:33][2021-11-14T14:33:48.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:40:09.000Z]] <https://www.facebook.com/laoziguan/photos/a.885807968220283/2366992660101799/?type=3&theater>
-
[680] 
[CITE@ja[金丹四百字合解序... - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | [[Facebook]]]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2021年8月20日金曜日 19:54][2021-08-21T02:54:00.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:47:36.000Z]] <https://www.facebook.com/laoziguan/posts/pfbid0dtDa5K41k9mywyE99T7X6AL55GJK5WwrxDPADdF7ykC1hXxe6VzSMqriv9VmmgqNl?__cft__[0]=AZU9IZs_ZOxORWtNgIpfp7uMtjMwkJVM74J6RvR2TF0WNTrKw2XELexAU_UziEu-oGd2LcEKQnHLYO5FOGHypv_OOyn21H_309vI22l-e6JZEcLJM59cQN2qtFuD942DRhyXtMplMsDlqUGLNaVm8t8X-1DGWSHSwu5TNVz8_rYxs-CifyUONjQT3tnlyVqMNLjCkSyT0a5huvLFJ4Oqoc39&__tn__=%2CO%2CP-R>
-
[672] 
[CITE@ja[人類生命學的研究 第一集 鑪峰精神脩養學院 陳子石道師著 目 錄... - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | Facebook]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2021年11月18日木曜日 1:50][2021-11-18T09:50:13.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:29:01.000Z]] <https://www.facebook.com/laoziguan/photos/a.499242156876868/2370194669781598/?type=3&theater>
-
[667] 
[CITE@ja[道曆黃帝紀元四千七百二十一年五月十四日壬寅歲四月十四日... - 台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師 | [[Facebook]]]], [[台灣老子觀-鑪峰學院-南宗陳子石宗師]], [TIME[2022年5月16日月曜日 17:33][2022-05-17T00:33:13.000Z]], [TIME[2023-03-19T02:14:37.000Z]] <https://www.facebook.com/laoziguan/posts/pfbid02Q7tcJb3Kw5qbTntPXCAuhT9X4vzxQVovwJuUxf3DExXqX5uSrgaj9eMUiMsxXrKDl?__tn__=-R>

]REFS]

** その他の道暦

[558] 
なお[[道暦]]として他の[[暦元]]を提案する人もいるようです。
[[易宏]]は、
[CITE[道藏]]
が[[北斗七星]]の[[開陽]]が[[北極]]となる6000年前の天象を記録しているとして、
開陽紀年ないし開陽-北極紀年と呼ぶものを定めるべきとして、

- [560] BC3897年甲子
-- [563] 区切りがいい
- [561] BC4000年
-- [564] [[公元]]から換算しやすい
- [562] BC3981年庚子年
-- [565] [[コロナ元年]]に着想を得て、中国人民が世界を先導して[[新型コロナウイルス]]に打ち勝った記念に
--- [566] [TIME[西暦2019年][2019]]が6000年となる

といったような候補を示しています。
[SRC[>>555, >>556]]
しかし提案だけで、実用された例は見当たりません。

[REFS[

-
[556] 
[[易宏]],
[TIME[2021-06-13T14:38:00.000Z]], [TIME[2021-06-26T03:32:15.353Z]] <http://www.daoist.org/BookSearch(test)/list012/81-14.pdf>
--
[555] 
[CITE[道經載北斗六開陽又名北極所示6000年前星象的意義再談 - 台部落]], 
[[易宏]],
2021-01-04 17:50,
[TIME[2023-03-18T07:38:47.000Z]] <https://www.twblogs.net/a/5ff2e4fe709265a96139536a>
---
[FIG(quote)[ [559]

>夏曆庚子年正月二十三日下弦/西元2020年2月16日初稿發於作者簡書
>夏曆庚子年二月初四日/西元2020年2月26日應邀投《中華文明》稿
>夏曆庚子年閏四月初十日/西元2020年6月1日收《中華文明》贈刊加註版
>夏曆庚子年七月初四日處暑/西元2020年8月22日補註數據版
>夏曆庚子年冬月二十日/西元2021年1月3日據新發現升級版

]FIG]

]REFS]

* 粥曆

[695] 
[[粥会]]は、近代[[中華民国]]で創設された文化人らの会で、
現在は[[台湾]]の組織、
[[中国大陸]]の組織などがあるようです。
この会で[DFN[粥曆]]
[TIME[y~3797]]
なるものが使われています。
ただし[[ウェブサイト]]を見ると、
通常の日付表記には[[西暦年]]や[[民国紀元]]が使われることの方が多いようです。

[750] 
[CITE[太平御覧]]に
「《周書》曰:黃帝始烹谷為粥。」
とあり、
[[黄帝]]が[[粥]]を初めて作ったのだとされています。
[SRC[>>749]]
食文化、ひいては中華文化の祖が[[黄帝]]であるということで、
[[粥会]]では[[黄帝]]を[[粥祖]]として崇めているようです。

[ITEMS[ [[日時事例]]

-
[733] 
[DATA(.label)[書誌]]
--
[734] 
[CITE(.label .text)[中華粥會中原探本溯源(上)--粥祖黃帝紀元四九九九年的一大盛事=]],
[[陸炳文]],
卷期 	79:6=472 民95.06,
出版日期 	20060600
[SRC[>>730]]
--
[735] 
[CITE(.label .text)[中華粥會中原探本溯源(中)--粥祖黃帝紀元四九九九年的一大盛事=]],
[[陸炳文]].
卷期 	80:1=473 民95.07, 
出版日期 	20060700
[SRC[>>731]]
--
[736] 
[CITE(.label .text)[中華粥會中原探本溯源(下)--粥祖黃帝紀元四九九九年的一大盛事=]],
[[陸炳文]],
卷期 	80:2=474 民95.08,
出版日期 	20060800
[SRC[>>732]]
-[724] 
[DATA(.label)[横断幕]]
「[DATA(.value)[[L[粥祖黃帝紀元五千年丁亥清明節]]]]」 ([[ゴシック体]])
--
[725] 
それを撮影した[[記念写真]]日付
「[DATA(.text)[[L[’02  8 21]]]]」
[SRC[>>714]]
---
[726] [TIME(.value)[2002-08-21]]
-
[753] 
[CITE(.label)[台北市中华粥会章程]]
--
[FIG(quote .text)[ [754] [SRC[>>752]]

>
公元2004(粥历4997)年1月1 5日本会成立大会订立[BR[]]
公元2007年4月19日第一届第三次会员大会第一次修订[BR[]]
公元2010年7月29日第二届第三次会员大会第二次修订

]FIG]
- [697] 
[CITE(.label)[紀念吳稚暉、于右任、劉延濤先賢台北市中華粥會全球粥會世界總部台北籌備處揭牌]],
[TIME[2007-10-31]]
-- [698] 
[DATA(.label)[摘要]]
「今年十月三十日中華粥會精神導師吳稚暉逝世紀念日,中午假座天廚進祿廳(台北市南京西路一號四樓),舉行紀念粥會,即第五八五次約集,同時爲于右任辦報百週年、劉廷濤百歲誕辰紀念粥文藝術祭。並舉行全球粥會世界總會台北籌備處由陸炳文會長和値東主人揭牌儀室。[DATA(.text)[粥曆五〇〇〇(公元二〇〇七)年]]是鍵的一年,因爲自粥祖黃帝始烹穀爲粥、初教民作糜以來,首逢台北粥會成立五十年、集文運動推行四十周年、世界...」
-
[741] 
[CITE[追宗粥祖全球粥友丁亥公祭黃帝側記]],
[[錢海峰]],
2010-04-01
--
[742] 
[DATA(.label)[本文]]
「(粥會新聞中心訊)西部網訊 2007年4月5日消息,全球矚目「丁亥年清明公祭軒轅黃帝陵大典」在陝西省延安市黃陵縣舉行,在來自全球的祭祖華人中,一支打著「粥祖黃帝紀元五千年丁亥清明節/全球粥會代表恭謁黃陵公祭始祖」橫幅,進入軒轅廟的鮮明隊伍,引起了在場很多人和記者的關注,黃帝怎麼成了粥祖,全球粥會又是什麼樣的團體,奇特的名稱讓人對這個團體充滿了好奇。
[BR[]]
[SNIP[]]
[BR[]]
此前由陝西省文史研究館、省于右任書法學會、省文化產業促進會、西安于右任故居紀念館、與臺北市于右任書法收藏研究院、臺北中華粥會等聯合辦理的「于右任書法精品暨海峽兩岸當代書法名家作品聯展」,剛剛在西安開始為期4天的展出,中華粥會祖源之旅代表團接著又北上黃陵,完成此次大陸之行最重要的一項︰公祭民族始祖、亦稱粥祖軒轅黃帝紀元五千年。」
[SRC[>>740]]
-
[707] 
[[陆炳文]]
--
[709] 
[DATA(.label)[実物]]
「[DATA(.text)[[V[粥祖黄帝纪元五[ASIS[木木]]五年仲夏夜]]]]」
[SRC[>>706]]
--- [710] 「木」のような[[字形]]は零 (令?) のはず、
[[くずし字]]辞典等にもなくどういう表記なのか?
--
[708] 
[DATA(.label)[翻刻文]]
「[DATA(.text)[粥祖黄帝纪元五零零五(公元二零一二)年仲夏夜]]」
[SRC[>>705]]
- [703] 
[CITE(.label)[全球粥友代表首谒黄山公祭粥祖黄帝文]]
--[704] 
「[DATA(.text)[維 黃帝紀元粥曆五零零八年,值公元二零一五年,歲次乙未四月二日]],全球粥會粥友代表團丁之發上將、陸炳文會長親率臺灣退役將領、暨海內外文化人士,謹肅頌文,致祭於黃山軒轅黃帝粥祖聖像之靈前曰: [SNIP[]]」
[SRC[>>702]]
-
[712] 
[CITE(.label)[2015乙未清明公祭黄帝 粥友朝黄山拜粥祖]],
[TIME[2015-04-03]]
--
[713] 
本文
「(粥会新闻中心讯)乙未清明第三届黄山公祭轩辕黄帝大典,4月2日在黄山轩辕峰下黄帝祭祀广场上盛大举行,全球粥友[DATA(.text)[粥暦5008年公元2015]]公祭粥祖黄帝代表团一行20人,应邀全程参与祭典,包括了原有排定的公祭活动,分为礼祭、乐祭、舞祭、俗祭四大部分,以及新增特别节目、第五部分的粥祭登台。」
[SRC[>>711]]
-
[756] 
[CITE(.label)[粥历5009年丙申清明公祭黄帝祀典將屆]],
[[邵隆美]],
2016-02-29
--[759] 
[DATA(.label)[写真: 横断幕]]
「[DATA(.text)[[L[黃帝紀元〔粥曆〕5008年歲次󠄄乙未]]]]」 ([[楷書体]])
[SRC[>>755]]
--
[757] 
[DATA(.labe)[本文]]
「[DATA(.text)[黄帝纪元(粥历)5008年,亦即公元2015年岁次乙未,4月2日清明黄山公祭轩辕黄帝祀典,[SNIP[]]]]」
--
[758] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[转眼之间又到了2016年、粥历5009年岁次丙申,[SNIP[]]]]」
[SRC[>>755]]
-
[744] 
[CITE(.label)[全球粥會世界總會長陸炳文[BR[]]敬致第廿三屆紐約詩畫琴棋雅集賀電]],
[[陸炳文]],                                                                                    2016年9月2日於[DATA(.addr)[[[台北]]]]
--
[745] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[欣聞粥祖黃帝紀元50 0 9年、西元2 016 年10月2日,舉行紐約詩畫琴棋會成立廿三週年、紐約詩詞學會成立十三週年、[SNIP[]]]]」
[SRC[>>743]]
-
[728] 
[CITE[粥日不只0115應為365天 粥史不僅110而是5010年]],
2017-01-17
--
[729] 
[DATA(.label)[本文]]
「(粥會新聞中心訊)[DATA(.text)[今歲2017年,我們換算成粥曆,也就是粥祖黃帝紀元5010年]],表示粥史等同一部中華文明史,估算早已超過5000個春秋,但從1924年上海出現粥會起算,乃至前身世界社成立於1907年推算,文化人士雅集僅有110載並沒有錯;再者,近代史上第一個粥集文會現身上海,那一天為1月13日,然而向政府辦理立案登記日,則推遲至1月15日,這一天遂有粥日之稱,不過俗話說天天星期天,我們粥友亦日日當作粥日,全年365天都樂開懷像過年,粥文化生活過得快活似神仙。陸炳文說。」
[SRC[>>727]]
-
[747] 
[CITE[庚子年五月初九中華母親節在花蓮大漢技術學院辦理雅集]],
2020-06-30 16:02
--
[748] 
[DATA(.label)[本文]]
「「今日,我特地選定好山好水花蓮,大漢技術學院的珠寶玉石研究中心,辦理〈[DATA(.text)[粥祖黃帝紀元5013年歲次庚子五月初九母親節雅集]]〉,最主要的原因有兩個:[SNIP[]]」
[SRC[>>746]]
--
[749] 
[DATA(.label)[会場写真 題字看板]]
「[DATA(.text)[[L[粥祖黃帝紀元5013年[BR[]]歲次庚子五月初九母親節雅集]]]]」 
([[ゴシック体]])
[SRC[>>746]]
-
[738] 
[CITE(.label)[粥翁陸炳文回望舊歲 迎新年送祝福]],
2020-12-12 
--
[739] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[今天公元2020年、粥祖黃帝紀元5013年元旦。[SNIP[]]]]」
[SRC[>>737]]
-
[722] 
[CITE(.label)[一個孤獨老叟現身吳稚暉像前 回憶粥會追封精神導師廿年]],
2021-03-25
--
[723] 
本文
「陸博士那年,還不僅如此追封,吳稚暉為粥會精神導師,簡稱“粥師” 而已,尚且同時奉「始烹穀為粥.初教民作糜」的軒轅黃帝,為“粥文化鼻祖”,簡稱“粥祖”,並以黃帝紀元,起算當作粥曆;及尊南宋詩人之冠、曾作《食粥詩》有:「食粥致神仙」句的陸游(號放翁)為“粥神”,亦即“粥仙”。79粥翁定調以上諸端,冀望替中華文化背書,[DATA(.text)[迨至今公元2021年,換算成粥曆實5014年,彰顯超過5000年之久]],和諧粥文化的博大與精深。」
[SRC[>>721]]
-
[719] 
[CITE(.label)[預備軍官聯誼會即將成為退伍軍人協會直屬第十五聯會]],
2021-09-09 17:48
--
[720] 本文
「[DATA(.text)[[SNIP[]]今年民國110年、西元2021年、粥曆(黃帝紀元)5014年,[SNIP[]]]]」
[SRC[>>714]]

]ITEMS]

[REFS[
-
[751] 
[CITE@zh[[[太平御覽]]/0859 - [[维基文库]],自由的图书馆]], [TIME[2023-03-14T13:46:56.000Z]], [TIME[2023-03-19T07:13:17.077Z]] <https://zh.wikisource.org/wiki/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E5%BE%A1%E8%A6%BD/0859#%E9%BA%8B%E7%B2%A5>
-
[730] 
[CITE@zh-Hant-TW[期刊篇目查詢-詳情]], [TIME[2023-03-19T06:38:44.000Z]] <https://tpl.ncl.edu.tw/NclService/JournalContentDetail?SysId=A06084816>
--
[731] [CITE@zh-Hant-TW[期刊篇目查詢-詳情]], [TIME[2023-03-19T06:39:11.000Z]] <https://tpl.ncl.edu.tw/NclService/JournalContentDetail?SysId=A06084908>
--
[732] [CITE@zh-Hant-TW[期刊篇目查詢-詳情]], [TIME[2023-03-19T06:39:18.000Z]] <https://tpl.ncl.edu.tw/NclService/JournalContentDetail?SysId=A07007008>
- [696] 
[CITE[紀念吳稚暉、于右任、劉延濤先賢台北市中華粥會全球粥會世界總部台北籌備處揭牌 -台湾大陆同乡会文献数据库]], [TIME[2023-03-19T03:46:45.000Z]] <https://www.tongxianghuicn.com/article/1016608.jhtml?libId=554>
-
[740] 
[CITE[追宗粥祖全球粥友丁亥公祭黃帝側記 - [[全球粥会]]——一个东方沙龙的沿袭]], 
发布:[[錢海峰]],
更新时间:2010-04-01,
[TIME[2023-03-19T06:36:33.000Z]], [TIME[2023-03-19T06:49:36.771Z]] <http://www.qqzh.org/view/443>
-
[752] 
[CITE[台北粥会章程 - [[全球粥会]]——一个东方沙龙的沿袭]], [TIME[2023-03-19T07:17:32.000Z]], [TIME[2023-03-19T07:18:36.953Z]] <http://www.qqzh.org/page/25>
-
[705] 
[CITE[會長陸炳文書赠藏頭文:鳳珠合璧代春懷玉(中華粥會全球網 qqzh.org版) @ 彩墨天地任我游 2010.12.06成立 :: 隨意窩 Xuite日誌]], [[小白 (truman301)]], 
发布于:2012-08-02 03:30:19,
[TIME[2023-03-19T03:54:03.000Z]] <https://blog.xuite.net/truman301/twblog1/146385339-%E6%9C%83%E9%95%B7%E9%99%B8%E7%82%B3%E6%96%87%E6%9B%B8%E8%B5%A0%E8%97%8F%E9%A0%AD%E6%96%87%EF%BC%9A%E9%B3%B3%E7%8F%A0%E5%90%88%E7%92%A7%E4%BB%A3%E6%98%A5%E6%87%B7%E7%8E%89%EF%BC%88%E4%B8%AD%E8%8F%AF%E7%B2%A5%E6%9C%83%E5%85%A8%E7%90%83%E7%B6%B2+qqzh.org%E7%89%88%EF%BC%89>
--
[706] 
写真: [CSECTION[陆炳文引首书藏头文贺畫展]]
-
[711] 
[CITE[2015乙未清明公祭黄帝 粥友朝黄山拜粥祖 - [[全球粥会]]——一个东方沙龙的沿袭]], 
更新时间:2015-04-03,
[TIME[2023-03-19T03:39:12.000Z]], [TIME[2023-03-19T04:03:00.540Z]] <http://www.qqzh.org/view/13028>
-
[699] 
[CITE[[[黄帝]]文化_黄海仙都_黄海仙都]], [TIME[2023-03-19T03:50:53.000Z]] <http://hhxd.hslycn.com/aboutpage.asp?id=230>
--
[700] 
[CITE[台湾“中华粥会”将率文化交流团参加2015(乙未)清明黄山公祭轩辕黄帝典礼]],
发布日期:2015/5/12
---
[701] 
「 2015(乙未)清明黄山公祭轩辕黄帝典礼,将于2015年4月2日在安徽省黄山市黄山区黄山龙裔实业发展有限责任公司(黄海仙都)黄帝祭祀广场举行,本次公祭轩辕黄帝典礼是由黄山风景区管委会、黄山市黄山区人民政府主办,黄山区黄帝文化研究会、黄山区文化广电新闻出版局、黄山区三口镇人民政府、黄山龙裔实业发展有限责任公司承办。届时将有4000余人参加公祭典礼,台湾“中华粥会”将首次率领文化交流团参加公祭活动。 [BR[]]
轩辕黄帝,中华儿女的文明始祖,公元前2946年,轩辕黄帝携容成子、浮丘公在此会盟、修炼,黄帝百二十岁得道升天,后中原世代先祖与山越百姓为纪念“三位天子”在此会盟称其为“三天子都”,秦始皇一统天下后赐“黟山”,唐玄宗李隆基下诏将“黟山”刺改为“黄山”寓意“黄帝之山”。」
---
[702] 
[CITE[全球粥友代表首谒黄山公祭粥祖黄帝文]]
-
[755] 
[CITE[粥历5009年丙申清明公祭黄帝祀典將屆 - [[全球粥会]]——一个东方沙龙的沿袭]], 
发布:[[邵隆美]],
更新时间:2016-02-29,
[TIME[2023-03-19T07:17:51.000Z]], [TIME[2023-03-19T07:20:39.172Z]] <http://www.qqzh.org/view/13976>
-
[743] 
[CITE[紐約詩畫琴棋會::全球粥會敬致第廿三屆紐約詩畫琴棋雅集賀電]], [TIME[2023-03-19T06:54:31.000Z]] <http://www.nyccaa.com/albums/yview/aid/121>
-
[727] 
[CITE[粥日不只0115應為365天 粥史不僅110而是5010年 - [[全球粥会]]——一个东方沙龙的沿袭]], 
发布:[[邵隆美]],
更新时间:2017-01-17,
[TIME[2023-03-19T03:39:38.000Z]], [TIME[2023-03-19T04:20:53.404Z]] <http://www.qqzh.org/view/14841>
-
[746] 
[CITE[庚子年五月初九中華母親節在花蓮大漢技術學院辦理雅集_中文網-[[中文百科]],台灣新生報]], 
2020-06-30 16:02,
[TIME[2023-03-19T07:01:06.000Z]] <http://tw.zwbk.org/m/view.php?aid=2753>
-
[737] 
[CITE@zh-tw[粥翁陸炳文回望舊歲 迎新年送祝福 - [[人人焦點]]]], 
2020-12-12,
[TIME[2023-03-19T06:44:32.000Z]] <https://ppfocus.com/0/fo83449f4.html>
-
[721] 
[CITE[一個孤獨老叟現身吳稚暉像前 回憶粥會追封精神導師廿年 - [[全球粥会]]——一个东方沙龙的沿袭]], 
发布:[[sandy]],
更新时间:2021-03-25,
[TIME[2023-03-19T03:39:43.000Z]], [TIME[2023-03-19T04:12:11.431Z]] <http://www.qqzh.org/view/16317>
-
[714] 
[CITE[預備軍官聯誼會即將成為退伍軍人協會直屬第十五聯會_中文網-[[中文百科]],台灣新生報]], 
2021-09-09 17:48 ,
[TIME[2023-03-19T04:06:04.000Z]] <http://tw.zwbk.org/m/view.php?aid=7796>
--[715] 「[SNIP[]]今天9月9日上午10時,[SNIP[]]」
--[718] 「陸博士在2019年8月12日,才在吳理事長任內首訪退協,[SNIP[]]」
--[717] 「5巧、退協金副理事長,巧與空軍防砲少尉三級陸政戰幹事,民國50年代中期,同在60小砲205營待過,並先後駐防馬祖東犬即今東莒。[SNIP[]]」
-- [716] 「[SNIP[]]8巧、今年民國110年、西元2021年、粥曆(黃帝紀元)5014年,全球5大洲194個文人雅集,在2024年粥會成立100周年、碰巧黃埔建校建軍100周年,計劃向聯合國教科文組織(UNESCO),申請將“和諧粥文化”,作為“非物質文化遺產”。」

]REFS]

* 日本

[832] 
[[新東洋主義]]を提唱した[[日本人]]の[RUBYB[[[伊東ハンニ]]][[TIME[1898]]-[TIME[1969]]]]の思想を紹介した[[日本人]]の[[新聞記者]]の[RUBYB[[[永松浅造]]][[TIME[1891]]-[TIME[1964]]]]の書籍
([[新聞記事]]の[[集成]])
中の記事のいくつかが、
[[黄帝紀元]]を使っています (その他の大多数は[[昭和]]です)。

[ITEMS[ [[日時事例]]

- [834] 
[DATA(.label)[文末]]
「[DATA(.text)[[V[黃帝紀元四六三二年三月四日記]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>833 /156]]
-- [835] 前後からおそらく昭和9年 [TIME[y~510]]
- [836] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[[V[[RUBY[中華][ちうくわ]]の二二[RUBY[年][ねん]] ([RUBY[日][につ]][RUBY[本][ぽん]][RUBY[昭][せう]][RUBY[和][わ]]八󠄂[RUBY[年][ねん]]) [SNIP[]]]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>833 /159]]
-- [837] [[民国紀元]]と[[昭和]]
- [838] 
[DATA(.label)[文末]]
「[DATA(.text)[[V[東曆(黃帝)四六三二年夏]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>833 /180]]
- [839] 
[DATA(.label)[本文]]
「[DATA(.text)[[V[四六三二[RUBY[年][ねん]][RUBY[夏][なつ]] ([RUBY[昭][せう]][RUBY[和][わ]]九[RUBY[年][ねん]]) [SNIP[]]]]]]」 ([[明朝体]])
[SRC[>>833 /180]]
-- [840] [TIME[y~510]]

]ITEMS]

[841] 
この[DFN[東曆]]がどのようなものなのか説明がないのでわかりません。
本書は[[永松浅造]]によるものですが、その性質上、
[[伊東ハンニ]]の思想を反映したものでしょうから、
[[伊東ハンニ]]の提唱したものかもしれません。

[842] 
資料が少ないので想像を逞しくするしかありませんが、
[[新東洋主義]]を説く[[伊東ハンニ]]は、
[[東洋]]の歴史の出発点を[[黃帝]]と捉え、
[[日本]]も[[漢土]]も含めた東洋の共通の[[紀年法]]として、
[[西暦]]に対して[[黃帝紀元]]が相応しいと考えた、
といったところでしょうか。

;; [843] 
[[東暦]]という語は、
[[和暦]]や[[中国式太陰太陽暦]]や[[皇紀]]など、
[[西暦]]と対比させて東洋のいろいろな[[暦法]]や[[紀年法]]を指して近代から現代にかけて[[日本]]などで使われた言葉です。
似た用法の[[東洋暦]]という語もあります。

[REFS[
- [833] 
[CITE@ja-JP[東洋の花伊東ハンニ]], [[永松浅造]], [TIME[昭和9][1934]], [TIME[2023-03-28T13:58:31.000Z]], [TIME[2023-04-14T12:22:05.690Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1235135/1/156> (要登録)
]REFS]

-*-*-

[768] 
[[平成時代]]中期の[[日本]]の代表的[[ウェブ掲示板]]サイト
[CITE[2ch]]
の[TIME[2005-04-01]]の[[エイプリルフール]]企画で、
[[中国大陸]]を主題とする[[中国板]]は、
投稿日時の表記に

> 黄帝生年紀年4716/04/01(金)

のように[[黄帝生年紀年]]
[TIME[y~1724]]
を採用しました。
[SEE[ [[2chの日時表示]] ]]

* 干支年との組み合わせ

[384] 
[[欧米]]の実装や解説記事などは[[干支年]]の60年周期の何巡目かを数えるために、
[[黄帝紀元]]を基準にしていることがあります。

[385] 
現在知られている中では書籍
[CITE[Calendrical Calculations]]
が便宜上導入したものが最古です。
[[黄帝]]が暦を作ったとする伝承によるとのことです。
それ以前の東アジアでこうした手法は確認できません。

[386] 
本書は欧米の解説や実装に大きな影響を与えているので、
他の事例も本書に遡る同系統のものかもしれません。
便宜上の数え方と説明せず、[[中国暦]]ないし[[農暦]]とはこういうものだ、
という説明になっていることがよくあります。

[SEE[ 他の数え方は[[干支年]] ]]

-*-*-

[52] 
[[Emacs の実装][Calendrical Calculations]]は[[干支年]]の上位単位の第0巡を[[黄帝紀年]]に基づき西暦紀元前2697年甲子とします。
[TIME[y~1736]]
の[[元年]]からが第0巡にあたります。
[SRC[>>81]]

[383] 
その元になっている
[CITE[Calendrical Calculations]]
という書籍には、
[[干支]]周期の何巡目か数える伝統はないものの、年を特定するため便宜上西暦紀元前2637年から数える、
という旨の記述があります。
西暦紀元前2697年にも言及があります。
[SRC[>>382]]

[381] 
>>380 のサイトの説明とそのソフトウェアは、
[TIME[西暦-2696年][-2696]]からを第0巡とします
([TIME[y~1736]])
が、
異説として[TIME[西暦-2636年][-2636]]からを第0巡ともできます
([TIME[y~3796]])。

[102] 
[[ICU]] における[[農暦]]は、
[[農暦]]の[[月日]]と[[干支年]]を組み合わせたものになっていますが、
[[干支年]]の上位単位である era
は[[黄帝紀年]]に基づくようです。
[SRC[>>97]]

[103] ドキュメントには

>
Years are numbered 1-60 (the value of UCAL_YEAR) for each 60-year cycle. The era is incremented for each 60-year cycle, so we are currently in era 78.

とあり [SRC[>>97]]、
[TIME[y~3796]] の元年から era 0、
[TIME[y~1736]] の元年から era 1 
が始まる計算となります。

[893] 
[[上元甲子]]も参照。

[REFS[

-
[382] 
[CITE[[[Calendrical Calculations]]: The Ultimate Edition - Edward M. Reingold, Nachum Dershowitz - Google ブックス]], [TIME[2023-03-16T09:24:31.000Z]] <https://books.google.co.jp/books?id=KkFPDwAAQBAJ&q=2637#v=snippet&q=2637&f=false>
-
[380] 
[CITE[Interconverting Chinese and Western Years]], 
by [[Peter Meyer]],
First published on this website on 2003-04-25 CE,
[TIME[2022-12-24T21:03:04.000Z]], [TIME[2023-03-16T09:17:39.575Z]] <https://www.hermetic.ch/cal_stud/ch_year.htm>

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[81] 
[CITE@ja[Emacsと暦 - [[Qiita]]]], [TIME[2023-02-06T05:38:34.000Z]] <https://qiita.com/kawabata@github/items/04c67296123c6394a273#%E8%BE%B2%E6%9A%A6-calendar-chinese-print-date>
]FIGCAPTION]

>また、黄帝紀年(紀元前2697年の甲子の年)からの干支の巡回数を最初に指定します。1984年~2043年は第78巡です。

]FIG]

]REFS]

-*-*-

[890] 
[CITE@ja-JP[百科全書 第4冊]], [['''['''ウィルレム・チャンブル''']''', [ロベルト・チャンブル__&&]&&__]], [TIME[明16-19][1886]], [TIME[2023-03-28T13:58:31.000Z]], [TIME[2023-04-14T13:41:14.415Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/897067/1/26> (要登録)

[891] >>890
[TIME[西暦1856年][1856]]が支那年紀では第70[RUBY[甲子][シークル]]の第53年。

[892] 
逆算すると[TIME[西曆-2336年甲子][-2336]]が第1巡初年。
[TIME[西曆-2396年甲子][-2396]]第0巡初年。

-*-*-

[798] 
[[現代日本]]では、
東洋系の占いで、
甲子年から始まる[[黄帝紀元]] [TIME[y~1736]] 
相当が使われることがあるようです。
[SRC[>>799, >>800]]

[REFS[

- [799] 
[CITE@ja[[[北条書店]] 奇門遁甲 Q&A]], [TIME[2023-03-20T07:55:12.000Z]] <http://www.islands.ne.jp/hojo/qa.html#qa029>
- [800] 
[CITE[[[諸葛]]流[[四柱推命]]「三元四柱推命」]], [TIME[2019-11-04T16:40:24.000Z]], [TIME[2023-03-20T07:55:35.770Z]] <http://maguro.2ch.sc/test/read.cgi/uranai/1274699654/>

]REFS]

[830] 
[CITE@ja-JP[欧亜紀元合表]], [[張璜 '''['''撰''']''']], [TIME[1968]], [TIME[2023-03-28T13:58:31.000Z]], [TIME[2023-04-01T06:23:15.964Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/3449302/1/15> (要登録)

[[三元甲子]]の表、最初の上元が西暦前2637年 = 黄帝61年

* 関連

[887] 
[[道教年号]]とは別です。

[826] 
[[道紀]]は無関係です。

* メモ

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[885] 
[CITE@ja[旧暦の始まりって西暦で言うと何年何月何日何時になるんですか?甲子年甲子月... - Yahoo!知恵袋]], [[LY Corporation]], [TIME[2024-02-17T10:15:03.000Z]] <https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11293543856>
]FIGCAPTION]

>sey**********さん
>2024/2/16 20:07
>東洋の暦は紀元前4世紀のとある冬至を原点にしていて、その日か翌日が新月だとして起算していた。それを殷代にまで遡って計算したものが旧暦。

>Yahoo!知恵袋 公式回答AIさん
>2024/2/16 19:59
>旧暦(太陰暦)の起点は、紀元前2637年2月15日とされています。これは中国の伝説的な皇帝、黄帝が暦を作ったとされる日です。甲子年甲子月甲子日のカウントもこの日から始まっています。[SNIP[]]

]FIG]

[886] >>885 AIさんの回答は[[黄帝紀元]]。人間さんの回答は何が根拠だろうか。

[894] [CITE@ja-JP[川合教授還暦記念論文集]], [[川合貞一教授還暦祝賀会]], [TIME[昭和6][1931]], [TIME[2025-07-30T10:21:15.000Z]], [TIME[2025-08-20T11:35:33.895Z]] <https://dl.ndl.go.jp/pid/1223528/1/217> (要登録)

黄帝紀元 BC2698

支那六十年周期 BC2637 AD1864-1923 が第76周期

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