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* 月時計

[19] 
[DFN[月時計]]は、
[[朔望]]に基づいて[[時刻]]を表現した[[時計]]です。
[SRC[>>20]]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[20] 
[CITE@ja['''['''こかげ''']''' [[月時計]]]], [TIME[2021-04-23T17:51:36.000Z]], [TIME[2023-07-07T11:30:57.677Z]] <http://kokagem.sakura.ne.jp/doc/lunar-clock/>
]FIGCAPTION]

;; [[JavaScript]] による[[時計]]の実装あり

>
平均朔望月の長さは約 29.530589 日なので、これを 60 等分すると、一単位は約 12 時間(11.812236 時間)になります。これを〈刻〉という単位語で呼ぶ事にしました。新月の瞬間から次の新月までを 60 刻に区切るので、0 刻は新月、30 刻は満月、15 刻と 45 刻は半月に相当します。文字盤の下半分に小さく組み込まれている時計が一周 60 刻で、個々の目盛りが一刻に当たります。
>
一刻の長さ(約 11.8 時間)を 12 等分すれば、一般的な一時間とほぼ同じで僅かに短い単位(約 0.984 時間)が出来ます。これを更に 60 等分、更に 60 等分して、一般的な分・秒とほぼ同じ単位を作りました。前掲の時計で中心から出ている三本の針がこれらを表すので、普通の時計と同様に読めるけど僅かに速いです。刻の針が一目盛り進む間に、短針が一周します。単位語は〈月時〉〈月分〉〈月秒〉などが考えられますが、紛らわしくなければ〈時〉〈分〉〈秒〉と言ってもいいです。
>
月番号は、1970/1/8 の 4:36:40(日本時間)を第一回の新月として起算しています。この日から数え始めているのは、JavaScript の時刻が 1970/1/1 から始まるというだけの理由です。この起算時刻は妥当性が未検討で、将来調整するかも知れません。日付として無意味だし、時刻としては平均的な新月の瞬間からちょっとずれてる気がしています。

]FIG]

[28] 
[[年]]の単位がなく[[月]]が最上位の珍しいタイプの[[太陰暦]]型[[暦法]]です。

[29] 
そのため[[年の月]]ではない最上位の[[紀月法]]という珍しいものが使われています。
他に数例しかありません。
[SEE[ [[紀月法]] ]]

[30] この[[紀月法]]は [[Unix epoch]] を含む[[月]]が [N[0]],
その次の[[月]]が [N[1]] になります。

[31] [[HTML月番号]]が近いですが、 [[HTML月番号]]は[[グレゴリオ月]]ベースなので少しずれています。
[[HTML月番号]]は [[Unix epoch]] の[[月]]が [N[0]] です。

- [4] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「平均朔望月は約 29.530589 日。すなわち、約 25 億 5144 万 2900 ミリ秒。」 / Twitter]], [TIME[午後11:18 · 2018年4月7日][2018-04-07T14:18:56.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/982623763261878273>
-- [5] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「平均朔望月は平均であって、実際には微妙に周期が伸び縮みする。ウエブ上の月齢カレンダーとかを眺めつつ値を合わせると、1970/1/8 4:36(日本標準時)の辺りに平均的な新月の瞬間が来るように見える。世界時で言うと 1970/1/7 19:36。」 / Twitter]], [TIME[午後11:24 · 2018年4月7日][2018-04-07T14:24:50.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/982625251128299520>
--
[6] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「ところで月齢の計算について離心率や経年変化を考慮しないのは「変わった時計を作るには充分だが」(accurate enough for a novelty clock but)みたいな妥協ではなくて、安定した計時単位として成立させる為に積極的に規則化してるんだよ。 https://t.co/B9jKQcDQUC」 / Twitter]], [TIME[午前0:06 · 2018年4月11日][2018-04-10T15:06:15.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/983722837348204544>
--
[7] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「四半月の平均的な長さが七日と 9 時間 11 分である事を打ち出した時計を作ってみました。短い針は平均朔望月に一周。長い針は四半月に一周。外周の目盛りは普通の一時間を表すので、八日目が目盛り九個とちょっとで終わる。 https://t.co/ZjpAWyqkyl」 / Twitter]], [TIME[午後5:45 · 2018年4月14日][2018-04-14T08:4*5:11.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/985076488889221120>
--
[8] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「「残り何日か」を表す点を追加してみた。テッペンには「1 QUARTER」と書いてみた。今、ほぼピッタリ「残り一日」になってるのが分かる。ここに表示されるのは平均朔望月(しかも起算時刻が暫定)であって、実際には半日ぐらい前後するけど。」 / Twitter]], [TIME[午後10:51 · 2018年4月14日][2018-04-14T13:51:48.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/985153652082946053>
--
[9] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「思い立ったので、月時計のページに「1970 年から数えて何回目の新月か」を表示してみました。 https://t.co/E2twMWd6Dx」 / Twitter]], [TIME[午後8:04 · 2018年5月31日][2018-05-31T11:04:56.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1002143888809775104>
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[10] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「年という単位を完全に捨てて、月だけを数えて時刻を特定できます。起点を 1970 年にするのは UNIX‐臭いけど。この画像を撮影した時点は 599 月〔ごひゃく きゅうじゅう くがつ〕の 55.36% と表される。次回の新月で六百月〔ろっぴゃくがつ〕に入る。」 / Twitter]], [TIME[午後8:15 · 2018年5月31日][2018-05-31T11:15:00.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1002146420218982400>
-
[14] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「月の朔望に基づく日付・時刻の表示方法の提案を見付けた。12 回の朔望を一年と呼ぶので(季節を補正する閏月などの機構を持たないので)完全な太陰暦の一種だろう。時・分・秒まで月基準になっている点が歴史的な太陰暦と異なる。 https://t.co/X8A4ldacNg」 / Twitter]], [TIME[午後2:06 · 2019年3月10日][2019-03-10T05:06:17.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:07:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1104609398075219968>
--
[13] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「その Lunar Calendar は 1969/7/21 02:56:15(世界時)の月面到達を起算時刻として、現在は「52 年 2 朔」つまり「614 朔」。それに対して私が作った月時計は 1970/1/7 19:36:40(世界時)の新月を基準として、現在は「609 朔」。計算してみると大体合ってるのか。 https://t.co/gOsXwIQ3E5」 / Twitter]], [TIME[午後2:15 · 2019年3月10日][2019-03-10T05:15:03.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:07:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1104611602500734977>
--
[15] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「最初に言及した Lunar Calendar は、朔望月の長さを基準にしているのに起算時刻は朔でも望でもなく、宇宙飛行士アームストロングさんが月面に立った瞬間から始まっている。これはちょっと使いにくくないかな。毎月の「1 ∇ 0:00:00」は、月面到達の瞬間を表す。それって月はどれぐらい満ちてるの。」 / Twitter]], [TIME[午後2:21 · 2019年3月10日][2019-03-10T05:21:24.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:07:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1104613199284920321>
--
[16] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「月面到達の瞬間から遡って、直近の朔か望を基準にするのがいいと思う。例えば誰かさんの誕生を基準にして太陽暦を作るとしても、日中の生まれた瞬間ではなく、生まれた瞬間を含む日、含む月、含む年の頭から数え始めるのが無難ぢゃないですか。」 / Twitter]], [TIME[午後2:25 · 2019年3月10日][2019-03-10T05:25:35.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:07:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1104614253611241472>
--
[17] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「西暦 1 年から朔望月を数える事にすると、大雑把な計算で現在は大体 24975 朔ぐらい。値が大き過ぎてちょっと嫌か。」 / Twitter]], [TIME[午後3:50 · 2019年3月10日][2019-03-10T06:50:04.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:07:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1104635515754541056>
--
[18] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「平均朔望月を 360 度に割った値を使って日常生活を送るとしたら、一日の長さは約 12 度 11 分。今日の朝九時(日本時間)は 55° 53′ 26″ だった。明日の朝九時は 68° 4′ 53″ になる。例えば「八時間働く」としたらそれは朔望 4.06 度ぐらいなので、「今日は 56 度から 60 度まで働く」と捉えられる。」 / Twitter]], [TIME[午後5:51 · 2019年3月11日][2019-03-11T08:51:58.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:07:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1105028581812400128>
-
[1] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「平均朔望月に基づく月時計について色々と考えた結果、朔望月の 60 分の 1(ほぼ 12 時間)を単位として、既知の時・分・秒に近似した針を回すのが一番分かりやすいのではないかと思いました。その方向で纏めたい。 https://t.co/iShl0KSt8d」 / Twitter]], [TIME[午前6:58 · 2020年4月29日][2020-04-28T21:58:28.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:54.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1255255086651133952>
--
[2] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「平均朔望月を 60 で割ると約 11.8 時間。以下、一般的な時計の時針・分針・秒針と同様に刻むとこうなる。この 60 で割った単位を何と呼ぶかが悩み所。約半日、月が昇ってから沈むまでの時間に近い。 https://t.co/V382A8Xwet」 / Twitter]], [TIME[午後8:46 · 2020年4月29日][2020-04-29T11:46:49.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:54.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1255463546344943616>
--
[11] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「〈刻〉かなあ。でも時間の単位で〈刻〉って、一般的には一日を数十個に割るくらいの大きさだから、約 12 時間に当たる長さに適用するのは違和感があるかも知れない。とは言え、そう定義してしまえばそうなる。「月の 14 刻」とか「623 月 14 刻」という言い方なら誤解はなくなる。」 / Twitter]], [TIME[午前7:57 · 2020年4月30日][2020-04-29T22:57:09.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:54.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1255632242031771648>
--
[12] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「約 12 時間とは太陽や月が天球を巡る時間、あるいは昼・夜という空の状態が持続する時間なので、〈天〉という単位語を考えていたんだけど。「14 天の 5 時 41 分」。」 / Twitter]], [TIME[午前8:15 · 2020年4月30日][2020-04-29T23:15:29.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:54.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1255636856017829888>
- [3] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「「月時計」(月齢に基づく時計)の記事を掲載しました。 https://t.co/xe3DYjhj96 https://t.co/lQi2GJw28c」 / Twitter]], [TIME[午後10:40 · 2020年5月1日][2020-05-01T13:40:55.000Z]], [TIME[2023-07-06T15:06:46.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1256217037942202371>

[21] 
公式サイトには、

> 他の表現方式による月齢

として、
「日数」「秒数」「百分率」「四分率」による[[月齢]]が表示されます。
[SRC[>>20]]

[25] 
百分率の単位は [[%]] で 0% から 100% の範囲の値を取りますが、
四分率の単位は Q で 0 Q から 4 Q までの値を取ります。
説明はありませんが、
同じ作者の[[四半月暦]]構想と関係すると思われます。

* 四半月暦

[26] 
[DFN[四半月暦]]は、[[朔望月]]の [FRAC[1][4]] を基本単位とする[[暦法]]として構想されたものです。

[27] [[週暦]]の1種です。

- [22] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「朔望月の長さ(約 29.530589 日)ではなく、その四分の一(約 7.38264725 日)を単位にして年を区切ったらどうかな。一年の長さは約 49.473064 四半月。月で切るよりも季節とのずれを抑えられるし、月齢を四段階に分けるのは考え方として受け入れやすい。」 / Twitter]], [TIME[午後1:40 · 2016年7月9日][2016-07-09T04:40:09.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:19:32.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/751637039385157632>
-- [23] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「カレンダーが出来た。前述の規則に従うと、あらゆる年のカレンダーはこれら四種類のうちのどれかになる。各月の頭は必ず平均朔望月の新月か半月か満月に一致する。(四半月は週に似てるので便宜的に週と呼んでしまった。) https://t.co/o0Dr9wqJBi」 / Twitter]], [TIME[2016年7月9日][2016-07-09T04:40:09.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:19:32.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/751749756095897600>
- [24] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「四半月暦で閏週が挿入される年の条件を再考しました。月の短い年が「○○○」と三連続せず、分布がもっと均等に近付くように。 https://t.co/yuWieYUXbY」 / Twitter]], [TIME[2016年7月11日][2016-07-11T05:14:29.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:52:41.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1256545358525558784>
-- [93] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「今日は年内の第 0 日から数えて、(73181 − 73051) で第 130 日である。この暦法では一月から四月までの日数が必ず 118 日あるから、つまり今日は五月。(130 − 118) で 12 だけど、日番号は 1 から始まるので、13 日である。四半月暦の、2020/5/13。」 / Twitter]], [TIME[2020年5月12日][2020-05-12T12:32:42.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:52:41.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1260202673585795073>
-- [96] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「5 月 13 日は五月の第二週(5/8〜5/15)に含まれる。平均的にはこの週の中央に、新月か満月か半月の瞬間が来ると期待される。[[月時計]]を見てみると…あー、中央ではないな…。四半月暦に換算して 5/8 が満月、5/15 が下弦の月という事なので、境界近くまで外れちゃってる。ここまで外れるのは残念。」 / Twitter]], [TIME[2020年5月12日][2020-05-12T10:44:49.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:52:33.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1260205295390752768>
-[95] 
[CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「[[月時計]]を完成させてサイトに載せた。ユラノの立体モデルは途中で止めてる(興味が一巡したら続きをやる)。四半月暦は完成させたら誤差が案外大きく出てしまったので保留してる(一巡したら再検討する)。世界地図の投影はリファクターしたい段階(一巡を待たないで区切りを付けたい)。」 / Twitter]], [TIME[2020年6月23日][2020-06-23T10:57:47.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:52:19.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1275384075759480835>
- [94] [CITE@ja[白湯さゆぬさんはTwitterを使っています: 「2020/5。月初に「月時計」を完成させて公開した。そのあと四半月暦の検討をしたけど、誤差が期待より大きくてお蔵入り。並行して Blender のユラノに手を加えたけど顔に不満が残り、完成せず。世界地図を投影する JavaScript に利用者が現れたので、機能追加を始めた。」 / Twitter]], [TIME[2021年1月1日][2020-12-31T15:50:11.000Z]], [TIME[2023-04-29T13:51:01.000Z]] <https://twitter.com/sayunu/status/1344692595541200896>

[98] 
考察の過程が[[ツイート]]になっていておもしろいけどうまくいかなかったらしく残念。

* メモ

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