Edit

Page

Page title:

Page body:

[1] [DFN[[RUBYB[日の時刻]@en[time of day]]]]は、
1[[日]]の中の[[時刻]]です。

[2] 日常的に[[時刻]]という場合、[[日の時刻]]を指していることが多いです。

[3] [[日の時刻]]ではない[[時刻]]としては、
[[日付]]部分も含んだ広義の[[時刻]] ([[日時]])、
[[媒体タイムライン]]上の[[時刻]]や [[MET]] のような[[相対時刻]]の類などが挙げられます。

[4] [[情報交換]]用の[[日時形式]]の多くは、
[[日時]]を[[日付]]と[[日の時刻]]の組として分けて表現しています。
(一方[[情報処理]]用の[[日時型]]の多くは、
[[整数時刻系]]のような形で[[日時]]を一体的に扱っています。)

* TM_Clock

[5] [[ISO 19108]] における[DFN[[RUBYB[時計][clock]]]]すなわち
[DFN[[CODE[TM_Clock]]]]
[SRC[>>6 5.3.2.4]] は、[[暦][暦 (ISO 19108)]]によって記述される最初の[[時間位置]]の間の位置を表すものです。

[14] [CODE[TM_ReferenceSystem]] を[[継承]]しています。

[13] 次のものを持たなければなりません [SRC[>>6 5.3.2.4]]。

[FIG(list members)[ [7] [CODE[TM_Clock]]

: [DFN[[F[referenceEvent][TM_Clock]]]] :
[[時計][時計 (ISO 19108)]]の基本となる[[尺度]]となる位置を決定する[[事象]]の名称や記述の
[CODE[CharacterString]]。[[日の出]]や[[正中]]など。
: [DFN[[F[referenceTime][TM_Clock]]]] :
当[[時計][時計 (ISO 19108)]]における 
[F[referenceEvent][TM_Clock]]
の[[時刻]]の [CODE[TM_ClockTime]]。
通常は[[時計][時計 (ISO 19108)]][[尺度]]の[[原点]]とする。
: [DFN[[F[utcReference]]]] :
[F[referenceTime]]
に対応する[[24時制]][[地方時]]または [[UTC]]。
: [DFN[[F[dateBasis]]]] :
当 [CODE[TM_Clock]] を [F[timeBasis]] とする [CODE[TM_Calendar]]。
(関係 Resolution、任意個)

]FIG]

;;
[8] 「[[24時制]][[地方時]]」について、 [[JIS X 7108:2004]] の[[参考]]は[[日本国]]内では[[日本標準時]]であって
[[UTC]] より9時間早い [SRC[>>6 5.3.2.4]] としています。

[9] 次の操作を利用可能としなければなりません。
[SRC[>>6 5.3.2.4]]

- [10] [DFN[[CODE[clkTrans]]]] は、
[[24時制]][[地方時]]または [[UTC]] の[[時刻]] [CODE[TM_ClockTime]] を引数とし、
相当する当 [CODE[TM_Clock]] の[[時刻]] [CODE[TM_ClockTime]]
を返します。
- [11] [DFN[[CODE[utcTrans]]]] は、
当 [CODE[TM_Clock]] の[[時刻]] [CODE[TM_ClockTime]] を引数とし、
相当する[[24時制]][[地方時]]または [[UTC]] の[[時刻]] [CODE[TM_ClockTime]]
を返します。

[12] 
[[日]]の中の[[時間位置]]を完全に記述するために[[時計][時計 (ISO 19108)]]を使う場合、
[[暦][暦 (ISO 19108)]]と併用しなければなりません。
[SRC[>>6 5.3.2.1]]

[24] 
[[OWL-Time]] も[DFN[[RUBYB[時計][clock]]]]に似たような (定義というよりは)
紹介文を与えており [SRC[>>23]]、
周囲の文脈から [[ISO 19108]] の関連が窺われます ([SEE[ [[時間参照系]] ]])。

[REFS[
- [6] [[JIS X 7108:2004]]

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[23] [CITE@en[Time Ontology in OWL]] ([TIME[2019-06-05 22:23:30 +09:00]]) <https://w3c.github.io/sdw/time/#trs-clock-calendar>
]FIGCAPTION]

>Measurement of duration needs a [I[clock]]. In its most general form a clock is just a regularly repeating physical event ('tick') and a counting mechanism for the 'ticks'. These counts may be used to logically relate two events and to calculate a duration between the events.
]FIG]

]REFS]

* TM_ClockTime

[15] 
[DFN[[CODE[TM_ClockTime]]]]
は、
1[[日]]の中の[[時間位置]]を識別します。
[SRC[>>6 5.4.4.2]]

[16] 単独では[[時間位置]]を完全に識別できないため。
[CODE[TM_CalDate]] と併用しなければなりません。
[SRC[>>6 5.4.4.2]]

[17] 
毎日繰り返す[[事象]]の[[時刻]]の識別に使うこともできます。
[SRC[>>6 5.4.4.2]]

[18] [CODE[TM_ClockTime]] は
[CODE[TM_TemporalPosition]]
を[[継承]]しており、
[CODE[TM_Position]] としても使えます。
[SRC[>>6 5.4.4.2]]

[19] [CODE[TM_ClockTime]] は次のものを持ちます。
[SRC[>>6 5.4.4.2]]

[FIG(list members)[ [20] [CODE[TM_ClockTime]]

: [DFN[[F[clkTime]]]] :
[[正数]]の[[列]] ([CODE[[[Sequence]]<[[Number]]>]])。
第[VAR[n]]数は[[時計][時計 (ISO 19108)]]の第[VAR[n]]階層の[[単位]]の特定の[[実現値]]。
最後の数以外は[[整数]]、
最後の数は[[整数]]または[[実数]]。

]FIG]

[EG[
[21] [[24時制]]の [CODE[clkTime]] の値 [CODE[22,15,30.5]]
は、 [TIME[22:15:30.5]] の[[時間位置]]を表します。
]EG]

[22] [[子クラス]]に [CODE[TM_DateAndTime]] があります。

* 日の時刻の整数値

[26] [[TOPS-10の日時形式]] ([[ミリ秒]]単位)

* メモ

[25] [CITE@ja[Temporal Hour System など(続き): suchowan's blog]], [TIME[2022-06-03T13:56:52.000Z]] <https://suchowan.at.webry.info/201602/article_15.html>

[27] [CITE@ja[「4.5時間」のことを「4時間30分」じゃなく「4時間50分」だと頑なに主張する人いて超鬱→バナナ1.5本分はどう解釈するのか気になる - Togetter '''['''トゥギャッター''']''']], [TIME[2025-03-08T02:16:49.000Z]] <https://togetter.com/li/2521943>

Historical Legal Sensitive Parent: [Help / License]

Edit

Page

Page name(s)