体系制御属性

体系制御属性

[1] 体系制御属性 (architecture control attribute) は、 クライアント文書文書実現値から体系処理を制御するための属性です。

体系制御属性は、クライアント文書の DTD で宣言し、クライアント文書の文書実現値で指定します。 一つの要素には、基底体系の数だけ体系制御属性各種を指定できます。

体系制御属性の属性名は、体系支援宣言体系支援属性で指定します。

[4] 仕様書:

[2] 体系制御属性の種類:

属性名説明
完全名一般の規格参照具象構文名
体系的形式ArcForm要素記法体系形式
体系的属性改名子ArcNames体系属性とクライアント文書の属性の写像
体系抑制子ArcSupr体系処理の抑制
体系無視データArgIgnDA要素内容データを体系処理で無視するかどうか

他との関係

[5] 体系制御属性は体系情報属性の一種です。

体系制御属性はクライアント文書で使われますが、 その属性名はクライアント文書の都合に応じて自由に設定できます。 その指定はクライアントDTD体系支援宣言内の体系支援属性によって行います。

[6] 体系制御属性と似たもので、データ内容記法に関係する、 要素データ属性の制御属性があります。

[3] 体系制御属性を定義した属性定義並び宣言の例:

<!ATTLIST #ALL
  ArcForm NAME #IMPLIED -- 体系的形式 --
  ArcNames CDATA #IMPLIED -- 体系的属性改名子 --
  ArcSupr -- 体系抑制子 --
    (sArcAll     -- すべて抑制 --
    |sArcForm    -- 体系形式属性を抑制 --
    |sArcNone)   -- 抑制しない --
    #IMPLIED     -- 継承 --
  ArcIgnDA -- 体系無視データ --
    (nArcIgnD    -- すべて無視しない --
    |cArcIgnD    -- 条件付きで無視する --
    |ArcIgnD)    -- すべて無視する --
    #IMPLIED     -- 継承 --
>
<!ATTLIST #NOTATION #ALL
  ArcForm NAME #IMPLIED -- 体系的形式 --
  ArcNames CDATA #IMPLIED -- 体系的属性改名子 --
>

メモ