[4] 日本の国会議員の間には、 夏時刻制度導入を目指す議員連盟がいくつかありました。
[801] 平成7(1995)年、 自民党と社会党の参議院議員を中心に >>418、 参議院サマータイム制度研究議員連盟が設立されました >>868, >>885。
[1] 自民党の田沢智治が代表世話人を務めていました >>418。
[2] 遅くても1996年には夏時刻を実施したいとの資源エネルギー庁の意向により法案提出を目指していました
>>904。
資源エネルギー庁はこれまでにも長年夏時刻を推進し続けていました
[3] 行政府の政策についてそれに呼応した議員が中心となって法制化を推進するのは珍しい話でもないのでしょうが、 一部の推進派省庁以外夏時刻実施に消極的な日本の夏時刻導入議論の流れをみると、 閣法として法制化を目指すルートでは反対が多く実現困難とみて、 国会議員に支持層を広げていく作戦にまわったとも取れます。
[60] 当時から活動する夏時刻推進派の回想によると、
日本政府には時刻制度所管の省庁がなく先へ進めることが難しかったようです。
このときも担当省庁がないため議員立法が好ましいとして議連を設立する運びになったといいます。
[82] の日経新聞は、 サマータイム、立法化の動き強まる と報じました。 >>81
[1087] 頃、 中には夏時刻法案が提出されるといわれていたようです >>904。
[6] には5月末にも法案が提出されるといわれていたようです >>425, >>418。
[427] この当時の法案では、2年後から4月初 - 10月末に夏時刻 を実施することとされており、提出された場合成立する可能性が高いと報道されていました >>425。 実施期間は欧米に合わせて 4月第1日曜日 - 10月最終日曜日とされていました >>1042。
[892] 、 自由民主党政審総務会は夏時刻法案を了承しました。 >>885
[7] 平成7年、 参議院サマータイム制度研究議員連盟は通常国会時と臨時国会時に夏時刻法案の提出を検討しました >>885。 しかし結局平成7年 >>885, >>904 も平成8年 >>904 も、 法案の提出は見送られました。
[22] 法案が提出されなかったのは、 連立与党内の調整がつかなかったため >>21 だといいます。 この当時は自民党、社会党、新党さきがけと閣外協力の自由連合による自社さ政権の時代でした。
[809] 国会議員の川崎二郎の Webサイトの記事によると、超党派のサマータイム研究会が設立されました。 加藤紘一が会長、川崎二郎が幹事長でした。 >>808 設立趣旨には、 通商産業省のサマータイム制度懇談会や民間の日本のゆとりとサマータイムを考える会で議論が進められていることが触れられていました。
[69] 通商産業省はの森喜朗内閣による中央省庁再編によって廃止され経済産業大臣に引き継がれました。 ここで参照されている議論とはそれ以前のものを指すのでしょう。
[94] この記事は Internet Archive によればには既に存在するものの、 日付不明です。 には同じく川崎二郎が幹事長であるものの、 会長は平沼赳夫の議連が発足しています (>>802)。 Webページ末尾の著作権表示の年は「2001」 () となっています >>96。
[97] 加藤紘一は、 自由民主党の有力衆議院議員でしたが、 の加藤の乱で影響力が低下、 には秘書の事件で自由民主党を離党、 衆議院議員を辞職しました。 に衆議院議員に当選、復党しました。 川崎二郎は加藤の乱で加藤紘一に従いました。
[98] 政局とサマータイム研究会との関係は明らかではありませんが、 まったく無関係でもないでしょう。
[93] の報道によると、 以来議連から3度法案を提出しようとしたことがあったとされます。 >>1520 3度だけだとすると、今次のサマータイム研究会は法案をまとめるに至らなかったのでしょうか。
[99] これ以後の議連のメンバー構成や、自身のウェブサイトに特集ページを設けていることから考えて、 川崎二郎はこの時期から既に夏時刻制度賛成議員の実質的なリーダーだったと思われます。
「標準時間のまま開始時間を早めれば済む」との意見もあるが、組織委の遠藤利明会長代行は「早すぎるとボランティアなどの準備が整わない」と説く。開催時期の変更は「国際オリンピック委員会(IOC)との契約で難しい」という。
95年から超党派の議連に参加してきた中曽根弘文参院議員は「今回の東京五輪が最後のチャンスだろう」と話す。
過去に議連がまとめた法案は3度とも提出に至らなかった。経緯をみると必ずしも反対派が賛成派を論破したわけではない。05年の郵政解散や08年のねじれ国会など別の理由が背景にあった。大会組織委員会の森喜朗会長も「国会で最重要課題とならない」と指摘する。この機会に一度、国会で議論を深めなければ、堂々巡りの歴史は報われないと思う。
(児玉章吾)
[802] 、 100名以上の衆参国会議員のサマータイム制度推進議員連盟が設立されました >>800。 経済産業大臣の平沼赳夫が会長 >>800, >>825、 川崎二郎が幹事長 >>810, >>825、 山本公一が事務局長 >>825、 中川雅治が事務局次長 >>825 を務めていました。
[811] この議連は衆参の議連を統合したものだ >>810 といいます。 本議連には自由民主党、公明党、民主党から108人が参加して に第1回総会を行いました >>810。
[813] これらの議連では、資源節約や余暇時間などを夏時刻の利点として挙げていました >>808, >>810。
[233] の日経新聞は、 サマータイム法案提出へ。 と報じました。 >>81
[665] には、議連が国会に法案を提出する見込みとの報道がありました >>704。 には他の推進団体と共にサマータイム実現緊急大会 >>704, >>922 が実施されました。
[32] 、 サマータイム制度推進議員連盟の役員会は、 3月最終日曜日午前2時に午前3時へと進め、 10月最終日曜日午前3時に午前2時に戻す夏時刻の法案を決定しました。 労働時間増加が生じないよう十分配慮することを政府に求めるとともに、 切り替えの経費を予算に計上するなど必要な措置を講じる努力義務を設けていました。 法案は全5条で、4項の付則がありました。 >>31
[33] 4月に移行することも検討されたものの、欧州等に合わせて 3月とされました。 >>31
[34] の総会に諮られることとされており、 に国会に提出し、 2007年から実施することを目指していました。 >>31
[923] 当時民主党にはサマータイム検討プロジェクトチームが設置されており、 座長は衆議院議員の田中慶秋が務めていました >>922。
[28] 、 民主党の参議院議員でサマータイム検討プロジェクトチーム事務局長の福山哲郎は、 民主党の次の内閣が国会で実施した閣議で、 プロジェクトチームの最終報告を行いました。 次の内閣の閣僚は議論が不足していることを指摘し、 議連による法案提出は妨げないものの、 提出された場合の対応は改めて協議することとしました。 >>27
[23] 、 サマータイム制度推進議員連盟は、国会内で実施した総会で、 3月最終日曜日から10月最終日曜日まで1時間進める夏時刻を 2007年から導入し、 導入3年後に検証するとの法案を決定しました。 >>21
[24] この当時の議連には自民党、民主党、公明党の国会議員約190人が参加しており、 平沼赳夫が会長でした。 各党党内手続きを経て国会に提出する予定でした。 >>21
[25] しかし3党内に消極的意見がある他、 議連に参加していない共産党と社民党が反対していました。 >>21
[884] 、 自由民主党と公明党の与党政策責任者会議は、 に夏時刻を導入するとの法案の党内手続きを開始し、 野党の協力を得て議員立法として国会に提出することで同意しました >>883。
[815] 推進議連の川崎二郎は後に Webサイトに法案 >>816 を示しています >>812 が、 施行日をとしており、 まさにこの頃まとめられたものと思われます。
[234] の日経新聞は、 サマータイム法案、今国会に提出へ――自公が合意、2007年導入めざす。 と報じました。 >>81
[35] の報道によると、 議連メンバーは 「生活スタイルを見直す契機。温暖化防止のためにも導入を」 (自民党の山本公一議連事務局長)、 「環境への関心が高まり、労働界にも理解が広がる今が最後のチャンス」 と意気込む者がいた一方で、 「はっきりいって関心がない」という「議連の与党幹部」もおり、 議員立法で提出されても「党議拘束にはなじまないかもしれない」 と「議連幹部」が語っていたようです >>1088。 「夏が蒸し暑い日本の風土には合わない」 (自民党幹部)、 「中小企業やサービス業で労働強化が心配だ」 (民主党議員) のような慎重論 >>1088 や、郵政民営化法案への強い関心のため、 実のところ国会内でもそれほど成立の可能性が高かったわけではないようです。
[40] の北海道新聞には、 サマータイム議論は棚上げ 超党派議連動きとれず 法案提出、困難に という記事が掲載されました >>41。
[824] 結局法案は提出されないまま、 の郵政選挙により立ち消えとなりました (会長の平沼はこの選挙で失脚しました)。 >>800
法案によると、4月の第1日曜日から10月の最終日曜日まで時計を標準時より1時間進める。サマータイムが導入された場合、勤務時間が「午前9時-午後5時」の会社では、標準時でみると「午前8時-午後4時」に勤務したことになる。法案には、政府に対し労働時間が増えないよう十分な配慮を求めることも盛り込む方向。
(共同通信) - 3月16日19時12分更新
サマータイム実現緊急大会 2005.3.18(金)憲政記念館にて
民主党のサマータイム検討プロジェクトチーム座長を務めている田中議員は、党を代表して「 できるだけ早期に党内合意を得られるよう精力的に議論を進めていきたい。」と述べた。
超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」(会長=平沼赳夫・前経済産業相)は15日の役員会で、日照時間の長い3~10月に時計の針を1時間進めるサマータイムを導入する法案を決定した。
21日の総会で了承を得た後、各党の了承を求める。議連は5月に国会に提出し、成立を図りたい考えで、2007年の実施を目指している。
法案は、全5条と4項の付則で構成。時刻の切り替えは、3月の最終日曜に午前2時から午前3時に進め、10月の最終日曜に午前3時から午前2時に戻す。当初は4月の切り替えを検討したが、欧州など多くの国の変更時期に合わせた。
法案は、労働強化への懸念を踏まえ、政府に「労働時間の増加等の事態が生ずることのないよう十分に配慮する」ことを求めた。時刻切り替えの経費についても「予算に計上する等必要な措置を講ずるよう努める」と定めた。
2005/04/20 【次の内閣】介護保険法改正案、サマータイムなど、活発に議論行う
民主党『次の内閣』は20日、国会内で閣議を開催し、介護保険法改正案について対応を協議したほか、サマータイムについて討議するなど、活発な議論を展開した。
焦点政策の討議では、福山哲郎サマータイム検討プロジェクトチーム事務局長(参議院議員)よりPT最終報告がなされ、閣僚からは「課題や問題を踏まえた上で(推進を)決め、国民の議論を呼ぶべき」「国民的な関心になっていない」など、賛否両論が出された。閣議では、①超党派の国会議員でつくるサマータイム制度推進議員連盟が法案を作成し提出をすることを止めるものではないこと、②委員会に付託された場合には、対応する部門および全党的な議論を重ね、最終的な態度、対応を『次の内閣』で決することが確認された。
2005/04/22 「サマータイム制度推進議連総会に出席させて頂きました」
サマータイム制度推進議連の総会に出席させていただきました。 議連として、サマータイム制度導入法案を確認しました。 並行して、各党内での議論が進められることになります。
サマータイム: 超党派議員が法案 07年1月から導入狙う
超党派国会議員約190人でつくる「サマータイム制度推進議員連盟」(会長・平沼赳夫前経済産業相)が22日、国会内で総会を開き、サマータイム実施法案を決定した。春から秋にかけて、時計の針を1時間進めるもので、07年1月からの導入を目指す。
実施期間は3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までとし、導入後3年を経た段階で検証する規定を盛り込んだ。各党の了承を得たうえで、今国会に提出する。
国会では95年に超党派の議員が法案を提出しようとしたが、当時の連立与党内で調整がつかず見送られた。今回も議連所属議員のいる自民、民主、公明3党にも消極的な意見があり、共産、社民両党は「サービス残業などにつながる恐れがある」と反対している。【平元英治】
毎日新聞 2005年4月22日 20時08分
ウエッブで検索しても、法案そのものは見つかりませんでしたが、 「読売オンライン」 によると、
「法案は、全5条と4項の付則で構成。 時刻の切り替えは、 3月の最終日曜に午前2時から午前3時に進め、 10月の最終日曜に午前3時から午前2時に戻す。」
というものだそうで、 4月から10月まで、時計の針を1時間進めることになります。
「夏時間」の議論が活発になるのは、 どうも春から初夏にかけて、気持ちのよい季節で、 真夏にはいつのまにか姿を消してしまうのです。
第一 目的
この法律は、一年のうちの特定の期間において用いる時刻を定めることにより、 昼間の時間の有効活用を促進し、もってエネルギーの消費の削減及びこれによる地球環境の保全に寄与するとともに、 地域社会の安全の向上及びゆとりと豊かさを実感できる社会の実現に資することを目的とすること。
第二 時刻の切替え
一 三月の最後の日曜日の午前二時から十月の最後の日曜日の午前二時までの間は、 サマータイム (標準時より一時間進めた時刻をいう。) を用いるものとすること。
二 三月の最後の日曜日は二十三時間をもって一日とし、 十月の最後の日曜日は二十五時間をもって一日とすること。
三 条約その他の国際約束若しくは法律若しくはこれに基づく命令に特別の定めがある場合又は特別の国際慣行がある場合については、 一及び二は、適用しないこと。
第三 国民への周知等
政府は、教育活動、広報活動等を通じて、この法律の趣旨及び内容について国民に周知を図り、 その理解と協力を得るよう努めるものとし、 この法律の趣旨を損なうような労働時間の増加等の事態が生ずることのないよう十分に配慮するものとすること。
第四 円滑な実施に要する経費
政府は、この法律の円滑な実施に要する経費について、 これを予算に計上する等必要な措置を講ずるよう努めるものとすること。
第五 政令への委任
第二による十月の最後の日曜日における時刻に切替えに伴い必要な労働時間の特例その他この法律の施行に関し必要な事項は、 政令で定めること。
第六 施行期日等
一 この法律は、平成十九年一月一日から施行すること。 ただし、第三及び第四は、公布の日から施行すること。
二 政府は、この法律の施行後三年を経過した場合において、 この法律の施行の状況について検討を行い、 その結果に基いて必要な措置を講ずるものとすること。
[38] 2007年以降は、 大韓民国の夏時刻導入派の要請を受けた経団連が自民党に強く働きかけ、 休眠状態だった既存の議連を通して法案成立が目指されました。
[827] 頃、サマータイム制度推進議員連盟には 152人が参加していた >>817 といいます。
[804] 、 自由民主党は地球温暖化対策推進本部を設置しました >>800。 会長は野田毅が務めました >>19。 地球温暖化対策推進本部は地球温暖化対策のため夏時刻制度を推進しており、 に法案化のための議論を開始しました >>19, >>800。 早ければ翌年夏にも導入することを目指していました >>19。
[20] の報道によると自民党は既に議員立法で提出する方針を決めていました >>19。総理大臣の福田康夫も前向きであり、 ねじれ国会とはいえかつて議連には民主党議員も参加していたことから与野党対立はないとみられ、 秋の臨時国会で成立するだろうと見込まれていました >>19。
[814] 、 地球温暖化などを扱う洞爺湖サミットを契機としてサマータイム制度推進議連が 「再始動」し総会を実施したと世話人代表の川崎二郎が述べていました >>812。
[43] 、 サマータイム制度推進議連は国会で3年ぶりに役員会を開き、 平成22年導入を目指し議員立法で法案を提出する方針を確認しました。 平沼赳夫、川崎二郎、仙谷由人、大口善徳ら約15人が出席しましたた。 >>42
[915] 、 日本政府の首相の福田康夫は、 夏時刻への賛意を示しました >>705。
[916] 、 議連はから夏時刻を実施する法案を提出することを総会で決めました >>703, >>45。 福山哲郎は、「絶対反対だと同僚議員から電話があった」と挨拶で述べました >>45。 議連総会では各党代表の他、 経団連や連合の代表者も賛成意見を述べたようです >>45。
[46] 民主党の衆議院議員の篠原孝は、 元々夏時刻法案に消極的反対だったとみられます。 2005年に民主党の衆議院議員だった本多平直と松崎哲久は、 「同好の士」の篠原に声をかけていました。本多と松崎は 2005年の衆議院選挙で落選していましたが (後に2009年選挙で復活当選)、 「このままサマータイム法案が通ったら篠原さんの責任」と篠原を煽っていたようです。 篠原は、議連に新たに参加する議員は会費が不要だったことを理由にw、 この総会に出席し、「他の意見もじっくり聞いて実現してほしい」 との「マスコミ界」の木元教子の発言に唆されて雛壇以外から唯一発言を求めました。 篠原は、時刻の変更を伴う夏時刻制度ではなく、 夏季営業時間制度の方が好ましいと主張しました。 会場の反応はよくなかったようですが、 民主党の参議院議員の渡辺秀央ら数人の共感は得られたといいます。 >>45
[83] の日経新聞は、 サマータイム「10年導入を」、超党派で法案提出へ、省エネ・経済効果見込む。 と報じました。 >>81 (10年とは西暦2010年のこと。)
[53] 、 篠原孝は国会議員に向けて、 夏時刻制度ではなく夏季営業時間制度の導入を求める文書を配布しました >>52。
[49] 、 自由民主党の緊急政調全体会議が実施されました。 議連の夏時刻法案に関し、異論がなければ了承とみなし、 与野党協議を経て今国会で全会一致で成立を目指す趣旨のものでしたが、 担当部会で審議しないまま国会会期末に政調全体会議を実施するのは異例でした。 自民党の衆議院議員の早川忠孝は、 篠原文書に賛同し、政調全体会議に参加して慎重な検討を求めました。 他の参加者もこれに同調しました。 自民党幹部が揃い法案承認となりそうでしたが、 判断は政調会長の谷垣禎一に委ねられました。 >>52 谷垣は国会の会期内の成立は困難だとの見解を表明しました >>51。 これにより事実上今国会での夏時刻導入は失敗に終わりました。
[54] 早川は、推進議連の長年の検討は信頼できるものと思っていたが、 コンピューターへの影響について正確に把握していなかった、 技術者が論拠を挙げて意見を寄せてきたので問題が見えてきた、 と指摘しました >>52。
[9] もっとも、これで直ちに夏時刻推進派の動きが止まったわけではありませんでした。
[11] 、 日本共産党はしんぶん赤旗で、 夏時刻に否定的な見解を表明しました >>10。 「サマータイム制度推進議員連盟(日本共産党を除く)は今秋にも「サマータイム法案」を国会に提出しようとしています。」 >>10 という表現から、日本共産党の国会議員はこのときも本議連に参加していなかったとみられます。
夏の間だけ時計の針を1時間進め、省エネや余暇の充実につなげることを目指す超党派の「サマータイム制度推進議員連盟」は22日、国会の憲政記念館で約3年ぶりに役員会を開き、平成22年からの制度導入に向け、早期にサマータイム法案を議員立法で国会に提出する方針を確認した。
役員会には3年前に会長を務めた平沼赳夫元経済産業相や、自民党の川崎二郎元厚生労働相、民主党の仙谷由人元政調会長、公明党の大口善徳衆院議員ら約15人が出席した。
町村信孝官房長官は23日午前の記者会見で、超党派の議員連盟が夏季に時計の針を一時間進めるサマータイム制度を導入する法案の今国会提出を目指していることに「少しでも日本全体、世界の省エネルギーに役立つならやったらいい。可能性のある政策の一つとして考え得る」と賛意を示した。
与野党の議連でサマータイムを実現するための法案を出す方向で調整しているようだが、長官はサマータイムの導入についてどのような考えか
官房長官 まあ、これはもう、かなり昔からですね、終戦直後からこの話は浮かんでは消え、消えては浮かぶということであります。私の地元の北海道、確か札幌市だったかと思いますけれども、商工会議所等が実験的にですね、確か2、3年前からやっております。まあ、いろいろ今でも賛否両論あると思います。全部、いろいろなですね、コンピューターのプログラムも変えなければいけない等々の相当コストもかかるという半面、地球温暖化対策という意味からもですね、新たな装いがあるんだろうと。そんなことで、そうした国会での動きが出ているんだろうと、こう思います。私はアメリカで生活をして、確かに、ある日から突然1時間変わるというので、最初は不便なものだなあという実感を持ったことはありますが、慣れてしまうとですね、まあ、そんなものかということでありまして、少しでも日本全体の、あるいは世界の省エネに役立つならば、私個人はですね、やったらいいのではないかと思いますが、国会でお決めいただくことかなと思います
政府内で今後、具体的な検討を始めるということはないか
官房長官 まあ、幅広く今、いろいろな対策をですね、特に民生対応というのでしょうかね。いうところで、いろんなことが考えられているわけですから、それは可能性のある対策の1つとして、対策の1つとしてですね、考え得るんだろうと思います
福田首相は26日、夏季に時計の針を1時間進めるサマータイム(夏時間)制度の導入について、記者団に「やっていない日本が異例。我が国も制度を入れるべきだとの意見が強くなってきている。特に環境の問題があり、私もサマータイムをやってもいいのではないかと思っている」と述べ、前向きな姿勢を示した。
2008/05/29 「サマータイム議員連盟総会でご挨拶」
超党派のサマータイム制度推進議員連盟総会に出席し、ご挨拶をいたしました。
経団連と自民、サマータイムの導入推進で一致
日本経団連は29日午前、自民党と政策を語る会を都内で開いた。経団連側は地球温暖化対策の一環で、夏季に時計の針を進めるサマータイムの実施を要請。自民党地球温暖化対策推進本部の野田毅委員長は「我々もその方向でやろうと思っている。法改正も必要であり、周知期間などを考えるとできるだけ早くやりたい」と応じた。
サマータイムに関して経団連は早くから導入を支持しており、韓国経済界とも共同実施を検討中。野田委員長は「今国会で何とかうまくできないか」と発言。「すでに超党派の議連があり、(同日夕の)議連総会でも要請したい」とも話し、政治手続きを進めていく考えを示した。 (14:37)
5月29日20時31分配信 毎日新聞
夏に時計の針を1時間進めるサマータイム制度の導入を目指す超党派の議員連盟は29日の総会で、2010年3月からの導入を盛り込んだ「サマータイム法案」(仮称)を来週中にも国会に提出することを決めた。今国会での成立を目指すが、会期末が6月15日に迫っており、成立は時間との「追いかけっこ」になっている。
自民党は9日の政調全体会議でサマータイム(夏時間)制度への対応を協議、導入に前向きな意見が大勢を占めた。ただ「業界反応も検証すべきだ」「国民的盛り上がりがない」など慎重な意見も出たため、谷垣禎一政調会長に対応を一任した。
谷垣氏は記者団に「まだ詰まっていない点がある。日程的に今国会成立は無理だ」と述べた。民主党などの出方も見ながら法案提出時期を探る考えだ。
サマータイム今国会見送り=自民方針
自民党は9日午後、党本部で政調全体会議を開き、春から秋にかけて時計を1時間進めるサマータイム法案について、今国会提出の是非の判断を谷垣禎一政調会長に一任した。これに関し、同党幹部は「党内の議論は生煮えで、国民の理解も不十分だ」と指摘。今国会への提出は見送られる方向となった。
政調全体会議では制度の趣旨自体には賛同する意見が多かったものの、「どういうメリット、デメリットがあるか検証すべきだ」などと早期提出には慎重な声が相次いだ。
(Yahoo!ニュース-時事通信6月9日21時1分)
2008/07/02 「サマータイム議連世話人会に出席」
サマータイム議連世話人会に出席しました。 各党の状況を報告した後、 サマータイム導入を推進している団体の代表者の方々を交えて 意見交換を行いました。
2008/08/06 「サマータイム議連懇談会に出席」
超党派のサマータイム推進議連世話人とマスコミ関係者との懇談会に出席しました。 各党の現状報告等に対して、活発な意見交換が行われました。
2008/08/28 「党 次の内閣 環境部門会議に出席」
民主党「次の内閣 環境部門会議」に出席しました。 サマータイム制度導入について 株式会社住環境計画研究所所長 中上英俊氏と 全日本金属産業労働組合協議会議長 加藤裕治氏からヒアリングのあと、 水政策プロジェクト設置について等、協議をおこないました。
サマータイム制度推進議員連盟(超党派の議連)の 総会に出席しました(2008/5/29)
[826] 推進議連という名前ながら反対議員も参加する勉強会だった >>825 といい、そのためか参加議員の名簿は非公開でした >>825。
[47] 2008年頃、新入議員の会費は (通常の議連とは違って) 無料だったといい、実際それにつられて会議に参加した議員もいます >>45 (もっともこの議員は会議に参加しただけで議連に正式に参加しなかった模様 >>648)。 議連の影響力拡大のため参加議員数水増しを目的に、 会費無料キャンペーンで日和見議員を釣っていたのでしょうか。
[36] 議連に参加していたことが明確なメンバーは次の通りです。
[89] 当時の mixi 記事 >>72 によると、 次の人物が関与していました (出典不明)。 自民党: 加藤鉱一、 川崎二郎、 逢澤一郎 (あいさわ一郎)、 井上信治、 今井宏、 宇野治、 河合克行、 川上義博、 熊代昭彦、 小池百合子、 小杉隆、 坂本剛二、 坂本哲志、 桜井郁三、 佐藤錬、 竹本直一、 中野清、 中野正志、 西村康稔、 能勢和子、 平沢勝栄、 平沼赳夫、 船田元、 谷津義男、 山口俊一、 山下貴史、 公明党: 上田勇、 大口議徳、 高木美千代、 福島豊、 斉藤鉄夫、 高木陽介、 田端正広
臨時国会最終日の今日、サマータイム制度推進議員連盟というのが立ち上がった。自 分で実際に体験してみないとピンと来ず、体験したことのある人には良さが分かる (あるいは不便は何も無い)ことは世の中に多いが、このサマータイムもその典型例 であろう。私などもアメリカ生活中に体験済みの一人として、どうして導入にこれほ ど時間がかかるのかしらんと思っている一人で、今日この議員連盟に参加した。
'05.3.13
小杉隆氏 衆議院議員
自転車活用推進議員連盟会長、サマータイム制度推進議員連盟副会長、党都市政策調査会長、再生可能エネルギー小委員長など。元文部大臣。GLOBE(地球環境国際議員連盟)元総裁。「環境の小杉」として、「各種リサイクル法」「省エネ法」「地球温暖化防止法」などの成立を指揮
平成17年には、。 「サマータイム制度」の導入推進運動の中心的役割を果たすとともに、。
【サマータイム導入】とりあえず、もう一度やってみよー!|中田宏公式WEBサイト, https://web.archive.org/web/20180923220647/http://nakada.net/blog/12971
実は私は国会議員のときサマータイムの推進議員連盟に入っていました。 そのときの議論として忘れられないのは、「働き過ぎの日本人は、日が暮れても働くのだから、結局はどっぷりと暗くなるまで、時間が延びれば延びるほど、働く時間が増えるんじゃないの?、そうなると、ますます働きすぎになるよ!」と言うような、屁理屈にも聞こえるような反対論でしたね。
私、こういうことはやってみて効果がなければ、元に戻すっていうこともありだと思うんですよね。 実は日本は1948年から51年までサマータイムを3年間やった経験があります。 今回だってとりあえずやってみたら⁉️
1995年に議連を作り23年間、サマータイム制度の実現に取り組んできた。経済協力開発機構(OECD)35カ国で導入していないのは日本と韓国、アイスランド、トルコだけだ。どうしてこれまでできなかったのか。我々の努力不足もあり、国民に十分理解されていなかったからだと思う。
経済効果は再試算へ 治安にもメリット
[70] 頃、 サマータイム導入に反対する議連が作られました。 >>71
サマータイムをめぐっては、2007年に、環境省中央環境審議会と経産省産業構造審議会が実現に向けた論点整理をし、大きな話題になりました。これは、原子力発電の発電量を時間ごとに調節しずらいことから、産業と環境に関する問題意識から始まった議論だったと思います。このときは、「サマータイム導入に反対する議連」もできました。
[92]
の騒動では、
自民党内にサマータイム研究会が作られました。
当初は超党派議連が想定されていたようですが、
世間の反発で徐々に縮小されました。
尻すぼみになりつつ年内は活動を続けていたようですが、
解散したのか自然消滅なのかは不明です。
[88]
大村秀章も自民党衆議院議員時代に夏時刻を推進していたと述べています。
時期や活動内容は不明です。
夏時間 サマータイム
それからサマータイムという、ヨーロッパとかがやっているやつです。[1時間早めるとかのやつですよね]―これが福田内閣の時の洞爺湖サミットとかがありますが、省エネのためにやるという話になっていまして、僕は大反対でした。ヨーロッパで生活をしていましたし、不便ですから。
時刻の切り替えよりも頭の切り替えという紙を書いて、その時、冒頭で少し話しました党議抗争がなくなるよと、だから700人超える議員会館皆に紙を配ったんです。それが元でサマータイムを阻止できたんです。その時に小坂謙次さんも反対派の1人だったんです。[素晴らしい]―中曽根弘文さんは推進派の1人ですが、あの二人は仲いいんですよ。「あんたのおかげで駄目になった」と、だけど長野の人がなんで反対するのかなと思って、廊下で中曽根さんに言われたんですよ。小坂さんはJALの社員でロンドンにずっとおられたんですが、何回やってもサマータイムの時に間違えて乗り遅れる人が出てきていたんですよ。[もう日常的に不便があったんですね]―コンピューターも変えなきゃいけないので、こんな不便なことはないと、あっちは北緯50度のところ、こっちは北緯35度のところ、しかしみんな良かれと言って誰も反対しないんです。省エネだから。[そうですね、悪いこととは思ってないですよね]―僕は農政府関係で色々やっているんですけど、一番貢献できたことはサマータイム法案を阻止したことです。[素晴らしい]―小泉元総理から電話が来まして、「おれもそうだぞ!あんなのやめたほうがいいんだ!頑張れ!」と言われました。その頃から気があっていたんですよ。
[75] みわちゃんねる 突撃永田町!!第166回目のゲストは、民主党 篠原 孝 参議院議員です。 - YouTube () https://www.youtube.com/watch?v=kfOFcCM23Pw
2008.06.01
鳩山幹事長、篠原孝衆院議員の応援に!
篠原衆院議員は、薬害肝炎問題の対応の前進は民主党の参院選挙での躍進が最大の要因と指摘、参議院で多数の国会活動の意義を強調、医師不足の解消、後期高齢者医療制度の廃止、道路財源の抜本改革、食料・農業政策の推進、省エネルギー・サマータイムの始業時間を早める対策の重要性を強調、「迎える総選挙で必ずこの1区から新しい旋風を巻き起こす」と力強い決意を表明した。
サマータイムについて95年の議員立法化の問題が再燃したようなニュースが出ましたよね。このへんと国民会議とは何らかの関係があるのか、あるいは新聞が一方的にああいう問題を、PRを兼ねて特定の議員さんが話されたことを載せたのか、そういう関係について調査されていたら知らせてほしいのですが。その2点をお願いします。
[座長] ご回答をお願いいたします。
[事務局] いまの参議院の議員連盟のお話ですが、直接国民会議と国会とは、行政府の方ですからもちろん関係がございません。それで、議員連盟のほうは昨年参院選もありましたので、前からある議員連盟の役員なども改選して、改めて夏時間の研究をしていこうということのようでございます。新聞には、議員連盟として2001年を目指して国会に法案を出して成立を目指すと決めたとございますが、まだ議員連盟としてちゃんとした総会はもっていません。聞くところによると2月に総会を開きたいという話があるようでございますが。という状況で、そういう意味では新聞は、議員連盟のどなたかに聞かれた話を記事にしたのではないかと思います。
ある新聞社から霞が関の夏だけ早朝勤務制の実施の問題性について質問があった。
サマータイム制の導入に私が消極的だということを調べた上での質問である。
私がサマータイム議連が導入しようとした時計を3月か4月頃からら9月か10月頃まで一律に早めようという提案に対してであって、夏の日照時間の長い時期に生活のリズムを変えることまでは反対していない。
夏の間だけ始業時刻を早くして、終業時刻も同じように早くするという脳内サマータイムならいいんじゃない、というのが私の答えである。
何故私がそんなに篠原氏を高く買うのか不思議に思われる方がおられるかも知れない。
サマータイム制導入の議論が超党派で進められ、まさに決定されようとした時に、ちょっと待て、と最初に声を上げたのが篠原氏で、篠原氏の議論を書いた文書を目にして自民党の中で
篠原氏と同じように、待て、待て、待て、と大声を上げたのが、私だからである。
篠原氏のちょっと待て、の一声がなければ、私も問題の所在に気が付かないで、最後まで声を上げなかったと思う。
ちょっと待ての篠原氏と待て、待て、待ての私の二人でサマータイム制導入の滔々たる流れを堰き止めた、と言っていいだろう。