[1] [[Web]] 関係の [[walled garden]] の例:
[FIG(short list)[
- [[ガラケー用サイト]] ([[iモード]]など)
- [[フィーチャーフォン用サイト]] (欧米市場)
- [[TV用サイト]]
- [[SNS]] 用アプリ ([[Facebookアプリ]], [[mixiアプリ]]等)
- [[EPUB]] [[ストア]]各種
- [[SmartNews]]
- [[Instant Articles]]
- [[AMP HTML]]
]FIG]

[2] ただ単に独自の[[プラットフォーム]]であることは非難の対象にはならないでしょう。
(嫌悪の対象にはなるかもしれませんし、戦略的に適切かどうかともまた別問題ですが。)
公開された標準的な技術や[[プラットフォーム]]と共通の点が何かありつつも、
致命的にそうでもない点があることが、 [[walled garden]] であるとして好ましくないと言われる要因になっていそうです。

[3] 例えば次のような特徴があるかもしれません。
[FIG(list)[
- [4] 他で開発された標準的な技術を使っているが、
そうではない技術と組み合わせていたり、標準技術の一部を違った形に歪めて使っている。
- [7] 流用した標準的な技術の側に独自開発部分をフィードバックしていないし、
流用した標準的な技術の側でのその後の開発に追随していない。
- [5] 一社ないし数社に限定した市場の支配構造が見え隠れしている。
- [8] 新規事業者の参入が難しい。
- [9] 運営の基準が明確でなかったり、主導する事業者により基準が恣意的に改訂されたりして、
不透明性が高い。
- [6] 他の同種の技術や[[プラットフォーム]]よりも、[[利用者]]または[[開発者]]の金銭的な負担が大きかったり、
利用方法の制約が大きかったりしている。
]FIG]

[10] [[プラットフォーム]]が [[walled garden]] といえる(いわれる)かどうかと、
その[[プラットフォーム]]が成功するかどうかは、(少なくても短期的には)
関係していないようです。例えばその[[プラットフォーム]]の動作する[[装置]]が[[市場]]で圧倒的に普及していれば、
その[[プラットフォーム]]も大きな[[市場]]となるかもしれません。その[[装置]]上で競合する他の[[プラットフォーム]]が動作しないとなると、
[[walled garden]] ではない[[開放型]]の[[プラットフォーム]]が[[市場]]を奪うのはかなり難しそうです。

[11] [[walled garden]] かどうかは、アクセス自体に技術的な制約
(例えばアクセス元[[IPアドレス]]による規制) が設けられているかどうかとは、
直接結びついていません。例えば[[iモード]]用のサイトは[[iモード]] (やその他の[[ガラケー]])
以外からもアクセスできるものも多かったのですが、[[コンテンツ]]で使われている技術や[[コンテンツ]]そのものが
[[iモード]]でしか意味をなさない、というような間接的な形の障壁がありました。