[1] [[ISO/IEC2022]] で、[[符号の要素]]である[[文字集合]]を[[符号表]]に配置する
操作を、[DFN[呼び出し]] ([DFN[invoke]]; [DFN[invocation]]) といいます。

* 仕様書

[REFS[
- 
[7] [CITE[ECMA-35_6th_edition_december_1994.pdf]], [TIME[2021-01-16T09:57:02.000Z]], [TIME[2022-04-29T06:25:44.877Z]] <https://www.ecma-international.org/wp-content/uploads/ECMA-35_6th_edition_december_1994.pdf>
--
[10] 
8.3
<https://www.ecma-international.org/wp-content/uploads/ECMA-35_6th_edition_december_1994.pdf#page=27>
--
[11] 
9.3
<https://www.ecma-international.org/wp-content/uploads/ECMA-35_6th_edition_december_1994.pdf#page=33>
]REFS]

* 呼び出し

[5] [[C0文字集合]]や[[C1文字集合]]は指示と同時に呼び出されます。
それぞれ [[CL]] と [[CR]] および ESC Fe に''だけ''呼び出すことが
出来るので、呼び出し動作を明示的に実行することや他の場所に呼び出すことは
出来ません。

[[G0]], [[G1]], [[G2]], [[G3]] 各[[図形文字]]集合は、
既にその要素が呼び出されている場合は、[[文字集合]]の指示と同時に
呼び出された状態になります。そうでない場合は、
明示的に指示動作を指示します (洒落じゃないです(藁))。

[FIG(list)[
,*要素,*呼出先,*略称,*名前                ,*符号表現 ,*備考
,G0  ,GL    ,SI  ,SHIFT-IN            ,00/15   ,7ビットのみ
,G1  ,GL    ,SO  ,SHIFT-OUT           ,00/14   ,7ビットのみ
,G0  ,GL    ,LS0 ,LOCKING-SHIFT ZERO  ,00/15   ,8ビットのみ
,G1  ,GL    ,LS1 ,LOCKING-SHIFT ONE   ,00/14   ,8ビットのみ
,G2  ,GL    ,LS2 ,LOCKING-SHIFT TWO   ,ESC 06/14,
,G3  ,GL    ,LS3 ,LOCKING-SHIFT THREE ,ESC 06/15,
,G1  ,GR    ,LS1R,LOCKING-SHIFT ONE RIGHT   ,ESC 07/14,8ビットのみ
,G2  ,GR    ,LS2R,LOCKING-SHIFT TWO RIGHT   ,ESC 07/13,8ビットのみ
,G3  ,GR    ,LS3R,LOCKING-SHIFT THREE RIGHT ,ESC 07/12,8ビットのみ
,
,G2  ,      ,SS2 ,SINGLE-SHIFT TWO    ,08/14,
,G3  ,      ,SS3 ,SINGLE-SHIFT THREE  ,08/14,
]FIG]

[2] SS2, SS3 を C0 に入れたい時には、 01/09 と 01/13 を使うことが
推奨されています。

[[NAPLPS]] は、 LS1R, LS2R, LS3R にそれぞれ
ESC 06/11, ESC 06/12, ESC 06/13 も示し、互換性のために対応するが
新しいデータには使ってはいけないとしています。

;; See also [[単独制御機能]]

[3] 
>
:呼び出す (to invoke):
所定の[[ビット組合せ]]が[[出現]]するだけで、
[[指示]]された[[文字集合]]が[[表現]]できる状態にする。
[SRC[[[JIS X 0202]]:1998 4.18]]

* 指示に伴う呼び出し

[4] [[符号化文字集合]]の[[指示]]と同時に[[呼出]]しが起こる場合:
- [[制御文字集合]]の [[C0]] または [[C1]] の[[符号要素]]への[[指示]]
[SRC[[[JIS X 0202]]:1998 7.3]]
- [[図形文字集合]]の [[G0]], [[G1]], [[G2]] 又は [[G3]] への[[指示]]で、
その[[符号要素]]が[[シフト状態]]になっている場合
[SRC[[[JIS X 0202]]:1998 7.3]]

* 初期状態

[8] 
[[ISO/IEC 2022]] に基づく[[符号]]体系は普通は初期状態でいくつかの[[符号要素]]を[[呼び出し]]した状態と定義されています。
例えば[[日本語EUC]]では [[GL]] に [[G0]] が、
[[GR]] に [[G1]] が[[呼び出し]]された状態となっています。

[9] 
[[ISO/IEC 2022]] 単体において、
[[呼び出し]]がないときの初期状態がどうなっているのか、
あまり明確ではありません。
[[符号]]は[[シフト状態]]を定めても良いし[RUBYB[未定義][undefined]]にしても良い
[SRC[>>10 8.3.3, >>11 9.3.3]]
となっていますが、
「未定義」
がどんな状態なのかは謎です。
属するどの[[ビット組合せ]]も[[使用禁止]]の状態と解するべきなのでしょうか。

[12] 
[[JIS X 0201]] や [[JIS X 0208]] が [[ISO/IEC 2022]]
に基づき規定した[[符号]]では、
[[情報交換の当事者間の同意]]によって定められるべきで、
[[JIS]] としては規定しない、という[[呼び出し]]の初期状態があります。

[6] 
関連: [[指示]]

* 関連

[13] [[DOCS]], [[SGR]], [[DECPCTERM]]

* メモ