[90] 
[[LDML]] は[[週]]のバリエーションの記述の方法を定めています。
[[CLDR]] は [[LDML]] を使って各[[ロケール]]における[[週]]の定義を提供しています。


* 仕様書

[REFS[
- [62] [[LDML]]
--[63] 
[CITE[Unicode Locale Data Markup Language ([[LDML]]) Part 4: Dates]], [TIME[2022-04-06T14:24:49.000Z]], [TIME[2022-07-12T13:33:09.486Z]] <https://unicode.org/reports/tr35/tr35-dates.html#Overview_Dates_Element_Supplemental>
--
[64] 
[CITE[Unicode Locale Data Markup Language ([[LDML]]) Part 4: Dates]], [TIME[2022-04-06T14:24:49.000Z]], [TIME[2022-07-12T13:34:37.890Z]] <https://unicode.org/reports/tr35/tr35-dates.html#months_days_quarters_eras>
-- [1] 
'''[CITE[Unicode Locale Data Markup Language ([[LDML]]) Part 4: Dates]]''', 
[TIME[2022-04-06T14:24:49.000Z]], [TIME[2022-07-11T08:01:56.548Z]] <https://unicode.org/reports/tr35/tr35-dates.html#Week_Data>
-- [69] 
'''[CITE[Unicode Locale Data Markup Language ([[LDML]]) Part 4: Dates]], [TIME[2022-04-06T14:24:49.000Z]], [TIME[2022-07-12T13:44:14.717Z]]''' <https://unicode.org/reports/tr35/tr35-dates.html#Date_Format_Patterns>
--- [84] [CITE[Unicode Locale Data Markup Language ([[LDML]]) Part 4: Dates]], [TIME[2022-04-06T14:24:49.000Z]], [TIME[2022-07-12T14:19:16.409Z]] <https://unicode.org/reports/tr35/tr35-dates.html#Date_Patterns_Week_Of_Year>
--- [85] [CITE[Unicode Locale Data Markup Language ([[LDML]]) Part 4: Dates]], [TIME[2022-04-06T14:24:49.000Z]], [TIME[2022-07-12T14:19:47.459Z]] <https://unicode.org/reports/tr35/tr35-dates.html#85-week-elements>
- [2] 
[CITE@en[cldr/supplementalData.xml at latest · unicode-org/[[cldr]]]], [TIME[2022-07-11T08:03:29.000Z]] <https://github.com/unicode-org/cldr/blob/latest/common/supplemental/supplementalData.xml>

]REFS]

[3] 
[[UAX #35]] ([[LDML]]) が構文を定め、
[[CLDR]] が[[ロケール]]定義を提供し、
[[ICU]] が実装するという関係になっています。
その母体となる[[標準化団体]]が [[Unicode Consortium]] です。

;; [4] [CITE[[[The Unicode Standard]]]] 
本体と同じ[[標準化団体]]ですが、
仕様としては別物です。

[5] 実装はそれ以外にもあるかもしれません。
[SEE[ [[LDML]], [[CLDR]], [[ICU]] ]]

* LDML 要素

[65] 
[[LDML]]
の[[ロケール]]データファイル用の[[XML要素]]として、
[DFN[[CODE[day]]]]
[[要素]]があります。
[CODE[type]] [[属性]]が[[必須]]です。
その[[内容]]は [[PCDATA]] です。
[SRC[>>64]]

[66] 
[CODE[day]] [[要素]]の [DFN[[CODE[type]]]] [[属性]]は[[列挙属性]]で、
[CODE[sun]],
[CODE[mon]],
[CODE[tue]],
[CODE[wed]],
[CODE[thu]],
[CODE[fri]],
[CODE[sat]]
を指定できます。
[SRC[>>64]]
[[曜日]]を表し、それぞれ[[日曜日]]、[[月曜日]]、... [[土曜日]]です。
[[要素内容]]が当該[[ロケール]]において指定された[[曜日]]を表す[[文字列]]であることを意味します。

[67] 
他の構造には[[数値]]を使っていますが、[[曜日]]に短い[[文字列]]を使っているのは、
普遍的に受け入れられている数値表現がないため、
と説明されています。
[SRC[>>64]]


-*-*-

[6] 
[[LDML]] の[[ロケール]]データファイル用の [[XML要素]]として、
[DFN[[CODE[weekData]]]]
[[要素]]があります。
その[[内容]]は、
[CODE[minDays]],
[CODE[firstDays]],
[CODE[weekendStart]],
[CODE[weekEnd]],
[CODE[weekOfPreference]]
各[[要素]]で、この順序で、各0個[[以上]]含められます。
[SRC[>>1]]

[61] 
[CODE[weekData]] [[要素]]は、
[CODE[supplementalData]] [[要素]]に含められます。
[SRC[>>63]]

-*-*-

[7] 
[DFN[[CODE[minDays]]]]
は[[強制空要素]]で、
[CODE[count]] [[属性]]と
[CODE[territories]] [[属性]]が[[必須]]です。
[SRC[>>1]]

[8] 
[DFN[[CODE[firstDay]]]],
[DFN[[CODE[weekendStart]]]],
[DFN[[CODE[weekendEnd]]]]
はすべて[[強制空要素]]で、
[CODE[day]] [[属性]]と
[CODE[territories]] [[属性]]が[[必須]]です。
[SRC[>>1]]

[11] 
[CODE[minDays]],
[CODE[firstDay]],
[CODE[weekendStart]],
[CODE[weekendEnd]]
各[[要素]]の
[DFN[[CODE[territories]]]] [[属性]]は、
[CODE[NMTOKENS]]
を指定できます。
[SRC[>>1]]
[[要素]]は[[領土]]ごとの情報を表しており、
[CODE[territories]]
[[属性値]]の各[[名前字句]]が該当する[[領土]]を表しています。
同じ情報を持つ[[領土]]は1つの[[要素]]にまとめることができ、
別の情報を持つ[[領土]]は別の[[要素]]で表します。
[[領土]] [CODE[001]] の[[要素]]によって[[既定値]]の情報を記述できます
[SRC[>>1]]。


[9] 
[CODE[minDays]] [[要素]]の 
[DFN[[CODE[count]]]] [[属性]]は[[列挙属性]]で、 [CODE[1]] から [CODE[7]]
までの[[ASCII数字]]を指定できます。
[SRC[>>1]]
[[日]]数を表します。
[[年]]や[[月]]の最初の[[週]]の決定方法を指定するものです (>>15)。

[10] 
[CODE[firstDay]],
[CODE[weekendStart]],
[CODE[weekendEnd]]
各[[要素]]の
[DFN[[CODE[day]]]] [[属性]]は[[列挙属性]]で、
[CODE[sun]],
[CODE[mon]],
[CODE[tue]],
[CODE[wed]],
[CODE[thu]],
[CODE[fri]],
[CODE[sat]]
を指定できます。
[SRC[>>1]]
[[曜日]]を表し、それぞれ[[日曜日]]、[[月曜日]]、... [[土曜日]]です。
[[週初]] (>>27) や[[週末]] (>>30) を指定するものです。

-*-*-

[12] 
[DFN[[CODE[weekOfPreference]]]] 
[[要素]]は[[強制空要素]]で、
[CODE[locales]] [[属性]]と
[CODE[ordering]] [[属性]]が[[必須]]です。
[SRC[>>1]]

[13] 
[CODE[weekOfPreference]]
[[要素]]の
[DFN[[CODE[locales]]]] [[属性]]は、
[CODE[NMTOKENS]]
を指定できます。
[SRC[>>1]]
[[要素]]は[[ロケール]]ごとの情報を表しており、
[CODE[locales]]
[[属性値]]の各[[名前字句]]が該当する[[ロケール]]を表しています。
同じ情報を持つ[[ロケール]]は1つの[[要素]]にまとめることができ、
別の情報を持つ[[ロケール]]は別の[[要素]]で表します。
[[ロケール]] [CODE[und]] の[[要素]]によって[[既定値]]の情報を記述できます
[SRC[>>1]]。



[14] 
[CODE[weekOfPreference]]
[[要素]]の
[DFN[[CODE[ordering]]]] [[属性]]は、
[CODE[NMTOKENS]]
を指定できます。
[SRC[>>1]]
週の表記法の優先順位を表します (>>52)。

* 週

[24] 
[[LDML]] は[[七曜]]があてられた7日間の[[期間]]を[[週]]としているようです。
[[週]]と[[七曜]]は途切れず繰り返される前提としているようです。

[25] 
7日以外の[[週]]や、[[週外日]]のようなものは扱えません。
[SEE[ [[週]] ]]

[91] 
[[グレゴリオ暦]]以外との併用も想定されています。
[SRC[>>69]]
しかしどの程度までカバーしているのかはよくわかりません。
例えば[[週外日]]がある[[暦]]と [CODE[minDays]] 
のような指定は整合しませんが、特に何の規定もありません。
また、
同じ[[ロケール]]で複数の[[暦法]]が併用されるときの挙動も明確ではありません。

[EG[
[92] 
例えば[[ユリウスグレゴリオ暦]]で[[年の週]]の[[週番号]]を数えることが想定されているのか、
どうなのかわかりません。
(そもそも [[LDML]] でそういう[[暦法]]が記述できるのかどうか。)
]EG]

[EG[
[93] 例えば[[グレゴリオ暦]]と[[イスラム暦]]を併用する[[ロケール]]で[[週番号]]をどう数えるのかよくわかりません。
(そもそも [[LDML]] でそういうものが記述できるのかどうか。)
]EG]

* 週初と週末

[27] 
[[カレンダー]]表示の[[週]]の最初の[[日]]として表示するべきなのが、
[CODE[firstDay]] 
で指定された[[曜日]]です。
[SRC[>>1]]

[86] [[日付書式パターン]]において[[暦]]の計算上の[[週]]の最初の[[日]]にも使います。
[SRC[>>85]]

[29] 
[RUBYB[週の日の番号付け][day-of-week numbering]]は、
[[カレンダー]]表示の[[週]]の最初の[[日]]を [N[1]]
として数えていきます。
将来は別途指定できるようにするかもしれないとされています。
[SRC[>>1]]


[28] 
[[週末]]の後の最初の[[日]]、[[週]]の最初の[RUBYB[労働日][work day]]は、
[[週末]]から決定するべきものです。
必ずしも[[カレンダー]]表示の[[週]]の最初の[[日]]と同じとは限りません。
[SRC[>>1]]

[34] 
[[CLDR]] は本段落執筆時点では次のようにしています。
[SRC[>>2]]


- [35] [[領土]]
[[001]]
AD AI AL AM AN AR AT AX AZ
BA BE BG BM BN BY
CH CL CM CR CY CZ
DE DK
EC EE ES
FI FJ FO FR
GB GE GF GP GR
HR HU
IE IS IT
KG KZ
LB LI LK LT LU LV
MC MD ME MK MN MQ MY
NL NO NZ
PL
RE RO RS RU
SE SI SK SM
TJ TM TR
UA UY UZ
VA VN
XK
は[[月曜日]]
- [36] [[領土]]
MV
は[[金曜日]]
- [37] [[領土]]
AE AF BH DJ DZ EG IQ IR JO KW LY OM QA SD SY
は[[土曜日]]
- [38] [[領土]]
AG AS AU
BD BR BS BT BW BZ
CA CN CO
DM DO
ET
GT GU
HK HN
ID IL IN
JM JP
KE KH KR
LA
MH MM MO MT MX MZ
NI NP
PA PE PH PK PR PT PY
SA SG SV
TH TT TW
UM US
VE VI
WS
YE
ZA ZW
は[[日曜日]]

[42] 
[[既定値]]を表す [CODE[001]] や、[[欧州]]などが[[月曜日]]になっています。
[[日本]]を含む[[アジア]]や、
[[米国]]を含む[[米大陸]]方面などが[[日曜日]]になっています。
[[アラブ諸国]]などが[[土曜日]]に、
[[モルディブ]]が[[金曜日]]になっています。

[39] 
更に次のような[[要素]]があります。
[SRC[>>2]]

[PRE(XML code)[
		<firstDay day="sun" territories="GB" alt="variant" references="Shorter Oxford Dictionary (5th edition, 2002)"/>
]PRE]

[40] [CODE[alt]] [[属性]]と [COE[references]] [[属性]]は [[UAX #35]]
の [[DTD]] 片にない[[属性]]で意味は未詳です。
文言から推測すると、
[[英国]]は一般に[[月曜日]]始まりのところ、
[[日曜日]]始まりとすることもあって、
[CITE[Shorter Oxford Dictionary]] がその出典である、
といったところでしょうか。

[41] 
なぜ[[英国]]のこの1例だけ別案が示されているのか不思議です。

-*-*-

[30] 
[[週末]]は
[CODE[weekendStart]]
で指定された[[曜日]]から
[CODE[weekendEnd]]
で指定された[[曜日]]までです。

[31] 
[RUBYB[[[週末]]][weekend]]が何を意味するかは[[国]]によります。
一般には小売業以外のほとんどが休業する時期です。
[SRC[>>1]]

[NOTE[
[32] 
[[時刻]]も指定できる [SRC[>>85]]、
[[時刻]]は「well-recognized part of the day」でなければ指定するべきではない
[SRC[>>1]] とされますが、 現行 [[LDML]] 仕様の [[DTD]]
片にはそのような指定がそもそも存在していません。過去には存在していたのでしょうか。
それとも他の規定が混入したのでしょうか。

[87] 
過去の[[日本]]の[[土曜日]]の[[半ドン]]のようなものを記述できる想定だったのかもしれません。
]NOTE]

;; [33] 
[[LDML]]
では
[CODE[weekendStart]] の既定値は [CODE[sat]]、
[CODE[weekendEnd]] の既定値は [CODE[sun]] とされます。
[SRC[>>1]]
しかし
[[CLDR]]
は [CODE[001]] [[領土]]の値を明示的に定義しています。
この[[既定値]]は何のためのものでしょうか。
[[CLDR]] 以外の用途を想定したのでしょうか?
でも不思議なことに他の[[要素]]には[[既定値]]がなく、ここでだけ規定されています。


[45] 
[[CLDR]] は本段落執筆時点では次のようにしています。
[SRC[>>2]]

- [46] [[領土]] AF は[[木曜日]]から[[金曜日]]
- [51] [[領土]] IR は[[金曜日]]から[[金曜日]]
- [47] [[領土]]
AE BH DZ EG IL IQ JO KW LY OM QA SA SD SY YE
は[[金曜日]]から[[土曜日]]
- [48] [[領土]]
[[001]]
は[[土曜日]]から[[日曜日]]
- [49] [[領土]]
IN UG
は[[日曜日]]から
-- [50] 既定値 = [[領土]] [[001]] を補って、[[日曜日]]から[[日曜日]]

		


-*-*-

[43] 
[[LDML]] の仕様では[[領土]]単位でしか記述できません。
[[領土]]以外の[[ロケール]]の要素による違いや、
[[位相]]差、個人差は扱えません。

* 週名の表記

[52] 
[[ロケール]]ごとの[RUBYB[週の指定][week designation]]の種類の優先順位は、
[CODE[weekOfPreference]] 
[[要素]]で記述されます。
[SRC[>>1]]

[53] 
次の4種類の値があります。 [SRC[>>4]]
[[LDML]] の[[属性値]]として1つ[[以上]]、それぞれを高々1つ記述されることが求められると思われます。

- [54] [DFN[[CODE[weekOfYear]]]]:
「week 15 of 2016」のような表記です。
具体的には[[ロケール]]の
[CODE[<[[dateFormatItem]] id='yw'>]]
の形式に相当します。
- [55] [DFN[[CODE[weekOfMonth]]]]:
「week 2 of April」
「2nd week of April」
のような表記です。
具体的には[[ロケール]]の
[CODE[<[[dateFormatItem]] id='MMMMW'>]]
の形式に相当します。
- [56] [DFN[[CODE[weekOfDate]]]]:
「the week of April 11, 2016」
のような表記です。
具体的には[[ロケール]]の
[CODE[<[[field]] type="week"><[[relativePeriod]]>]]
の形式に相当します。
最初の[[日]]、[RUBYB[労働日][workday]]、
週全体の範囲、[RUBYB[労働週][work week]]の範囲などで表現できます。
- [57] [DFN[[CODE[weekOfInterval]]]]:
「the week of April 11, 2016」
のような表記です。
具体的には[[ロケール]]の
[CODE[<[[field]] type="week"><[[relativePeriod]]>]]
の形式に相当します。
最初の[[日]]、[RUBYB[労働日][workday]]、
週全体の範囲、[RUBYB[労働週][work week]]の範囲などで表現できます。


[58] 
[[CLDR]] は本段落執筆時点では次のようにしています。
[SRC[>>2]]

[FIG(table)[

:l: [[ロケール]]
:weekOfYear:[CODE[weekOfYear]]
:weekOfMonth:[CODE[weekOfMonth]]
:weekOfDate:[CODE[weekOfDate]]
:weekOfInterval:[CODE[weekOfInterval]]

:l:[CODE[und]]
:weekOfYear:1

:l:am az bs cs cy da el et hi ky lt mk sk ta th
:weekOfYear:1
:weekOfMonth:2

:l:is mn no sv vi
:weekOfYear:1
:weekOfMonth:2
:weekOfInterval:3

:l:fi zh_TW
:weekOfYear:1
:weekOfDate:2
:weekOfMonth:3

:l:zu
:weekOfYear:1
:weekOfInterval:2

:l:ca es fr gl
:weekOfDate:1

:l:en bn ja ka
:weekOfDate:1
:weekOfMonth:2

:l:bg de iw pt ur zh
:weekOfDate:1
:weekOfMonth:2
:weekOfInterval:3

:l:nl
:weekOfDate:1
:weekOfYear:2
:weekOfMonth:3

:l:af
:weekOfDate:1
:weekOfInterval:2
:weekOfMonth:3

:l:ar fil gu hu hy id kk ko
:weekOfMonth:1

:weekOfMonth:1
:weekOfYear:2
:l:km mr

:weekOfMonth:1
:weekOfYear:2
:weekOfInterval:3
:weekOfDate:4
:l:ms tr

:weekOfMonth:1
:weekOfDate:2
:l:eu

:weekOfMonth:1
:weekOfDate:2
:weekOfYear:3
:l:kn ml pa

:weekOfMonth:1
:weekOfInterval:2
:l:fa hr it lv pl si sr uk uz

:weekOfMonth:1
:weekOfInterval:2
:weekOfYear:3
:l:sw te

:weekOfMonth:1
:weekOfInterval:2
:weekOfDate:3
:weekOfYear:4
:l:lo sq

:weekOfInterval:1
:l:sl

:weekOfInterval:1
:weekOfMonth:2
:l:be ro ru

]FIG]

[59] 
このデータがどれだけ信頼できるかというと、怪しい気がします。
[[週]]の表記は[[年月日]]ほど安定しておらず 
(優先度2位以下を持つ[[ロケール]]が多いことがそれを証明しています)、
[[国]]の単位で[[週]]はこう表記するべき、
と決定できるところがまず少ないのではないかと疑われます。

[60] 
[CODE[ja]] では weekOfDate が第1位、 weekOfMonth が第2位になっています。
[[日本国]]の[[日本語]]では、
確かに「何月何日の週」のような言い方はしますし、
「何月第何週」のような言い方もします。
でも前者が優勢かというと、
自信を持って肯定するのも否定するのも難しいのではないでしょうか。
どちらかというと
「何月第何週」
の方が定期スケジュールの記述には多い気がします。
スケジュール確認の場面では
「何月何日の週」
が多い気がします
(「何月第何週」の安定した定義がないと理解されているからかもしれません)。
出来事や予定を一覧にする場面では、
「何月何日から何月何日の週」
の表記も見かけます
(がこのデータには weekOfInterval がないですね)。

[68] 併記という選択肢は記述できません。

* 年の週と月の週

[15] 
[RUBYB[[[年の週]]の計算][week-of-year calculation]]における年の最初の週の決定や、
[RUBYB[[[月の週]]の計算][week-of-month calculation]]における月の最初の週の決定では、
[CODE[minDays]] で指定された値を使って、
その[[日]]数[[以上]]が含まれる[[週]]を[[年]]や[[月]]の[[週]]、
それに満たない[[週]]を前の[[年]]や[[月]]の[[週]]とします。
[SRC[>>1, >>85]]

[44] 
[[LDML]] の仕様書では明確ではありませんが、
[[週初]]の[[日]]からの7日間が[[週]]とみなされるのでしょうか。

[16] 
[[CLDR]] は本段落執筆時点では次のようにしています。
[SRC[>>2]]

- [17] [[領土]] [[001]] GU UM US VI は [N[1]]
- [18] [[領土]] 
AD AN AT AX
BE BG
CH CZ
DE DK
EE ES
FI FJ FO FR
GB GF GG GI GP GR
HU
IE IM IS IT
JE
LI LT LU
MC MQ
NL NO
PL PT
RE RU
SE SJ SK SM
VA は [N[4]]

[19] 
[N[1]] は1日でも含まれれば新しい[[年]]や[[月]]に属することを意味します。
既定値を表す [CODE[001]] や、[[アメリカ合衆国]]などがこちらになっています。

[20] 
[N[4]] は4日、つまり7日ある[[週]]の[[過半数]]が含まれれば新しい[[年]]や[[月]]に属することを意味します。
[[欧州]]の[[国]]の多くがこちらになっています。
[[ISO週暦]]における[[週年]]と同じ決め方です。

[21] 
[[LDML]] は [N[2]], [N[3]], [N[5]], [N[6]], [N[7]] 
も認めていますが、現在の [[CLDR]] にはそのような[[領土]]は登録されていません。

[22] 
[[LDML]] の仕様では所属年の決定方法と所属月の決定方法は変えられません。
(月が年に含まれるようにするためでしょうか。)

[23] 
[[LDML]] の仕様では「前の月の最終週かつ次の月の最初の週である週」や
「前の月の最終週 (7日に満たない) と次の月の最初の週 (7日に満たない)」
のようなものを扱えません。

[26] 
[[LDML]] の仕様では[[領土]]単位でしか記述できません。
[[領土]]以外の[[ロケール]]の要素による違いや、
[[位相]]差、個人差は扱えません。

[88] 
[[CLDR]] で記述されたものがその[[国]]の実際の慣習を正確に記述できているかというと、
そうとも限らないでしょう。
明確な定めがなく曖昧に運用されている地域も少なくないのではないでしょうか。

[89] 
[N[7]] の地域が1つもないのは意外ですね。
実際にはそのような数え方 (週全体が新年に収まる最初の週を第1週とする) もあるみたいです。
[[CLDR]] 調べによれば[[国]]単位で最も優勢な数え方がそれである、
という[[国]]は存在していない、という程度に理解するべきでしょう。

-*-*-

[83] 
[[日付書式パターン]]では、[[年の週]]では[[年]]の最初、
[[月の週]]では[[月]]の最初を
[N[1]]
の[[週]]とし、
[N[2]]、
[N[3]]
と数えていきます。
[SRC[>>83]]

* 日付書式パターンにおける週暦

[70] 
[[LDML]] の定める[[日時書式記述]]方式である[[日付書式パターン]]には、
[[週暦]]の要素を指定する方法があります。

-*-*-

[71] 
[DFN[[CODE[Y]]]]
は[RUBYB[[[年の週]]に基づく暦][“Week of Year” based calendar]]における[[年]]の数値を表します。
[[年]]の変化は[[週]]の境界で発生します。
[SRC[>>69]]

[72] 
[CODE[Y]] を複数個並べると、最低桁数になります。例えば
[DFN[[CODE[YYYY]]]] は[[0埋め]]して最低4桁の数値で表すことを意味します。
[SRC[>>69]]

[73] 
[[暦年]]を表す [CODE[y]] とは違う値になることがあります [SRC[>>69]]。
ところが誤って利用するケースが後を絶ちません。
[SEE[ [[暦年週年バグ]] ]]
どうして [CODE[y]] と [CODE[Y]] のような紛らわしい割り当て方をしたのでしょうか。
間違いやすいことは明白なのに。

[75] 
[[グレゴリオ暦]]以外の[[暦法]]でも使うことができます。
[SRC[>>69]]

-*-*-

[76] 
[DFN[[CODE[w]]]] は[RUBYB[[[年の週]]][Week of Year]]の数値を表します。
[SRC[>>69]]

[77] 
[DFN[[CODE[ww]]]] は[[0埋め]]して2桁の数値で表すことを意味します。
[SRC[>>69]]

[78] 
[DFN[[CODE[W]]]] は[RUBYB[[[月の週]]][Week of Month]]の数値を表します。
[SRC[>>69]]


[79] 
[DFN[[CODE[F]]]]
は
[[Day of Week in Month]]
の数値を表します。
[SRC[>>69]]

[EG[
[80] 例えば「2」の[[水曜日]]なら第2水曜日を表すようです。
]EG]

-*-*-

[81] [DFN[[CODE[E]]]], [DFN[[CODE[e]]]], [DFN[[CODE[c]]]] 
は[[曜日]]を表します。
[SRC[>>69]]

[FIG(table)[

:c:文字
:1:1文字
:2:2文字
:3:3文字
:4:4文字
:5:5文字
:6:6文字

:c:[CODE[E]]
:1:
[CODE[E]]    
format abbreviated
:2:
[CODE[EE]]    
format abbreviated
:3:
[CODE[EEE]]    
format abbreviated
:4:
[CODE[EEEE]]
format wide
:5:
[CODE[EEEEE]]
format narrow
:6:
[CODE[EEEEEE]]
format short

:c:[CODE[e]]
:1:
[CODE[e]]    
format 1桁数値
:2:
[CODE[ee]]    
format 2桁数値
:3:
[CODE[eee]]    
format abbreviated
:4:
[CODE[eeee]]
format wide
:5:
[CODE[eeeee]]
format narrow
:6:
[CODE[eeeeee]]
format short

:c:[CODE[c]]
:1:
[CODE[c]]    
stand-alone 1桁数値
:2:
[CODE[cc]]    
stand-alone 2桁数値
:3:
[CODE[ccc]]    
stand-alone abbreviated
:4:
[CODE[cccc]]
stand-alone wide
:5:
[CODE[ccccc]]
stand-alone narrow
:6:
[CODE[cccccc]]
stand-alone short

]FIG]

[82] 
[[LDML]] では文字列の長さにより
Narrow (T),
Short (Tu),
Abbreviated (Tue),
Wide (Tuesday)
の種別があります。
また、
一般の[[日時表示]]を想定した format と、
[[カレンダー]]等を想定した stand-alone
があります。


-*-*-


[74] 
[[ISO 8601]] で定義される [[ISO year-week calendar]]
において [CODE[Y]] と [CODE[w]] とを組み合わせて使うと説明されています。
[SRC[>>69]]
[[グレゴリオ暦]]で[[週初]]が[[月曜日]]なら、
[[ISO週暦]]と同等のものを表すことになります。

[94] 
不思議なことに[[週年]]はあるのに週ベースの月を表す記号がありません。
「[VAR[何]]年第[VAR[何]]週」
は記述できるのに、
「[VAR[何]]年'''[VAR[何]]月'''第[VAR[何]]週」
は記述できません。



* メモ