[1] [DFN[[RUBYB[ラベル分離子]@en[label separator]]]]は、[[ドメイン名]]において[[ラベル]]を分離する[RUBYB[[[点]]]@en[dot]]です。
普通は [CODE[.][ラベル分離子]] が用いられます。

* 仕様書

[REFS[
- [10] [CITE@en-US[UTS #46: Unicode IDNA Compatibility Processing]] ([TIME[2010-10-30 01:01:25 +09:00]] 版) <http://unicode.org/reports/tr46/#Notation>
]REFS]

* ASCII ドメイン名の場合

[9] [[ASCIIドメイン名]]の場合、[[ラベル分離子]]として使われる[[点]]は、
[CODE(char)[U+002E]] [CODE(charname)@en[FULL STOP]]
([CODE[.][FULL STOP]]) です。

* IDN の場合

[4] [RUBY[[[点]]][ドット][dot]]が[RUBYB[[[ラベル分離子]]]@en[label separator]]として使われる時には、
次の[[文字]]を[[点]]として認識しなければ[MUST[なりません]]。
[SRC[>>3]]

[FIG(list)[
- [5] [CODE(char)[[[U+002E]]]] [CODE(charname)@en[[[FULL STOP]]]]
- [6] [CODE(char)[[[U+3002]]]] [CODE(charname)@en[[[IDEOGRAPHIC FULL STOP]]]]
- [7] [CODE(char)[[[U+FF0E]]]] [CODE(charname)@en[[[FULLWIDTH FULL STOP]]]]
- [8] [CODE(char)[[[U+FF61]]]] [CODE(charname)@en[[[FULLWIDTH IDEOGRAPHIC FULL STOP]]]]
]FIG]

[11] [[UTS #46]] でも >>4 と同じ定義になっています [SRC[>>10]]。 

[REFS[
- [CITE@en[Character set "label-separators"]] ([TIME[2016-08-28 14:08:21 +09:00]]) <https://chars.suikawiki.org/set/%24uts46%3Alabel-separators>
]REFS]

* 末尾の点

[14] [[ドメイン名]]の末尾で使われることもあります。これは [[TLD]]
と更にその上位の[[空文字列]]の[[ラベル]] ([[根ドメイン]]) を区切るものです。

;; [[末尾の点]]参照。

* 歴史

** IDNA2003

[15] [[IDNA2003]] で、[[非ASCII文字]]にも拡大されました。

[FIG(quote)[ [19] [[RFC 3490]] 2.
> [INS[([[IDNA]] に[[適合]]すると主張する場合)]]
[RUBYB[点]@en[dots]]を[[名札分離子]]として使用する場合、
次の[[文字]]を[[点]]として認識[['''しなければなりません''']]:
[CODE(char)[[[U+002E]]]] ([[句点]])、
[CODE(char)[[[U+3002]]]] ([[表意文字的句点]])、
[CODE(char)[[[U+FF0E]]]] ([[全角句点]])、
[CODE(char)[[[U+FF61]]]] ([[表意文字的半角句点]])。
]FIG]


[REFS[
- [2] [[IDNA2003]]
-- [3] [CITE@en[RFC 3490 - Internationalizing Domain Names in Applications (IDNA)]] <https://tools.ietf.org/html/rfc3490#section-3.1>
]REFS]

** IDNA2008

[12] [[IDNA2008]] では[[ラベル分離子]]の定義は削除され、[[ドメイン名]]をどう[[ラベル]]の列として解釈するかは[[利用者インターフェイス]]の問題であって仕様の範囲外であるとしています。

[13] [[RFC 5895]] ではそのような[[利用者インターフェイス]]での処理の例が示されていますが、
そこでは[[全角]]と[[半角]]の正規化と [CODE(charname)@en[[[IDEOGRAPHIC FULL STOP]]]]
の[[ラベル分離子]]的な取り扱いが規定されているので、それに従うと >>4 の定義と同じとなります。

[16] これは[[非互換変更]]というか、本来[[相互運用性]]に必要だった部分を[[実装依存]]として[[標準化]]を放棄する改悪です。

[EG[
[18] 例えば [[HTML文書]]に
[PRE(code HTML)[
<a href=https://www。example。test/>関連サイト</a>
]PRE]
... と書かれていた時、[[リンク先]]の [[URL]] の表すものが [[IDNA2003]]
時代には明確でしたが、 [[IDNA2008]] 時代になって突然どう解釈するべきものかわからなくなってしまいました。
]EG]

[17] そこで[[ドメイン名]]が与えられたときの処理は [[RFC]] にかわって
[[UTS #46]] で規定されるようになりました。現在の [[URL Standard]]
の規定や[[Webブラウザー]]の挙動は、こちらが根拠となっていて、 [[IDNA2003]]
時代の処理の規定が引き継がれています。