[48] 
[DFN[[CITE[GlyphWiki]]]]
は、
[[ウィキ]]形式で編集可能な[[明朝体]][[漢字]]字形データベースです。

[FIG(quote)[
[FIGCAPTION[
[11] [CITE@ja[メインページ - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2022-11-11T09:28:27.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%e3%83%a1%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8>
]FIGCAPTION]

>グリフウィキ(GlyphWiki)は、明朝体の漢字グリフ(漢字字形)を登録・管理し、皆で自由に共有することを目的としたウィキです。 
]FIG]

* Wiki engine

[13] 
[[Wiki engine]] は独自のもの。
[CITE[[[YukiWiki]]]] の影響を受けています。
[SRC[>>12]]
[[UI]] 等は [CITE[[[MediaWiki]]]] の影響が見られます。

[14] 
一般的な[[ウィキ]]の[[ハイパーテキスト]]システムと[[フォント]]・[[グリフ]]編集機能・生成エンジン
[SEE[ [[KAGE]] ]]
が融合しているのが最大の特徴。


[REFS[
- [12] [CITE@ja[GlyphWiki:グリフウィキについて - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2022-11-11T09:29:46.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%95%e3%82%a6%e3%82%a3%e3%82%ad%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6>
]REFS]

* Wiki名

[17] [[Wiki名]]は[[グリフ名]]となっています。
[[文字コード]]規格等との対応関係が決められています。 [SRC[>>15, >>16]]

[21] 
ページ中に書かれた[[グリフ名]]はリンクになるだけでなく、
参照された[[グリフ]]の画像が表示されます。


[20]
ページ名の末尾に [CODE[@1]] のように数値を付けて、
履歴の特定の版を指定できます。

[22] 
[[グリフ]]は他の[[グリフ]]の「エイリアス」に設定できるようです。
[CITE[MediaWiki]] の[[リダイレクト]] ([[転送]])
と似ていますが、[[HTTPリダイレクト]]にならずに「エイリアス」と表示されます。


[18] 
他に [CITE[[[MediaWiki]]]] 風の「[[ノート]]」ページ、
「利用者」ページ、
「グループ」ページがあります。
[CITE[[[MediaWiki]]]] 同様に [[Wiki名]]の先頭に 
「ノート:」
「Talk:」
のような接頭辞が付きます
(表示[[言語]]による接頭辞の[[翻訳]]あり)。

[19] 
「グループ」は[[グリフ]]をまとめるもので、[[フォント]]生成ができるようです。
[SRC[>>23]]

[REFS[
- [23] [CITE[jj11.pdf]], [TIME[2022-11-12T02:07:23.000Z]] <https://jaet.sakura.ne.jp/?plugin=attach&refer=%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9%2F%E3%80%8E%E6%BC%A2%E6%83%85%E7%A0%94%E3%80%8F%E7%AC%AC11%E5%8F%B7&openfile=jj11.pdf#page=132>

]REFS]

[25] 
[[グリフ]]の名前は[[文字集合]]ごとの命名規則があります。 [SRC[>>16, >>24, >>26]]

[27] 
[[CHISE]] との関係は >>26

[REFS[

- [15] [CITE@ja[GlyphWiki:グリフを登録する - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2022-11-11T09:36:26.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%e3%82%b0%e3%83%aa%e3%83%95%e3%82%92%e7%99%bb%e9%8c%b2%e3%81%99%e3%82%8b>
- [16] [CITE@ja[GlyphWiki:prefix - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2022-11-11T09:37:15.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:prefix>
- [24] [CITE@ja[GlyphWiki:グリフの説明 - GlyphWiki]], [TIME[2023-06-16T04:54:51.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%83%95%E3%81%AE%E8%AA%AC%E6%98%8E>
- [26] 
[TIME[2023-06-16T04:56:54.00Z]]
<https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=82411&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1&page_id=13&block_id=8>

]REFS]

** 版

[34] 
[[ウィキページ]] ([[グリフ]]データを含む。) の改訂ごとに、
[CODE[@1]], [CODE[@2]], ... のような版番号が振られていきます。

[35] 
[[Wiki名]]の後に版番号を付けて、特定の版が参照できます。

[36] 
編集履歴機能がある[[ウィキ]]は (今では) 多いですが、
版を参照する構文は珍しいです。
[SEE[ [[Wiki名]] ]]
[[グリフ]]の旧版を参照したいことがある、というこの[[ウィキ]]の特殊性から生まれたのでしょうか。

[FIG(data)[ [32] [[文字関係]]

:key: [DFN[[CODE[glyphwiki:revision]]]]
:desc:
[CITE[GlyphWiki]] の[[グリフ]]の版。


]FIG]


* 派生フォント

[2] [CITE[[[花園明朝]]]]

[3] [[S-Source]]

-[1] [CITE@en[[[GitHub]] - hfhchan/hkcs: 香港民間字集 Hong Kong Character Set Project (HKCS)]], [TIME[2022-10-08T13:51:56.000Z]] <https://github.com/hfhchan/hkcs>
- [28] [CITE@en[Group:hkcs_m - GlyphWiki]], [TIME[2023-07-06T14:25:52.000Z]] <http://en.glyphwiki.org/wiki/Group:hkcs_m>

[47] [CITE[Jigmo fonts]], [TIME[2023-09-17T08:02:10.000Z]], [TIME[2023-09-25T05:25:53.154Z]] <https://kamichikoichi.github.io/jigmo/>

[49] 
[CITE@en[GitHub - ge9/NazonoMincho: A customized version of Hanazono Mincho]], [TIME[2024-04-03T08:09:20.000Z]] <https://github.com/ge9/NazonoMincho>


* データ

- [6] [CITE@ja[GlyphWiki:高度な活用方法 - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2022-10-29T11:10:06.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%E9%AB%98%E5%BA%A6%E3%81%AA%E6%B4%BB%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95>

[40] 
[[グリフ]]データは >>6 で [[tar]] で一括配布されています。
記事データの一括配布はされていないようです。

[41] 
令和5年現在、[[グリフ]]データの [[tar]] は 76MB ほどあります。
中に入っているのは

- [42] [CODE[dump_all_versions.txt]] 全履歴 五百数十メガバイト
- [43] [CODE[dump_newest_only.txt]] 最新版 百数十メガバイト

で、どちらもほぼ同形式のテキストファイルです。

[44] 
[[グリフ]]の編集履歴を見てなにかをしたいのでなければ最新版の方を使えばいい、
といいたいところですが、少し厄介なことがあります。
[[KAGE]] の[[グリフ]]データは他の[[グリフ]]を参照して定義できます。
この[[グリフ]]の参照は特定の版を指定できます。
[CITE[GlyphWiki]] サイト上の[[グリフ]]表示を完全に再現するには、
全履歴の方のファイルの中身が必要になります。

[45] 
といっても同じ[[グリフ]]の版ならどれも同じものを意図しているはずで、
厳密な再現が目的でなければ、古い版を新しい版に差し替えてもほぼ同じ結果が得られるはずです。
といいたいところですが、それにも少し問題があります。
[CITE[GlyphWiki]] では一度定義された[[グリフ]]が削除 (「白紙化」)
されることがままあるようです。
すると最新版のファイルには含まれなくなります。

[46] 
削除された[[グリフ]]は全履歴の方のファイルには履歴が残りますが、
白紙化された最新の記録は全履歴ファイルにも入っていません。
ということは全履歴ファイルだけを見ていてもどれが削除されているかわからなくて、
最新版に入っておらず全履歴にないものをチェックしないといけません。


[10] [CITE@en[GitHub - Transfusion/cjkvi-ids-unicode: Unicode-only CJKV IDS data]], [TIME[2022-10-29T11:34:18.000Z]] <https://github.com/Transfusion/cjkvi-ids-unicode#notes-on-glyphwiki-resolution>

[33] 
[[グリフ]]には[DFN[関連字]]として [[Unicode符号位置]]が1つ関連付けられています。

[FIG(data)[ [30] [[文字関係]]

:key: [DFN[[CODE[glyphwiki:related]]]]
:desc:
[CITE[GlyphWiki]] における[[関連字]]。

]FIG]

[FIG(data)[ [83] [[文字関係]]

:key: [DFN[[CODE[glyphwiki:alias]]]]
:desc:
[CITE[GlyphWiki]] において[[エイリアス]]とて参照されている[[グリフ]]。

]FIG]

[FIG(data)[ [31] [[文字関係]]

:key: [DFN[[CODE[glyphwiki:contains]]]]
:desc:
[CITE[GlyphWiki]] の[[グリフ]]データ中で参照されている[[グリフ]]
([CODE[glyph:alias]] に当たるものを除く)。


]FIG]

[37] [CITE@ja[GlyphWiki:データ・記事のライセンス - [[GlyphWiki]]]], [TIME[2023-09-10T06:19:40.000Z]] <https://glyphwiki.org/wiki/GlyphWiki:%e3%83%87%e3%83%bc%e3%82%bf%e3%83%bb%e8%a8%98%e4%ba%8b%e3%81%ae%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%82%bb%e3%83%b3%e3%82%b9>

[38] >>37 によると、 [CITE[GlyphWiki]] の[[グリフ]]データおよび記事本文データは制限なく自由に利用できます。

;; [39] [[フォント]]の[[ライセンス]]はいろいろありますが、そのいずれよりも自由になっています。

* 応用

- [52] [CITE@ja-corrections[日本語表現用Wiki構文拡張スタイル - SCP財団]], [TIME[2025-02-15T13:16:58.000Z]] <http://scp-jp.wikidot.com/japanese-syntax#toc8>
- [50] [CITE@ja-corrections[日本語表現用Wiki構文拡張スタイル - SCP-JPサンドボックスII]], [TIME[2025-02-15T12:17:11.000Z]] <http://scp-jp-sandbox2.wikidot.com/deleted:guidline:nihongo#toc8>

[51] >>50 [CITE[GlyphWiki]] の[[グリフ名]]を指定すると[[Webフォント]]として利用できる[[Wiki構文]]

* 関連

[7] [CITE[[[KAGE]]]],
[[Kanji Database Project]],
[[仮想J字形]],
[[SAT外字]],
[[IDS]]

* 歴史

[8] [CITE[geta - kamichi.jp]], [TIME[2022-10-29T11:19:06.000Z]] <http://kamichi.jp/geta.html>

>いわゆるゲタ文字「〓」をなくそう、というコンセプトで、外字コード領域を対象にグリフ(コードポイント)単位で外字を管理するWikiベースの外字管理システムです。

* メモ

-
[4] [CITE@ja[GlyphWiki dump 検証]], [TIME[2022-07-10T04:40:15.000Z]], [TIME[2022-10-29T11:09:04.615Z]] <https://kurgm.github.io/gwv-view/#/>
-
[5] [CITE@en[GitHub - kurgm/gwv: GlyphWiki data validator]], [TIME[2022-10-29T11:09:40.000Z]] <https://github.com/kurgm/gwv>

[9] [CITE@en[GlyphWiki Drawfont Tool download | SourceForge.net]], [TIME[2022-10-29T11:25:02.000Z]] <https://sourceforge.net/projects/gwdrawfonttool/>

[29] [CITE@en[GitHub - kurgm/gwsearch: グリフウィキ部品検索]], [TIME[2023-07-25T13:07:11.000Z]] <https://github.com/kurgm/gwsearch>


