[5] [DFN[[RUBYB[元号系]@en[era system]]]]は、
一連の[[元号]]群とそれらの[[開始と終了の日時][改元期日]]の情報の集合体です。
全体として1つの[[紀年法]]を構成します。

[6] 各[[元号]]はそれ自体で1つの[[紀年法]]とも言えますが、
通常は[[改元]]により開始され、次の[[改元]]により終了する、
ある特定の[[期間]]のみに用います。
ある[[国]]の[[元号]]による[[紀年法]]とは、
そうした[[改元]]から[[改元]]までの[[元号]]の[[期間]]を積み重ねて[[歴史時代]]をカバーするものということになります。
この1つの組み合わせが1つの[[元号系]]ということになります。

[7] [[元号系]]は、どの[[政府]]の[[元号]]を採用するかにより、異なるものとなります。

[EG[
[8] 例えば[[日本史]]を扱う場合、
[[北朝]]の[[元号]]を採用した[[元号系]]と、
[[南朝]]の[[元号]]を採用した[[元号系]]を考えることができます。
]EG]

[EG[
[9] [[鎌倉]]という土地の歴史を扱う[[元号系]]を考えると、
[[京都]]の[[中央政府]]と異なる[[元号]]を用いていた時期は、
[[改元]]の[[日時]]情報が異なるものとなります。
]EG]

[EG[
[10] [[南北朝時代]]に活躍したある[[人物]]に関する[[元号系]]は、
その[[人物]]が[[南朝]]方についたり[[北朝]]方に寝返ったりを繰り返していると、
[[政府]]の[[改元]]とは別の個人レベルの[[改元]]が現れることになります。
]EG]

[11] [[元号]]以外の[[紀年法]]も含めて考えられる場合もあります。

[EG[
[12] [[中国大陸]]のある[[都市]]の[[元号系]]は、
[[清国]]時代までは各[[王朝]]の[[元号]]、
[[中華民国]]時代は[[民国紀元]]、
[[中華人民共和国]]時代は[[西暦]]ということになります。
]EG]

[14] [[元号系]]の構成要素たる[[紀年法]]は、
複数併記の場合もあり得ます。

[EG[
[15] 
現代日本では[[元号]]と[[西暦]]の併記がよく用いられています。
]EG]

[EG[
[16] 
[[朝鮮民主主義人民共和国]]では[[西暦]]と[[主体暦]]の併記が公式に用いられています。
]EG]

* 関連

[13] 
[[ISO 19108]] モデルは[[暦][暦 (ISO 19108)]] - [[暦年代][暦年代 (ISO 19108)]]の階層構造で[[元号系]] - [[元号]]の構造
(に[[暦法]]を組み合わせたもの) を表しています。

* メモ

[1] [CITE@en[Era systems - SuikaWiki Data]]
([TIME[2016-03-27 11:41:05 +09:00]] 版)
<https://data.suikawiki.org/era/system>

[2] [CITE@en[data-locale/calendar-era-systems.txt at master · manakai/data-locale]]
([TIME[2016-03-27 11:41:24 +09:00]] 版)
<https://github.com/manakai/data-locale/blob/master/doc/calendar-era-systems.txt>

[3] [CITE@en[data-locale/era-systems.json at master · manakai/data-locale]]
([TIME[2016-03-27 11:41:40 +09:00]] 版)
<https://github.com/manakai/data-locale/blob/master/data/calendar/era-systems.json>

[4] [CITE@en[Dates and times]]
([TIME[2016-02-07 00:54:33 +09:00]] 版)
<https://manakai.github.io/spec-datetime/#era-system>