[8] 
[CODE[span]]
[[要素]]の
[DFN[[CODE[ruby]]]]
[[属性]]は、
[[ルビ]]を表すものでした。

[9] 
[TIME[平成8(1996)年][1996]]に提案された仕様案で定義されていました。



* 仕様書

[REFS[

- [2] [CITE@en[draft-duerst-ruby-00]], [TIME[2024-08-25T04:40:53.000Z]] <https://datatracker.ietf.org/doc/html/draft-duerst-ruby-00>
- [1] [CITE@en[draft-duerst-ruby-01]], [TIME[2024-08-25T04:40:43.000Z]] <https://datatracker.ietf.org/doc/html/draft-duerst-ruby-01>
- [6] [CITE@en[History for draft-duerst-ruby -04]], [TIME[2024-08-25T08:01:10.000Z]] <https://datatracker.ietf.org/doc/draft-duerst-ruby/history/>

]REFS]

[FIG(table col)[

:版:版
:日付1:日付 (文書ヘッダー)
:期限1:失効 (文書ヘッダー)
:日付2:日付 (頁ヘッダー)
:期限2:失効 (頁フッター)
:history:日付 (履歴) [SRC[>>6]]
:expires:失効 (履歴) [SRC[>>6]]

:版:-00 [SRC[>>2]]
:日付1:30 August 1996
[WEAK[([TIME[1996-08-30]])]]
:期限1:30 February 1997
[WEAK[([TIME[1997-03-02]])]]
:日付2:28 August 1996
[WEAK[([TIME[1996-08-28]])]]
:期限2:28 February 1997
[WEAK[([TIME[1997-02-28]])]]
:history:1996-09-02 00:00:00 -0700
[WEAK[([TIME[1996-09-02T00:00:00-07:00]])]]

:版:-01 [SRC[>>1]]
:日付1:28 February 1997
[WEAK[([TIME[1997-02-28]])]]
:期限1:30 February 1997
[WEAK[([TIME[1997-03-02]])]]
:日付2:28 February 1997
[WEAK[([TIME[1997-02-28]])]]
:期限2:31 August 1997
[WEAK[([TIME[1997-08-31]])]]
:history:1998-03-17 00:00:01 -0800
[WEAK[([TIME[1998-03-17T00:00:01-08:00]])]]

:版:-04
:history:1997-03-03 00:00:04 -0800
[WEAK[([TIME[1997-03-03T00:00:04-08:00]])]]
:expires:1998-05-01 00:00:00 -0700
[WEAK[([TIME[1998-05-01T00:00:00-07:00]])]]

]FIG]

[3] [[IETF]] のデータベース上は -00 と -01 
の間に -04 があることになっていますが、
ファイル本体はなく、ウェブ検索でも出てこない謎の版です。
[TIME[2024-08-25T04:48:47.000Z]]

[4] 
ファイル中の全体ヘッダーの日付、頁ヘッダー・フッターの日付、データベース上の日付が錯綜して混乱しています。
2月30日という[[存在しない日付][架空の日時]]も出てきます。
有効期限が -00 と -01 で更新されないといけないところが変わらないままです。
このあたりが原因で謎の -04 が出現したのかもしれません。

[7] 
データベース上の履歴の日付が少し遅れるのはファイル提出から手続き完了までの時間差なのでしょう。
時刻が0時0分なのは、元々日付単位の記録しかなかったためと思われますが、
01秒や04秒が混じっているのは謎です。

[5] 
[[Internet Draft]] の配布サイトでは有効期限経過後、最後の版 + 1
のファイルに失効の旨だけ書かれたファイルが置かれていました。 -04
はそれだったのかもしれませんが、普通なら -02 になるべきところのようにも思われます。
謎の -04 の日付はちょうど -00 から6ヶ月後になっていますから、 -01
が提出される前に一瞬そのようなファイルが存在していたのかもしれませんが、
だとしてもそれは -01 となるはずで -04 となっているのはやっぱり謎です。

* 歴史

[11] [[I-D]] には次のような引用があります。 [SRC[>>2]]

>
   [DUR96]        M.J. Duerst, "Ruby in HTML", <http://www.ifi.unizh.ch/
                  groups/mml/people/mduerst/ruby/ruby.html>, May 1996.

[12] 同じ作者による[[Web頁]] ([[論文]]?) があったようですが、
残念ながら [[Internet Archive]] にも所蔵がありません。

- [13] [CITE[Ruby in HTML]], [TIME[2024-08-25T14:06:04.000Z]], [TIME[1997-03-01T15:31:23.147Z]] <https://web.archive.org/web/19970301152526/http://www.ifi.unizh.ch/groups/mml/people/mduerst/rubi.html>

[14] 
おそらく >>11 と >>13 は同じものと思われます。 [[URL]] 
の間違いなのか変更なのかは不明です。 (>>13 の元 URL は [[W3C]] のルビの頁
(著者は [[Martin Dürst]])
から参照されていました。)

[16] 
>>13 では [CODE[ruby=""]] 案の他に[[要素]]案もいくつか検討されていました。
いずれも現行 [CODE[<ruby>]] とは違うものでした。

[17] 
>>13 では独立仕様案の他に [[HTML 2.x]] への追加案もあってそちらが推されていました。


[18] 
>>13 にはそれまでの経緯も綴られています。

[19] 
[TIME[1996-04-18]], [TIME[1996-04-19]]に
[[Junichiro Kida]]
が
[[8th Unicode conference]]
で[[日本]]文化における[[ルビ]]について講演しました [SRC[>>24 #page=3]]。
これが大いに話題になりました。
[SRC[>>13]]

;; [25] ここから分岐 [SEE[ [[interlinear annotation character]] ]]


[20] 
[[ルビ]]は[[文字]]よりも上位層で扱われるべきと考えられ、
[[HTML 2.x]] に携わっていた 
[[Martin J. Dürst]]
はその [[HTML]] における実現法を検討し始めました。
[TIME[1996-05-06]]の 
[[Fifth International World Wide Web Conference]]
の
Internationalization workshop [SRC[>>21, >>22]]
の議論 [SRC[>>23]] でその思いをより強くしました。
[SRC[>>13]]




[10] 
[[Martin J. Dürst]]
案は
[[I-D]]
として発行された後、
[[W3C]] [[I18N WG]]
で
[[Martin J. Dürst]]
も関与した
[[WD]]
が[TIME[1998-12-21]]に発行されることになりますが、
[[Martin J. Dürst]]
が示した提案とは別の形の [CODE[ruby]]
要素を使った方式となっていました。
[SEE[ [[<ruby>]] ]]




[REFS[

- [21] [CITE[WWW Internationalization]], [TIME[2024-08-26T03:17:16.000Z]], [TIME[2007-08-22T08:05:23.601Z]] <https://web.archive.org/web/20070822080429/http://iw3c2.cs.ust.hk/WWW5/www5conf.inria.fr/fich_html/workshops/Bos.html>
- [22] 
[CITE[Internationalization workshop 6 May 1996]], [TIME[2007-11-14T17:52:38.000Z]], [TIME[2024-08-26T03:18:01.152Z]] <https://www.w3.org/International/workshop9605.html>
-- [23] 
[CITE[Position Paper, I18N Workshop, WWW'5 in Paris]], [TIME[2007-11-14T17:53:22.000Z]], [TIME[2024-08-26T03:19:34.639Z]] <https://www.w3.org/International/martin.duerst.html>
- [24] 
[TIME[2024-08-26T03:50:50.500Z]]
<https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/index.php?action=pages_view_main&active_action=repository_action_common_download&item_id=59153&item_no=1&attribute_id=1&file_no=1&page_id=13&block_id=8>
- [15] 
[CITE@en[Internationalization: Ruby Annotation]], [TIME[2008-05-07T15:33:12.000Z]], [TIME[2024-08-25T14:07:57.512Z]] <https://www.w3.org/International/O-HTML-ruby>
]REFS]


[FIG(data)[ [320] [[HTML要素概説]]

:[F[要素名]]:[CODE[ruby]]
:日付:[TIME[1996-05-14]]
:説明:
[TIME[1996]]頃
[[Martin J. Dürst]]
は[[ルビ]]の記述法をいくつか提案した[SEE[>>26]]が、
その中には
[CODE[ruby]]
を使うものもあった。
現行仕様とは異なる。
:出典:
[REFS[

-
[DFN[RubyMartin]]:
[CITE@en[Internationalization: Ruby Annotation]], 
[DATA(.author)[[[Martin J. Dürst]]]],
Last updated [TIME(.published)[May 14th, 1996][1996-05-14]],
[TIME[2008-05-07T15:33:12.000Z]], [TIME[2024-08-25T14:07:57.512Z]] <https://www.w3.org/International/O-HTML-ruby>

]REFS]
:注釈:
- [26] 
候補案から選んでいたのは [CODE(HTMLa)[ruby]] [[属性]]をいくつかの[[要素]]に追加する案だった。
[SRC[SW:ruby属性]]
- 
[DFN[Martin J. Dürst]]
[[HTML 2.x]] の[[著者]]の1人。
[[W3C職員]]として[[国際化]]部門を担当した。

]FIG]



* メモ




