[1] [[Webブラウザー]]の[[市場]]争奪戦のことを[DFN[[RUBYB[[[ブラウザー戦争]]]@en[browser war]]]]といいます。

[2] 90年代後半に [[Netscape Navigator]] と [[Internet Explorer]] を中心に、
多数の [[Webブラウザー]]が開発され、多くの[[著者]]や
[[PCメーカー]]、各国[[政府機関]]を巻き込んで激しい市場の争奪競争が行われました。
これは[DFN[[[第一次ブラウザー戦争]]]]とも呼ばれ、 [[Windows]]
の標準ブラウザーとなった [[Internet Explorer]] の圧倒的勝利により90年代末に終結しました。
[[Netscape]] は [[AOL]] に買収され、他のほとんどの [[Webブラウザー]]も市場から撤退しました。

[3] 00年代以降の[[Webブラウザー]]市場の変化を[DFN[[[第二次ブラウザー戦争]]]]ということもあります。
その定義は明確ではありませんが、この時期には [[Firefox]]、[[Safari]]、[[Chrome]]
といった新しい[[Webブラウザー]]が登場し、徐々に [[Internet Explorer]]
のシェアを奪い、[[第一次ブラウザー戦争]]後事実上停止していた [[Internet Explorer]]
の開発を [[Microsoft]] も再開せざるを得なくなり、
更に[[スマートフォン]]の普及によって [[Internet Explorer]] 
による寡占状態が崩壊しています。

何をもって終結と見なすのかははっきりしませんが、[[デスクトップ]]と[[スマートフォン]]を巻き込んだ激しい競争により、
[[WebKit]] と [[Blink]] の分裂、
[[Presto]] の開発終了、
[[IE]] から [[Edge]] への移行、
[[Firefox]] のシェア喪失による影響力低下、
[[スマートフォン]]のシェアの[[デスクトップ]]超えといった10年代半ばの一連の出来事を経て、
ブラウザー戦争後の新たな時代に入っていることは間違い無さそうです。


[FIG(data)[ [111] [[HTML要素概説]]

:注釈:
-
[DFN[第1次ブラウザー戦争]]
[[Netscape Navigator]] と [[Internet Explorer]] を中心とする
[[Webブラウザー]]市場の競争。
自社独自の新技術を搭載した新バージョンが次々と投入され、
市場と[[著者]]らに大混乱を招きつつも [[Web技術]]は著しく発展した。
その結果、
一時は圧倒的な利用数を誇った [[Netscape Navigator]]
は [[Windows]] と統合された [[Internet Explorer]]
に完全敗北し、その他の事業者もほとんど撤退した。 [[Microsoft]] も [[IE6]]
をもって開発を事実上凍結し、停滞の時代が訪れた。

]FIG]
