* [CODE[:TimeZone]]

[3] 
[[OWL-Time]] の
[DFN[[CODE[:TimeZone]]]]
は、
[[地方時]]の [[UTC]] 
からの差分を指定するものです。 [SRC[>>2]]

[4] [CODE[time:TimeZone]] は [CODE[owl:Class]] の[[実現値]]です。 [SRC[>>2]]

[10] [[特性]]はありません。

[6] 
旧版 [[OWL-Time]]
は別の[[名前空間]]として[[時間帯]]の記述の方法を定めていましたが、
不完全であり、
また外部への依存性を作ることも憚られたため、
「[[stub]]」
とし、実質的にはすべての[[時間帯]]クラスの[[超クラス]]である
[SRC[>>2]]
としました。

[7] つまり、旧版は独自規定を試みていたのに、
不完全であることを指摘され、
しかし[[外部で開発されたものを利用可能とすることも好ましくない][NIH]]と考え、
やむなく何でもありにしたというのです。
[[標準化]]の放棄と言わずになんと言いましょう。
ちなみに [CODE[:TRS]] も同様の状況です。

[5] [[時間帯]]は、普通は地理的に表され (例えば Australian Eastern Daylight Time)、
当該地域の定数値が与えられるものです。
適用地域と [[UTC]] からの差は、地元当局が指定するものです。 [SRC[>>2]]

[8] [[時間帯]]は地理的な地域に関連付けられるものです。
しかし地域によっては[[季節によって UTC からの差が変化][夏時刻]]し、
変更日も[[年]]ごとに違います。
[[時間帯]]の指定は季節により変わります。
(例えば Australian Eastern Standard Time と Australian Eastern Daylight Time。)
より長い時間の中で差は変化することがありますが、
名前は変わらないかもしれません。 [SRC[>>2]]

[9] 
といった [[OWL-Time]] の「timezone」と「time-zone」と「time zone」 
(表記が統一されていません。)
の説明の不明瞭さ具合から、
[[OWL-Time]] 
の開発者らは[[近代的標準時]]システムの複雑性をよく理解しモデル化することができず、
断念したとみてよいでしょう。


[12] 
[DFN[[CODE[:inTimeZone]]]]
は、
[CODE[:GeneralDateTimeDescription]]
に
[CODE[:TimeZone]]
を指定する[[特性]]です。 [SRC[>>11]]

[228] [CODE[:timeZone]]
の説明では、
2種類の実例を示しています。

[13] 1つは、[[英語]]版 [CITE[Wikipedia]] における
[[tzdata]] の各[[時間帯]]の解説記事を使って生成された
[CITE[DBPedia]]
の[[時間帯]]の [[URL]] です。 [SRC[>>229]]

[14] もう1つは、
[[timeanddate.com]] の[[時間帯]]英字略号リスト ([SEE[ [[時差の記述]] ]]) の掲載各 [[Webページ]]の
[[URL]] です。 [SRC[>>229]]

[15] これ以外にも同様の値を使える [SRC[>>229]] としています。

[21] なぜこれを[[規定]]ではなく [[NOTE]] としているのか謎ですが、
[[OWL-Time]] に含まれないものを[[規定]]としたくなかった (>>7)
のでありましょう。

[22] [[tzdata]] の情報を利用するのになんとも回りくどい方法を採っていますが、
[CITE[DBPedia]]
は [[Semantic Web]] コミュニティーの人々により管理され愛用されている、
いわば身内なので、まあそういうことでしょう。
(身内だからどうということはなく、 [[OWL]] と [[OWL-Time]]
の利用者である [[Semantic Web]] コミュニティーの人達自身に使いやすい形で整備されているのでしょうから、
それで良いのでしょう。であればなぜ[[規定]]として組み込まなかったのかという疑問はありますが。)

[23] [[timeanddate.com]]
は完全に人間向けの [[Webサイト]]であり、 [[OWL]] での処理に有用なのかは謎です。
実利用者がいるのかも不明です。

[REFS[
- [2] [CITE@en[Time Ontology in OWL]] ([TIME[2019-06-05 22:23:30 +09:00]]) <https://w3c.github.io/sdw/time/#time-zone>
- [229] [CITE@en[Time Ontology in OWL]] ([TIME[2017-10-16 14:39:32 +09:00]]) <https://w3c.github.io/sdw/time/#time:timeZone>
- [11] [CITE@en[Time Ontology in OWL]] ([TIME[2019-06-05 22:23:30 +09:00]]) <https://w3c.github.io/sdw/time/#in-time-zone>
]REFS]

* [DFN[旧OWL-Time時間帯]]

[16] 旧版 [SRC[>>14]] での[[時間帯の定義][時差の記述]]は、
[[tzdata]] などをまったく参照しない独自の方式・データでした。

[1] 現行の[[標準時]]や[[夏時刻]]の規則と[[国]]や[[地域]]を対応付けたデータでした。

[REFS[
- [17] [CITE[A Time Zone Resource in OWL]] ([TIME[2019-06-10 18:26:39 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20070504000232/http://www.isi.edu/~pan/timezonehomepage.html>
-- [20] [CITE[[DFN[Time Zone Ontology]] Documentation]] ([TIME[2019-06-10 18:28:07 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20070504064903/http://www.isi.edu/%7Epan/damltime/time-zone-documentation.txt>
-- [18] ([TIME[2019-06-10 18:27:39 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20070504064906/http://www.isi.edu/%7Epan/damltime/timezone-us.owl>
-- [19] ([TIME[2019-06-10 18:27:52 +09:00]]) <https://web.archive.org/web/20070504064904/http://www.isi.edu/%7Epan/damltime/timezone-world.owl>
]REFS]

* メモ